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第2章 学園都市ウォーレン
馬車って襲われるが定型なの?
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日本から異世界へと飛ばされた時に、一緒に来てしまったバイクに乗って、街道を驀進中
途中にあるいくつかの村を経由して早3日、魔物を狩りつつひたすら走っている。
学園都市までは馬車で大体2~3週間はかかる距離らしい。
思ってたより遠かった。
MPも余裕だと思っていたけど半日に1回は枯渇してしまう。
バイクを降りてSCを使いたくてもMPが無いので気持ち悪くなる。
今更ながらアプリもMP使っていたのか!?と気付いて落ち込んでいた。
MP消費量が少なかったから気付かなかっただけなんだけど
NFAは武器を取り出す時とリロードの時に、SCは忍術を使う時に消費していたみたいだ。
ちなみにショッピングアプリは立ち上げの時だけ消費してるみたい。
持ちがいいなと感心してしまう。
お昼休憩をする為に脇道にバイクを停めて折りたたみの椅子を置く。
生姜焼き弁当を取り出して昼ご飯を食べる。
そのついでに設定のプロフィールを確認する事にした。
天道 海斗
18歳
レベル23
HP380/380
MP360/360
スキル
スマホ
・電話・グループ通話が可能になった
・翻訳機能
・写真の保存 ・160枚に増加
・生物も保存可能
・コピーが可能
・カメラのスローモーションが17倍
・カメラにズーム機能が追加
・地図の縮尺が4キロ
・地図の検索を同時に3つ検索可能
・アプリを5つ選べるようになった
うん、かなーり優秀だね。もうチート認定でいいのではないでしょうか?
戦闘ではスローモーションが優秀過ぎるし、ズーム機能が追加になったのが嬉しい。
スナイパーが使いやすくなった。って言ってもまだX10なんだけどね
出来ればもっと欲しいなぁ
地図の縮尺が半端ないって件。4キロは最高だね。ホント最初に使えない認定して悪かったよ。
後、写真!コピーが出来た時はやったーと両手を上げて喜んだのに保存はコピー出来なかった。
なんてぬか喜び!!
もしかしてレベルが上がったら使えるようになるのかな?ちょっと期待している。
後はアプリ
自分が重課金民だと知ってしまい、中々手が出なかった禁断のアプリの数々。
取り敢えずNFAのショットガンを補填しようと試みてガチャを回したのが昨日。
ええ、そりゃもう回しまくったさ
そしてSSRのショットガンが出た時、30万超えていた。
気がついた時には乾いた笑いしか出なかったよ。
まあ、おかげ?様でバズーカ、刃物類、そして双銃が2つもSSRが追加出来たけどね。
SR以下の気になる武器意外を均等に贄にして強化を図る。
やっと全部埋まりました。やー、怖いね!課金って。
そんな事を言ってる側で舌の根も乾かない内からアプリサイトを見ている。
「何か新作が出てるかなぁ」
ダメな方の重課金民だった
スライドしながら見ていると面白いアプリを見つけてしまった。
アプリの内容紹介に動画が載っている。
その動画を見ると段々と目が光ってきた。それはもう、憧れのヒーローを見る少年のような目で
早速ダウンロードを開始する。
ダウンロードが完了すると早速アプリを開いてみた。
「ぉぉおおおお!!!」
ワクワクが止まらない。
あぁ!やっぱりガチャだ。だが、そんなものは今の海斗には些細な事だ。
目の前には1度は夢見た世界が広がっているのだから。
手を伸ばす。
そしてガチャを回した。
回し続けた。
そりゃもう、回し続けたった。
我に返った頃には80万を注ぎ込んでいた。
膝から崩れて落ちた。
ゴメンよミリィ。あんなに自分の信念に従って行動するって誓ったばかりなのに。
ミリィの残念な子を見るような顔が浮かんできた気がした。
気をとりなおして設定をする。今回も主人公がいて編集できるのだが、持てるのは1種類だけ。
その1種類に装着するのをガチャで集めていたのだ。
コンプリート出来てホクホク顔の海斗。
お昼休憩も終わって出発しようと片付けていると、地図上で人のマークが現れた。
「こっちに向かってきてるな、結構スピードで出るけど・・って!?」
魔物のマークが馬車を追いかけている。
えー?何なの?馬車って襲われるのが定型になってるの?
いくらなんでも襲われ過ぎじゃないか?護衛は居ないのかよ!
この世界に来てから100%だよ?酷くない?
俺3日間で全然襲われて無いんだけど。
って、そうか!地図で魔物が入ってきたら極力避けて遠くから撃ってたからか!
