65 / 383
第2章 ユルガルム領へ
第2章第013話 ユルガルム領観光です
しおりを挟む
第2章第013話 ユルガルム領観光です
・Side:ツキシマ・レイコ
さて。私も辺境伯邸に滞在することになりましたが…案内された部屋が、どこの高級ホテルのスイートですか? 一人と一匹が泊まるにしては豪華すぎますって。
正直言うと、広すぎる部屋は落ち着きません。 たとえば机も何も無い学校の教室で、その真ん中に一人布団を敷いて寝るような物です。絶対に隅で寝る自信があります、小市民ですから!
いろいろごねたのですが。赤竜神の巫女を滅多なところに泊めては、後々問題になるとかで。
専属の使用人が付く? ほんと勘弁してください。
随伴してきた護衛隊らには宿舎が一棟割り当てられて、エカテリンさんやアイリさんはそこで過ごすそうです。私も入れませんか? あ、だめですか。
うーん、ファルリード亭が懐かしいです。
夕食は、晩餐にお呼ばれしました。街に食べに出たかったなぁ…と思いつつも、持ってきた赤井さんから貰った服で出席です。
「レイコ殿、部屋はいかがでした…と、お気に召さないようですかな」
ナインケル辺境候にお声かけていただきましたが。部屋の話をされて、ちょっとウンザリした顔をしてしまいました。
「はっはっは。アイズン伯が、何故レイコ殿を宿に留め置かれているのかとは思っておりましたが、あの部屋では落ち着きませんか」
笑い事ではありません。
結局は、続き部屋のベットが置いてある一部屋だけを使うことで妥協することにしました。…それでもファルリード亭の食堂より広いんですけどね。
食事がてら、今後の予定について話します。
マーディア様は、ターナンシュ様が出産された後も何ヶ月かはこちらに留まるそうですが。私を含めた他の面々は、エイゼル市の方が落ち着けば連絡が来るそうで、それまで滞在予定です。今の所、おそらくは冬前には戻れそうだとのことです。
明日からは、嫡男のウードゥル様が付き添いで、市内の案内をしてくれるそうです。
貴族の案内で異世界観光です。贅沢ですね。
小さい方のクレーターの外輪山が、この国の最大の鉄鉱石の鉱山で。鉄の精錬もクレーター内で行なっているそうです。
大きい方のクレーター外輪山のところには、いろんな金属鉱石の鉱床が露出しているんだそうで、金銀銅も取れるとか。これらを使った貨幣鋳造も、国営の工房と警備の軍隊が駐留していて、そこで行なわれているそうです。
エイゼル市から来るのに越えてきた山地を堺に、この地は冬が早くて農業は控えめで。食料をエイゼル領や王領に依存している部分が多く。去年の秋から春にかけての輸送でとりあえず秋までの備蓄は申し分ないけど、崖崩れの影響は深刻で。近いうちに件の東ルートでの交易も実施する必要があるということで。その障害になったであろう巨大白蛇の討伐には感謝しており、別途報償が出るとまで言われました。
北の海は、ここでは湖とは呼ばれているものの、その水は塩水だそうで。そこで取れる魚は、脂がのっていて大変旨いそうです。その分保存が効かないので、なかなか余所では食べられないとか。これは楽しみですね。
でもって、エイゼル領では食べられていない食材がまだありました。
蟹ですよ蟹! 海に沿ってもっと北の方ならあるかな?とは思いつつ、まさか山を越えた先にあるとは思っていませんでした。
エイゼルの港でも、蟹が網にかかることが皆無というわけではないのですが。見た目で嫌われているので、ほとんど食べられていないそうです。こちらの言葉に直訳すれば"海蜘蛛"ですよ、それゃ食べたがらないでしょうね。でも勿体ない。
領主館での食事にも蟹が使われていました。出てきたのは、主にスープやサラダの具としてですね。塩水で茹でただけのところを冷やしただけのシンプルな一品もありました。…醤油が無いのが残念です。
もしかしたらイカもあるのか聞いてみよう。ぜひ、バター&レモンで戴きたい。
観光先についてですが。小クレーターの方の鉱山や精錬所あたりも見学してみたいと申し込みました。私はまだ、この国の技術レベルを把握しきっていませんから、そのへんのレベルを確認するには良い機会と思います。まぁ一応、私は理系ですしね(キリっ!)
