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第1章 最初の街
救出作戦2
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救出に向かって行った人達が居なくなり緊張感と何とも言えない時間が流れる。
見張りの人達は気が気でなくソワソワしている。
子供達は大人達によって寝かせつけられて今頃は夢の中だ。
流石にこのままの状態でいるのも気まずいので落ち着かせる為にチョコレートとコーヒーを許可を得て取り出して見張りの人に勧めてみる。
「多分大丈夫だと思うよ」
チョコとコーヒーが効いてきたのか少し緊張感が緩和され少しずつ会話をしながら皆んなが帰って来るのを心配しながら待っていた。
そんな淡い希望を打ち砕くようにアジトの中に、男が1人フラフラになりながら入ってきた。
救出に向かって行った人達の中の1人だ。
よく見るとあちこちに傷が見える。顔を青くした見張りが駆け寄り介抱を始める。
「ま、マズイことに・・なった」
話を聞くと
救出作戦の為に屋敷の外で警備の薄い場所に待機していた。
前回海斗のいた場所がやはり少ないと判断して一気に侵入した。
初めは順調に進んで行ったが屋敷に入って地下に降りたら居るはずの場所にアニ達が居らず、罠を仕掛けられており、何人かが怪我を負った。
屋敷を探しているとドンドン警護の人数が多くなり脱出が困難になってきている。
増援を求める為に何とか戻ってきた。
見張りの1人が他の人員を確保する為に奥へと走って行く。
それを見ていた海斗は居ても立っても居られなくなる
「俺も連れて行ってくれ!」
見張りは驚くが直ぐに苦い顔を出していた
「流石に、つ、連れて行く訳には・・」
「このままじゃ取り返しがつかなくなるだろ!!少しでも戦力が必要なんだろう?
俺は役に立つはずだ!だから連れていってくれ!」
真剣な目で見張と男をみる。
状況は切迫していて最悪の状態だ。
見張りの男が目を閉じて逡巡し、ゆっくりと目を開けて海斗を見つめる。
「・・・わかった。頼む」
「おい!?」
「いいんだ、責任は俺が取る。それに、コイツは俺達に敵対する様な奴に見えないんだ」
「・・わかったよ」
なんとか納得してもらえたみたいだ。ここからは時間との勝負だ。
アニ達が何処に居るのか探しながら皆んなを助けないといけない。
黒猫と鳥を召喚してアニ達を探して貰う。
その間に陽動と救出を同時進行しないといけないという、無謀極まり無いミッションだ。
見張りの1人と先行で屋敷へと向かう。
黒猫を屋敷の中に先行させて中の状況を確認させている。
鳥は空から警護や屋敷外の人の動きを監視してもらった。
「見つけた」
潜入していたグレン達は屋敷の一階のエントランスホールで囲まれている。
そしてアニ達は屋敷の屋根裏部屋に移動させられていた。
一緒に着いて来た1人にその事を伝えた後、顔を隠す為に写真の保存からマスクとサングラス、ニット帽を取り出して装着する。
側から見たら完全に不審者だな。
変幻を解いてアプリをNFAに切り替える。
使うまいと封印していたバズーカを取り出してエントランスホールに向かって撃ち込んだ。
直径60cmのビームが屋敷を貫いていく。
グレン達には当たらない様に端っこの方を当てたはずなんだけど
グレン達を囲んでいた私兵の何人かは掠った様で腕や足などが削り取られて叫んでいた。
ちゃんと人に当てない様に撃つのは難しい。
動きが予想出来なくて掠ってしまったみたいだが、地図上ではピンでしか判断出来なかったので、消えていなければ大丈夫だと思って撃ってしまった。
屋敷の中にいた全員が未知の攻撃に困惑し、2発、3発と撃ち込まれるとパニックになり、エントランスから離れていく。
グレン達は固まって動かない様に留まってくれていたので安心して撃ちまくった。
見張りの1人には作戦として6発、撃ち込んだらエントランスに入って行って皆んなを連れ出してくれと、頼んでいる。
1発目を見ると愕然とした表情をしていたが、海斗の時間が無い!の一言で我に返り素早く行動に移してくれた。
6発目を撃ち終わるとエントランスは穴だらけで、グレン達しか残っていなかった。
崩した壁の外から見張りの男が入って行き、グレン達に説明をする。
グレンは驚きながらも助かったと言い、素早く脱出した。
全員が脱出し、海斗の所へとやって来ると1人いない事に気づく。
「あれ?ミリィは?」
海斗の一言で全員が確認するがいつのまにか居なくなっていたようだ。
「まさか、アニ達を探してまだ屋敷の中に・・」
グレンの言葉に、急いで黒猫に探して貰う。
そして屋根裏部屋にいるアニ達を救出する為に海斗は侵入を試みる
「なら、俺も連れて行ってくれ」
グレンが付いていきたいと言い出した
「アンタが行ってどうするんだ!」
「そうだ!グレンが行ったらこっちはどうすればいい?」
「なら、俺が行く!」
時間が無いんだけどと、言い争いを注意しようと口を開きかけた時、黒猫がミリィの居場所を見つけてくれた。
どうやら捕まってしまい、ゴンズの部屋へと連れて行かれていた。
なので二手に分かれてミリィ達を救出する事になった。
海斗と風魔法を使えるダンと言う男の2人でミリィの救出。
グレンと他5人で屋根裏部屋へと向かいアニ達を救出する事になった。
残りの人達は脱出経路を確保する為に動いてサポートに回る事になる。