探索や察知出来なきゃ見通しの良い街道だと、魔物に見つかって追いかけられるのかな?
いやいやいや、それにしてもだよ。
ないわー、100%は無いわー
そうこうしているうちに馬車が目の見える所までやって来た。
ズームで確認すると商人っぽい。他には居なさそうに見えるけど幌屋根で中が見えないから分からないな。
街道に出て馬車を迎える。
NFAの新たな双銃をセットして構える。ちなみに威力は丁度真ん中にしておく。
馬車とすれ違う時「魔物だ。逃げろ!」と声をかけてくれた。
いい人だなぁ。
けど、その警告は無視して魔物に向かい合う。ゴブリンと大きめの人型魔物が混成している。
モノリスさんに確認するとオークとの事。
成る程、豚じゃねぇ・・
鼻が少し潰れて太ってるだけじゃないか!?詐欺だ!
と、そうこうしている内に近づいてきたので撃ち込む事にした。
「は?」
まただよ!バランスブレイカーきたよ
ビームだぜ・・直径10cmのビームが出てきたんだ
引金を引いている時間だけビームが出て来る。
通りで弾数がバーになっていたのか。納得だね!
ってちゃうわい!!
なんだこの威力のバランス!片方を最小に変えて撃ったら直径3cmのビームだった。
どちらにせよ致命傷だよ!良かったよ。これが最初に出てこなくてさ!
撃ち切るとそこには灰と魔石とドロップ品しか残っていなかった。
残骸と双銃を交互に見て、そっと双銃をしまう。
魔石とドロップ品を集めていると馬車が戻ってきた。
「いやぁ、貴方強いですね」
いやぁ、これはちょっと想定外だったんだけどね。
苦笑いしながらちょっと、気になる事を聞いてみた。
「あのー?どうして護衛をつけないんですか?」
御者は顔をしかめて幌の中を見る
釣られて中を覗いてみるとフードを着ている女の子が、横になっていた。
見た目は海斗より年下、中学生位?っぽいね
「この子は学園都市の生徒さんで、丁度里帰りをしていたみたいで。
学園都市に戻るって事だったから、乗せてくれるなら代わりに護衛をしてあげるわよって言われたんだよ。
けどなぁ、酔ってしまいこの通りさ」
うわっ、なんて迷惑な子なんだ!
自信満々で言った挙句使い物にならないって
「他に雇わなかったんですか?」
「護衛料が高いし、中々護衛をしてくれる冒険者が居ないんだよ。時間が長く危険度も高い。
だから当然料金も高くなるし人も少ないんですよ。
なので普通はいくつかの商会が纏めてから依頼したりするか、方向が一緒の冒険者に複数集めてお願いするかなんだよ。
けど今回は急ぎでと言われてしまい、学園都市方面の冒険者も居なくて護衛料も払えない。
だから学園都市の生徒さんが一緒に行ってくれると言われた時はラッキーだと思っていたんだが・・」
なんて無計画な人なんだ!?こんな考えだから100%襲われるんじゃないのだろうか?
馬車の人が襲われやすい謎が解けたと1人納得していると
「なぁ、兄さん。学園都市に向かっているのかい?もし良かったらーー」
だよねー。そうなるよねー。
後ろの女の子ポンコツそうだもんね
まあ、急いでもいないし。今の俺には戦う力もあるからね。と、言っても無茶はしたくないけど
「良いですよ。」
「ああ!助かった!・・あっ!自己紹介まだでしたね。私、マツキヨ商会のマツキヨと言います。」
え!?マツキヨ?あのマツキヨ!?
薬売ってたりするの?
いやいや、そんな馬鹿な・・
「どうされました?」
「い、いえいえ!薬とか売ってそうだなぁなんて思ってませんよ」
「はぁ、流石に薬は教会で売られているので販売権はないのですが、それ以外は手広くしてますよ」
あっそうですか
「あっ、私は海斗って言います。冒険者やってます」
お互い握手を交わして馬車に乗せてもらった。
「あ!ちなみにソレはサーニャと言います」
あぁ、もう荷物扱いなんですね。
了承してマツキヨさんの横に座る。1度乗ってみたかったんだよね
意外と視界は高いんだね。バスの前に乗ってる感じだ。
乗り心地は意外と良い。
聞いてみるとショックを軽減する魔道具があるみたい。流石異世界!
人って良い物を求め続け進化してく生き物だもんね。
誰だよ!異世界は中世ヨーロッパなんて言ってるのは!
人に歴史有りだよ!
