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三話★(モブレ)
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私がこの戦争を任されてから一月が経った。王国軍の防衛線は下がり続け、平原であった戦場は、その先の砦へと迫っている。次の戦場は攻城戦へと変わるであろう。そう確信した時、帝都から新たな部隊が派遣された。
「……β公爵家の三男坊など、なんの役に立つのか」
「わかりやすくヴィルヘルム様の勝ち馬に乗ってきましたね。初陣を勝利で飾り、箔をつけるつもりなのでしょう」
「……姑息なβが考えそうな手だな」
ハンスの答えに吐き捨てるように呟く。公爵家の私兵三十ほど連れた若い男が我が物顔で天幕の一つに陣取るのを横目に見る。β公爵家と蔑まれるとおり数代前からβしか産まれず、しかし皇族の血を引いているがゆえに無碍にもできないそんな名ばかりの扱いづらい公爵家だ。今回寄越された三男坊も無論β。そんな公爵家がαを従えることなどできるはずもなく私兵もβばかりで錬度も下の下。
三男坊自身も帝都にて実力を示す為に行われる武術大会や魔法大会などでも名を聞いたこともないような存在であり、そのことからも実力はβの域をでないどころか、戦った事もないであろう未熟者だ。足手まといでしかない未熟者の面倒をなぜ私が見なければならないのか。
「アレの準備が整い次第攻城戦を開始する。先走らないように何人か付けておけ」
「はっ!」
不安を抱えながらも結実の時は迫っていた。
追加の部隊が到着してから三日。動きの遅い三男坊の部隊を待ち続けようやく攻城戦へと打って出た。
予想の通り先走る三男坊の部隊に舌打ちをしながら、大局を見る。最悪あの部隊が全滅しても構わん。勝利し、エミリオを捕らえる。ただそれだけだ。
「魔法は私が防ぐ!全軍突撃!」
私の号令に従い兵が動く。砦から放たれる魔法を氷の盾で防ぎ、空中で槍へと変化させて攻城魔法として放つ。
門が破られ、兵が砦へと流れ込む。それに乗じて私も前線へと駆け込んだ。砦内に人気はない。どうやら先ほどまでの魔法での攻撃は撤退する為の時間稼ぎであったようだ。だが、エミリオの事だ。自身の撤退は最後のはず。
逃げ遅れた王国兵を捕らえながらエミリオを探す。しかし、その姿はなく、時間だけが過ぎていく。……見誤ったか?そう思った時、砦の端から焼け焦げた臭いがした。辺りを見回しても焼けた様子はない。……外か?
窓から外を覗く。砦の城壁の側に一つの小屋があった。辺りにはいく人かの焼死体が転がっており、三男坊の私兵が小屋を取り囲んでいる。……焼死体に残る魔力はエミリオのものであった。
「ヴィルヘルム様!?」
窓を叩き割り、外へと飛び出す。ハンスが私の行動に目を見開いているが知ったことか。突然現れた私に戸惑う私兵を氷漬けにし、小屋の扉を蹴破った。
部屋は薄暗く、蹴破った扉からの光が中を照らす。そこにエミリオは居た。軍服は剥ぎ取られ、乳白色の肌を晒し、なだらかな肌はいくつもの痣と擦り傷に覆われている。その体に男が覆いかぶさり、腰を振っていた。
「これはこれは……ヴォルフガング中将。見苦しいものを見せてしまい申し訳ありません。今、尋問していた所なんですよ」
三男坊が得意げに話しているがその言葉は耳を通り抜けていく。眼下に広がる信じがたい光景。己が運命の番が他の雄に犯されているという事実。湧き上がる怒りと共に頭だけは冷えていくのがわかった。
「確かこのΩはこの戦争での要だったそうじゃないですか。ヴォルフガング中将が手を焼いていたと聞いていたとおり、うちの私兵が数人犠牲になりましたが……この通り、人質を使えば楽に捕まえる事ができましたよ」
