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1-1.転生冒険者は男娼王子を攫う
五話
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「降ろせ!この首輪と淫紋がある限り逃げる事はできない!隷属の首輪と淫紋の効果は知っているだろう!」
フレデリック様太らせ計画を立てていた俺に、フレデリック様が腕の中で暴れる。その抵抗もささやかなものだから可愛らしく、同時にその程度しか抵抗できない事に王家への怒りとフレデリック様への悲しさが募った。
「知っていますよ。ですが、どちらも俺の魔力で塗り替えられます」
隷属の首輪は、奴隷が逃走したり、反抗できないように主の定めた一定の距離から離れたり、攻撃しようとしたら首輪にはめられた魔石に刻まれた術式が発動し、電流を流す仕組みになっている。
また淫紋は、主の精液を定期的に取り込まなければ気が狂いそうなほどの快楽と主との性行為への渇望が湧き上がる魔法陣の一種だ。
魔力とインクで直接刻まれているものだから除去するのも難しく、一般的には元の主からの譲渡で持ち主を変更していく形になる。
正規以外の対処としては元の主より高位の魔力持ちが力業で淫紋に込められた魔力と術式を塗り替えなければならない。
それ以外の対処法は、淫紋を焼き、淫紋と魔力で繋げられた性器を切り落とすなり焼きつぶすなり……と言った所か。それでも完全ではないため、高位の魔力持ちに大金払って塗り替えてもらって、譲渡の為に大金を払うというのが基本的に推奨されている。
俺も何度か塗りつぶした経験があるが……やっておいて良かったな。何も知らないままじゃ攫ってもフレデリック様を苦しめるだけだった。
まあ……塗り替えるには抱かなきゃいけないから、そこが問題なんだけど……その辺りは連れ去ってから考えよう。
しかし、比較的マシな対処方法も抱かなきゃいけない辺り奴隷に刻まれる術式は、非人道的だよな。奴隷が獣と同等の存在として扱われているからだろうけど、元々解除方法自体が存在しない。
七つ星の治療、解呪のエキスパートさえ、今の対処法を見つけるのがやっとだったのだ。
それゆえに淫紋含め、奴隷に刻まれる術式の悪質さは、その非人道的な効果も含め国によっては禁止されている所もある。そして、この国も禁止されていたはずなのだが……。もう、何も言える事はあるまい。
それに淫紋を刻まれた性奴隷の処分方法は、残虐な物も多い。いくつか実際に目にしたことがあるが、どれも目をそむけたくなるものだった。正気のうちに首を切り落とすのが一般的だし人道的だ。その次が、淫紋の快楽と渇望で気が狂っていくのを見世物にしながら首を切り落とすになるので、それ以降はお察しと言った所か……。
数は少ないが眠る様な毒で死なせるなら最も慈悲のある人として扱われている処分方法だろう。それが、フレデリック様に行われるとも思えないが。
異母兄とはいえ、血のつながった兄を性奴隷に落とし、その尊厳を貶め続けているのだ。その最後が人道的なものであるはずがない。おそらく、俺の知る中で最も惨い処分の方法を選ぶんじゃないかと思う。
それを考えたら、俺個人としてでなく冒険者ギルドに所属している人間としても見過ごすわけにはいかなかった。
「ニコラ!止めろ!今ならまだ間に合う!私の事はいいから!頼むからやめてくれ!」
俺の事を考えての事だろう。必死に止めてくるフレデリック様の言葉など耳に入ってこなかった。
……正義は俺にある。俺が正義と決めた事がこの世の道理だ。
「俺は本気ですよ。七つ星がそう決めた。国も王族も関係ない。俺の前に立ちふさがるならすべて薙ぎ倒すまでだ!」
俺の言葉と共に様子を見ているだけでは居られなくなってきた暗部の人間が天井裏から降ってくる。ちょっとばかり少ないが、残りは騎士団と国王にでも伝えにいったかな。
「っ!ニコラ!私を置いて逃げろ!」
「そんなに怯えなくたって問題ない。あんたの元婚約者は強いぜ?それこそ、肉弾戦に限ればこの世で一番な」
俺の腕から逃れようとするフレデリック様の腰をしっかりと抱きかかえて笑う。そう、俺は強い。肉弾戦に限れば、七つ星の中でも最強格だ。まあ、あの人らは魔法を極めきった人達が殆どなので俺が少しおかしいのだが。
俺を囲む暗部の人間は場に十人。一人一人の実力は四つ星から五つ星。六つ星すら居ないのだから数も併せて舐められたものだ。この程度で七つ星を抑えようと言う事が片腹痛い。
「……七つ星の実力見せてやるよ。一人で天災級を倒せる化け物の力を見せつけてなぁ!」
俺の吠え声に反応するように、無言で飛びかかってきた暗部の人間に不敵に笑みを浮かべ、無詠唱で足へと魔力を溜める。