まあ、それでも酔っちゃう人はいるもんなんだけどね
後ろの女の子をチラリと見てから、地図を展開して魔物と盗賊にセットする。
後は着くまで何も無ければいいなぁ
途中にあるいくつかの村を経由して早3日、魔物を狩りつつひたすら走っている。
学園都市までは馬車で大体2~3週間はかかる距離らしい。
思ってたより遠かった。
MPも余裕だと思っていたけど半日に1回は枯渇してしまう。
バイクを降りてSCを使いたくてもMPが無いので気持ち悪くなる。
今更ながらアプリもMP使っていたのか!?と気付いて落ち込んでいた。
MP消費量が少なかったから気付かなかっただけなんだけど
NFAは武器を取り出す時とリロードの時に、SCは忍術を使う時に消費していたみたいだ。
ちなみにショッピングアプリは立ち上げの時だけ消費してるみたい。
持ちがいいなと感心してしまう。
お昼休憩をする為に脇道にバイクを停めて折りたたみの椅子を置く。
生姜焼き弁当を取り出して昼ご飯を食べる。
そのついでに設定のプロフィールを確認する事にした。
天道 海斗
18歳
レベル23
HP380/380
MP360/360
スキル
スマホ
・電話・グループ通話が可能になった
・翻訳機能
・写真の保存 ・160枚に増加
・生物も保存可能
・コピーが可能
・カメラのスローモーションが17倍
・カメラにズーム機能が追加
・地図の縮尺が4キロ
・地図の検索を同時に3つ検索可能
・アプリを5つ選べるようになった
うん、かなーり優秀だね。もうチート認定でいいのではないでしょうか?
戦闘ではスローモーションが優秀過ぎるし、ズーム機能が追加になったのが嬉しい。
スナイパーが使いやすくなった。って言ってもまだX10なんだけどね
出来ればもっと欲しいなぁ
地図の縮尺が半端ないって件。4キロは最高だね。ホント最初に使えない認定して悪かったよ。
後、写真!コピーが出来た時はやったーと両手を上げて喜んだのに保存はコピー出来なかった。
なんてぬか喜び!!
もしかしてレベルが上がったら使えるようになるのかな?ちょっと期待している。
後はアプリ
自分が重課金民だと知ってしまい、中々手が出なかった禁断のアプリの数々。
取り敢えずNFAのショットガンを補填しようと試みてガチャを回したのが昨日。
ええ、そりゃもう回しまくったさ
そしてSSRのショットガンが出た時、30万超えていた。
気がついた時には乾いた笑いしか出なかったよ。
まあ、おかげ?様でバズーカ、刃物類、そして双銃が2つもSSRが追加出来たけどね。
SR以下の気になる武器意外を均等に贄にして強化を図る。
やっと全部埋まりました。やー、怖いね!課金って。
そんな事を言ってる側で舌の根も乾かない内からアプリサイトを見ている。
「何か新作が出てるかなぁ」
ダメな方の重課金民だった
スライドしながら見ていると面白いアプリを見つけてしまった。
アプリの内容紹介に動画が載っている。
その動画を見ると段々と目が光ってきた。それはもう、憧れのヒーローを見る少年のような目で
早速ダウンロードを開始する。
ダウンロードが完了すると早速アプリを開いてみた。
「ぉぉおおおお!!!」
ワクワクが止まらない。
あぁ!やっぱりガチャだ。だが、そんなものは今の海斗には些細な事だ。
目の前には1度は夢見た世界が広がっているのだから。
手を伸ばす。
そしてガチャを回した。
回し続けた。
そりゃもう、回し続けたった。
我に返った頃には80万を注ぎ込んでいた。
膝から崩れて落ちた。
ゴメンよミリィ。あんなに自分の信念に従って行動するって誓ったばかりなのに。
ミリィの残念な子を見るような顔が浮かんできた気がした。
気をとりなおして設定をする。今回も主人公がいて編集できるのだが、持てるのは1種類だけ。
その1種類に装着するのをガチャで集めていたのだ。
コンプリート出来てホクホク顔の海斗。
お昼休憩も終わって出発しようと片付けていると、地図上で人のマークが現れた。
「こっちに向かってきてるな、結構スピードで出るけど・・って!?」
魔物のマークが馬車を追いかけている。
えー?何なの?馬車って襲われるのが定型になってるの?
いくらなんでも襲われ過ぎじゃないか?護衛は居ないのかよ!
この世界に来てから100%だよ?酷くない?
俺3日間で全然襲われて無いんだけど。
って、そうか!地図で魔物が入ってきたら極力避けて遠くから撃ってたからか!
探索や察知出来なきゃ見通しの良い街道だと、魔物に見つかって追いかけられるのかな?
いやいやいや、それにしてもだよ。
ないわー、100%は無いわー
そうこうしているうちに馬車が目の見える所までやって来た。
ズームで確認すると商人っぽい。他には居なさそうに見えるけど幌屋根で中が見えないから分からないな。
街道に出て馬車を迎える。
NFAの新たな双銃をセットして構える。ちなみに威力は丁度真ん中にしておく。
馬車とすれ違う時「魔物だ。逃げろ!」と声をかけてくれた。
いい人だなぁ。
けど、その警告は無視して魔物に向かい合う。ゴブリンと大きめの人型魔物が混成している。
モノリスさんに確認するとオークとの事。
成る程、豚じゃねぇ・・
鼻が少し潰れて太ってるだけじゃないか!?詐欺だ!
と、そうこうしている内に近づいてきたので撃ち込む事にした。
「は?」
まただよ!バランスブレイカーきたよ
ビームだぜ・・直径10cmのビームが出てきたんだ
引金を引いている時間だけビームが出て来る。
通りで弾数がバーになっていたのか。納得だね!
ってちゃうわい!!
なんだこの威力のバランス!片方を最小に変えて撃ったら直径3cmのビームだった。
どちらにせよ致命傷だよ!良かったよ。これが最初に出てこなくてさ!
撃ち切るとそこには灰と魔石とドロップ品しか残っていなかった。
残骸と双銃を交互に見て、そっと双銃をしまう。
魔石とドロップ品を集めていると馬車が戻ってきた。
「いやぁ、貴方強いですね」
いやぁ、これはちょっと想定外だったんだけどね。
苦笑いしながらちょっと、気になる事を聞いてみた。
「あのー?どうして護衛をつけないんですか?」
御者は顔をしかめて幌の中を見る
釣られて中を覗いてみるとフードを着ている女の子が、横になっていた。
見た目は海斗より年下、中学生位?っぽいね
「この子は学園都市の生徒さんで、丁度里帰りをしていたみたいで。
学園都市に戻るって事だったから、乗せてくれるなら代わりに護衛をしてあげるわよって言われたんだよ。
けどなぁ、酔ってしまいこの通りさ」
うわっ、なんて迷惑な子なんだ!
自信満々で言った挙句使い物にならないって
「他に雇わなかったんですか?」
「護衛料が高いし、中々護衛をしてくれる冒険者が居ないんだよ。時間が長く危険度も高い。
だから当然料金も高くなるし人も少ないんですよ。
なので普通はいくつかの商会が纏めてから依頼したりするか、方向が一緒の冒険者に複数集めてお願いするかなんだよ。
けど今回は急ぎでと言われてしまい、学園都市方面の冒険者も居なくて護衛料も払えない。
だから学園都市の生徒さんが一緒に行ってくれると言われた時はラッキーだと思っていたんだが・・」
なんて無計画な人なんだ!?こんな考えだから100%襲われるんじゃないのだろうか?
馬車の人が襲われやすい謎が解けたと1人納得していると
「なぁ、兄さん。学園都市に向かっているのかい?もし良かったらーー」
だよねー。そうなるよねー。
後ろの女の子ポンコツそうだもんね
まあ、急いでもいないし。今の俺には戦う力もあるからね。と、言っても無茶はしたくないけど
「良いですよ。」
「ああ!助かった!・・あっ!自己紹介まだでしたね。私、マツキヨ商会のマツキヨと言います。」
え!?マツキヨ?あのマツキヨ!?
薬売ってたりするの?
いやいや、そんな馬鹿な・・
「どうされました?」
「い、いえいえ!薬とか売ってそうだなぁなんて思ってませんよ」
「はぁ、流石に薬は教会で売られているので販売権はないのですが、それ以外は手広くしてますよ」
あっそうですか
「あっ、私は海斗って言います。冒険者やってます」
お互い握手を交わして馬車に乗せてもらった。
「あ!ちなみにソレはサーニャと言います」
あぁ、もう荷物扱いなんですね。
了承してマツキヨさんの横に座る。1度乗ってみたかったんだよね
意外と視界は高いんだね。バスの前に乗ってる感じだ。
乗り心地は意外と良い。
聞いてみるとショックを軽減する魔道具があるみたい。流石異世界!
人って良い物を求め続け進化してく生き物だもんね。
誰だよ!異世界は中世ヨーロッパなんて言ってるのは!
人に歴史有りだよ!
まあ、それでも酔っちゃう人はいるもんなんだけどね
後ろの女の子をチラリと見てから、地図を展開して魔物と盗賊にセットする。
後は着くまで何も無ければいいなぁ
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