次の日は、まずは中央丘のお城から見学です。アイリさんも同行してますし、エカテリンさんは護衛枠です。クラウヤート様も、朝のバールのお世話が終わってから、ご一緒ですよ。
王としての儀式的なことをおこなうというための礼拝堂というのが、まず一番目立ちます。雰囲気は、舞浜のあのお城って感じですね。
今のユルガルムは、ネイルコードの一領地ではあるのですが。昔は一王国として独立していたとか。
ここは赤竜神を奉る正教の施設でもあり、戴冠式や冠婚葬祭、戦の後の論功行賞など、国としてのセレモニーを行なう施設でもあります。この辺の様式は、ネイルコード王都でも同じだそうです。そう言えば、エイゼル市での貴族街の中心も教会の建物でしたね。
内部には豪華な装飾もありますが、彫刻とか椅子とか、半分以上は布がかかっていますね。普段から使う施設ではないそうです。
こういう城は、山の裾面に建てられる事が多く。山の方には霊廟が掘られているものなんだそうで、礼拝堂とセットで作られるそうです。エイゼル市もおなじようになっているそうで。この辺も宗教要素が多いんですね。
流石に霊廟の中には入れませんが、霊廟の正門は見せて貰いました。石造りの立派な正面に、ちょっとアンバランスなくらいの小さな扉。フルアーマーの衛兵が左右について警護しています。神聖な場所らしく、ウードゥル様が右手を胸に当てて敬礼しています。見学勢もそれに習いました。
この領地は四百年ほどの歴史があるそうで。この地で生まれここに眠るのが領主一族の義務だそうです。北の大地ですので、苦労もあったでしょう。城に歴史ありです。
クレーターの北側の四分の一程は湖になっており、その外にも湖は広がっています。海じゃ無いのかな?とは思ったのですが、真冬には氷山が押し寄せて沖合は塞がっていしまうので。対岸…というか氷で閉ざされている湖という意味だそうです。
湖に東西から張り出した外輪山が防波堤のようになっていて、天然の良港になっています。とは言っても、他国ではなく、近隣の湖沿いの町との輸送が主で。他には村漁師の舟ばかりです。
湖を一望できるレストランで、本日は昼食です。
魚に詳しいシェフさんがいるとのことで、お話しすることが出来ました。
イカはいるそうですが、見た目のことがあってあまり食べられることはなく、大きな魚を釣るときの餌扱いだそうです。
貝類は豊富なようです。ただ、私が知っているのと同じ種類かどうかは、話だけでは微妙でなんとも判断できません。出てきた貝はホタテの貝柱のようでしたけど。
・Side:ツキシマ・レイコ
さて。私も辺境伯邸に滞在することになりましたが…案内された部屋が、どこの高級ホテルのスイートですか? 一人と一匹が泊まるにしては豪華すぎますって。
正直言うと、広すぎる部屋は落ち着きません。 たとえば机も何も無い学校の教室で、その真ん中に一人布団を敷いて寝るような物です。絶対に隅で寝る自信があります、小市民ですから!
いろいろごねたのですが。赤竜神の巫女を滅多なところに泊めては、後々問題になるとかで。
専属の使用人が付く? ほんと勘弁してください。
随伴してきた護衛隊らには宿舎が一棟割り当てられて、エカテリンさんやアイリさんはそこで過ごすそうです。私も入れませんか? あ、だめですか。
うーん、ファルリード亭が懐かしいです。
夕食は、晩餐にお呼ばれしました。街に食べに出たかったなぁ…と思いつつも、持ってきた赤井さんから貰った服で出席です。
「レイコ殿、部屋はいかがでした…と、お気に召さないようですかな」
ナインケル辺境候にお声かけていただきましたが。部屋の話をされて、ちょっとウンザリした顔をしてしまいました。
「はっはっは。アイズン伯が、何故レイコ殿を宿に留め置かれているのかとは思っておりましたが、あの部屋では落ち着きませんか」
笑い事ではありません。
結局は、続き部屋のベットが置いてある一部屋だけを使うことで妥協することにしました。…それでもファルリード亭の食堂より広いんですけどね。
食事がてら、今後の予定について話します。
マーディア様は、ターナンシュ様が出産された後も何ヶ月かはこちらに留まるそうですが。私を含めた他の面々は、エイゼル市の方が落ち着けば連絡が来るそうで、それまで滞在予定です。今の所、おそらくは冬前には戻れそうだとのことです。
明日からは、嫡男のウードゥル様が付き添いで、市内の案内をしてくれるそうです。
貴族の案内で異世界観光です。贅沢ですね。
小さい方のクレーターの外輪山が、この国の最大の鉄鉱石の鉱山で。鉄の精錬もクレーター内で行なっているそうです。
大きい方のクレーター外輪山のところには、いろんな金属鉱石の鉱床が露出しているんだそうで、金銀銅も取れるとか。これらを使った貨幣鋳造も、国営の工房と警備の軍隊が駐留していて、そこで行なわれているそうです。
エイゼル市から来るのに越えてきた山地を堺に、この地は冬が早くて農業は控えめで。食料をエイゼル領や王領に依存している部分が多く。去年の秋から春にかけての輸送でとりあえず秋までの備蓄は申し分ないけど、崖崩れの影響は深刻で。近いうちに件の東ルートでの交易も実施する必要があるということで。その障害になったであろう巨大白蛇の討伐には感謝しており、別途報償が出るとまで言われました。
北の海は、ここでは湖とは呼ばれているものの、その水は塩水だそうで。そこで取れる魚は、脂がのっていて大変旨いそうです。その分保存が効かないので、なかなか余所では食べられないとか。これは楽しみですね。
でもって、エイゼル領では食べられていない食材がまだありました。
蟹ですよ蟹! 海に沿ってもっと北の方ならあるかな?とは思いつつ、まさか山を越えた先にあるとは思っていませんでした。
エイゼルの港でも、蟹が網にかかることが皆無というわけではないのですが。見た目で嫌われているので、ほとんど食べられていないそうです。こちらの言葉に直訳すれば"海蜘蛛"ですよ、それゃ食べたがらないでしょうね。でも勿体ない。
領主館での食事にも蟹が使われていました。出てきたのは、主にスープやサラダの具としてですね。塩水で茹でただけのところを冷やしただけのシンプルな一品もありました。…醤油が無いのが残念です。
もしかしたらイカもあるのか聞いてみよう。ぜひ、バター&レモンで戴きたい。
観光先についてですが。小クレーターの方の鉱山や精錬所あたりも見学してみたいと申し込みました。私はまだ、この国の技術レベルを把握しきっていませんから、そのへんのレベルを確認するには良い機会と思います。まぁ一応、私は理系ですしね(キリっ!)
