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〈番外編・リューセントの話〉後編
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そんなふうに食べてくれれば、料理人も相好を崩す。
「量は足りたか? まだお腹に余裕があるなら、オレンジでも剥いてやろうか?」
成人の十八歳と言われて考える背格好より、アシャンは小さい。料理人からすれば幼い子供に対する気持ちになったのかもしれない。
「店主に怒られないかい?」
「言っちゃなんだが、ちょっと傷みかけでね……腹は壊さないが、客には出せねぇってやつだよ。甘さも薄いんだ」
今夜にでもジャムやソースにする分だったらしい。
これまたアシャンのついでに私にも用意してくれたので食べてみると、確かに甘みが弱かった。それでも肉を食べた後のくちがさっぱりとする。
「ほぁあ……おなか、いっぱい……」
「今夜はこの宿に泊まるの?」
「はい。でも明日からはどうするか考えていなくて……」
この宿は宿泊と食事が一緒になっているが、その分だけ値段も張る。だから連続で泊まるということはアシャンも考えていないようだった。確かに、仕事を探しながらとなればもう少し安い宿に泊まり、街に出ている屋台などで食事を済ませてしまうのが手っ取り早い。
「そうなると、もう会えないかもしれないな。あ、いや……なにかあったらいつでも職場に来てくれて構わないんだけど……」
私から会いに行くことは出来なくなる。それはちょっと、なんとなく惜しい気持ちになってしまった。
「出会いの記念に、初めに話した通り私の気に入りで乾杯しようか」
給仕へと声を掛けてグラスを二つ用意してもらう。ボトルは私の名前で保管してもらっているもので、そこから直にグラスへと酒を注いだ。開けた日を考えたあと、残りは別に食べている班の皆に振る舞うことにしたら、背後で「うぉおおおおお」と歓声が聞こえてくる。
「え? お友達さんがいたんですか?」
「職場のね。でも、私としてはアシャンと食べるほうが有意義だったから」
久方ぶりに穏やかな気持ちで食事をすることが出来た。班の皆は途中からどれだけ食べるかどれだけ飲むかの競走になってしまうし、自分一人では空腹を満たす為の行為となってしまう。班の皆との食事はそれはそれで楽しいのだけれど。
美味しいものを美味しそうに食べている姿というのは、見ていて癒しになることを思い出した。
イーアもなんでも美味しそうに食べる子だった。いま屋敷に住んでいる子たちもなんでも食べてくれるが、イーアほど全身を使って喜びを表現してくれる子ではない。まぁどちらも可愛いが、一番に思い返してしまうのはイーアだった。
「乾杯」
「か、かんぱい。……あ、おいし」
おっかなびっくりグラスにくちを付けたアシャンが、酒精の反応よりも先に顔を赤らめた。言葉の通り美味しく感じたらしい。しかし、そのままくいっと杯を傾けたことには私のほうが驚いてしまった。
「ふぁー……おいしかったぁ……」
そうは言っても顔が真っ赤だ。心なしか、頭も左右に揺れている。
「アシャン?」
「んふふ。ちょっと……ふあふあってします……」
これは空腹時に飲ませなくて良かった。元から眠たげだった目元がさらに緩んでいる。本格的に寝てしまう前に、部屋へと送り届けたほうが良いだろう。
こちらをチラチラと気にしている班員に手信号で離脱を伝えると、「マジか」「うっそ、そっち?」なんて言葉が喧噪に混じって聞こえてきた。なにを考えているかはなんとなくわかるが、それは明後日以降に説明すればいい。
私とアシャン二人分の会計を済ませて、クタクタと芯をなくしたアシャンを背中に背負う。部屋はすぐにわかった。宿の中でも狭い一室だったが、もともと清潔感を重視しているところだからスッキリとした空気を感じられる。
「アシャン、まずは横になって?」
「ぅんー……」
首にしがみついたアシャンを宥めながらベッドへ横たわらせると、眠いのに寝たくないといった表情で私の手を握ってくる。
「……いっちゃ、ヤです」
まだ十八歳。知らない場所へと辿り着いた緊張の糸が、酒の力もあって緩んだのかもしれない。
「会ったばかりの人間にそこまで無防備になっては駄目だよ。私が悪い人だったらどうするの?」
