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謎の異空間に飛ばされたら金髪美少女が迫ってくるんだが?
78.楽しい夢
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――遺跡の迷宮2階層のボスモンスターとのバトル。
目玉のモンスターに止めを刺したものの、モンスターが消滅する間際に反撃を受けて眠らされてしまった久奈。
(くっ、しまった。意識が……)
久奈が気が付くと中学校の敷地に立っていた。久奈は周りを見回して確認する。
(あれ、ここは中学校? この格好は中学の時の制服……。タイムリープか? 違う、魂力はそのままだ。幻の類かな?)
久奈が自分の置かれた状況に考えを巡らせていると、久奈に駆け寄る人物がいた。中学の制服を着ており、先ほどまで一緒にいた樹よりもやや幼い感じの樹だ。
「鳴海さん、好きです! 俺と付き合って下さい!」
(この状況は、卒業式か!)
思わず久奈は笑みを浮かべてしまう。そしてすぐに返事をする。
「いいよ、私も君の事が大好きだから付き合おう」
久奈の返事に樹はポカンとしている。
「えっと、俺……、あの……」
「だから、私も君の事が大好きだから付き合おうって言ったんだよ」
自身にできる最大限の可愛い笑顔を作り、樹に向ける久奈。しかし樹は振り返りダッシュで逃げてしまった。
「OKしても逃げるんかい!」
(いや、ツッコんでる場合じゃないか。って逃げ足速いね。もうあんなに遠くに行ってるよ。でも魂力6万超えを舐めないでね)
久奈は軽く地面を蹴って高速移動し、逃げる樹の正面に一瞬で回り込んだ。そして樹の手をギュっと握り「捕まえた」と微笑んだ。
真っ赤な顔をして息を上げている樹。
「鳴海さん、俺……」
「久奈って呼んでね」
樹は恥ずかしそうに俯き遠慮しながら「久奈……ちゃん」と呟いた。
(久奈ちゃんか、これもアリと言えば、まぁアリだね)
「樹君、これからはたくさん一緒に過ごして、たくさん話して仲良くしようね」
「OKしてもらえるとは思ってなかった……。久奈ちゃん、よろしくね」
(真っ赤になって可愛いなぁ)
(もう少しだけこの幻を楽しんでもいいよね……?)
そこで突然場面が変わった。
(……ここは樹の部屋か、この格好は高校の制服だね。ダイジェストで楽しめるのか)
折り畳みのテーブルに向かい合って座っている。机の上には参考書やノートなどが置いてある。
(二人で勉強してるのかな?)
久奈がなんとも言えない高揚感に浸っていると、樹が話しかけてきた。
「久奈ちゃん、ここが分からないんだけど……」
「どこ?」と樹に身を寄せる久奈。樹は少し後ろに下がる。
「なんで離れるのよ!?」
「その……、久奈ちゃんが近くてドキドキするから……」
(なに、この初々しい反応は? こっちがドキドキしてくるよ)
久奈は上目づかいで甘えた口調で樹に質問をした。
「樹君、私の事好き?」
「大好きだよ」
「他の女の子にも言ってるんじゃない?」
「俺は久奈ちゃん一筋だよ。他の女の子になんて興味無いよ」
「桜花さんって綺麗な人が同じクラスにいるでしょ?」
「桜花さん? 確かにいるけど綺麗かなぁ? 久奈ちゃんの方がずっと美人だよ」
樹の一途な発言に浮かれる久奈。
「えへへ、そうなんだー」
気を良くした久奈は樹に迫る。
「ねえ、樹君。キスしようか?」
真っ赤になり動揺する樹。構わず久奈は樹にキスをする。二人の唇が離れると、樹は顔を赤くしたまま、照れくさそうに笑う。
「一年付き合って、初めてのキスだね」
