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第3章 ダーコラ国国境紛争
第3章第018話 停戦交渉です
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第3章第018話 停戦交渉です
・Side:ツキシマ・レイコ
さて。ダーコラ国の陣の後方には、天幕が並んでいます。偉い人の使っている天幕を目立たないようにするためか、皆同じように地味ですね。
隊長さんに、入り口に小さい旗の付いている一棟に案内されました。
「おお、これはこれは巫女様! やはりダーコラ国へお越し戴けるのですか?」
…あのときの赤い鎧の人です。
「まさか。地球国大使として停戦の勧告と、ネイルコード国との交渉に応じるよう、要請に来ただけです。ここの一番偉い人は誰ですか?」
皆が中央にいる人を見ます。赤い鎧の人のような無駄な派手さは無いですが。上物の鎧だろうとわかるそれを纏った偉丈夫が居ますね。
「ダーコラ国東征軍将軍、オルモック・タリサイ伯爵と申します、赤竜神の巫女様。いきなり停戦の勧告とは、些か乱暴ですな」
東征とはまた… まぁ、そう命じられただけでしょうけど。
「堰を私が壊したのはご存じないですか? このまま戦って勝てるとお思いで?」
苦々しい顔をするオルモック将軍。
「…例え全滅しようとも、国への忠誠は示さねばならん。それが軍人としての役目と心得ている」
悲壮な覚悟を抱えている風のオルモック将軍。私ではなく、赤い鎧の人を睨み付けています。
その眼力で睨まれた赤い鎧の人、しどろもどろに成りながらも。
「いやいや!。戦闘をしなくても、ここで巫女様を確保できればそれで終わりです。お前たち、早く捕らえなさい!」
似たような赤い鎧を着た人が、三人ほどで掴みかかってきますが。うん、まぁ命令されただけということで、ここはまだ骨のひびで済ませてあげましょうか。
バキ、バキ、バキっと。
「「「ぐぁーっ」」」
はい、対処終了。
「オルモック将軍、三角州の東に馬車の一隊が逃げる準備をして待っているようですが。ここから逃げ出すのはどなたですかね?」
このテントに居る人の視線が、今度は赤い鎧の人に向かいます。…全く信用されていないですね、この人。
「この黒髪のガキが! ダーコラ国軍監の私の言うことが聞けないというのかっ!」
ここでも黒髪のガキ扱いですか。
赤い鎧の人、無駄に粋がっています。あ、剣抜いた。
「カプチャ卿!巫女様に何をする!」
オルモック将軍が止めようとしますが。間に合わず赤い鎧の人が斬りかかってきました。…確保対象を斬り殺してどうするつもりなんでしょう?この人。…でもまぁ、子供に斬りかかる人間に容赦は要らないですよね。
毎度のセット対応で。まずは剣を掴んで握りつぶし。
バキンッ!
「ああっ! 家宝の聖剣が!」
そんな大層な剣なんですか? 堅いだけで粘りが無いですし。鍛造が甘いのか、重ねた鋼が剥がれてますけど。
次に、剣を握っている右手首を掴んで握りつぶしながら、右膝を蹴飛ばして逆膝かっくんです。
「ぐぎゃぁぁーーっ!」
激痛で転がって、そのまま動けなくなりましたけど。叫んでうるさいですね。
「…オルモック将軍、あなたはどうされます?」
剣を抜きかけたオルモック将軍が、唖然としていますが。まぁ多分、赤い鎧の人を止めようとしたのでしょうからノーカンです。
「…この馬鹿…いや…軍監が失礼した。私が話を聞こう。カプチャ卿は敵前逃亡罪で確保する。こいつがこの地を去るのは一番最後だ」
痛みで叫びながら、絶望的な表情で転がってます、カプチャ卿。残念でしたね。
オルモック将軍と、最初に口上を交わしたところへ一緒に行くことになりました。
道中ちょっと話をしたのですが。あの赤い鎧の人は、まぁ正教国の息がかかった政治将校みたいなもので。前線部隊の監視と督戦が任務だとか。
将軍にも兵達にも、当然本国に家族がいます。実質、国に人質を取られているような物で、国境を死守せよと言われては逆らうことも出来ず。ここに至っては、もう玉砕を覚悟していたそうです。
支流の河岸にて、カステラード殿下とオルモック将軍が、再度の交渉に臨みます。
まず、三角州中央の河周辺は中立地帯とし、ここを国境と明確に定めること。これは、氾濫ですぐに河の流れが変わるので、中間地が設定出来ないからだそうです。
まぁ、こんな三角州を全部取っても双方共に旨みはないですし。今回はネイルコード国に妥協させたということで、面子に関わる部分の話はまとめるらしいです。
私の扱い関しては。
そもそもネイルコード国と私は"直接"の関係はなく、あくまで地球大使として滞在しているだけ。この地に降り立ったののは、赤竜神の明確な指定による物であって、そもそも私自身がそう言っているのだから疑う意味が無い。この事を文章にして、私とカステラード殿下の署名をして、ダーコラ国に送ることにしました。
この部分は、面子とか関係なく、淡々と事実確認する方がベストでしょう。
あとは。赤い鎧の人カプチャ・ケンタワ・シムケント子爵の無礼な対応に対する抗議書です。
引き渡しを求めていた赤竜神の巫女を侮辱し、あまつさえ斬りかかる。…ほんと、何しに来たんだろ?あの人。
なんかオルモック将軍も苦労しているようだし、この抗議書を上手く利用してください。あ、でも連座は要らないですからね。
現場判断ではありますが、以上の条件で停戦することが決定され。その日のうちに、互いの軍勢を三角州の両端にまで退かせることになりました。
