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3、【 妻をめとらば~編 】
【妻をめとらば:Ⅶ】
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つづき~
兆はお酒と舞を楽しんでいると
ドン、ドォン、ドン―
太鼓の音が鳴り響いた―。
兆「ん…?」
婆さん「お客様、花魁が参りました…」
カーンッ―と
襖が開き、眩い光が放たれた―。
兆「おぉ!」
人影がゆらりゆらりと
蜃気楼のように蠢(ウゴメ)き
近づいてくる…。
パァーン―と弾けるように
目の前に花魁が現れた―。
兆は現実なのか…今…
これは…
オハツ『花魁 オハツどぇす…』
兆「・・・・・」
開いた口が閉まらなかった。
兆「ちょ、兆だ!」
オハツ『蝶さん…綺麗な御名前…』
オハツが右手を挙げ
回りに合図を出す。
回りの人たちが消えていった。
花魁…こりゃあスゴいッ!
今まで見て来た、どの女よりも
上をゆく~。
オハツは兆の目の前に座る。
オハツ『ふぅ…。蝶さんはどこから?』
兆「江呂の町だ」
オハツ『お江呂…。下の方かしら…?』
兆「分からねぇ…ははっ!」
オハツ『さて。人払いもした…。蝶さんの用件を聞こう…?』
兆「よ、用件…?なんだそりゃあ?」
オハツ『何しに吉原 遊郭へ…?』
兆「あ!嫁探しだ!」
オハツ『!? お嫁…?』
つづく~
兆はお酒と舞を楽しんでいると
ドン、ドォン、ドン―
太鼓の音が鳴り響いた―。
兆「ん…?」
婆さん「お客様、花魁が参りました…」
カーンッ―と
襖が開き、眩い光が放たれた―。
兆「おぉ!」
人影がゆらりゆらりと
蜃気楼のように蠢(ウゴメ)き
近づいてくる…。
パァーン―と弾けるように
目の前に花魁が現れた―。
兆は現実なのか…今…
これは…
オハツ『花魁 オハツどぇす…』
兆「・・・・・」
開いた口が閉まらなかった。
兆「ちょ、兆だ!」
オハツ『蝶さん…綺麗な御名前…』
オハツが右手を挙げ
回りに合図を出す。
回りの人たちが消えていった。
花魁…こりゃあスゴいッ!
今まで見て来た、どの女よりも
上をゆく~。
オハツは兆の目の前に座る。
オハツ『ふぅ…。蝶さんはどこから?』
兆「江呂の町だ」
オハツ『お江呂…。下の方かしら…?』
兆「分からねぇ…ははっ!」
オハツ『さて。人払いもした…。蝶さんの用件を聞こう…?』
兆「よ、用件…?なんだそりゃあ?」
オハツ『何しに吉原 遊郭へ…?』
兆「あ!嫁探しだ!」
オハツ『!? お嫁…?』
つづく~
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