【 RUSH！(ﾗｯｼｭ!) 】短編集30

【 サイクリング・マン 】

【 サイクリング・マン 】⑨

つづき～
話し掛けたいのに若さゆえ、難しいのだろうと俺から話しかける事に決めた―。
俺「どうも…、また会いましたね」
男「ど、どうも…」 
男はコンビニの中へ入っていってしまった…。

俺「ちっ！少し待つか…」
俺は彼が出てくるまで待つ事にした…。
そろそろか…と思っていた時に
オッサンから声をかけられた…。
オッサン「君、サイクリングしてるのかい？」
俺「はい…」
見れば分かるだろう…と思いながら、彼を気にしていた…。
あ…！出てきた…。
行ってしまう…。
俺とオッサンの会話を横に行ってしまった…。
オッサンを無視して帰ろうとした―。
コンビニの角を曲がった所に彼が居た…。
彼「あっ！だ、大丈夫かと思って…？」
俺は自転車を降りて止まった…。
俺を心配して、戻ってきてくれていたのか…？
俺「な、なんとか…逃げて来たよ…！」
彼「そ、そうですか。良かった…」
俺「よ、良かったら…」
彼「うちに来ませんか…？」
俺「え…？」
誘われた…。
俺「はい…」

俺は彼について歩いていった。
コンビニから近くの所に彼のマンションがあった。
彼「どうぞ…！」
俺「お邪魔します…」
彼「ベッドにでも腰かけてください…」
俺「あ、ありがとう…」

つづく～