すわ戦争!と思ってましたが。なんとその日のお昼のうちに終了しました。関ヶ原もびっくりです。
あとは国の中央同士で外交で解決して下さい。戦争以外の手段でね。
・Side:ツキシマ・レイコ
さて。ダーコラ国の陣の後方には、天幕が並んでいます。偉い人の使っている天幕を目立たないようにするためか、皆同じように地味ですね。
隊長さんに、入り口に小さい旗の付いている一棟に案内されました。
「おお、これはこれは巫女様! やはりダーコラ国へお越し戴けるのですか?」
…あのときの赤い鎧の人です。
「まさか。地球国大使として停戦の勧告と、ネイルコード国との交渉に応じるよう、要請に来ただけです。ここの一番偉い人は誰ですか?」
皆が中央にいる人を見ます。赤い鎧の人のような無駄な派手さは無いですが。上物の鎧だろうとわかるそれを纏った偉丈夫が居ますね。
「ダーコラ国東征軍将軍、オルモック・タリサイ伯爵と申します、赤竜神の巫女様。いきなり停戦の勧告とは、些か乱暴ですな」
東征とはまた… まぁ、そう命じられただけでしょうけど。
「堰を私が壊したのはご存じないですか? このまま戦って勝てるとお思いで?」
苦々しい顔をするオルモック将軍。
「…例え全滅しようとも、国への忠誠は示さねばならん。それが軍人としての役目と心得ている」
悲壮な覚悟を抱えている風のオルモック将軍。私ではなく、赤い鎧の人を睨み付けています。
その眼力で睨まれた赤い鎧の人、しどろもどろに成りながらも。
「いやいや!。戦闘をしなくても、ここで巫女様を確保できればそれで終わりです。お前たち、早く捕らえなさい!」
似たような赤い鎧を着た人が、三人ほどで掴みかかってきますが。うん、まぁ命令されただけということで、ここはまだ骨のひびで済ませてあげましょうか。
バキ、バキ、バキっと。
「「「ぐぁーっ」」」
はい、対処終了。
「オルモック将軍、三角州の東に馬車の一隊が逃げる準備をして待っているようですが。ここから逃げ出すのはどなたですかね?」
このテントに居る人の視線が、今度は赤い鎧の人に向かいます。…全く信用されていないですね、この人。
「この黒髪のガキが! ダーコラ国軍監の私の言うことが聞けないというのかっ!」
ここでも黒髪のガキ扱いですか。
赤い鎧の人、無駄に粋がっています。あ、剣抜いた。
「カプチャ卿!巫女様に何をする!」
オルモック将軍が止めようとしますが。間に合わず赤い鎧の人が斬りかかってきました。…確保対象を斬り殺してどうするつもりなんでしょう?この人。…でもまぁ、子供に斬りかかる人間に容赦は要らないですよね。
毎度のセット対応で。まずは剣を掴んで握りつぶし。
バキンッ!
「ああっ! 家宝の聖剣が!」
そんな大層な剣なんですか? 堅いだけで粘りが無いですし。鍛造が甘いのか、重ねた鋼が剥がれてますけど。
次に、剣を握っている右手首を掴んで握りつぶしながら、右膝を蹴飛ばして逆膝かっくんです。
「ぐぎゃぁぁーーっ!」
激痛で転がって、そのまま動けなくなりましたけど。叫んでうるさいですね。
「…オルモック将軍、あなたはどうされます?」
剣を抜きかけたオルモック将軍が、唖然としていますが。まぁ多分、赤い鎧の人を止めようとしたのでしょうからノーカンです。
「…この馬鹿…いや…軍監が失礼した。私が話を聞こう。カプチャ卿は敵前逃亡罪で確保する。こいつがこの地を去るのは一番最後だ」
痛みで叫びながら、絶望的な表情で転がってます、カプチャ卿。残念でしたね。
オルモック将軍と、最初に口上を交わしたところへ一緒に行くことになりました。
道中ちょっと話をしたのですが。あの赤い鎧の人は、まぁ正教国の息がかかった政治将校みたいなもので。前線部隊の監視と督戦が任務だとか。
将軍にも兵達にも、当然本国に家族がいます。実質、国に人質を取られているような物で、国境を死守せよと言われては逆らうことも出来ず。ここに至っては、もう玉砕を覚悟していたそうです。
支流の河岸にて、カステラード殿下とオルモック将軍が、再度の交渉に臨みます。
まず、三角州中央の河周辺は中立地帯とし、ここを国境と明確に定めること。これは、氾濫ですぐに河の流れが変わるので、中間地が設定出来ないからだそうです。
まぁ、こんな三角州を全部取っても双方共に旨みはないですし。今回はネイルコード国に妥協させたということで、面子に関わる部分の話はまとめるらしいです。
私の扱い関しては。
そもそもネイルコード国と私は"直接"の関係はなく、あくまで地球大使として滞在しているだけ。この地に降り立ったののは、赤竜神の明確な指定による物であって、そもそも私自身がそう言っているのだから疑う意味が無い。この事を文章にして、私とカステラード殿下の署名をして、ダーコラ国に送ることにしました。
この部分は、面子とか関係なく、淡々と事実確認する方がベストでしょう。
あとは。赤い鎧の人カプチャ・ケンタワ・シムケント子爵の無礼な対応に対する抗議書です。
引き渡しを求めていた赤竜神の巫女を侮辱し、あまつさえ斬りかかる。…ほんと、何しに来たんだろ?あの人。
なんかオルモック将軍も苦労しているようだし、この抗議書を上手く利用してください。あ、でも連座は要らないですからね。
現場判断ではありますが、以上の条件で停戦することが決定され。その日のうちに、互いの軍勢を三角州の両端にまで退かせることになりました。
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