(そうか、箱庭では結月と競い合って樹とキスしたけど、本当なら樹は奥手だから、一年付き合っても今までキスをしてなかったんだ)
久奈は樹を押し倒して再びキスする。そして覆いかぶさり言う。
「キスよりもっといい事しようよ」
目を丸くする樹。密着した久奈は樹の鼓動が高鳴っているのを感じた。
「そろそろ帰らないと、お母さんが心配するよ? 家まで送っていくよ」
(うーん、現実の樹と全く違う反応だ……。一年前はこんな感じだった気もするけど)
手を繋ぎ久奈の家に向かう二人。
(幻の世界と分かっていても、楽しいからもう少しだけ……)
久奈は樹の腕を抱き、胸をギュっと押し付けて樹の反応を楽しむ。樹は体をこわばらせて顔を真っ赤にしている。
「今日の久奈ちゃん、いつもとなんか違うね」
「そうかなぁ、嫌だった?」
「嫌じゃないよ! 嬉しいよ!」
(なんか必死だ、カワイイな)
イチャつく二人の前に、モンスターが現れた。
「なんだ、あれ、化け物? 久奈ちゃん逃げよう!」
久奈は慌てる樹に「心配しないで」と優しく言うと、魔法で光線を放ちモンスターを貫いた。モンスターが消滅すると樹はへたり込んで久奈に言う。
「久奈ちゃん強いんだね。俺、怖くて動けなかったよ」
「樹君は私が守るから心配しなくていいんだよ」
久奈は微笑み樹に手を差し伸べた。すると樹はガタガタと震えだす。久奈が振り返ると、そこには先ほどのモンスターよりも大きなモンスターがいた。
樹は久奈の後ろに隠れるようにして身を縮こまらせている。久奈は再び光線でモンスターを貫き消滅させた。そしてフッと軽く笑う。
「樹は別に弱くてもいいんだ。どうせ私が命を懸けて守るつもりでいるから。でも本物の樹はどんな相手だろうと自分の命を捨ててでも私を守ってくれるんだ」
「夢か幻かは知らないけど、楽しかったよニセモノ君。でも、やっぱり私は本物の樹じゃないと心の底からはドキドキできないみたい」
「おいで天照」
久奈が呟くと朱色に輝く美しい刀が出現した。
「こうすると、現実世界に戻れる気がする」
久奈が天照を握り締めて空に向かって振るうと、空に裂け目が出来た。久奈は宙を舞ってその裂け目に飛び込んだ。
――なんか、身体を触られてるな……。この触り方は……それに樹の匂いがする……。アサカ達が騒いでる……。
久奈が目を覚ますと、目の前に樹がいて安堵の声を漏らした。
「あっ、久奈。目を覚ましたんだね。良かった」
(ああっ、本物の樹だ)
「私……。モンスターに眠らされてた? ゴメン心配かけたね」
「何ともない?」と樹が聞くので久奈は樹を抱き寄せて言う。
「多分、大丈夫。でも念の為に私の身体をきちんと確認してみる?」
するとアサカが「はーい、完全に元気だね! さあ、お茶にしよう!」と横槍を入れて樹が離れてしまった。
(ちっ、アサカめ……)
久奈はベッドから降りて樹の腕を捕まえて腕に抱き着く。すると樹が久奈に声を掛ける。
「ニヤニヤしながら寝てたけど、いい夢見てたの?」
「うん、すっごくいい夢。私が浮気してる夢かな……」
「浮気?」
樹が驚いたような表情をしたのを確認して久奈は続ける。
「そ、私だけに夢中になってる樹とキスする夢」
「でも、やっぱり私はこの樹が大好きだな」
「……ありがとう」
少し照れた様子で礼を言って微笑む樹に、久奈は笑顔を返した。
――その日の夜、箱庭のログハウス。
今夜は久奈と過ごす為に、俺はリビングのソファーに座って待っている。
それにしても久奈が目を覚ましてくれて本当に良かった。目を覚まさないままだったら……と思うとゾッとするな。
そんなことを考えていると久奈の気配がした。俺は立ち上がって、久奈に近づき抱きしめた。
