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気と魔力

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魔力***

空気中に漂うマナと呼ばれる魔力の元を体内に取り込み自身の魔力と混ぜ合わせる事で、魔法やスキルを行使する事が出来る。
しかし自身の魔力には限りがあるので使い続けると枯渇していく


気***

体内に蓄積しており人が活動する上で必要なエネルギー。活力の源であり活動すると減っていく。睡眠や食事、休憩する事で自然に回復。気合いを入れる、気が削がれると言うように、心との親和性が高く精神性に作用しやすい傾向にある。


「つまり魔力は外から持ってこれるけど気は体内でしか作れないのか」

弥勒は師匠に気の事を詳しく聞いてから何とか魔力と一緒に使えないか考えていた

それにしても魔力と気って似てるようで全く違うんだな。けど自在にコントロール出来るようになれば体内の気を増やしたり質を上げたり、相手の気を読む事が出来るようになるって話だし!
魔力と一緒にマスターしてやる!!


「よし!今日も組手からじゃ!体内の気を意識する事を忘れぬように!」

師匠とは毎日の様に組手、気の練度、桜花一式の型を習っている。
そして師匠と組手をすればするほど師匠の強さがよく分かる様になっていった。

師匠マジでチート過ぎる!?
身体強化無しでこの強さ!もう師匠が召喚されれば全部まるっと解決しそうな気がする、、、いやいやいや!駄目だろ!
俺がやらなきゃいけないんだ!


「ほれほれ!気が乱れとるぞ!集中せんか!」

「くっ、は、はいっ!!」

気と魔力を同時にコントロール!魔力が霧散するのを抑えつつ、気を体内で潤滑して内包するっ!?
あれ?もしかしてコレって、、、

「ん?弥勒の気の質が変化した様な?嫌な感じはしないのお、、、ふむ、弥勒よ!その状態で儂に一撃入れてみよ」

えっ!?今の状態で?すんごい辛いんですけど!!
ええぃ!やってやる!

思いっきり踏み込んで一撃を!ってええぇぇ!!?

踏み込みが予想外過ぎて師匠を通り越して反対の壁に激突に激突してしまった

「うーむ、これは予想以上の結果になってしもうたの、、弥勒よ!先ずはその状態をずっと維持出来るようにするんじゃ!」

無茶を言う!でも!師匠が驚いたのなら上々だ!この状態で身体強化を使える様になったら、、、前の勇者よりもっと強くなれる!
やってやる!

桜花一式、身体強化、この2つの力を絶対にマスターしてやる!






それから5年の月日が流れた
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