視線を向ければ、三男坊の隣に一人のΩが横たわっている。息をしているようではあるが、そちらも嬲られた後らしく、既に気を失っていた。
「これに手を出されたくなかったら抵抗するなと言ったら実に大人しくしてくれましてね。まあ、捕らえた後、どちらも可愛がってやったわけですが……面白かったですよ。我々はβであるのに項を噛まれる度に泣き叫ぶのです。Ωの尋問には有効だと聞いていましたが……こんなにもすぐ壊れてしまうとは思いもしなかった」
視線をエミリオに戻す。意識はあるようだが、その顔から表情は抜け落ち、まるで死体のように見えた。
「ですが……まあ、こうして僕が彼を捕まえたのだから……あなたもたいしたことはなかったんですね。ヴォルフガング中将」
「……言いたいことはそれだけか?」
「え……っ!?……ぁ……がっ……!」
耳障りな声を潰すべく、その場にいた男共の喉を体内から氷を精製し、突き破る。赤い棘が喉が突き出ていることに驚愕し、蹲る男達を見下ろす。
「……本来、この戦場は私に任されたものだ。お前達は規律を無視し、勝手に進軍したあげく、私の許可もなく尋問を行った。それだけで立派な軍法違反である」
薄暗い小屋へと足を踏み入れ、エミリオの上でのたうつ男を蹴り飛ばし、人形のようなエミリオを抱き起こした。体は精液と土で汚れ、短時間のうちに手酷い陵辱を受けた痕が見てとれる。……こんな事になるのであれば、手足を欠いてでも捕まえるべきであった。胸のうちに後悔が湧き上がる。エミリオ……私の運命。
「お前達は軍法違反だけでなく、私の怒りを買った。エミリオ・マルロは私の獲物であり……私の運命の番である。……楽に死なせるものか」
男達の体から幾つもの赤い棘が生えた。血液で出来たそれは男達の肉を裂き、凍りつかせ、痛みと共に止血し、その命を長引かせる。重要な血管は傷つけぬようにしたからそう簡単に死ぬ事はない。
「ヴィルヘルム様」
「ハンスか」
背後からハンスの声がする。それと共に複数の足音が聞こえたので数名の部下もつれているのであろう。さて……どうするか。
エミリオに落ちていた外套を掛け、その体を抱き上げる。触れたいと願っていたその体は見かけより軽く感じた。
「こいつらは先走り、我らが到着した時には全滅していた。……いいな」
「はっ!」
ハンスだけでなく、他の部下からも承諾の声が上がる。物分りのいい部下達だ。
「死ぬまで放っておけ……処理は任せる」
「ヴィルヘルム様。そのΩはどのように」
エミリオを抱えて、小屋を出ようとするとハンスから声がかかる。ああ……そういえば、そんなのも居たか。
振り返り横たわるΩを見下ろす。エミリオとは違い、ΩらしいΩだ。私としては、エミリオが傷つく原因になったΩであるゆえに忌々しい。しかし、エミリオが傷ついてまで助けようとしたΩである。
「……治療した後捕虜として扱え。それ以外はお前の判断で構わない」
「承知しました」
小屋の処理をハンス達に任せ、砦へと急ぐ。一度探索したゆえに、砦の地理は頭の中に入っている。私の形相にすれ違う兵は青ざめ、道を開けていく。本来であれば、腕に抱くエミリオを気遣い、人を避けるべきであっただろう。だが、今の私にそんな余裕はなく、一刻も早くエミリオにこびりつく他の雄の臭いを落としたかった。
浴室の付いた個室へとエミリオを運び入れ、魔法で湯を沸かし、その体を清める。明かりの中で見る体は、細く、Ωらしい丸みを帯びていた。それゆえに体に残る傷跡は薄暗い小屋でみた時より痛々しい。
体についた傷に触れ、一つずつ治癒魔法で癒していく。欠損を治せるほどの腕はないが、この程度であれば私の魔法でも治癒する事は可能だった。しかし、その手もうなじに刻まれた無数の噛み痕を見て止まる。
