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【囚われの身】

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気が付くと俺は吸種鬼に捕まっていた―。

赤い、真っ赤な吸種鬼だった。
こいつがボスだと瞬時に分かった。オーラが違う―。

赤「目が覚めたか?」
俺「あ、あ~。ここは…?」
赤「鬼界だ」
やっぱり…と思った―。

回りでは何組み物の緑色の吸種鬼たちが吸飲行為を行っていた。
凄い絵面(エヅラ)だった―。
吸飲行為を間近で初めてみた。

そうか、ここは鬼界だが人間にとっては夢の中で夢精する一歩手前ということか―。

赤「そうだ、これが真相であり、真実だ!」
俺「き、貴様っ!」
心を読めるのはラオスだけじゃなかったのか?!
驚きを隠せなかった。
赤「グワッハッハハ!今までは変わりようがなかった。おまえのような特別なSemenを持つ者が見つからない間はな!」
俺「くっ!」
赤「ゆめゆめ、覚えておくと良い!我々はおまえを絶対に逃(ノガ)さないとな!」
ゾクっとした―。
次々にイカされ吸飲する吸種鬼たち。
吸飲されると人間たちは消えていった。
気が付くと
赤い吸種鬼と俺だけとなった―。

つづく~
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