「どうしたの? 今日はいつもよりやる気満々なの?」
「いやぁ、やる気はいつもどうりだけど、今日は久奈とくっついていたい気分なんだ」
「ふーん、別にいいけど。寝てる私の身体を触ったから、もう興奮してるのかと思った」
「うぐっ、バレてる……。心配だったから久奈の事をずっと見てたんだ。そしたら寝顔が可愛すぎて、つい……。ゴメンね」
「だからーいいって。私は樹に触られてスイッチ入ってるんだよ、早く部屋に行こうよ」
俺は久奈に手を引かれ部屋に行った。
久奈の主導で濃厚にイチャイチャしてすっきりとした後、俺達はベッドの上で向かい合い抱き合っている。
「あのさ、ちょっと気になってたんだけど……」
「ん……なに?」
「この前、久奈と結月とアサカが勝負したとき、勝負がついた後、久奈が落ち込んでいるように見えたんだ、余計なお世話かもしれないけど少し心配で……」
「ああ……、あれは落ち込んでたんじゃ無いよ。私がアサカに勝つのが当然って思っていたのに、アサカに負けて……。私はいつから自分が最強だって思い上がっていたのかなって、恥ずかしくなっただけだよ」
「アサカは必死で頑張ってる。私に絶対追いつけない、なんて事ある訳ないのにね」
「そうだったのか……」
俺は久奈の頭を撫でる。久奈のさらりとした髪の感触が心地いい。久奈が俺の腕の中から俺の顔を見る。なんか機嫌が悪そうだな?
「でもね樹、私を抱いているときに他の女の子の話をしないでくれる?」
「え、いや、久奈の話だけど……」
「結月とアサカって言ったでしょ! 他の女の子の名前を呼ばないように!」
「は、はい」
「罰として今夜はあと3回はしてよね!」
「はい、喜んで!」
俺と久奈の夜はまだまだ続くのであった。
目玉のモンスターに止めを刺したものの、モンスターが消滅する間際に反撃を受けて眠らされてしまった久奈。
(くっ、しまった。意識が……)
久奈が気が付くと中学校の敷地に立っていた。久奈は周りを見回して確認する。
(あれ、ここは中学校? この格好は中学の時の制服……。タイムリープか? 違う、魂力はそのままだ。幻の類かな?)
久奈が自分の置かれた状況に考えを巡らせていると、久奈に駆け寄る人物がいた。中学の制服を着ており、先ほどまで一緒にいた樹よりもやや幼い感じの樹だ。
「鳴海さん、好きです! 俺と付き合って下さい!」
(この状況は、卒業式か!)
思わず久奈は笑みを浮かべてしまう。そしてすぐに返事をする。
「いいよ、私も君の事が大好きだから付き合おう」
久奈の返事に樹はポカンとしている。
「えっと、俺……、あの……」
「だから、私も君の事が大好きだから付き合おうって言ったんだよ」
自身にできる最大限の可愛い笑顔を作り、樹に向ける久奈。しかし樹は振り返りダッシュで逃げてしまった。
「OKしても逃げるんかい!」
(いや、ツッコんでる場合じゃないか。って逃げ足速いね。もうあんなに遠くに行ってるよ。でも魂力6万超えを舐めないでね)
久奈は軽く地面を蹴って高速移動し、逃げる樹の正面に一瞬で回り込んだ。そして樹の手をギュっと握り「捕まえた」と微笑んだ。
真っ赤な顔をして息を上げている樹。
「鳴海さん、俺……」
「久奈って呼んでね」
樹は恥ずかしそうに俯き遠慮しながら「久奈……ちゃん」と呟いた。
(久奈ちゃんか、これもアリと言えば、まぁアリだね)
「樹君、これからはたくさん一緒に過ごして、たくさん話して仲良くしようね」
「OKしてもらえるとは思ってなかった……。久奈ちゃん、よろしくね」
(真っ赤になって可愛いなぁ)
(もう少しだけこの幻を楽しんでもいいよね……?)
