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第1章 エイゼル領の伯爵
第1章第014話 馬車の中でいきなりぶっちゃけます
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第1章第014話 馬車の中でいきなりぶっちゃけます
・Side:ツキシマ・レイコ
アイリさんという女性から餌を貰って、トゥックルというデカい鳥さんに上げていたら、最初の青年とお偉いさんに見えるおじさま達3人がやってきた。って、また跪いているし…
「私、ネイルコート王国エイゼル市で商会を営んでいるジャック・ランドゥークと申します。あなた様をお連れしたのは、私の孫のタロウ・ランドゥーク。で、こちらがエイゼル伯爵の護衛騎士のダンテ・リュービン、キャラバンの護衛隊長のタルタス・チャニと申します」
「ご丁寧にありがとうございます。私はツキシマレイコと申します。あの、お願いですから跪くのはやめていただけませんか?」
根は小市民ですので。そういうのはキツいです。
ランドゥーク達は顔を見合わせると、了承したとばかりに立ち上がった。それでも大人の高さの目線が無礼にならないかと、腰を曲げて多少なりとも視線を下げようとしている。
「ツキシマレイコ様。タロウの方から話は聞きましたが。街への御行幸をお望みとか」
御行幸って、王族が出向くとかそんな意味だよね。レッドさんのご威光が凄いわ。
あと、どうも"ツキシマレイコ"で続きの名前だと思われているらしい。
「私のことは"レイコ"と呼んでくだされば結構です。ツキシマは家名なので」
「ではレイコ様で」
「あのジャックさん…私は一応、平民というか庶民の出なので。様もちょっと控えていただけると。呼び捨てでも構いませんよ」
「さすがにそれでは…。堅苦しいのは苦手ということは承知いたしましたので。それでは"レイコ殿"ではいかがでしょうか?」
「うーん。しかたないので、とりあえずそれで結構です」
赤井さんが神扱いなら、敬称はしかたないのだろう。様よりはずっといいよね。小市民なので。
「街へ向かいたいとのことですが。具体的にご所望の街はあるでしょうか?」
「いえ特には。どこかで生活を始めるのに良い所と言うくらいなんですけど、赤竜にはここを通りがかった人たちに連れてって貰えとしか言われていないんですよ」
…うーん。赤井さんは、キャラバンが通りかかったらとはとは言っていたけど。この人たちが通りかかることは知ってたんだろうな。たしかに悪い人たちではなさそうなので、その辺は安心したけど。
「ふむ…街と言うことなら、我々はエイゼル市というところを拠点にしているキャラバンでして。とりあえずそちらにお招きすることになります。街道の宿営地がこの道の先にあるのですが、日が暮れる前にそこに着きたいと考えております。とりあえずご同行いただけるということで、詳細はこちらの馬車でお聞かせ願えないでしょうか?」
「分かりました。よろしくお願いします」
黒塗りの8人乗りくらいの馬車に案内された。他の荷馬車と違って作りはちょっと華奢だけど、乗り心地とかに配慮された感じだ。
「アイリ、エカテリン。男だけで巫女様と馬車に同乗するわけにはいかないから、お前達も来てくれ」
馬車には、私とジャック会頭&孫のタロウさん、騎士のタルタスさん。そしてアイリさんと、エカテリンと呼ばれた女騎士と一緒に乗ることになった。
「出発!。少し急ぐぞ。」
4人が向かい合わせで8人くらい入れる馬車。前方の席には、ジャック会頭とタロウさんと騎士2人。
正直言うと、御者さんの隣あたりに座らせて貰って、景色を楽しみたいところだったけど。致し方無しか。
私の隣にはアイリさん。リュックは下ろして、私の隣に。リュックに乗っていたレッドさんはアイリさんの膝の上に陣取っている。
レッドさんをチラ見していたアイリさん、触りたくて仕方が無かったようなので、抱っこしてみます?と渡してみた。
最初は、恐れ多いと遠慮していたアイリさんだが。見た目とサイズはしっぽのデカイ仔犬。撫でられているレッドさん、気持ちよさそうにしてます。
…それを見ているエカテリンが、こんどはうらやましそう?