湧き上がるのは怒りか、嘆きか、それとも己の迂闊さへの後悔か。長らく続いたこの戦場に私とエミリオの邪魔をするものはいないと思っていた。それゆえに慢心し、エミリオの味方への献身を見誤り、あのようなβに穢されてしまう結果を招いてしまった。
剣を交え、己の手でエミリオを捕らえることに執着しなければ……エミリオがこのように心を壊すこともなかったであろうに……。
後悔に囚われながら、血の滲む噛み痕を癒す。傷はなくなっても、エミリオの心が癒える事はない。ああ……私はなんと愚かな……。
力の抜けたエミリオの体を抱きしめた。あれほど焦がれた運命が己の手の内にある。だが、それは決して私が望んだ結果ではなかった。
「……β公爵家の三男坊など、なんの役に立つのか」
「わかりやすくヴィルヘルム様の勝ち馬に乗ってきましたね。初陣を勝利で飾り、箔をつけるつもりなのでしょう」
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「はっ!」
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追加の部隊が到着してから三日。動きの遅い三男坊の部隊を待ち続けようやく攻城戦へと打って出た。
予想の通り先走る三男坊の部隊に舌打ちをしながら、大局を見る。最悪あの部隊が全滅しても構わん。勝利し、エミリオを捕らえる。ただそれだけだ。
「魔法は私が防ぐ!全軍突撃!」
私の号令に従い兵が動く。砦から放たれる魔法を氷の盾で防ぎ、空中で槍へと変化させて攻城魔法として放つ。
門が破られ、兵が砦へと流れ込む。それに乗じて私も前線へと駆け込んだ。砦内に人気はない。どうやら先ほどまでの魔法での攻撃は撤退する為の時間稼ぎであったようだ。だが、エミリオの事だ。自身の撤退は最後のはず。
逃げ遅れた王国兵を捕らえながらエミリオを探す。しかし、その姿はなく、時間だけが過ぎていく。……見誤ったか?そう思った時、砦の端から焼け焦げた臭いがした。辺りを見回しても焼けた様子はない。……外か?
窓から外を覗く。砦の城壁の側に一つの小屋があった。辺りにはいく人かの焼死体が転がっており、三男坊の私兵が小屋を取り囲んでいる。……焼死体に残る魔力はエミリオのものであった。
「ヴィルヘルム様!?」
窓を叩き割り、外へと飛び出す。ハンスが私の行動に目を見開いているが知ったことか。突然現れた私に戸惑う私兵を氷漬けにし、小屋の扉を蹴破った。
部屋は薄暗く、蹴破った扉からの光が中を照らす。そこにエミリオは居た。軍服は剥ぎ取られ、乳白色の肌を晒し、なだらかな肌はいくつもの痣と擦り傷に覆われている。その体に男が覆いかぶさり、腰を振っていた。
「これはこれは……ヴォルフガング中将。見苦しいものを見せてしまい申し訳ありません。今、尋問していた所なんですよ」
三男坊が得意げに話しているがその言葉は耳を通り抜けていく。眼下に広がる信じがたい光景。己が運命の番が他の雄に犯されているという事実。湧き上がる怒りと共に頭だけは冷えていくのがわかった。
「確かこのΩはこの戦争での要だったそうじゃないですか。ヴォルフガング中将が手を焼いていたと聞いていたとおり、うちの私兵が数人犠牲になりましたが……この通り、人質を使えば楽に捕まえる事ができましたよ」
視線を向ければ、三男坊の隣に一人のΩが横たわっている。息をしているようではあるが、そちらも嬲られた後らしく、既に気を失っていた。
「これに手を出されたくなかったら抵抗するなと言ったら実に大人しくしてくれましてね。まあ、捕らえた後、どちらも可愛がってやったわけですが……面白かったですよ。我々はβであるのに項を噛まれる度に泣き叫ぶのです。Ωの尋問には有効だと聞いていましたが……こんなにもすぐ壊れてしまうとは思いもしなかった」