そこで突然場面が変わった。
(……ここは樹の部屋か、この格好は高校の制服だね。ダイジェストで楽しめるのか)
折り畳みのテーブルに向かい合って座っている。机の上には参考書やノートなどが置いてある。
(二人で勉強してるのかな?)
久奈がなんとも言えない高揚感に浸っていると、樹が話しかけてきた。
「久奈ちゃん、ここが分からないんだけど……」
「どこ?」と樹に身を寄せる久奈。樹は少し後ろに下がる。
「なんで離れるのよ!?」
「その……、久奈ちゃんが近くてドキドキするから……」
(なに、この初々しい反応は? こっちがドキドキしてくるよ)
久奈は上目づかいで甘えた口調で樹に質問をした。
「樹君、私の事好き?」
「大好きだよ」
「他の女の子にも言ってるんじゃない?」
「俺は久奈ちゃん一筋だよ。他の女の子になんて興味無いよ」
「桜花さんって綺麗な人が同じクラスにいるでしょ?」
「桜花さん? 確かにいるけど綺麗かなぁ? 久奈ちゃんの方がずっと美人だよ」
樹の一途な発言に浮かれる久奈。
「えへへ、そうなんだー」
気を良くした久奈は樹に迫る。
「ねえ、樹君。キスしようか?」
真っ赤になり動揺する樹。構わず久奈は樹にキスをする。二人の唇が離れると、樹は顔を赤くしたまま、照れくさそうに笑う。
「一年付き合って、初めてのキスだね」
(そうか、箱庭では結月と競い合って樹とキスしたけど、本当なら樹は奥手だから、一年付き合っても今までキスをしてなかったんだ)
久奈は樹を押し倒して再びキスする。そして覆いかぶさり言う。
「キスよりもっといい事しようよ」
目を丸くする樹。密着した久奈は樹の鼓動が高鳴っているのを感じた。
「そろそろ帰らないと、お母さんが心配するよ? 家まで送っていくよ」
(うーん、現実の樹と全く違う反応だ……。一年前はこんな感じだった気もするけど)
手を繋ぎ久奈の家に向かう二人。
(幻の世界と分かっていても、楽しいからもう少しだけ……)
久奈は樹の腕を抱き、胸をギュっと押し付けて樹の反応を楽しむ。樹は体をこわばらせて顔を真っ赤にしている。
「今日の久奈ちゃん、いつもとなんか違うね」
「そうかなぁ、嫌だった?」
「嫌じゃないよ! 嬉しいよ!」
(なんか必死だ、カワイイな)
イチャつく二人の前に、モンスターが現れた。
「なんだ、あれ、化け物? 久奈ちゃん逃げよう!」
久奈は慌てる樹に「心配しないで」と優しく言うと、魔法で光線を放ちモンスターを貫いた。モンスターが消滅すると樹はへたり込んで久奈に言う。
「久奈ちゃん強いんだね。俺、怖くて動けなかったよ」
「樹君は私が守るから心配しなくていいんだよ」
久奈は微笑み樹に手を差し伸べた。すると樹はガタガタと震えだす。久奈が振り返ると、そこには先ほどのモンスターよりも大きなモンスターがいた。
樹は久奈の後ろに隠れるようにして身を縮こまらせている。久奈は再び光線でモンスターを貫き消滅させた。そしてフッと軽く笑う。
「樹は別に弱くてもいいんだ。どうせ私が命を懸けて守るつもりでいるから。でも本物の樹はどんな相手だろうと自分の命を捨ててでも私を守ってくれるんだ」
「夢か幻かは知らないけど、楽しかったよニセモノ君。でも、やっぱり私は本物の樹じゃないと心の底からはドキドキできないみたい」
「おいで天照」
久奈が呟くと朱色に輝く美しい刀が出現した。
「こうすると、現実世界に戻れる気がする」
