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6話 お願いだから、別れてくれ
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はんっと音がするとおれの唇と海の唇がまた合わさっていた。
しかも…口の中からなにやらにゅるっとしたようなものが入ってきた。
それがおれの舌と絡まる。
─────────死ね。
おれは一気に殺気立った。
そして思いっきり海の舌を噛もうとしたら…口があっさり離された。
「お前…マジで殺すぞ?」
おれは頭がおかしくなるぐらいキレていた。
「…ひでぇな。おれたち恋人だろ?」
「恋人?あれは罰ゲームだろ?」
「あー、そう。罰ゲームだったか。」
すっとぼけている海におれは苛立ちがあがっていく。
キモイ、キモイキモイ!!
「直也…罰ゲームで告白したけど…告白は嘘じゃなかったんだぜ…?」
「…は?」
にこにこと海がおれにそう言った。
何を言っているのかわからなかった。
「僕────知ってたんだよ。直也が───僕の嫌がる態度が好きだってこと。」
「…は?」
意味がわからずおれは目をまん丸にした。
「その顔っ…いいわっ。めっちゃ好き。かわいい、めちゃくちゃにしたい。」
「きも…」
「お互い様でしょ?」
海はそういうとおれに視線をむけていた。
「僕はずっと前から───直也のことが大好きだったんだよ。」
そう聞いておれは身体がゾワッとした。
甘い甘い霧に巻き込まれるような感覚が全身に感じる。
「直也は自分のこと好いてる人より嫌われてる方が好きなんだもんね。おれの…睨みつける顔とか動揺してる顔が好きなんでしょ?
知ってるよ、だって────
ずっとずっと好きだったから。」
嫌だっ、キモイ!!
「今、気持ち悪いって思ったでしょ?僕がどれだけ直也のこと見てたかわかる?
小学生のときからずっとだよ。
直也──、僕のこと小学生のときから好きだって言ってたよね?
同じだねっ。」
「なっ…!あれは、嘘っ…」
「知ってたよ。けど…嘘でも嬉しかったんだよ、僕は。」
知らなかった…知りたくもなかった…。まさか海がおれのこと好きだったなんて…。
しかも小学生のときから…?
なにそれ、バカじゃねぇの?死ねよ。
しかも…口の中からなにやらにゅるっとしたようなものが入ってきた。
それがおれの舌と絡まる。
─────────死ね。
おれは一気に殺気立った。
そして思いっきり海の舌を噛もうとしたら…口があっさり離された。
「お前…マジで殺すぞ?」
おれは頭がおかしくなるぐらいキレていた。
「…ひでぇな。おれたち恋人だろ?」
「恋人?あれは罰ゲームだろ?」
「あー、そう。罰ゲームだったか。」
すっとぼけている海におれは苛立ちがあがっていく。
キモイ、キモイキモイ!!
「直也…罰ゲームで告白したけど…告白は嘘じゃなかったんだぜ…?」
「…は?」
にこにこと海がおれにそう言った。
何を言っているのかわからなかった。
「僕────知ってたんだよ。直也が───僕の嫌がる態度が好きだってこと。」
「…は?」
意味がわからずおれは目をまん丸にした。
「その顔っ…いいわっ。めっちゃ好き。かわいい、めちゃくちゃにしたい。」
「きも…」
「お互い様でしょ?」
海はそういうとおれに視線をむけていた。
「僕はずっと前から───直也のことが大好きだったんだよ。」
そう聞いておれは身体がゾワッとした。
甘い甘い霧に巻き込まれるような感覚が全身に感じる。
「直也は自分のこと好いてる人より嫌われてる方が好きなんだもんね。おれの…睨みつける顔とか動揺してる顔が好きなんでしょ?
知ってるよ、だって────
ずっとずっと好きだったから。」
嫌だっ、キモイ!!
「今、気持ち悪いって思ったでしょ?僕がどれだけ直也のこと見てたかわかる?
小学生のときからずっとだよ。
直也──、僕のこと小学生のときから好きだって言ってたよね?
同じだねっ。」
「なっ…!あれは、嘘っ…」
「知ってたよ。けど…嘘でも嬉しかったんだよ、僕は。」
知らなかった…知りたくもなかった…。まさか海がおれのこと好きだったなんて…。
しかも小学生のときから…?
なにそれ、バカじゃねぇの?死ねよ。
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