「? りゅーせんとさん、わるくないですよ? かっこういいし、いけめんだし」
アシャンの言う〝いけめん〟がなんのことかわからないが、格好良いと言う言葉からして褒めているんだと思う。格好良いから悪くないだなんて、子供みたいな台詞だ。私も幼い頃、そういった冒険譚を読んで憧れたものだから。
でも顔のことをアシャンに褒められるのは悪くない。
「わるいって、どういうことです……?」
「うーん。例えば、こういうこと?」
握られていないほうの手をアシャンの首筋へと当てる。少々体温が高く感じるのは眠さと酒と、さてどちらか。本来ならこのまま寝かせてあげなければいけないのに、とりとめもなく続く会話が楽しくてこのまま終わらせるには名残惜しい。
「んふ。きもち……」
ぽやっと笑うアシャンの顔に、もう何年も反応していなかった部分が熱を持った。
「じゃあこれは?」
駄目だ、駄目だ、と思いながらその柔らかな頬を撫でればすり寄ってくるし、小さく「もっと」と呟かれる。
「……誘っているのかな?」
是と答えられたらどうしようか。たぶん、今なら出来るかもしれない。それが症状の改善なのか、アシャンが相手だからなのか……そんな悪い大人の実験に付き合わせてはいけないと思うのに、いけない欲求に抗えない。
ふに、と音がするくらい柔らかく唇を合わせてみる。過去の相手ならそこで首に腕を回すなり、その唇を開き舌を伸ばすような仕草をするのにアシャンはただ笑うだけ。
「んー……はじめてしましたけど、きもちいいですねぇ」
のんびりと「ちゅーってすきかも?」と納得しているのを見て、私の我慢が音を立てて崩れたのを感じる。端的に言えば、つまりはそう……勃起した。
「もっと気持ちいいこと、しようか? アシャンが嫌じゃなければだけど」
「ふぇ? もっと?」
「そう、もっと。怖いことも痛いこともしないと誓うよ。だからちょっと試してみない?」
確実に、アシャンは未経験だろう。良いのか悪いのか、私には過去の経験値だけはあるから最悪な事態にはならないし、させない。
「……きもちいいの、もっとほしいです」
理解しているのかいないのか……これは後者だろうなと思いつつ、その小さく開いた唇を再度塞いだ。
ただただアシャンが気持ちよくなれるように、快楽だけを享受出来るように、様子を見ながら心と体を開いていく。少々華奢な体は白く、袖から覗いていた日焼けした腕とのコントラストが目に眩しい。胸の頂も、小さく主張するその中心も、ほのかな赤さで愛らしかった。
とろとろと白濁を流すようになった中心を舐め取れば、子猫のような鳴き声を上げる。
「駄目、も、むり……ふにゃ!」
「でも私の指に吸い付いて離れないのはアシャンのほうだよ。ここ、気持ちいいよね?」
私の指を二本、三本とアシャンが飲み込む頃には、私自身が張り詰めていて痛いくらいになっていた。それでも年上の矜持でアシャンが本当にほぐれるまで我慢をする。
「……も、はやくぅ」
きっと意味なんてわかっていないだろう。でもその言葉を合図にして、私自身をゆっくりとそこへ埋め込んだ。はくはくとくちを開閉するアシャンは、それでも苦痛を感じていない。ただ未知の感覚に戸惑っているようだった。
「アシャン、気持ちいいって言ってごらん?」
「きもち……いい?」
「そう。気持ちがいいでしょう?」
本当なら奥まで突き入れたい。身も世もなく啼かせて快楽の底へと引きずり込みたい。そんなふうに考えてしまう自分に苦笑して、最後の理性でもって浅いところを抉る。
指先で探り当てていたしこりを押し上げれば、アシャンのくちから「あぁ!」と吐息が漏れた。
「んっ、んん……きもちい……? ぁん!」
とろりと潤んだ瞳にキスをすると、ふにゃりと笑ってくれる。
この子が私のものになれば良いのに……そんな身勝手な願いなんて知らない無垢なアシャンを、最終的には思う存分貪ってしまった。
久しぶりの疲労感を感じつつ、すでに寝入ってしまったアシャンの髪を撫でる。
『んー、でもさぁ……それってたぶん、リューを大切にしてくれる相手が現われますようにっていうイーアの願いなんじゃないかな。だからその時が来たら、その人がきっとリューの〝運命〟だよ』
唐突に、あの時のリコ先輩の言葉を思い出した。