次の日は、まずは中央丘のお城から見学です。アイリさんも同行してますし、エカテリンさんは護衛枠です。クラウヤート様も、朝のバールのお世話が終わってから、ご一緒ですよ。
王としての儀式的なことをおこなうというための礼拝堂というのが、まず一番目立ちます。雰囲気は、舞浜のあのお城って感じですね。
今のユルガルムは、ネイルコードの一領地ではあるのですが。昔は一王国として独立していたとか。
ここは赤竜神を奉る正教の施設でもあり、戴冠式や冠婚葬祭、戦の後の論功行賞など、国としてのセレモニーを行なう施設でもあります。この辺の様式は、ネイルコード王都でも同じだそうです。そう言えば、エイゼル市での貴族街の中心も教会の建物でしたね。
内部には豪華な装飾もありますが、彫刻とか椅子とか、半分以上は布がかかっていますね。普段から使う施設ではないそうです。
こういう城は、山の裾面に建てられる事が多く。山の方には霊廟が掘られているものなんだそうで、礼拝堂とセットで作られるそうです。エイゼル市もおなじようになっているそうで。この辺も宗教要素が多いんですね。
流石に霊廟の中には入れませんが、霊廟の正門は見せて貰いました。石造りの立派な正面に、ちょっとアンバランスなくらいの小さな扉。フルアーマーの衛兵が左右について警護しています。神聖な場所らしく、ウードゥル様が右手を胸に当てて敬礼しています。見学勢もそれに習いました。
この領地は四百年ほどの歴史があるそうで。この地で生まれここに眠るのが領主一族の義務だそうです。北の大地ですので、苦労もあったでしょう。城に歴史ありです。
クレーターの北側の四分の一程は湖になっており、その外にも湖は広がっています。海じゃ無いのかな?とは思ったのですが、真冬には氷山が押し寄せて沖合は塞がっていしまうので。対岸…というか氷で閉ざされている湖という意味だそうです。
湖に東西から張り出した外輪山が防波堤のようになっていて、天然の良港になっています。とは言っても、他国ではなく、近隣の湖沿いの町との輸送が主で。他には村漁師の舟ばかりです。
湖を一望できるレストランで、本日は昼食です。
魚に詳しいシェフさんがいるとのことで、お話しすることが出来ました。
イカはいるそうですが、見た目のことがあってあまり食べられることはなく、大きな魚を釣るときの餌扱いだそうです。
貝類は豊富なようです。ただ、私が知っているのと同じ種類かどうかは、話だけでは微妙でなんとも判断できません。出てきた貝はホタテの貝柱のようでしたけど。
59
あなたにおすすめの小説
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
寿明結未(旧・うどん五段)
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~
ヒロノF
ファンタジー
死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改(ちの かい)。
その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。
その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴! それはイメージ出来なければ作れないのと同義! 生前職人や技師というわけでもなかった彼女には機械など生活を豊かにするものは作ることができない! 中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。
近隣の村を拠点と定め、光の無かった世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。
更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国に国として認められることに!?
何でもできるけど何度も失敗する。
成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。
様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか?
誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です! 見つけたらご報告ください!
2024/05/02改題しました。旧タイトル
『魔界の天使 (?)アルトラの国造り奮闘譚』
2023/07/22改題しました。旧々タイトル
『天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~』
この作品は以下の投稿サイトにも掲載しています。
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4480hc/)』
『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
転生女神さまは異世界に現代を持ち込みたいようです。 〜ポンコツ女神の現代布教活動〜
れおぽん
ファンタジー
いつも現代人を異世界に連れていく女神さまはついに現代の道具を直接異世界に投じて文明の発展を試みるが…
勘違いから生まれる異世界物語を毎日更新ですので隙間時間にどうぞ
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる