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第3章 ダーコラ国国境紛争
第3章第030話 Rice Quest
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第3章第030話 Rice Quest
・Side:ツキシマ・レイコ
王都から帰っての次の日。今日は伯爵邸にお呼ばれです。年明けの期間は貴族街に滞在している寄子や有力商人ら、ジャック会頭も列席しています…ちょっと遠い席だけど。あ、アイリさんも。
立食では無く、テーブルについてのパーティですね。…上座に座らされたのには戸惑いましたが。そこから最初に挨拶して終わりです。歩き回る必要も無いので、応対がシンプルで良かったです。
メニューの内容は、私とファルリード亭のカヤンさんが開発したレシピの試食会のようです。
ツナマヨのサラダ、ポタージュスープ、エビフライタルタルソースがけ、鶏の唐揚げ、デザートにプリン。なんか集大成って感じですね。
レッドさんも、マルタリクの街でもらったカトラリーでお食事です。
小さめのスプーンとフォークを上手に使って食べているレッドさん、注目されていますね。
コースっぽい形式で出された料理が終わり、歓談の時間です。別の広間に皆さん移動して、思い々々に語らう…というところでしょうが。初っぱなに一人の紳士に話しかけられました。
ちょっとびっくりしましたが。まぁアイズン伯爵の人選なら、そう心配しなくても良さそうです。
「レイコ様。エイゼル市で食品関係の商会を営んでおりますガロウ・カルマと申します」
「ツキシマ・レイコです。はじめま…ん? どこかでお会いしたような… もしかしてファルリード亭にお越しいただいたことが?」
「おお、覚えていただけておりましたか。一度、付き人と共に昼食をいただきに参りました」
街端の食堂に来るにしては良い服着ている人が、なんかこちらに話しかけたがっているようにチラチラ見ていた…で覚えていました。
「その節はご利用ありがとうございます」
「はっはっは、あそこでの昼食も美味でしたが。本日のメニューにも誠に感服いたしました。伺うに、レイコ様はさまざまなレシピを公開されていますが、材料の調達には苦労されているとか。なにか私の商会…だけではなく、丁度さまざまな商会の会頭がここにはおりますからな。何かお探しの物があれば、ご協力させていただけませんか?」
ん? 皆さん興味があるようで、こちらに耳を傾けていますね。
たしかに、こちらには似たような作物は多いですが、全く同じとは行きませんので。その辺をアレンジしてくれるカヤンさんには助かっています。
ただ、似たような物以前に、本当に無いものがいくつか…
「うーん、切実に欲しいのは、まず米ですかね」
「"こめ"ですか?」
同じイネ科だからと、麦では代用できません。…でも、麦飯くらいは試してみる価値あるかも?
「種類的には麦の親戚なのですが、食味は全然違いますね。水が吸われて無くなるまで煮て…これは"炊く"って呼ぶんですけど、それを食べます。この国の主食がパンというみたいに、私のいた国の主食は炊いた米でした」
執事さんにメモ板をお願いしたところ、すっと出してくれましたので。脱穀したものだと言い置いてから、米の形を描きます。
「こんなかたちのものが麦みたいに穂になって。水田という、わざと水没させた畑で育てます。昔は湿地地帯で育てていたこともあるそうですが」
「ずいぶん手間のかかりそうな畑ですな。麦ではいけなかったのですか?」
「水が豊かで無いと駄目ですが、水田だと連作障害がないんですよね。面積あたりの収穫量も麦を凌駕します。私のいた国では、米で経済が回っていた時代もあるほど、替えの効かない作物でしたね。…この世界のどこかにもあればいいのですが」
連作障害がない、収穫量が多い、アイズン伯爵が興味を持ったようです。
「連作障害というと、例の休耕地に豆を植えるって話のやつですね」
以前ちょっと、領地開発について助言を求められたときに、四輪作法の原理を伝えたことがあります。"何故それが効果があるのか?"のレベルの話をするのが大変だったので、後日また改めて…と思っていたのが。いろいろあって延び延びになっていたなぁ…
「原理は同じですね。同じ作物だと同じ養分ばかり使ってしいますので、その土地で育ちにくくなるってことです。ただ水田の場合、必要な養分は河から流れてきますから。同じ土地で育てつつけても養分が枯れることはありません」