「さて。まずは一通りお話をお伺いしたいのですが…」
とりあえず。私が赤井さんに"再生"された経緯と、赤井さんの指示というか期待というか、その辺の推測をできるだけわかりやすく砕いて説明してみた。
まぁ荒唐無稽としか思えないような話ではあるだろうが。ツッコミも疑問も入れず、皆が静かに聞いてくれている。
「と言うわけで、あそこで待っていたわけです」
一通り説明が終わったところで、ジャック会頭が大きく嘆息する。
「…信じ難い。というか、話がでかすぎて何が信じ難いのかよく分らん。」
「…三千万年前には赤竜様が人間で。マナに人の魂を複製する技を発明して。この地に渡ってきて人が住めるようにした上で、数多の生き物を"再生"されたと…。目的は神探しで、ご自身は神では無い。…三千万年って何年なんだ?」
タロウさんが端的にまとめた。この人、なかなか頭良いな。
とくに秘密にしておく必要も無いと思って、ぶっちゃけて話してしまったが。かみ砕いたとしても、なんか神話のような話になってしまうのは仕方の無いことだろうか。スケールのでかさに、皆は半信半疑になっている。
「レイコちゃんは25歳…私より年上」
アイリさんが食いつくのはそこか。いつのまにか"ちゃん"付けだけど、むしろありです。まぁ"ちゃん"な外見ですしね。
「…これって、正教国に知られるとまずいんじゃ? というか、赤竜神様自身が神では無いと言っていたなんて、そんな話を僕らが知っていると知られること自体、トラブルの種になりそうな気が…」
「正教国って、そんなに怖いんですか?」
「まぁ経典をもって教義の芯にして信者をまとめているわけだから。その経典に書かれていないとか間違っている真実があると言うだけで、教会の権威が落ちますから。まず秘密にしようとしてくるとは思いますが。ただ、それを言っているのが、そもそも赤竜神の巫女様となると、奴らがどういう手を打ってくるのか、ちょっと想像できないですね。要するにめんどくさいやつらです」
「教義は自身の利益のためにで、目的のためには手段を選ばないとか」
「まさにそれですね」
むー。正直、宗教にはあまり関わりたくないけど。ただ、レッドさんを連れている限りこの辺は避けられないんだろうな。この辺は様子見かな。
「赤龍神様が信徒のためにこの世界を用意されたというのが教会の言い分で。教義を否定する者は赤竜神様によって煉獄に落される…ってのが、やつら脅し文句じゃからな」
「会頭、ちょっと言葉を選んだ方が…」
「この国じゃまだいいが、西の方との交易には、正教国に近いほどがっつり食い込んでくるからの。税以外にもお布施だ喜捨だと、いろいろたかってきよって、がめつい奴らじゃ」
「にわかに信じ難い話ではあるが。実際に赤竜神様が現れた上に、ここに小竜様がおられる以上、疑いようがないし。ここにいる者達では、これ以上どうしようもないな。ともかく、すみやかに領都にお連れするということで。タルタス殿、それでいいか?」
ダンテ隊長は、このへんの考えはさっぱりしている感じ。とりあえず現状は現状として受け入れるタイプか。現場指揮官としては正しい資質なんだろうね。
「ドラゴンと巫女様の存在についてはもう致し方ないが。今聞いた話は、この馬車の中のメンバーだけで秘匿しておくべきだろうな。多分、王宮からも箝口されるだろうし。下手に広めても誰も信じないだろうし、トラブルの元だ」
「にしても、マナだけで体が出来た人というところも信じ難いですが…。人の重量の純粋なマナなんて、存在するのかどうか」
ダンテ隊長が、私を珍しい壺でも見るかのように眺める。
まぁ、レッドさんが竜なのは見たままだけど。私自身は単なる子供にしか見えないということか。
「タルタスさん、握手してみてください」
と、彼に向かって手を伸ばす。タルタスさんは何事かと訝しげに私の手を握った。
手に軽く力を込める。万力と同じに、ただ握りを少しずつ小さくするだけ。タルタスさんも、私も意図が分かったのか、対抗して力を加えるが、だんだん本気になってくる。
「くっ…」
力いっぱい握り返してくる。これが普通の子どもならとっくに手がつぶれているだろう。しかし、つぶれるどころか逆に握り返してくる。力を入れた腕がプルプルしているが、玲子の方の腕は力を入れているようにも見えない。