この子が私の運命。そうであって欲しいと祈りながら、愛しい体温を抱きしめ私も眠りの世界へと落ちていった。
「量は足りたか? まだお腹に余裕があるなら、オレンジでも剥いてやろうか?」
成人の十八歳と言われて考える背格好より、アシャンは小さい。料理人からすれば幼い子供に対する気持ちになったのかもしれない。
「店主に怒られないかい?」
「言っちゃなんだが、ちょっと傷みかけでね……腹は壊さないが、客には出せねぇってやつだよ。甘さも薄いんだ」
今夜にでもジャムやソースにする分だったらしい。
これまたアシャンのついでに私にも用意してくれたので食べてみると、確かに甘みが弱かった。それでも肉を食べた後のくちがさっぱりとする。
「ほぁあ……おなか、いっぱい……」
「今夜はこの宿に泊まるの?」
「はい。でも明日からはどうするか考えていなくて……」
この宿は宿泊と食事が一緒になっているが、その分だけ値段も張る。だから連続で泊まるということはアシャンも考えていないようだった。確かに、仕事を探しながらとなればもう少し安い宿に泊まり、街に出ている屋台などで食事を済ませてしまうのが手っ取り早い。
「そうなると、もう会えないかもしれないな。あ、いや……なにかあったらいつでも職場に来てくれて構わないんだけど……」
私から会いに行くことは出来なくなる。それはちょっと、なんとなく惜しい気持ちになってしまった。
「出会いの記念に、初めに話した通り私の気に入りで乾杯しようか」
給仕へと声を掛けてグラスを二つ用意してもらう。ボトルは私の名前で保管してもらっているもので、そこから直にグラスへと酒を注いだ。開けた日を考えたあと、残りは別に食べている班の皆に振る舞うことにしたら、背後で「うぉおおおおお」と歓声が聞こえてくる。
「え? お友達さんがいたんですか?」
「職場のね。でも、私としてはアシャンと食べるほうが有意義だったから」
久方ぶりに穏やかな気持ちで食事をすることが出来た。班の皆は途中からどれだけ食べるかどれだけ飲むかの競走になってしまうし、自分一人では空腹を満たす為の行為となってしまう。班の皆との食事はそれはそれで楽しいのだけれど。
美味しいものを美味しそうに食べている姿というのは、見ていて癒しになることを思い出した。
イーアもなんでも美味しそうに食べる子だった。いま屋敷に住んでいる子たちもなんでも食べてくれるが、イーアほど全身を使って喜びを表現してくれる子ではない。まぁどちらも可愛いが、一番に思い返してしまうのはイーアだった。
「乾杯」
「か、かんぱい。……あ、おいし」
おっかなびっくりグラスにくちを付けたアシャンが、酒精の反応よりも先に顔を赤らめた。言葉の通り美味しく感じたらしい。しかし、そのままくいっと杯を傾けたことには私のほうが驚いてしまった。
「ふぁー……おいしかったぁ……」
そうは言っても顔が真っ赤だ。心なしか、頭も左右に揺れている。
「アシャン?」
「んふふ。ちょっと……ふあふあってします……」
これは空腹時に飲ませなくて良かった。元から眠たげだった目元がさらに緩んでいる。本格的に寝てしまう前に、部屋へと送り届けたほうが良いだろう。
こちらをチラチラと気にしている班員に手信号で離脱を伝えると、「マジか」「うっそ、そっち?」なんて言葉が喧噪に混じって聞こえてきた。なにを考えているかはなんとなくわかるが、それは明後日以降に説明すればいい。
私とアシャン二人分の会計を済ませて、クタクタと芯をなくしたアシャンを背中に背負う。部屋はすぐにわかった。宿の中でも狭い一室だったが、もともと清潔感を重視しているところだからスッキリとした空気を感じられる。
「アシャン、まずは横になって?」
「ぅんー……」
首にしがみついたアシャンを宥めながらベッドへ横たわらせると、眠いのに寝たくないといった表情で私の手を握ってくる。
「……いっちゃ、ヤです」
まだ十八歳。知らない場所へと辿り着いた緊張の糸が、酒の力もあって緩んだのかもしれない。
「会ったばかりの人間にそこまで無防備になっては駄目だよ。私が悪い人だったらどうするの?」
「? りゅーせんとさん、わるくないですよ? かっこういいし、いけめんだし」
