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慰弦

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- 14章 -

- 日常のひとこま達 - 鈴橋&植野

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「…あっ、なんだっけこれ」

「んー? あぁ、かんぽっくりだろ?」

「そう!それだっ!  確か俺の幼稚園だと桃の缶詰のが人気だったなぁー」

「俺の保育園も、桃とミカンと無地のがあって、やっぱり桃人気だったな…無地しか残ってないと他の遊びに変えてた子とかも居たくらい」

「桃→超レア、ミカン→ノーマル、無地→はずれ、みたいなねw」

「言えてるな。 でも、今だとあの大きさの缶って全然見ないよな」

「確かに言われてみれば…」


「……」

「………なんか駄菓子食べたくなってきた。あれっ、ラムネの細長い奴で“煙草ー”とかやらなかった?」

「…やったな。皆一回はやるだろそのネタ」

「ネタと言えば、水に溶かすと~的なので、ソーダ粉とコーラ粉、だっけ? ってのあったじゃん」

「あったな。そういえば。よく水入れ過ぎれ不味くなって捨ててた記憶がある」

「あれ意外と少量しか作れないんだよな。 最終的に水に入れないで粉舐めてたよ」

「…それはやったことないな」

「Σまじか」

「…あー。小腹すいてきた。寝る間際に話す話題じゃないな」

「確かにww」

「さて、そろそろ寝るか。もう0時になるし」

「えっ!? 本当に?あっ、明日朝練30分早いの忘れてた」

「馬鹿か…」

「さ、寝よ寝よ!」

「ちょっ、なに当たり前みたいに布団入ってくんだよっ!?」

「いいじゃん、今日は一番の冷え込みって言ってたしさ」

「睡眠不足になるんだよ」

「え? なんで!? もしかして俺寝像悪い!?」

「別に…ほら、さっさと寝るぞ」

「ありがとー! お休み、がっくん」

「ん。 おやすみ」
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