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第2章 学園都市ウォーレン
やってきたよ学園都市!
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争奪戦は海斗の教えたジャンケンで勝った方が寝れるという事にして、ルールの説明をする。
サーニャは運が絡む事を納得したのか分からないが了承してくれた。
フフフ、馬鹿め!
引っかかりおって、俺にはスローモーションという裏技があるのだ!
と言うわけで全勝!ベッドの使用権を獲得して泥のように眠りに落ちた。
最後まで文句を言っていたけどさ、元々は泊まることすら出来なかったんだから感謝してほしいくらいなんだけど。
ってかそもそもジャンケンするの必要あったのか?
寝不足で頭が働かない。もういいや、ぐぅ
朝、頭の中にアラームが鳴り眼を覚ました。思っていたよりアラーム便利だ。
なんかゴメンよ。
ソファを見るとサーニャは丸まってまだ寝ている。
とりあえず無視をして朝ごはんを食べに行く。朝食付きでバイキング形式、美味しくて食べ過ぎそうになったけど自重しよう。
うまくいけば今日中には学園都市に着くはずだと言われて、気合を入れて護衛をしないとなと思ったからだ。
部屋に戻るとまだ寝ていたので出発の準備を進めて部屋を出る前にサーニャを起こす。
「なんで起こしてくれなかったのよ!」
幌馬車の前で待っている間サーニャからずっと抗議をされている。
いや、起きて来なかったのが悪いんじゃない?
そう言うとお腹が空いて限界だと言ってきた。
そりゃあ、殆ど何も食べて無いしマーライオンしていたらお腹も減るよね。
晩御飯はあまりにも煩かったので、カップ麺を食べさせてあげたじゃないか。
てか、飲み物すら持って無いとかあり得ないんだけど
今日も2Lのペットボトルから水をサーニャの水筒に入れて渡す。
ついでにパンを1個渡しておく。
どうせ胃の中に残らないのに、勿体ない。
最後位は役に立って欲しい。考えた挙句、酔い止め薬を渡して説明する。
「そんな便利なのがあるなら早く渡してよ!」
いや、知らんがな
俺のせいじゃないよ。関係ないじゃん
サーニャがパンと薬を飲んでいるとマツキヨさんがやって来て、最後にヴィン様達がやってきた。
「では今日もよろしくお願いします」
順序は昨日と同じ様になる。海斗は幌馬車の上に乗って地図を広げ蒼鳥を上空に飛ばす。
今日の道中は順調に進んでいる。時々出てくる魔物には新しいNFAの武器を使おうと思って試してみているが、
あかん、これはあかん
もう一つの新しい双銃は最初のと同じか?と思っていたら、連射が可能になっており威力を上げるとスピードが上がっていた。
真ん中の時点でスローモーションで見ても全く見えなかった。
バズーカは何故かターゲットマーカーが出てきており、引金を引くと何も出ない?と思った瞬間、ターゲットマーカーを中心に直径5mが消滅した
・・消滅したのだ
ないわー、これも最大が怖すぎて封印決定!
刃物系は槍と説明書きがあったけど出してみたら2mの棒だった。
しかし、展開すると先端を中心に光の刃が出てきて、ごっつい槍になった。
しかし、異様に軽い。そしてスパスパ切れる。
もうちょっと重さが欲しいなと思ったら重さが変わった。
あれ?重量変えられるの?
振り落とす時に重くすると1tを簡単に超えた。
逆に軽くすると浮いてる!?上手くすればこの槍持って飛べるじゃん!
うーん、ファンタジー。
魔物を倒す姿を見ていたマツキヨさんはずっと口を開けていた。
やり過ぎたかなと思っていると、目をキラキラさせて興奮した状態で語りかけてくる。
「海斗さん!凄いですね!凄過ぎです。
魔物を発見する速度は言わずもがな、数ある武器の珍しさと強さ。そして海斗さん自身の身体能力。
私の知る中で大陸一の強者だと思いますよ。
何故海斗さんが無名だったのか不思議でなりません!」
そりゃこの世界に来てからまだ1ヶ月も経ってないし
秘密主義という事にして黙っていてもらおう
「いやぁ、普通なら名声も指名依頼も思いのままだと思うのですが、海斗さんはあまり目立ちたく無さそうですし。
分かりました。私も口を固く閉ざしておきましょう。」
それから休憩を挟んだりしながらも馬車は進んでいき、目の前には小さく街が見えてきた。
「お!海斗さん。あれが学園都市ですよ」
おおお!凄い!なんかビルや塔みたいなのも見える。
ちょっと近代的な建物が見えて感動してしまう。街の周りには高い壁があるのだが、それよりも高い建物がいくつも見えてビックリした。
マツキヨさんが学園都市をみたらビックリしますよと言っていた意味がわかった。
入り口には列が出来ている。1番後ろに並んで順番を待つ。
前を見ると若い人が多いのがわかる。もしかして生徒達なんだろうか?