アシャンの言う〝いけめん〟がなんのことかわからないが、格好良いと言う言葉からして褒めているんだと思う。格好良いから悪くないだなんて、子供みたいな台詞だ。私も幼い頃、そういった冒険譚を読んで憧れたものだから。
でも顔のことをアシャンに褒められるのは悪くない。
「わるいって、どういうことです……?」
「うーん。例えば、こういうこと?」
握られていないほうの手をアシャンの首筋へと当てる。少々体温が高く感じるのは眠さと酒と、さてどちらか。本来ならこのまま寝かせてあげなければいけないのに、とりとめもなく続く会話が楽しくてこのまま終わらせるには名残惜しい。
「んふ。きもち……」
ぽやっと笑うアシャンの顔に、もう何年も反応していなかった部分が熱を持った。
「じゃあこれは?」
駄目だ、駄目だ、と思いながらその柔らかな頬を撫でればすり寄ってくるし、小さく「もっと」と呟かれる。
「……誘っているのかな?」
是と答えられたらどうしようか。たぶん、今なら出来るかもしれない。それが症状の改善なのか、アシャンが相手だからなのか……そんな悪い大人の実験に付き合わせてはいけないと思うのに、いけない欲求に抗えない。
ふに、と音がするくらい柔らかく唇を合わせてみる。過去の相手ならそこで首に腕を回すなり、その唇を開き舌を伸ばすような仕草をするのにアシャンはただ笑うだけ。
「んー……はじめてしましたけど、きもちいいですねぇ」
のんびりと「ちゅーってすきかも?」と納得しているのを見て、私の我慢が音を立てて崩れたのを感じる。端的に言えば、つまりはそう……勃起した。
「もっと気持ちいいこと、しようか? アシャンが嫌じゃなければだけど」
「ふぇ? もっと?」
「そう、もっと。怖いことも痛いこともしないと誓うよ。だからちょっと試してみない?」
確実に、アシャンは未経験だろう。良いのか悪いのか、私には過去の経験値だけはあるから最悪な事態にはならないし、させない。
「……きもちいいの、もっとほしいです」
理解しているのかいないのか……これは後者だろうなと思いつつ、その小さく開いた唇を再度塞いだ。
ただただアシャンが気持ちよくなれるように、快楽だけを享受出来るように、様子を見ながら心と体を開いていく。少々華奢な体は白く、袖から覗いていた日焼けした腕とのコントラストが目に眩しい。胸の頂も、小さく主張するその中心も、ほのかな赤さで愛らしかった。
とろとろと白濁を流すようになった中心を舐め取れば、子猫のような鳴き声を上げる。
「駄目、も、むり……ふにゃ!」
「でも私の指に吸い付いて離れないのはアシャンのほうだよ。ここ、気持ちいいよね?」
私の指を二本、三本とアシャンが飲み込む頃には、私自身が張り詰めていて痛いくらいになっていた。それでも年上の矜持でアシャンが本当にほぐれるまで我慢をする。
「……も、はやくぅ」
きっと意味なんてわかっていないだろう。でもその言葉を合図にして、私自身をゆっくりとそこへ埋め込んだ。はくはくとくちを開閉するアシャンは、それでも苦痛を感じていない。ただ未知の感覚に戸惑っているようだった。
「アシャン、気持ちいいって言ってごらん?」
「きもち……いい?」
「そう。気持ちがいいでしょう?」
本当なら奥まで突き入れたい。身も世もなく啼かせて快楽の底へと引きずり込みたい。そんなふうに考えてしまう自分に苦笑して、最後の理性でもって浅いところを抉る。
指先で探り当てていたしこりを押し上げれば、アシャンのくちから「あぁ!」と吐息が漏れた。
「んっ、んん……きもちい……? ぁん!」
とろりと潤んだ瞳にキスをすると、ふにゃりと笑ってくれる。
この子が私のものになれば良いのに……そんな身勝手な願いなんて知らない無垢なアシャンを、最終的には思う存分貪ってしまった。
久しぶりの疲労感を感じつつ、すでに寝入ってしまったアシャンの髪を撫でる。
『んー、でもさぁ……それってたぶん、リューを大切にしてくれる相手が現われますようにっていうイーアの願いなんじゃないかな。だからその時が来たら、その人がきっとリューの〝運命〟だよ』
唐突に、あの時のリコ先輩の言葉を思い出した。
この子が私の運命。そうであって欲しいと祈りながら、愛しい体温を抱きしめ私も眠りの世界へと落ちていった。
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