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灰かぶりの少年
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「いやぁっ・・・!」
抵抗するが力がとても敵わない。
覆い被さった相手の男はとても大きく堅いが良い。
少年の痩せ細った華奢な体ではとても無理がある。
少年の名前は「灰かぶり」
そう名付けられた。
「うぅ・・助けてぇ・・!」
少年は心から叫ぶ。涙が次々と溢れて毎日泣かない日はありません。
そんな少年にお構いなく男は行為を続けます。
少年は今日もギュッと目を瞑り、とてつもない恐怖にただ脅えるのでした・・・
「チチッ、チチッ」
外から小鳥達の声が聞こえます。
1つの窓から日差しが入り灰かぶりは目覚める。
お屋敷の側にある貧しい小さな納屋で住んでいるので小鳥達の声もよく聞こえ朝だと知らせてくれます。
「朝だ・・・早く起きなくちゃ」
重たい身体を起こし薄い布切れのような布団を急いでたとむ。
今日は水を汲んで外壁の汚れを落とさないといけないのでバケツを素早く両手に持ち、組み式井戸まで足速に歩く。
いざ作業に取り掛かろうとした時、服の袖が邪魔になることに気づき不意にグッと袖をあげると手首に鬱すら赤く縛られた跡がついていた。
「あっ・・」
一瞬あの時の出来事を思い出し体が小さく震える。
手首を見ながら少し盲ろうとしていると井戸のすぐ横に子犬が丸くなって伏せているのが見えた。
「あれ?どうしたの。」
「お腹でも減っているのかい?」
子犬が心配になり思わず声をかけ抱き抱える。
それと同時に背後から頭を掴み取られた感覚が襲い後ろへ倒れ込みそうになった
「おい、何をしている」
地に響くような低い声が聞こえる
目の前には自分のお兄様が苛立った様子でこちらを睨んでいた。
だが本当の兄弟ではない、血が繋がっていないのだ・・・。
「おっ、お兄様。申し訳ございません!」
か細い声ですぐに謝ったが遅かったようだ、胸ぐらを掴まれ頬を叩かれる。
バシッ!
「気安く喋るな、今日は大切なお客様が来客されている!」
「それに何だその汚い犬は!」
抱いていた子犬をもぎ取られそうになった。直感で子犬が殺されると思った時お兄様の後ろからもう一人の声がする。
「おいおい、朝から乱暴は辞めてくれよ」
声の持ち主はとても気品がよく年老いた紳士であった。
「お見苦しいところをお見せして深くお詫び致します。伯爵様」
「こちらはこの屋敷の雑用使用人でございますので・・」
そうお兄様が語っていると伯爵様と目があう。
「うむ。そちら使用人の者、思わず女性に見えるが男性か?とても美しい。それにまだ若いとみえる。」
「はい、男でございます。歳は18でございます。」
突然聞かれお兄様も驚きを隠せない表情であった。
「もし今から時間があれば、相談をしたい事がある。良いか?」
「はい!何なりとお申し付けください」
そう言うと二人で何処かへ行ってしまった。少し驚いたが内心どこかホッとしている。子犬が殺されずにすんだのだ。
「良かった・・」
だが安心したのは束の間、更なる本当の恐怖が襲いかかるなんて知るよちも無かったのであるー
抵抗するが力がとても敵わない。
覆い被さった相手の男はとても大きく堅いが良い。
少年の痩せ細った華奢な体ではとても無理がある。
少年の名前は「灰かぶり」
そう名付けられた。
「うぅ・・助けてぇ・・!」
少年は心から叫ぶ。涙が次々と溢れて毎日泣かない日はありません。
そんな少年にお構いなく男は行為を続けます。
少年は今日もギュッと目を瞑り、とてつもない恐怖にただ脅えるのでした・・・
「チチッ、チチッ」
外から小鳥達の声が聞こえます。
1つの窓から日差しが入り灰かぶりは目覚める。
お屋敷の側にある貧しい小さな納屋で住んでいるので小鳥達の声もよく聞こえ朝だと知らせてくれます。
「朝だ・・・早く起きなくちゃ」
重たい身体を起こし薄い布切れのような布団を急いでたとむ。
今日は水を汲んで外壁の汚れを落とさないといけないのでバケツを素早く両手に持ち、組み式井戸まで足速に歩く。
いざ作業に取り掛かろうとした時、服の袖が邪魔になることに気づき不意にグッと袖をあげると手首に鬱すら赤く縛られた跡がついていた。
「あっ・・」
一瞬あの時の出来事を思い出し体が小さく震える。
手首を見ながら少し盲ろうとしていると井戸のすぐ横に子犬が丸くなって伏せているのが見えた。
「あれ?どうしたの。」
「お腹でも減っているのかい?」
子犬が心配になり思わず声をかけ抱き抱える。
それと同時に背後から頭を掴み取られた感覚が襲い後ろへ倒れ込みそうになった
「おい、何をしている」
地に響くような低い声が聞こえる
目の前には自分のお兄様が苛立った様子でこちらを睨んでいた。
だが本当の兄弟ではない、血が繋がっていないのだ・・・。
「おっ、お兄様。申し訳ございません!」
か細い声ですぐに謝ったが遅かったようだ、胸ぐらを掴まれ頬を叩かれる。
バシッ!
「気安く喋るな、今日は大切なお客様が来客されている!」
「それに何だその汚い犬は!」
抱いていた子犬をもぎ取られそうになった。直感で子犬が殺されると思った時お兄様の後ろからもう一人の声がする。
「おいおい、朝から乱暴は辞めてくれよ」
声の持ち主はとても気品がよく年老いた紳士であった。
「お見苦しいところをお見せして深くお詫び致します。伯爵様」
「こちらはこの屋敷の雑用使用人でございますので・・」
そうお兄様が語っていると伯爵様と目があう。
「うむ。そちら使用人の者、思わず女性に見えるが男性か?とても美しい。それにまだ若いとみえる。」
「はい、男でございます。歳は18でございます。」
突然聞かれお兄様も驚きを隠せない表情であった。
「もし今から時間があれば、相談をしたい事がある。良いか?」
「はい!何なりとお申し付けください」
そう言うと二人で何処かへ行ってしまった。少し驚いたが内心どこかホッとしている。子犬が殺されずにすんだのだ。
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