肥料に関わる話では、よく有機農法とか出てきますので勘違いされることが多いですが。人間と違って、植物にタンパク質や炭水化物を与える必要はありません。では、植物の肥料としていったい何が必要とされているのか。
連作で欠乏する物質とは何かと言えば、まずリンとカリウムと窒素です。リンとカリウムは、山から流れてきた川の水に溶け込んでいますので、水田には常に流れ込みます。
リンは凄く大切な物質です。リチウムバッテリーのリチウムとか発電機の銅線とかに相当する、生き物の体内でのエネルギー循環の根幹となる物質です。ちなみに生活排水が海に流れ込むと、そこからリンを得てプランクトンが大量発生して赤潮になったりします。
カリウムは、光合成とか細胞間の連絡とかイオン濃度の調節とか、一見地味ですが必須な物質ですね。
窒素は、タンパク質を構成する主要元素の一つです。水素、炭素、窒素、酸素、硫黄。水素と酸素は水ですし。炭素と酸素で二酸化炭素です。硫黄は、火山活動などでわずかに大気に含まれています。窒素は大気に大量に含まれていますが、逆に言えば反応しづらいから大気に大量に残っているわけで。これをいかに固定するか?が生物にとっての命題でもあります。
これが普通の畑となると、消費されたこれらを余所から持ってくる必要があります。ただこれらは生物に必須な物質であるが故に生物の死骸にも多く含まれるので、堆肥とかの肥料は効果があるのです。
タンパク質や炭水化物は、どちらかというと生物由来の物質を分解してくれる生物や微生物らの餌ですね。ミミズにもご飯は必要なのです。
あと、窒素は大気にいくらでも含まれていますが。窒素自体は反応性が低い気体なので、取り込みやすいように加工する必要があります。それをしてくれるのが、豆類の根に寄生する細菌やアンモニアをベースに作る窒素肥料とかになります。
…なんて講義をしてましたけど。
まぁ。…簡単に言って、休ませる土地で豆を作れとか。腐葉土とか残飯とか家畜の屎尿を寝かせて肥料にしろとか。食べないような魚を干して肥料にしろとか。そんな話をしたわけです。
「品種改良の結果として寒いところでも作れる米もありましたけど。米は基本的に暖かい土地の作物なので。そういう所を探したらもしか…とぐらいには考えているのですが」
「ふーむ。ここより暖かいというと、やはり東方諸島かな?」
東方諸島、たまに話題に出ますね。実際は東方というより東南だそうですが、そこには島国があって、砂糖とか香辛料の類いを生産輸出しているそうです。ファルリード亭でもお世話になっている砂糖や香辛料は、ここの産物でしたか。
…東方ってところに引かれますね、元日本人としては。
「ドウム会頭、どうかね?」
アイズン伯爵に問われて、小麦色の肌の好々爺という感じのオジサンが前に出てきて、礼をしました。
「私、ドウム・リラックと申します。東方諸島や、正教国よりさらに南西の国々と船を使った交易を生業としているリラック商会の会頭をしております。以後お見知りおきを」
「ツキシマ・レイコです。よろしくお願いいたします。」
私も礼を返します。
港にある頑強な倉庫を商店にしている商会ですね。
「麦以外の穀物を作っているところは、結構ありますが。まぁ、他の地域で作られていない穀物は、そもそも他の地域では食べられていないですからな。現地でしか消費しないので、交易品として出てくることはあまりありません。」
確かに。ご飯文化の無いところに米を輸出してもしょうがないですからね。
「そういう意味で見逃している穀物があるかもしれませんので。こちらでも探してみましょう」
「ぜひっ! よろしくお願いします!」
「で、レイコ殿。それはどんな料理になるのですかな?」
ガロウ会頭が興味を持ったようです。
炊くというところまでは同じで。いろいろありますが。ご飯をそのままと言うより、いろいろアレンジした方がとっつきやすいでしょうか。ご飯を使った高級な料理というと…
「炊いた米を、酢と砂糖で味付けてして、小さく切った生の魚載せて、醤油を付けていただきます」
と説明しました。要はお寿司…なのですが…
…皆が「なにそれおいしいの?」って顔をしました。
…はい、わたしもそう思います。…説明が下手でごめんなさい。
最初は、丼物とか炒飯とかのほうが良いですかね。
あと。ドウム会頭のところでは、香辛料も得意分野って事で、カレーもお願いしたかったのですが。…これもさらに説明のしようが無いなぁ。黄色い香辛料かあるとしても、同じ味とは限らないし。香辛料の説明? 辛くて香りが…って私には無理です。