久奈が天照を握り締めて空に向かって振るうと、空に裂け目が出来た。久奈は宙を舞ってその裂け目に飛び込んだ。
――なんか、身体を触られてるな……。この触り方は……それに樹の匂いがする……。アサカ達が騒いでる……。
久奈が目を覚ますと、目の前に樹がいて安堵の声を漏らした。
「あっ、久奈。目を覚ましたんだね。良かった」
(ああっ、本物の樹だ)
「私……。モンスターに眠らされてた? ゴメン心配かけたね」
「何ともない?」と樹が聞くので久奈は樹を抱き寄せて言う。
「多分、大丈夫。でも念の為に私の身体をきちんと確認してみる?」
するとアサカが「はーい、完全に元気だね! さあ、お茶にしよう!」と横槍を入れて樹が離れてしまった。
(ちっ、アサカめ……)
久奈はベッドから降りて樹の腕を捕まえて腕に抱き着く。すると樹が久奈に声を掛ける。
「ニヤニヤしながら寝てたけど、いい夢見てたの?」
「うん、すっごくいい夢。私が浮気してる夢かな……」
「浮気?」
樹が驚いたような表情をしたのを確認して久奈は続ける。
「そ、私だけに夢中になってる樹とキスする夢」
「でも、やっぱり私はこの樹が大好きだな」
「……ありがとう」
少し照れた様子で礼を言って微笑む樹に、久奈は笑顔を返した。
――その日の夜、箱庭のログハウス。
今夜は久奈と過ごす為に、俺はリビングのソファーに座って待っている。
それにしても久奈が目を覚ましてくれて本当に良かった。目を覚まさないままだったら……と思うとゾッとするな。
そんなことを考えていると久奈の気配がした。俺は立ち上がって、久奈に近づき抱きしめた。
「どうしたの? 今日はいつもよりやる気満々なの?」
「いやぁ、やる気はいつもどうりだけど、今日は久奈とくっついていたい気分なんだ」
「ふーん、別にいいけど。寝てる私の身体を触ったから、もう興奮してるのかと思った」
「うぐっ、バレてる……。心配だったから久奈の事をずっと見てたんだ。そしたら寝顔が可愛すぎて、つい……。ゴメンね」
「だからーいいって。私は樹に触られてスイッチ入ってるんだよ、早く部屋に行こうよ」
俺は久奈に手を引かれ部屋に行った。
久奈の主導で濃厚にイチャイチャしてすっきりとした後、俺達はベッドの上で向かい合い抱き合っている。
「あのさ、ちょっと気になってたんだけど……」
「ん……なに?」
「この前、久奈と結月とアサカが勝負したとき、勝負がついた後、久奈が落ち込んでいるように見えたんだ、余計なお世話かもしれないけど少し心配で……」
「ああ……、あれは落ち込んでたんじゃ無いよ。私がアサカに勝つのが当然って思っていたのに、アサカに負けて……。私はいつから自分が最強だって思い上がっていたのかなって、恥ずかしくなっただけだよ」
「アサカは必死で頑張ってる。私に絶対追いつけない、なんて事ある訳ないのにね」
「そうだったのか……」
俺は久奈の頭を撫でる。久奈のさらりとした髪の感触が心地いい。久奈が俺の腕の中から俺の顔を見る。なんか機嫌が悪そうだな?
「でもね樹、私を抱いているときに他の女の子の話をしないでくれる?」
「え、いや、久奈の話だけど……」
「結月とアサカって言ったでしょ! 他の女の子の名前を呼ばないように!」
「は、はい」
「罰として今夜はあと3回はしてよね!」
「はい、喜んで!」
俺と久奈の夜はまだまだ続くのであった。
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