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3.堕ちる[R18:触手×シモン]
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「く、くそっ……! やめろぉおっ!」
自分の意思とは関係なく高められる体。
肌を擦られるだけでもどかしい快楽が広がり、少しずつ意識がぼんやりとしてくる。
「いやだ……いやっ……!? あぁあっ!」
胸当てを気にすることなく、俺の肌を擦り続けていた触手がより柔らかな皮膚を擦り上げ、そこから沸き上がる快楽に声が上がった。
「やめっ! やめろっ! っ、あ……あぁああっ!!」
するり、するり……と、薄い皮膚を纏った粒を……乳首を擦り上げられる。
胸当てに圧迫された乾いた触手。そんなものに擦られたら痛みを覚えるはずなのに、俺の体はそれすら快楽に変えていった。
「いやだっ……あぁ、あっ……!?」
すりすり、カリカリ、コリコリ……そんな動きで的確に俺を攻める触手。
本能か、それとも俺以外にも被害にあった人間がいたのか……。
焦らすように、それでも確実に俺を追い込んでくる触手の動きは嫌らしいものだった。
「っあ……」
胸ばかり弄られ、もどかしい快楽に抵抗すらできない俺の四肢を触手が絡め、宙へと吊り上げる。
「やめろ……いやだ……」
両手を天に掲げるように吊り上げられ、両足は子供の排泄を手伝う時のように抱えられた状態で固定される。
「っ!」
羞恥心に苛む俺を嘲笑うかのように、触手は俺の防具や服を引きちぎり、必死に鍛え上げた体を晒していく。
太い上腕も、盛り上がった胸筋も、引き締まった腹筋も、丸太の様な太腿だって、今はただの役立たずだ。
ハインツに追いつく為に、必死に努力したのにも関わらず……一度の油断で全てが無駄になった事実は、俺の心を容易くへし折った。
「いやだ……いやだ……誰か、助けてくれ……」
男らしくない。格好悪い。と、思いながらも自然と助けを求める言葉と涙が溢れてくる。
だけど、ここは樹海の奥深く。それもSランク級の魔物の痕跡が残るエリアの奥だ。
好んで入り込むような場所ではないし、俺以外の人間が通りかかるはずもない。
もし、居たとしても……今の俺を見た者は、俺の事を嘲笑うだろう。「Sランクの癖に苗床として捕まったマヌケ」だと。
「っあ……やめ……いやだっ……」
服を破り捨てられ、腕先と足先に僅かな布切れを残しているだけの俺に新たな触手が迫る。
その触手の先端には、赤紫色の実が実っていて……それが媚薬の材料として最も効果の高いものだというのを俺は知っていた。
「いやだっ! やめろっ!」
力の入らない体で身を捩るが、抵抗の甲斐もなく俺の頭の上でいくつもの実が触手によって搾られた。
「っ、あ……あぁあああっ!?」
赤く温い果汁が俺の上に降り注ぎ、顔を、胸を、腹を、股間を……と肌を伝っていく。
口に入った果汁は、甘ったるく俺の意識を一瞬で酔わせ、胸を伝う果汁は先ほど嬲られ硬く勃起した乳首に染みていった。
「あぁあ……ぁ……」
朦朧とする意識の中で、勃起した乳首から発するピリピリとした快楽に浸る。
乾いた触手で嬲られた際にできた小さな擦り傷に催淫効果の高い媚毒が染み込んでいるのだろうと推測するが、すでに思考のぼやけた頭では、それが気持ちいいと言うことしか理解できなかった。
「ひっ……! あぁああっ!!」
赤い果汁で濡れた乳首に触手が触れ、そこから産み出される快楽に声をあげる。
ぬるりとした果汁で濡れた触手は、先ほどとは違った快楽を俺に与え、思考を乱す。
「やだ……っ! いやだっ……! きもち、気持ちよく……なりなくないっ……!」
体も、頭も、快楽に置かされているのに、僅かな理性がそれを否定する。
「いやだっ! あっ! きも、きもちいいっ……! や……! あぁあああっ!」
濡れた触手が乳首を押し潰し、擦り、転がす。その度に悲鳴じみた嬌声を上げ、俺は力なく頭を振った。
「あぁあああああっ!!」
ぐにぐに。ずりずり。と、何度も乳首を転がされ、俺は女のように胸だけで絶頂した。
「あ……あぁ……」