「…ま…まいりましたっ」
手を離すと、ほっとして手をプラプラさせる。
ジャック会頭さんたちが目を丸くしている。
「私もマナ術で身体強化もしたのですが、びくともしません。全身マナかはともかくとしても、相当なマナを持っておられるのは確かかと」
「ご納得いただけたようで。」
にこっと微笑みかけると、タルタスさんは苦笑する。
・Side:ツキシマ・レイコ
アイリさんという女性から餌を貰って、トゥックルというデカい鳥さんに上げていたら、最初の青年とお偉いさんに見えるおじさま達3人がやってきた。って、また跪いているし…
「私、ネイルコート王国エイゼル市で商会を営んでいるジャック・ランドゥークと申します。あなた様をお連れしたのは、私の孫のタロウ・ランドゥーク。で、こちらがエイゼル伯爵の護衛騎士のダンテ・リュービン、キャラバンの護衛隊長のタルタス・チャニと申します」
「ご丁寧にありがとうございます。私はツキシマレイコと申します。あの、お願いですから跪くのはやめていただけませんか?」
根は小市民ですので。そういうのはキツいです。
ランドゥーク達は顔を見合わせると、了承したとばかりに立ち上がった。それでも大人の高さの目線が無礼にならないかと、腰を曲げて多少なりとも視線を下げようとしている。
「ツキシマレイコ様。タロウの方から話は聞きましたが。街への御行幸をお望みとか」
御行幸って、王族が出向くとかそんな意味だよね。レッドさんのご威光が凄いわ。
あと、どうも"ツキシマレイコ"で続きの名前だと思われているらしい。
「私のことは"レイコ"と呼んでくだされば結構です。ツキシマは家名なので」
「ではレイコ様で」
「あのジャックさん…私は一応、平民というか庶民の出なので。様もちょっと控えていただけると。呼び捨てでも構いませんよ」
「さすがにそれでは…。堅苦しいのは苦手ということは承知いたしましたので。それでは"レイコ殿"ではいかがでしょうか?」
「うーん。しかたないので、とりあえずそれで結構です」
赤井さんが神扱いなら、敬称はしかたないのだろう。様よりはずっといいよね。小市民なので。
「街へ向かいたいとのことですが。具体的にご所望の街はあるでしょうか?」
「いえ特には。どこかで生活を始めるのに良い所と言うくらいなんですけど、赤竜にはここを通りがかった人たちに連れてって貰えとしか言われていないんですよ」
…うーん。赤井さんは、キャラバンが通りかかったらとはとは言っていたけど。この人たちが通りかかることは知ってたんだろうな。たしかに悪い人たちではなさそうなので、その辺は安心したけど。
「ふむ…街と言うことなら、我々はエイゼル市というところを拠点にしているキャラバンでして。とりあえずそちらにお招きすることになります。街道の宿営地がこの道の先にあるのですが、日が暮れる前にそこに着きたいと考えております。とりあえずご同行いただけるということで、詳細はこちらの馬車でお聞かせ願えないでしょうか?」
「分かりました。よろしくお願いします」
黒塗りの8人乗りくらいの馬車に案内された。他の荷馬車と違って作りはちょっと華奢だけど、乗り心地とかに配慮された感じだ。
「アイリ、エカテリン。男だけで巫女様と馬車に同乗するわけにはいかないから、お前達も来てくれ」
馬車には、私とジャック会頭&孫のタロウさん、騎士のタルタスさん。そしてアイリさんと、エカテリンと呼ばれた女騎士と一緒に乗ることになった。
「出発!。少し急ぐぞ。」
4人が向かい合わせで8人くらい入れる馬車。前方の席には、ジャック会頭とタロウさんと騎士2人。
正直言うと、御者さんの隣あたりに座らせて貰って、景色を楽しみたいところだったけど。致し方無しか。
私の隣にはアイリさん。リュックは下ろして、私の隣に。リュックに乗っていたレッドさんはアイリさんの膝の上に陣取っている。
レッドさんをチラ見していたアイリさん、触りたくて仕方が無かったようなので、抱っこしてみます?と渡してみた。
最初は、恐れ多いと遠慮していたアイリさんだが。見た目とサイズはしっぽのデカイ仔犬。撫でられているレッドさん、気持ちよさそうにしてます。
…それを見ているエカテリンが、こんどはうらやましそう?