「吹き飛べぇええええ!」
「っ……!」
軽く膝を上げ、そのまま靴底を地面へと打ち付ければ、溜めた魔力が爆発し、暴風となって暗部の人間へと襲い掛かる。もちろん俺には無害だし、俺が抱えているフレデリック様にも障壁を張っているから何の問題もない。
まあ、さすがにフレデリック様は魔力の爆発にも吹っ飛んだ暗部の人間にも驚いたようだが。
「ぐっ……!」
「かはっ……!」
吹き飛ばされた暗部のやつらが次々に石壁に叩きつけられては床に落ちていく。衝撃で天井から天井の欠片が落ちてくるから少しやりすぎたかもしれない。これでも加減したつもりだったんだけどな。
「う……」
「ぁ……っ」
床に落ちた暗部のやつらが口から血を流しながら呻いている。まだ死んじゃいねぇが……治療しなければ時間の問題だろうな。ま、治療しても死なないだけで二度と自分の足で立つこともできないと思うけどさ。
これ、もうちょっと加減ミスってたらミンチだったな。フレデリック様にグロいもの見せたくなかったからこれくらいで済んでよかった。
「どうです?強かったでしょう?これが七つ星の実力ってやつですよ。まあ……人間たった数人倒すくらいなら六つ星でもできるから格好つかないんですけどね」
暗部の人間があっさりと倒されたことに驚いているフレデリック様に笑みを向ければ、見開いたままの目で俺を見る。フレデリック様は暗部の強さを知っているから、俺がそれ以上に強い事に驚いているんだろうな。
「さて、面倒くさい事になる前に逃げましょうか。別に騎士団丸々来ても倒せますが……こんなところからあなたをさっさと連れ去りたいんでね」
フレデリック様の首に手を当て、隷属の首輪を俺の魔力で塗り替える。魔法での施錠と物理的な施錠を魔法で外し、フレデリック様に似合わない首輪をこの場に捨てていく。
「これであなたをここに縛るものはない」
「っ……」
こつりと音を立てて落ちた隷属の首輪にフレデリック様が顔をこわばらせながら息を飲む。死ぬまで……いや、死んでからも外される事のなかっただろう戒めが外れたと言う事を実感できないといったような表情だった。
「……国王に伝えろ。お前達は七つ星ニコラウスを怒らせた。それがどんな終焉を迎えることになるか覚悟しておけと」
伝令役であろう天井に潜んでいた暗部の人間にそれだけ聞かせて、抱えたフレデリック様ごと転移魔法を発動させる。
もう二度と、フレデリック様がこの国に戻ることは無いだろう。
フレデリック様太らせ計画を立てていた俺に、フレデリック様が腕の中で暴れる。その抵抗もささやかなものだから可愛らしく、同時にその程度しか抵抗できない事に王家への怒りとフレデリック様への悲しさが募った。
「知っていますよ。ですが、どちらも俺の魔力で塗り替えられます」
隷属の首輪は、奴隷が逃走したり、反抗できないように主の定めた一定の距離から離れたり、攻撃しようとしたら首輪にはめられた魔石に刻まれた術式が発動し、電流を流す仕組みになっている。
また淫紋は、主の精液を定期的に取り込まなければ気が狂いそうなほどの快楽と主との性行為への渇望が湧き上がる魔法陣の一種だ。
魔力とインクで直接刻まれているものだから除去するのも難しく、一般的には元の主からの譲渡で持ち主を変更していく形になる。
正規以外の対処としては元の主より高位の魔力持ちが力業で淫紋に込められた魔力と術式を塗り替えなければならない。
それ以外の対処法は、淫紋を焼き、淫紋と魔力で繋げられた性器を切り落とすなり焼きつぶすなり……と言った所か。それでも完全ではないため、高位の魔力持ちに大金払って塗り替えてもらって、譲渡の為に大金を払うというのが基本的に推奨されている。
俺も何度か塗りつぶした経験があるが……やっておいて良かったな。何も知らないままじゃ攫ってもフレデリック様を苦しめるだけだった。
まあ……塗り替えるには抱かなきゃいけないから、そこが問題なんだけど……その辺りは連れ去ってから考えよう。
しかし、比較的マシな対処方法も抱かなきゃいけない辺り奴隷に刻まれる術式は、非人道的だよな。奴隷が獣と同等の存在として扱われているからだろうけど、元々解除方法自体が存在しない。
七つ星の治療、解呪のエキスパートさえ、今の対処法を見つけるのがやっとだったのだ。
それゆえに淫紋含め、奴隷に刻まれる術式の悪質さは、その非人道的な効果も含め国によっては禁止されている所もある。そして、この国も禁止されていたはずなのだが……。もう、何も言える事はあるまい。