絶頂の余韻に放心しながらも、自分が胸だけで絶頂したという事実に呆然とする。
「う、うそだ……うそだぁ……あぁあ……」
体を震わせながら涙を流し、絶頂を迎えても動きを止めぬ触手からの責めに声を震わせた。
「いや……あぁ……きも、ちいい……いや……いやだ……あぁあっ……!」
終らぬ快楽に怯えてなく俺は、無体を働かれる幼子のようだ。
屈強な男が、なんの抵抗もできず、無力な女子供のように嬲られている。
俺のプライドは、砕け、擂り潰されていくばかりだった。
「っ……あ……あぁあああっ!」
胸ばかり責められ、女のように絶頂し、次々降り注ぐ果汁で体が赤く染まる。
それは、まるで俺自身が触手の実として熟していくかのような感覚がした。
「あぁ……」
何度もイキ果て、ぐったりとした俺の肌を触手は撫でる。
すでに果汁で濡れていないところはない状態の肌は、どこを撫でられても快楽を生み出し、俺の意識を苛む。
未だに手つかずの陰茎や果汁で濡れそぼった後孔すら、風が吹くだけでもどかしく、甘い快楽を生み出すほどだった。
「っあ……あ、あぁあ……」
果汁に濡れた体に身悶える俺に、触手は次の手を繰り出す。
「ひぁ……あぁ……あぁあああっ!」
痛々しいほどに勃起した陰茎に触手が絡みつき、しごき上げる動きに俺は嬌声を上げ、呆気なく精を放った。
今まで触れられず、焦らされ続けたそこへの快楽に愚かにも俺はのめり込んだ。
「おっ゛……あ゛っ……! お゛お゛お゛っ!?」
止めなければと思うのに……力の入らない体で腰をヘコヘコと動かしてしまう。
精を吐き出してなお……快楽を得ようとしてしまう。
「お゛お゛お゛お゛お゛っ!!」
二度、三度と精を吐き出し、それでも腰を振る俺は、誰の目に映っても滑稽だろう。
もう、助けがきたとしても、普通には生きられない。
冒険者として生きていく事はできない。
そんな思いがなけなしの俺の理性を裁ち切った。
「お゛っ! お゛っ! お゛っ! お゛っ! 気持ちいい……気持ちいいぃ゛ぃ゛っ!」
馬鹿みたいに腰を振って快楽を貪る。
「もっとっ……! もっとぉぉぉ……っ!」
自ら媚び、ねだり、触手へと懇願する俺に、触手は俺が堕ちたと理解したのか、数多の触手を揺らめかせるのだった。
自分の意思とは関係なく高められる体。
肌を擦られるだけでもどかしい快楽が広がり、少しずつ意識がぼんやりとしてくる。
「いやだ……いやっ……!? あぁあっ!」
胸当てを気にすることなく、俺の肌を擦り続けていた触手がより柔らかな皮膚を擦り上げ、そこから沸き上がる快楽に声が上がった。
「やめっ! やめろっ! っ、あ……あぁああっ!!」
するり、するり……と、薄い皮膚を纏った粒を……乳首を擦り上げられる。
胸当てに圧迫された乾いた触手。そんなものに擦られたら痛みを覚えるはずなのに、俺の体はそれすら快楽に変えていった。
「いやだっ……あぁ、あっ……!?」
すりすり、カリカリ、コリコリ……そんな動きで的確に俺を攻める触手。
本能か、それとも俺以外にも被害にあった人間がいたのか……。
焦らすように、それでも確実に俺を追い込んでくる触手の動きは嫌らしいものだった。
「っあ……」
胸ばかり弄られ、もどかしい快楽に抵抗すらできない俺の四肢を触手が絡め、宙へと吊り上げる。
「やめろ……いやだ……」
両手を天に掲げるように吊り上げられ、両足は子供の排泄を手伝う時のように抱えられた状態で固定される。
「っ!」
羞恥心に苛む俺を嘲笑うかのように、触手は俺の防具や服を引きちぎり、必死に鍛え上げた体を晒していく。
太い上腕も、盛り上がった胸筋も、引き締まった腹筋も、丸太の様な太腿だって、今はただの役立たずだ。
ハインツに追いつく為に、必死に努力したのにも関わらず……一度の油断で全てが無駄になった事実は、俺の心を容易くへし折った。
「いやだ……いやだ……誰か、助けてくれ……」
男らしくない。格好悪い。と、思いながらも自然と助けを求める言葉と涙が溢れてくる。
だけど、ここは樹海の奥深く。それもSランク級の魔物の痕跡が残るエリアの奥だ。
好んで入り込むような場所ではないし、俺以外の人間が通りかかるはずもない。
もし、居たとしても……今の俺を見た者は、俺の事を嘲笑うだろう。「Sランクの癖に苗床として捕まったマヌケ」だと。