「さて。まずは一通りお話をお伺いしたいのですが…」
とりあえず。私が赤井さんに"再生"された経緯と、赤井さんの指示というか期待というか、その辺の推測をできるだけわかりやすく砕いて説明してみた。
まぁ荒唐無稽としか思えないような話ではあるだろうが。ツッコミも疑問も入れず、皆が静かに聞いてくれている。
「と言うわけで、あそこで待っていたわけです」
一通り説明が終わったところで、ジャック会頭が大きく嘆息する。
「…信じ難い。というか、話がでかすぎて何が信じ難いのかよく分らん。」
「…三千万年前には赤竜様が人間で。マナに人の魂を複製する技を発明して。この地に渡ってきて人が住めるようにした上で、数多の生き物を"再生"されたと…。目的は神探しで、ご自身は神では無い。…三千万年って何年なんだ?」
タロウさんが端的にまとめた。この人、なかなか頭良いな。
とくに秘密にしておく必要も無いと思って、ぶっちゃけて話してしまったが。かみ砕いたとしても、なんか神話のような話になってしまうのは仕方の無いことだろうか。スケールのでかさに、皆は半信半疑になっている。
「レイコちゃんは25歳…私より年上」
アイリさんが食いつくのはそこか。いつのまにか"ちゃん"付けだけど、むしろありです。まぁ"ちゃん"な外見ですしね。
「…これって、正教国に知られるとまずいんじゃ? というか、赤竜神様自身が神では無いと言っていたなんて、そんな話を僕らが知っていると知られること自体、トラブルの種になりそうな気が…」
「正教国って、そんなに怖いんですか?」
「まぁ経典をもって教義の芯にして信者をまとめているわけだから。その経典に書かれていないとか間違っている真実があると言うだけで、教会の権威が落ちますから。まず秘密にしようとしてくるとは思いますが。ただ、それを言っているのが、そもそも赤竜神の巫女様となると、奴らがどういう手を打ってくるのか、ちょっと想像できないですね。要するにめんどくさいやつらです」
「教義は自身の利益のためにで、目的のためには手段を選ばないとか」
「まさにそれですね」
むー。正直、宗教にはあまり関わりたくないけど。ただ、レッドさんを連れている限りこの辺は避けられないんだろうな。この辺は様子見かな。
「赤龍神様が信徒のためにこの世界を用意されたというのが教会の言い分で。教義を否定する者は赤竜神様によって煉獄に落される…ってのが、やつら脅し文句じゃからな」
「会頭、ちょっと言葉を選んだ方が…」
「この国じゃまだいいが、西の方との交易には、正教国に近いほどがっつり食い込んでくるからの。税以外にもお布施だ喜捨だと、いろいろたかってきよって、がめつい奴らじゃ」
「にわかに信じ難い話ではあるが。実際に赤竜神様が現れた上に、ここに小竜様がおられる以上、疑いようがないし。ここにいる者達では、これ以上どうしようもないな。ともかく、すみやかに領都にお連れするということで。タルタス殿、それでいいか?」
ダンテ隊長は、このへんの考えはさっぱりしている感じ。とりあえず現状は現状として受け入れるタイプか。現場指揮官としては正しい資質なんだろうね。
「ドラゴンと巫女様の存在についてはもう致し方ないが。今聞いた話は、この馬車の中のメンバーだけで秘匿しておくべきだろうな。多分、王宮からも箝口されるだろうし。下手に広めても誰も信じないだろうし、トラブルの元だ」
「にしても、マナだけで体が出来た人というところも信じ難いですが…。人の重量の純粋なマナなんて、存在するのかどうか」
ダンテ隊長が、私を珍しい壺でも見るかのように眺める。
まぁ、レッドさんが竜なのは見たままだけど。私自身は単なる子供にしか見えないということか。
「タルタスさん、握手してみてください」
と、彼に向かって手を伸ばす。タルタスさんは何事かと訝しげに私の手を握った。
手に軽く力を込める。万力と同じに、ただ握りを少しずつ小さくするだけ。タルタスさんも、私も意図が分かったのか、対抗して力を加えるが、だんだん本気になってくる。
「くっ…」
力いっぱい握り返してくる。これが普通の子どもならとっくに手がつぶれているだろう。しかし、つぶれるどころか逆に握り返してくる。力を入れた腕がプルプルしているが、玲子の方の腕は力を入れているようにも見えない。
「…ま…まいりましたっ」
手を離すと、ほっとして手をプラプラさせる。
ジャック会頭さんたちが目を丸くしている。
「私もマナ術で身体強化もしたのですが、びくともしません。全身マナかはともかくとしても、相当なマナを持っておられるのは確かかと」
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