さあて、ここからが本番だ。気合いを入れ直してド派手に侵入するとしよう。
双銃を取り出して派手に屋敷を壊しながら侵入して行く。
見張りの人達は気が気でなくソワソワしている。
子供達は大人達によって寝かせつけられて今頃は夢の中だ。
流石にこのままの状態でいるのも気まずいので落ち着かせる為にチョコレートとコーヒーを許可を得て取り出して見張りの人に勧めてみる。
「多分大丈夫だと思うよ」
チョコとコーヒーが効いてきたのか少し緊張感が緩和され少しずつ会話をしながら皆んなが帰って来るのを心配しながら待っていた。
そんな淡い希望を打ち砕くようにアジトの中に、男が1人フラフラになりながら入ってきた。
救出に向かって行った人達の中の1人だ。
よく見るとあちこちに傷が見える。顔を青くした見張りが駆け寄り介抱を始める。
「ま、マズイことに・・なった」
話を聞くと
救出作戦の為に屋敷の外で警備の薄い場所に待機していた。
前回海斗のいた場所がやはり少ないと判断して一気に侵入した。
初めは順調に進んで行ったが屋敷に入って地下に降りたら居るはずの場所にアニ達が居らず、罠を仕掛けられており、何人かが怪我を負った。
屋敷を探しているとドンドン警護の人数が多くなり脱出が困難になってきている。
増援を求める為に何とか戻ってきた。
見張りの1人が他の人員を確保する為に奥へと走って行く。
それを見ていた海斗は居ても立っても居られなくなる
「俺も連れて行ってくれ!」
見張りは驚くが直ぐに苦い顔を出していた
「流石に、つ、連れて行く訳には・・」
「このままじゃ取り返しがつかなくなるだろ!!少しでも戦力が必要なんだろう?
俺は役に立つはずだ!だから連れていってくれ!」
真剣な目で見張と男をみる。
状況は切迫していて最悪の状態だ。
見張りの男が目を閉じて逡巡し、ゆっくりと目を開けて海斗を見つめる。
「・・・わかった。頼む」
「おい!?」
「いいんだ、責任は俺が取る。それに、コイツは俺達に敵対する様な奴に見えないんだ」
「・・わかったよ」
なんとか納得してもらえたみたいだ。ここからは時間との勝負だ。
アニ達が何処に居るのか探しながら皆んなを助けないといけない。
黒猫と鳥を召喚してアニ達を探して貰う。
その間に陽動と救出を同時進行しないといけないという、無謀極まり無いミッションだ。
見張りの1人と先行で屋敷へと向かう。
黒猫を屋敷の中に先行させて中の状況を確認させている。
鳥は空から警護や屋敷外の人の動きを監視してもらった。
「見つけた」
潜入していたグレン達は屋敷の一階のエントランスホールで囲まれている。
そしてアニ達は屋敷の屋根裏部屋に移動させられていた。
一緒に着いて来た1人にその事を伝えた後、顔を隠す為に写真の保存からマスクとサングラス、ニット帽を取り出して装着する。
側から見たら完全に不審者だな。
変幻を解いてアプリをNFAに切り替える。
使うまいと封印していたバズーカを取り出してエントランスホールに向かって撃ち込んだ。
直径60cmのビームが屋敷を貫いていく。
グレン達には当たらない様に端っこの方を当てたはずなんだけど
グレン達を囲んでいた私兵の何人かは掠った様で腕や足などが削り取られて叫んでいた。
ちゃんと人に当てない様に撃つのは難しい。
動きが予想出来なくて掠ってしまったみたいだが、地図上ではピンでしか判断出来なかったので、消えていなければ大丈夫だと思って撃ってしまった。
屋敷の中にいた全員が未知の攻撃に困惑し、2発、3発と撃ち込まれるとパニックになり、エントランスから離れていく。
グレン達は固まって動かない様に留まってくれていたので安心して撃ちまくった。
見張りの1人には作戦として6発、撃ち込んだらエントランスに入って行って皆んなを連れ出してくれと、頼んでいる。
1発目を見ると愕然とした表情をしていたが、海斗の時間が無い!の一言で我に返り素早く行動に移してくれた。
6発目を撃ち終わるとエントランスは穴だらけで、グレン達しか残っていなかった。
崩した壁の外から見張りの男が入って行き、グレン達に説明をする。
グレンは驚きながらも助かったと言い、素早く脱出した。
全員が脱出し、海斗の所へとやって来ると1人いない事に気づく。
「あれ?ミリィは?」
海斗の一言で全員が確認するがいつのまにか居なくなっていたようだ。
「まさか、アニ達を探してまだ屋敷の中に・・」
グレンの言葉に、急いで黒猫に探して貰う。
そして屋根裏部屋にいるアニ達を救出する為に海斗は侵入を試みる
「なら、俺も連れて行ってくれ」
グレンが付いていきたいと言い出した
「アンタが行ってどうするんだ!」
「そうだ!グレンが行ったらこっちはどうすればいい?」
「なら、俺が行く!」
時間が無いんだけどと、言い争いを注意しようと口を開きかけた時、黒猫がミリィの居場所を見つけてくれた。
どうやら捕まってしまい、ゴンズの部屋へと連れて行かれていた。
なので二手に分かれてミリィ達を救出する事になった。
海斗と風魔法を使えるダンと言う男の2人でミリィの救出。
グレンと他5人で屋根裏部屋へと向かいアニ達を救出する事になった。
残りの人達は脱出経路を確保する為に動いてサポートに回る事になる。
さあて、ここからが本番だ。気合いを入れ直してド派手に侵入するとしよう。
双銃を取り出して派手に屋敷を壊しながら侵入して行く。
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