「前に並んでいるのは騎士学校の生徒さん達ですね。多分郊外授業をしていたんでしょう。
彼らはパーティを組んで先生の引率の元、郊外へ魔物を狩りに行くのです。」
「 危険はないのですか?」
「ここら辺に出てくるのはゴブリンやホーンラビット、後はたまにベアーが出るくらいですが、
1匹に対して6人パーティで対応してますし、必ず先生が1人付きますからね。
大丈夫ですよ。」
わぁ、超安全マージンとってるね。
他の学校もそうなのかな?後ろの幌の中のグロッキーを見るとそう思ってしまう。
幌馬車の上からマツキヨさんの横に降りて待っていると地図に魔物のマークが現れた。
ゴブリンかな?と思っていたらスピードがある。
マークを見てみるとウルフと出た。
「マツキヨさん、ウルフが4匹此方の方に向かって来ています。どうしますか?」
マツキヨさんはビックリして海斗が指差す方向を凝視する。
「こんな所にウルフが現れるなんて!?かなり不味いですね。海斗さん、倒せそうですか?」
うーん、初めての魔物だからなぁ。どうだろうか?
「ウルフはボアより強いですか?」
「そうですね、冒険者ギルドの見解では危険度は同じくらいで、オークよりは倒し易いとの事ですが」
なら大丈夫そうだね。
「その位の魔物なら大丈夫ですね。準備します。」
「おお!流石は海斗さん!」
手放しで褒められると照れちゃうね。
馬車から降りて双銃を用意する。
連射可能で速度調節が出来る銃だ。
ウルフって言うくらいだから速そうだしね。
ウルフが見えてくると並んでいる人達も気付いたのか、ザワつき始めた。
反応も対応も遅くないか?もう来ちゃうよ。
騎士学校の先生が生徒達をひと固まりにして、数人の先生が武器を持って前線に出ていく。
「待ってください!俺達も戦えます!」
お?なんかしゃしゃり出てきたぞ?
「戻れ!お前達にはまだ早い!」
「いえ、今の俺達なら大丈夫です。任せてください」
凄いな!?自信満々じゃん。
5人パーティの生徒達が先生達に抗議している。
先生達は困惑していた。多分無理なんだろうね、顔で分かるよ。
そうこうしているとウルフが近くまで走って来て、騎士学校の方へと向かい出した。
生徒達は先生の注意を無視して前線に出る。ウルフとの戦闘に入った。
生徒達は武器を構え攻撃を仕掛けるがことごとく躱されている。
ウルフの動きは思っていたよりトリッキーみたいだ。
どう動くか予想できないのか迷い困惑し、攻撃しようとした瞬間には避けられ他のウルフに体当たりされ、噛まれ、爪で裂傷してく。
「ぐっ!?くそっ!こんな筈では!」
あらら、テンプレ通りの展開ではないか!何?異世界の人って馬鹿な人が一定数いる計算なのか?
俺が会い過ぎなだけなのか?自分の実力位分かるだろうに。
ここで倒しに行ったら、いちゃもんつけられるんだろうな。
久しぶりの異世界あるあるネタきたよ。
なので速度を上げた双銃で離れた所から狙い撃つ事にする。
危なさそうな時に1発、けん制するように1発、決して倒しはしない。
勘違いされても困るからね。
ようやく隙が出来たので先生が前線を代わり生徒達は他の先生に引きずられながら後退出来た。
そして流石先生だね!苦もなくウルフを倒しちゃったよ。
倒し終えて元の場所に戻る時、1人の先生が此方を見て会釈してきた
あれ?気付かれた?目に見えない速度で撃ったんだけどな。
とりあえず会釈を返して馬車に戻ると、マツキヨさんが教えてくれた。
「海斗さんに会釈をされた方は元王宮の騎士団3番隊隊長ですね。今は第1騎士学校の先生をされていると聞きました。
ちなみに彼も魔剣の持ち主ですよ。」
おお!なんかめっちゃ強そうな肩書きの人!
あー、でも目を付けられてしまったのかな?
やだなぁ、トラブルの匂いがプンプンするよ。
フラグ立てちゃったのかなぁ・・全力で折りたい!
サーニャは運が絡む事を納得したのか分からないが了承してくれた。
フフフ、馬鹿め!
引っかかりおって、俺にはスローモーションという裏技があるのだ!
と言うわけで全勝!ベッドの使用権を獲得して泥のように眠りに落ちた。
最後まで文句を言っていたけどさ、元々は泊まることすら出来なかったんだから感謝してほしいくらいなんだけど。
ってかそもそもジャンケンするの必要あったのか?
寝不足で頭が働かない。もういいや、ぐぅ
朝、頭の中にアラームが鳴り眼を覚ました。思っていたよりアラーム便利だ。
なんかゴメンよ。
ソファを見るとサーニャは丸まってまだ寝ている。
とりあえず無視をして朝ごはんを食べに行く。朝食付きでバイキング形式、美味しくて食べ過ぎそうになったけど自重しよう。
うまくいけば今日中には学園都市に着くはずだと言われて、気合を入れて護衛をしないとなと思ったからだ。
部屋に戻るとまだ寝ていたので出発の準備を進めて部屋を出る前にサーニャを起こす。
「なんで起こしてくれなかったのよ!」
幌馬車の前で待っている間サーニャからずっと抗議をされている。
いや、起きて来なかったのが悪いんじゃない?
そう言うとお腹が空いて限界だと言ってきた。
そりゃあ、殆ど何も食べて無いしマーライオンしていたらお腹も減るよね。
晩御飯はあまりにも煩かったので、カップ麺を食べさせてあげたじゃないか。
てか、飲み物すら持って無いとかあり得ないんだけど
今日も2Lのペットボトルから水をサーニャの水筒に入れて渡す。
ついでにパンを1個渡しておく。
どうせ胃の中に残らないのに、勿体ない。
最後位は役に立って欲しい。考えた挙句、酔い止め薬を渡して説明する。
「そんな便利なのがあるなら早く渡してよ!」
いや、知らんがな
俺のせいじゃないよ。関係ないじゃん
サーニャがパンと薬を飲んでいるとマツキヨさんがやって来て、最後にヴィン様達がやってきた。
「では今日もよろしくお願いします」
順序は昨日と同じ様になる。海斗は幌馬車の上に乗って地図を広げ蒼鳥を上空に飛ばす。
今日の道中は順調に進んでいる。時々出てくる魔物には新しいNFAの武器を使おうと思って試してみているが、
あかん、これはあかん
もう一つの新しい双銃は最初のと同じか?と思っていたら、連射が可能になっており威力を上げるとスピードが上がっていた。
真ん中の時点でスローモーションで見ても全く見えなかった。
バズーカは何故かターゲットマーカーが出てきており、引金を引くと何も出ない?と思った瞬間、ターゲットマーカーを中心に直径5mが消滅した
・・消滅したのだ
ないわー、これも最大が怖すぎて封印決定!
刃物系は槍と説明書きがあったけど出してみたら2mの棒だった。
しかし、展開すると先端を中心に光の刃が出てきて、ごっつい槍になった。
しかし、異様に軽い。そしてスパスパ切れる。
もうちょっと重さが欲しいなと思ったら重さが変わった。
あれ?重量変えられるの?
振り落とす時に重くすると1tを簡単に超えた。
逆に軽くすると浮いてる!?上手くすればこの槍持って飛べるじゃん!
うーん、ファンタジー。
魔物を倒す姿を見ていたマツキヨさんはずっと口を開けていた。
やり過ぎたかなと思っていると、目をキラキラさせて興奮した状態で語りかけてくる。
「海斗さん!凄いですね!凄過ぎです。
魔物を発見する速度は言わずもがな、数ある武器の珍しさと強さ。そして海斗さん自身の身体能力。
私の知る中で大陸一の強者だと思いますよ。
何故海斗さんが無名だったのか不思議でなりません!」
そりゃこの世界に来てからまだ1ヶ月も経ってないし
秘密主義という事にして黙っていてもらおう
「いやぁ、普通なら名声も指名依頼も思いのままだと思うのですが、海斗さんはあまり目立ちたく無さそうですし。
分かりました。私も口を固く閉ざしておきましょう。」
それから休憩を挟んだりしながらも馬車は進んでいき、目の前には小さく街が見えてきた。
「お!海斗さん。あれが学園都市ですよ」
おおお!凄い!なんかビルや塔みたいなのも見える。
ちょっと近代的な建物が見えて感動してしまう。街の周りには高い壁があるのだが、それよりも高い建物がいくつも見えてビックリした。
マツキヨさんが学園都市をみたらビックリしますよと言っていた意味がわかった。
入り口には列が出来ている。1番後ろに並んで順番を待つ。
前を見ると若い人が多いのがわかる。もしかして生徒達なんだろうか?
