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- 13章 -
- 再会 -
しおりを挟む…雪?
窓から見える景色は何処もかしこも真っ白になっていた。
おかしい、まだ雪が降る季節ではないはずなんだけど…。
そこで気がつく。
勉強机もなく、ベッドもない。
自分の前には小さめの敷布団。
今起きたようだ。
ここは…
実家だ。
あぁ、これは夢か。
自身の手を見てみると物凄く小さい。
どうりで視線も低いはずだ。
夢という認識と意識はあるが、夢の中の自分は自分の意思とは関係なく布団から飛びだすとリビングへと向かった。
そこには母親の姿も父親の姿もない。
机の上には
「行って来ます。ご飯とおやつは冷蔵庫に入ってるから食べてね」
と書いてある置手紙がある。
その手紙を見て、自分は物凄く嬉しそうに笑った。
勢い良く玄関へ向かい、小さい靴を履いて外へ飛び出し、2階へつながる外階段へと向かっていった。
―そっちは行っちゃ駄目だっ!!―
先程まで夢の中の自分の視線で動いていた世界が、今は第三者視点となり自分を見ていた。
―行くなってっ!!―
そんな思いも虚しく、幼い自分は階段を上りきり、ドアを勢い良くノックする。
その音に気がついた住人が、そっとドアを開けた。
―出てきたら駄目っ―
ここで視界が変わった。
目の前には―…
先程まで遊んでいた場所が
そこにはサイズの違う足跡が3つ。
そして赤いシミが雪を溶かしていた。
そのシミは外階段の上へと続いて
ドアの前で途絶えている。
その中は酷く静かで。
―なんで…っ
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―なんでっ!!
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