「っあ……やめ……いやだっ……」
服を破り捨てられ、腕先と足先に僅かな布切れを残しているだけの俺に新たな触手が迫る。
その触手の先端には、赤紫色の実が実っていて……それが媚薬の材料として最も効果の高いものだというのを俺は知っていた。
「いやだっ! やめろっ!」
力の入らない体で身を捩るが、抵抗の甲斐もなく俺の頭の上でいくつもの実が触手によって搾られた。
「っ、あ……あぁあああっ!?」
赤く温い果汁が俺の上に降り注ぎ、顔を、胸を、腹を、股間を……と肌を伝っていく。
口に入った果汁は、甘ったるく俺の意識を一瞬で酔わせ、胸を伝う果汁は先ほど嬲られ硬く勃起した乳首に染みていった。
「あぁあ……ぁ……」
朦朧とする意識の中で、勃起した乳首から発するピリピリとした快楽に浸る。
乾いた触手で嬲られた際にできた小さな擦り傷に催淫効果の高い媚毒が染み込んでいるのだろうと推測するが、すでに思考のぼやけた頭では、それが気持ちいいと言うことしか理解できなかった。
「ひっ……! あぁああっ!!」
赤い果汁で濡れた乳首に触手が触れ、そこから産み出される快楽に声をあげる。
ぬるりとした果汁で濡れた触手は、先ほどとは違った快楽を俺に与え、思考を乱す。
「やだ……っ! いやだっ……! きもち、気持ちよく……なりなくないっ……!」
体も、頭も、快楽に置かされているのに、僅かな理性がそれを否定する。
「いやだっ! あっ! きも、きもちいいっ……! や……! あぁあああっ!」
濡れた触手が乳首を押し潰し、擦り、転がす。その度に悲鳴じみた嬌声を上げ、俺は力なく頭を振った。
「あぁあああああっ!!」
ぐにぐに。ずりずり。と、何度も乳首を転がされ、俺は女のように胸だけで絶頂した。
「あ……あぁ……」
絶頂の余韻に放心しながらも、自分が胸だけで絶頂したという事実に呆然とする。
「う、うそだ……うそだぁ……あぁあ……」
体を震わせながら涙を流し、絶頂を迎えても動きを止めぬ触手からの責めに声を震わせた。
「いや……あぁ……きも、ちいい……いや……いやだ……あぁあっ……!」
終らぬ快楽に怯えてなく俺は、無体を働かれる幼子のようだ。
屈強な男が、なんの抵抗もできず、無力な女子供のように嬲られている。
俺のプライドは、砕け、擂り潰されていくばかりだった。
「っ……あ……あぁあああっ!」
胸ばかり責められ、女のように絶頂し、次々降り注ぐ果汁で体が赤く染まる。
それは、まるで俺自身が触手の実として熟していくかのような感覚がした。
「あぁ……」
何度もイキ果て、ぐったりとした俺の肌を触手は撫でる。
すでに果汁で濡れていないところはない状態の肌は、どこを撫でられても快楽を生み出し、俺の意識を苛む。
未だに手つかずの陰茎や果汁で濡れそぼった後孔すら、風が吹くだけでもどかしく、甘い快楽を生み出すほどだった。
「っあ……あ、あぁあ……」
果汁に濡れた体に身悶える俺に、触手は次の手を繰り出す。
「ひぁ……あぁ……あぁあああっ!」
痛々しいほどに勃起した陰茎に触手が絡みつき、しごき上げる動きに俺は嬌声を上げ、呆気なく精を放った。
今まで触れられず、焦らされ続けたそこへの快楽に愚かにも俺はのめり込んだ。
「おっ゛……あ゛っ……! お゛お゛お゛っ!?」
止めなければと思うのに……力の入らない体で腰をヘコヘコと動かしてしまう。
精を吐き出してなお……快楽を得ようとしてしまう。
「お゛お゛お゛お゛お゛っ!!」
二度、三度と精を吐き出し、それでも腰を振る俺は、誰の目に映っても滑稽だろう。
もう、助けがきたとしても、普通には生きられない。
冒険者として生きていく事はできない。
そんな思いがなけなしの俺の理性を裁ち切った。
「お゛っ! お゛っ! お゛っ! お゛っ! 気持ちいい……気持ちいいぃ゛ぃ゛っ!」
馬鹿みたいに腰を振って快楽を貪る。
「もっとっ……! もっとぉぉぉ……っ!」
自ら媚び、ねだり、触手へと懇願する俺に、触手は俺が堕ちたと理解したのか、数多の触手を揺らめかせるのだった。
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