視線をエミリオに戻す。意識はあるようだが、その顔から表情は抜け落ち、まるで死体のように見えた。
「ですが……まあ、こうして僕が彼を捕まえたのだから……あなたもたいしたことはなかったんですね。ヴォルフガング中将」
「……言いたいことはそれだけか?」
「え……っ!?……ぁ……がっ……!」
耳障りな声を潰すべく、その場にいた男共の喉を体内から氷を精製し、突き破る。赤い棘が喉が突き出ていることに驚愕し、蹲る男達を見下ろす。
「……本来、この戦場は私に任されたものだ。お前達は規律を無視し、勝手に進軍したあげく、私の許可もなく尋問を行った。それだけで立派な軍法違反である」
薄暗い小屋へと足を踏み入れ、エミリオの上でのたうつ男を蹴り飛ばし、人形のようなエミリオを抱き起こした。体は精液と土で汚れ、短時間のうちに手酷い陵辱を受けた痕が見てとれる。……こんな事になるのであれば、手足を欠いてでも捕まえるべきであった。胸のうちに後悔が湧き上がる。エミリオ……私の運命。
「お前達は軍法違反だけでなく、私の怒りを買った。エミリオ・マルロは私の獲物であり……私の運命の番である。……楽に死なせるものか」
男達の体から幾つもの赤い棘が生えた。血液で出来たそれは男達の肉を裂き、凍りつかせ、痛みと共に止血し、その命を長引かせる。重要な血管は傷つけぬようにしたからそう簡単に死ぬ事はない。
「ヴィルヘルム様」
「ハンスか」
背後からハンスの声がする。それと共に複数の足音が聞こえたので数名の部下もつれているのであろう。さて……どうするか。
エミリオに落ちていた外套を掛け、その体を抱き上げる。触れたいと願っていたその体は見かけより軽く感じた。
「こいつらは先走り、我らが到着した時には全滅していた。……いいな」
「はっ!」
ハンスだけでなく、他の部下からも承諾の声が上がる。物分りのいい部下達だ。
「死ぬまで放っておけ……処理は任せる」
「ヴィルヘルム様。そのΩはどのように」
エミリオを抱えて、小屋を出ようとするとハンスから声がかかる。ああ……そういえば、そんなのも居たか。
振り返り横たわるΩを見下ろす。エミリオとは違い、ΩらしいΩだ。私としては、エミリオが傷つく原因になったΩであるゆえに忌々しい。しかし、エミリオが傷ついてまで助けようとしたΩである。
「……治療した後捕虜として扱え。それ以外はお前の判断で構わない」
「承知しました」
小屋の処理をハンス達に任せ、砦へと急ぐ。一度探索したゆえに、砦の地理は頭の中に入っている。私の形相にすれ違う兵は青ざめ、道を開けていく。本来であれば、腕に抱くエミリオを気遣い、人を避けるべきであっただろう。だが、今の私にそんな余裕はなく、一刻も早くエミリオにこびりつく他の雄の臭いを落としたかった。
浴室の付いた個室へとエミリオを運び入れ、魔法で湯を沸かし、その体を清める。明かりの中で見る体は、細く、Ωらしい丸みを帯びていた。それゆえに体に残る傷跡は薄暗い小屋でみた時より痛々しい。
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湧き上がるのは怒りか、嘆きか、それとも己の迂闊さへの後悔か。長らく続いたこの戦場に私とエミリオの邪魔をするものはいないと思っていた。それゆえに慢心し、エミリオの味方への献身を見誤り、あのようなβに穢されてしまう結果を招いてしまった。
剣を交え、己の手でエミリオを捕らえることに執着しなければ……エミリオがこのように心を壊すこともなかったであろうに……。
後悔に囚われながら、血の滲む噛み痕を癒す。傷はなくなっても、エミリオの心が癒える事はない。ああ……私はなんと愚かな……。
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