とりあえず。香辛料がよく使われる地域での、スープなどに使う香辛料のブレンドレシピを集めて欲しい…という方向性でお願いしました。こういう方向性から攻めた方が、カレーに近づくような気がします。
・Side:ツキシマ・レイコ
王都から帰っての次の日。今日は伯爵邸にお呼ばれです。年明けの期間は貴族街に滞在している寄子や有力商人ら、ジャック会頭も列席しています…ちょっと遠い席だけど。あ、アイリさんも。
立食では無く、テーブルについてのパーティですね。…上座に座らされたのには戸惑いましたが。そこから最初に挨拶して終わりです。歩き回る必要も無いので、応対がシンプルで良かったです。
メニューの内容は、私とファルリード亭のカヤンさんが開発したレシピの試食会のようです。
ツナマヨのサラダ、ポタージュスープ、エビフライタルタルソースがけ、鶏の唐揚げ、デザートにプリン。なんか集大成って感じですね。
レッドさんも、マルタリクの街でもらったカトラリーでお食事です。
小さめのスプーンとフォークを上手に使って食べているレッドさん、注目されていますね。
コースっぽい形式で出された料理が終わり、歓談の時間です。別の広間に皆さん移動して、思い々々に語らう…というところでしょうが。初っぱなに一人の紳士に話しかけられました。
ちょっとびっくりしましたが。まぁアイズン伯爵の人選なら、そう心配しなくても良さそうです。
「レイコ様。エイゼル市で食品関係の商会を営んでおりますガロウ・カルマと申します」
「ツキシマ・レイコです。はじめま…ん? どこかでお会いしたような… もしかしてファルリード亭にお越しいただいたことが?」
「おお、覚えていただけておりましたか。一度、付き人と共に昼食をいただきに参りました」
街端の食堂に来るにしては良い服着ている人が、なんかこちらに話しかけたがっているようにチラチラ見ていた…で覚えていました。
「その節はご利用ありがとうございます」
「はっはっは、あそこでの昼食も美味でしたが。本日のメニューにも誠に感服いたしました。伺うに、レイコ様はさまざまなレシピを公開されていますが、材料の調達には苦労されているとか。なにか私の商会…だけではなく、丁度さまざまな商会の会頭がここにはおりますからな。何かお探しの物があれば、ご協力させていただけませんか?」
ん? 皆さん興味があるようで、こちらに耳を傾けていますね。
たしかに、こちらには似たような作物は多いですが、全く同じとは行きませんので。その辺をアレンジしてくれるカヤンさんには助かっています。
ただ、似たような物以前に、本当に無いものがいくつか…
「うーん、切実に欲しいのは、まず米ですかね」
「"こめ"ですか?」
同じイネ科だからと、麦では代用できません。…でも、麦飯くらいは試してみる価値あるかも?
「種類的には麦の親戚なのですが、食味は全然違いますね。水が吸われて無くなるまで煮て…これは"炊く"って呼ぶんですけど、それを食べます。この国の主食がパンというみたいに、私のいた国の主食は炊いた米でした」
執事さんにメモ板をお願いしたところ、すっと出してくれましたので。脱穀したものだと言い置いてから、米の形を描きます。
「こんなかたちのものが麦みたいに穂になって。水田という、わざと水没させた畑で育てます。昔は湿地地帯で育てていたこともあるそうですが」
「ずいぶん手間のかかりそうな畑ですな。麦ではいけなかったのですか?」
「水が豊かで無いと駄目ですが、水田だと連作障害がないんですよね。面積あたりの収穫量も麦を凌駕します。私のいた国では、米で経済が回っていた時代もあるほど、替えの効かない作物でしたね。…この世界のどこかにもあればいいのですが」
連作障害がない、収穫量が多い、アイズン伯爵が興味を持ったようです。
「連作障害というと、例の休耕地に豆を植えるって話のやつですね」
以前ちょっと、領地開発について助言を求められたときに、四輪作法の原理を伝えたことがあります。"何故それが効果があるのか?"のレベルの話をするのが大変だったので、後日また改めて…と思っていたのが。いろいろあって延び延びになっていたなぁ…
「原理は同じですね。同じ作物だと同じ養分ばかり使ってしいますので、その土地で育ちにくくなるってことです。ただ水田の場合、必要な養分は河から流れてきますから。同じ土地で育てつつけても養分が枯れることはありません」
肥料に関わる話では、よく有機農法とか出てきますので勘違いされることが多いですが。人間と違って、植物にタンパク質や炭水化物を与える必要はありません。では、植物の肥料としていったい何が必要とされているのか。
