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第2章 学園都市ウォーレン

さーち、あんどぉ、でぇすとろぉいぃ 2

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「これじゃあパーティの意味ねーじゃねーか!」

だから言ったじゃん、1人の方が良いってさ

あ、そう言えばいつの間にかパーティを組まれていて言ってなかったよ。


「分かったよ。じゃあ今度からはサポートに徹するようにするから。」

パーティ戦は難しいね。

NFAからSCに切り替える。せっかく楽できるのに戦いたいだなんてジャンキーだよ

魔石を回収していると此方に近づいてくる魔物の集団が1キロ圏内に入ってきた。

こっちに気付いている?マークを見てみるとグリーンウルフと出ている。

「あのさ、グリーンウルフがこっちに向かって来ているんだけどどうゆう魔物か知ってる?」

レオンとメアの血の気が引いていく。サーニャは知らなさそうだ。

「そ、それは本当なのか?グリーンウルフといえば風の属性を持つウルフの上位種だ。
俺達じゃ敵わない、今すぐここを離れるべきだ」

聞くとグリーンウルフはウルフよりも早く、風の魔法を使ってくるので厄介極まりない魔物なんだそうだ

でも、もう近くまで来てるし、多分ターゲットにされているよね

「逃げるのは難しそうだよ?真っ直ぐこっちに近づいて来ているから」

3人は絶望感を漂わせて、なんとか生き残る方法を考えていた

海斗は残り200mのところでズームをかけてグリーンウルフ達の姿を捉える。

「全部で6匹。間違い無いね」

グリーンウルフが3人にも目視で確認出来た時にはもう目と鼻の先まで凄いスピードで来ていた。

グリーンウルフは跳び上がったり低い姿勢からと的を絞らせないように襲ってくる。

3人は焦り攻撃の体勢に入れない、やられると感じ防御の構えをとった時、突然グリーンウルフ達が停まった。

文字通り、跳んだグリーンウルフは空中で静止しているのだ。

「「「えっ?」」」

よく見ると、グリーンウルフ達の身体には薄く幕が張っている。3人は困惑しながらも平然としている海斗が不思議で口を開けて交互に見つめていた。

「あれ?攻撃してもいいよ?」

海斗はあっけらかんとした感じで答えるが誰も動こうとしない。

あれ、おかしいな?誰も攻撃しないなんて。俺も攻撃したいけどSC使ってる間はNFA使えないんだよねー。

こんなことならナイフとか買っておけば良かったよ。

あ!そういえばアレがあったんだっけ!

海斗は保存の中からお目当ての物を取り出す。

ガウスから奪った魔剣。そういえばギルドの人に聞かれたけど黙って持ってきちゃったんだよね

確か斬れ味抜群でヒビ入ったり折れても鞘に戻せば元に戻るんだって。凄いよね!

鞘から剣を抜いてグリーンウルフの首を斬ってみる。NFAの武器より斬りにくいな。

まあ、アレを基準にしたら駄目か。アレはバランスブレイカーだもんね。

灰になった魔石を回収すると緑色をしており、綺麗だなと見ていると


「な、な、なんだそれはーー!」

レオンが突っ込んで3人とも復活したみたいだ。なら他のを攻撃して欲しいんだけども

「何がどうなってるんだ!グリーンウルフが停まってるのは海斗の所為なのか?」

いや、それ俺が悪いみたいに聞こえるんだけど

「いや、だからサポートに徹するって言ったじゃん」

あれ?今度はちゃんと言ったよね?うん、言った言った。

「それはそうだけど、ちゃんと言ってくれよ!」

なんて理不尽な!?

どう言えと?あ、具体的にって事ですか。すいません

取り敢えず魔物の動きを停められるという事を伝えて、停まった後攻撃をして欲しいと伝えたら呆れた顔をされる

「なんかもう、よくわからん」

「海斗さん、理不尽です」

「貴方本当何者よ」

酷い言い草だな、それじゃ何処ぞの小説のチート野郎じゃないか。まだ、そこまでの域には達していないぞ?

そしてサーニャ、それしか言えないのか?

今度はもっと離れたところから動きを停めるからと説明して、索敵を再開する。

おっと、ゴブリン見つけた。空間の術っと

お、アレはベアだね。相変わらずデカイなぁ。2mはありそうだけど全く関係ない。空間の術っと

ウルフ見つけた!意外と多いんだね。10匹とか狼系はこっちでも集団行動するのかな?ほい、空間の術!

見つけては停め、見つけては停めてを繰り返し他の3人と一緒に攻撃をする。

相手は何も出来ない状態での蹂躙だ。第2弾、サーチアンドデストロイって奴だ!

ふははは!楽してがっぽり大作戦!どんなもんだい!

「やっぱり俺達の意味ねーじゃねーか!」


えー・・もうどないせっちゅうねん・・
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