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慰弦

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- 14章 -

- 日常のひとこま達 - 聖&聖

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【晩御飯は何にする?】

- PM 6:30頃 弟宅 -

「夕飯はどうしてるの?」

「自分で作ってるよー」

「料理、出来るんだ…」

「1人暮らし始めてから料理とかやるようになったからあんまり上手ではないけど」

「1人だと食べられれば何でも良いかなとか思えてきちゃうよね」

「あー…あるある。味より満腹感重視っていうかね」

「なんかさ、食べたいって思って作っても、自分で作った料理ってあんまりおいしく感じられなくない?」

「あー、あるあるー… 最初は毎日好きなの食べられるー!!って思ってたけど、なに作ってもおいしく感じないからさぁ…あっ、だから味より満腹感っていうあれになるのかw」

「確かにw じゃぁ、今日は毎日頑張ってるせいのために、お兄ちゃんが頑張ってみようかな!!」

「本当に!? ちょー嬉しいっ!でも、ひじりにとったら毎日と変わらないんじゃ…」

「いや、俺は作ってくれる人がいるからね」

「…うらやましいなちくしょー」



- PM 7:10頃 某スーパー -



「好きな食べ物は?」

「みたらし団子! イチゴ牛乳!!」

「それ夕飯には出来ないでしょ…w」

「あ、ピーマンは嫌い…」

「苦いの駄目?」

「苦い…苦いのもだけど、あの青臭い感じが駄目なんだよねぇ」

「あぁ…トマト嫌いな人とかもよく言うよね。つぶれる感じと青臭さ。 俺からしたら、トマトのつぶれる感じが駄目なら、イクラとかも駄目じゃんとか思うけど…」

「でも、イクラは大丈夫な人多いよね」

「不思議だよねぇ…和食、洋食どっちが良い?」

「あ、洋食って聞いたら口が洋食になった」

「じゃぁ、晩御飯は洋食にしようか。パスタで良い?」

「うん!サッパリめが良い! タラコと大葉とか!!」

「苦いの駄目なのに大葉は良いの?」

「うん。大葉は平気。不思議だよねぇ」

「不思議だねぇ」
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