連作で欠乏する物質とは何かと言えば、まずリンとカリウムと窒素です。リンとカリウムは、山から流れてきた川の水に溶け込んでいますので、水田には常に流れ込みます。
リンは凄く大切な物質です。リチウムバッテリーのリチウムとか発電機の銅線とかに相当する、生き物の体内でのエネルギー循環の根幹となる物質です。ちなみに生活排水が海に流れ込むと、そこからリンを得てプランクトンが大量発生して赤潮になったりします。
カリウムは、光合成とか細胞間の連絡とかイオン濃度の調節とか、一見地味ですが必須な物質ですね。
窒素は、タンパク質を構成する主要元素の一つです。水素、炭素、窒素、酸素、硫黄。水素と酸素は水ですし。炭素と酸素で二酸化炭素です。硫黄は、火山活動などでわずかに大気に含まれています。窒素は大気に大量に含まれていますが、逆に言えば反応しづらいから大気に大量に残っているわけで。これをいかに固定するか?が生物にとっての命題でもあります。
これが普通の畑となると、消費されたこれらを余所から持ってくる必要があります。ただこれらは生物に必須な物質であるが故に生物の死骸にも多く含まれるので、堆肥とかの肥料は効果があるのです。
タンパク質や炭水化物は、どちらかというと生物由来の物質を分解してくれる生物や微生物らの餌ですね。ミミズにもご飯は必要なのです。
あと、窒素は大気にいくらでも含まれていますが。窒素自体は反応性が低い気体なので、取り込みやすいように加工する必要があります。それをしてくれるのが、豆類の根に寄生する細菌やアンモニアをベースに作る窒素肥料とかになります。
…なんて講義をしてましたけど。
まぁ。…簡単に言って、休ませる土地で豆を作れとか。腐葉土とか残飯とか家畜の屎尿を寝かせて肥料にしろとか。食べないような魚を干して肥料にしろとか。そんな話をしたわけです。
「品種改良の結果として寒いところでも作れる米もありましたけど。米は基本的に暖かい土地の作物なので。そういう所を探したらもしか…とぐらいには考えているのですが」
「ふーむ。ここより暖かいというと、やはり東方諸島かな?」
東方諸島、たまに話題に出ますね。実際は東方というより東南だそうですが、そこには島国があって、砂糖とか香辛料の類いを生産輸出しているそうです。ファルリード亭でもお世話になっている砂糖や香辛料は、ここの産物でしたか。
…東方ってところに引かれますね、元日本人としては。
「ドウム会頭、どうかね?」
アイズン伯爵に問われて、小麦色の肌の好々爺という感じのオジサンが前に出てきて、礼をしました。
「私、ドウム・リラックと申します。東方諸島や、正教国よりさらに南西の国々と船を使った交易を生業としているリラック商会の会頭をしております。以後お見知りおきを」
「ツキシマ・レイコです。よろしくお願いいたします。」
私も礼を返します。
港にある頑強な倉庫を商店にしている商会ですね。
「麦以外の穀物を作っているところは、結構ありますが。まぁ、他の地域で作られていない穀物は、そもそも他の地域では食べられていないですからな。現地でしか消費しないので、交易品として出てくることはあまりありません。」
確かに。ご飯文化の無いところに米を輸出してもしょうがないですからね。
「そういう意味で見逃している穀物があるかもしれませんので。こちらでも探してみましょう」
「ぜひっ! よろしくお願いします!」
「で、レイコ殿。それはどんな料理になるのですかな?」
ガロウ会頭が興味を持ったようです。
炊くというところまでは同じで。いろいろありますが。ご飯をそのままと言うより、いろいろアレンジした方がとっつきやすいでしょうか。ご飯を使った高級な料理というと…
「炊いた米を、酢と砂糖で味付けてして、小さく切った生の魚載せて、醤油を付けていただきます」
と説明しました。要はお寿司…なのですが…
…皆が「なにそれおいしいの?」って顔をしました。
…はい、わたしもそう思います。…説明が下手でごめんなさい。
最初は、丼物とか炒飯とかのほうが良いですかね。
あと。ドウム会頭のところでは、香辛料も得意分野って事で、カレーもお願いしたかったのですが。…これもさらに説明のしようが無いなぁ。黄色い香辛料かあるとしても、同じ味とは限らないし。香辛料の説明? 辛くて香りが…って私には無理です。
とりあえず。香辛料がよく使われる地域での、スープなどに使う香辛料のブレンドレシピを集めて欲しい…という方向性でお願いしました。こういう方向性から攻めた方が、カレーに近づくような気がします。
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