「前に並んでいるのは騎士学校の生徒さん達ですね。多分郊外授業をしていたんでしょう。
彼らはパーティを組んで先生の引率の元、郊外へ魔物を狩りに行くのです。」
「 危険はないのですか?」
「ここら辺に出てくるのはゴブリンやホーンラビット、後はたまにベアーが出るくらいですが、
1匹に対して6人パーティで対応してますし、必ず先生が1人付きますからね。
大丈夫ですよ。」
わぁ、超安全マージンとってるね。
他の学校もそうなのかな?後ろの幌の中のグロッキーを見るとそう思ってしまう。
幌馬車の上からマツキヨさんの横に降りて待っていると地図に魔物のマークが現れた。
ゴブリンかな?と思っていたらスピードがある。
マークを見てみるとウルフと出た。
「マツキヨさん、ウルフが4匹此方の方に向かって来ています。どうしますか?」
マツキヨさんはビックリして海斗が指差す方向を凝視する。
「こんな所にウルフが現れるなんて!?かなり不味いですね。海斗さん、倒せそうですか?」
うーん、初めての魔物だからなぁ。どうだろうか?
「ウルフはボアより強いですか?」
「そうですね、冒険者ギルドの見解では危険度は同じくらいで、オークよりは倒し易いとの事ですが」
なら大丈夫そうだね。
「その位の魔物なら大丈夫ですね。準備します。」
「おお!流石は海斗さん!」
手放しで褒められると照れちゃうね。
馬車から降りて双銃を用意する。
連射可能で速度調節が出来る銃だ。
ウルフって言うくらいだから速そうだしね。
ウルフが見えてくると並んでいる人達も気付いたのか、ザワつき始めた。
反応も対応も遅くないか?もう来ちゃうよ。
騎士学校の先生が生徒達をひと固まりにして、数人の先生が武器を持って前線に出ていく。
「待ってください!俺達も戦えます!」
お?なんかしゃしゃり出てきたぞ?
「戻れ!お前達にはまだ早い!」
「いえ、今の俺達なら大丈夫です。任せてください」
凄いな!?自信満々じゃん。
5人パーティの生徒達が先生達に抗議している。
先生達は困惑していた。多分無理なんだろうね、顔で分かるよ。
そうこうしているとウルフが近くまで走って来て、騎士学校の方へと向かい出した。
生徒達は先生の注意を無視して前線に出る。ウルフとの戦闘に入った。
生徒達は武器を構え攻撃を仕掛けるがことごとく躱されている。
ウルフの動きは思っていたよりトリッキーみたいだ。
どう動くか予想できないのか迷い困惑し、攻撃しようとした瞬間には避けられ他のウルフに体当たりされ、噛まれ、爪で裂傷してく。
「ぐっ!?くそっ!こんな筈では!」
あらら、テンプレ通りの展開ではないか!何?異世界の人って馬鹿な人が一定数いる計算なのか?
俺が会い過ぎなだけなのか?自分の実力位分かるだろうに。
ここで倒しに行ったら、いちゃもんつけられるんだろうな。
久しぶりの異世界あるあるネタきたよ。
なので速度を上げた双銃で離れた所から狙い撃つ事にする。
危なさそうな時に1発、けん制するように1発、決して倒しはしない。
勘違いされても困るからね。
ようやく隙が出来たので先生が前線を代わり生徒達は他の先生に引きずられながら後退出来た。
そして流石先生だね!苦もなくウルフを倒しちゃったよ。
倒し終えて元の場所に戻る時、1人の先生が此方を見て会釈してきた
あれ?気付かれた?目に見えない速度で撃ったんだけどな。
とりあえず会釈を返して馬車に戻ると、マツキヨさんが教えてくれた。
「海斗さんに会釈をされた方は元王宮の騎士団3番隊隊長ですね。今は第1騎士学校の先生をされていると聞きました。
ちなみに彼も魔剣の持ち主ですよ。」
おお!なんかめっちゃ強そうな肩書きの人!
あー、でも目を付けられてしまったのかな?
やだなぁ、トラブルの匂いがプンプンするよ。
フラグ立てちゃったのかなぁ・・全力で折りたい!
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