それに淫紋を刻まれた性奴隷の処分方法は、残虐な物も多い。いくつか実際に目にしたことがあるが、どれも目をそむけたくなるものだった。正気のうちに首を切り落とすのが一般的だし人道的だ。その次が、淫紋の快楽と渇望で気が狂っていくのを見世物にしながら首を切り落とすになるので、それ以降はお察しと言った所か……。
数は少ないが眠る様な毒で死なせるなら最も慈悲のある人として扱われている処分方法だろう。それが、フレデリック様に行われるとも思えないが。
異母兄とはいえ、血のつながった兄を性奴隷に落とし、その尊厳を貶め続けているのだ。その最後が人道的なものであるはずがない。おそらく、俺の知る中で最も惨い処分の方法を選ぶんじゃないかと思う。
それを考えたら、俺個人としてでなく冒険者ギルドに所属している人間としても見過ごすわけにはいかなかった。
「ニコラ!止めろ!今ならまだ間に合う!私の事はいいから!頼むからやめてくれ!」
俺の事を考えての事だろう。必死に止めてくるフレデリック様の言葉など耳に入ってこなかった。
……正義は俺にある。俺が正義と決めた事がこの世の道理だ。
「俺は本気ですよ。七つ星がそう決めた。国も王族も関係ない。俺の前に立ちふさがるならすべて薙ぎ倒すまでだ!」
俺の言葉と共に様子を見ているだけでは居られなくなってきた暗部の人間が天井裏から降ってくる。ちょっとばかり少ないが、残りは騎士団と国王にでも伝えにいったかな。
「っ!ニコラ!私を置いて逃げろ!」
「そんなに怯えなくたって問題ない。あんたの元婚約者は強いぜ?それこそ、肉弾戦に限ればこの世で一番な」
俺の腕から逃れようとするフレデリック様の腰をしっかりと抱きかかえて笑う。そう、俺は強い。肉弾戦に限れば、七つ星の中でも最強格だ。まあ、あの人らは魔法を極めきった人達が殆どなので俺が少しおかしいのだが。
俺を囲む暗部の人間は場に十人。一人一人の実力は四つ星から五つ星。六つ星すら居ないのだから数も併せて舐められたものだ。この程度で七つ星を抑えようと言う事が片腹痛い。
「……七つ星の実力見せてやるよ。一人で天災級を倒せる化け物の力を見せつけてなぁ!」
俺の吠え声に反応するように、無言で飛びかかってきた暗部の人間に不敵に笑みを浮かべ、無詠唱で足へと魔力を溜める。
「吹き飛べぇええええ!」
「っ……!」
軽く膝を上げ、そのまま靴底を地面へと打ち付ければ、溜めた魔力が爆発し、暴風となって暗部の人間へと襲い掛かる。もちろん俺には無害だし、俺が抱えているフレデリック様にも障壁を張っているから何の問題もない。
まあ、さすがにフレデリック様は魔力の爆発にも吹っ飛んだ暗部の人間にも驚いたようだが。
「ぐっ……!」
「かはっ……!」
吹き飛ばされた暗部のやつらが次々に石壁に叩きつけられては床に落ちていく。衝撃で天井から天井の欠片が落ちてくるから少しやりすぎたかもしれない。これでも加減したつもりだったんだけどな。
「う……」
「ぁ……っ」
床に落ちた暗部のやつらが口から血を流しながら呻いている。まだ死んじゃいねぇが……治療しなければ時間の問題だろうな。ま、治療しても死なないだけで二度と自分の足で立つこともできないと思うけどさ。
これ、もうちょっと加減ミスってたらミンチだったな。フレデリック様にグロいもの見せたくなかったからこれくらいで済んでよかった。
「どうです?強かったでしょう?これが七つ星の実力ってやつですよ。まあ……人間たった数人倒すくらいなら六つ星でもできるから格好つかないんですけどね」
暗部の人間があっさりと倒されたことに驚いているフレデリック様に笑みを向ければ、見開いたままの目で俺を見る。フレデリック様は暗部の強さを知っているから、俺がそれ以上に強い事に驚いているんだろうな。
「さて、面倒くさい事になる前に逃げましょうか。別に騎士団丸々来ても倒せますが……こんなところからあなたをさっさと連れ去りたいんでね」
フレデリック様の首に手を当て、隷属の首輪を俺の魔力で塗り替える。魔法での施錠と物理的な施錠を魔法で外し、フレデリック様に似合わない首輪をこの場に捨てていく。
「これであなたをここに縛るものはない」
「っ……」
こつりと音を立てて落ちた隷属の首輪にフレデリック様が顔をこわばらせながら息を飲む。死ぬまで……いや、死んでからも外される事のなかっただろう戒めが外れたと言う事を実感できないといったような表情だった。
「……国王に伝えろ。お前達は七つ星ニコラウスを怒らせた。それがどんな終焉を迎えることになるか覚悟しておけと」
伝令役であろう天井に潜んでいた暗部の人間にそれだけ聞かせて、抱えたフレデリック様ごと転移魔法を発動させる。
もう二度と、フレデリック様がこの国に戻ることは無いだろう。
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