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連携プレイ
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忘れてた。
リューセントさんの「うちなんて小さいですよ」って、謙遜とかじゃなく主観として〝貴族位の中では小さいほうです〟って意味だってこと。
「でかいね」
「でかいな」
「お城だね」
「お城だな」
到着と同時に俺と兄ちゃんは馬車の中で遠い目になっていた。
だってさ、「ほら、見えてきましたよ」なんて言われて見えたのが森だったんだよ。どこかの森林公園? その出入り口? と思っていたのがウォルズ家の門。しかもそこからゴトゴトと数分は馬車が走ったからね……そして森が途切れたところにドドンっと大きなおうちが建ってるとかさ、ちょっと俺も兄ちゃんもイメージしていなかった。
「二人とも、お城は王城のことですよ?」
リューセントさんのそんな指摘に反応することも出来ない。俺も兄ちゃんも同時にため息を吐いて、今からでも帰れないかなと現実逃避をしたけれど現実は無情だ。だって俺たちの到着に気付いて、おうちからゾロゾロと人が出て来ちゃったんだもん。
大きな玄関はおうちの真ん中。そこから左右に建物が伸びていて、正面から見た感じはコの字になっている。そこの凹んだところに馬車を停めることが出来るし、玄関まで続く屋根もついていた。日本風に言うなら迎賓館とかが建物として近いのかも。
仕事中のヒルダさんやカティさんのような格好の人は、きっとご実家で働いているメイドさんたちだろう。同じくパリッとした服を着ているのは執事さん? そんな人たちが十人以上並んで、そのさらに前に三人……たぶんあの三人がリューセントさんのご両親と妹さんだ。
えーっと、お父さんがベルトルドさん、お母さんがフレデリカさん、妹さんがイグリットさん。三人が三人とも、めっちゃ美男美女でめっちゃキラキラしている。そりゃリューセントさんやエルベルトさんのご家族だもんねって感じ。
わざわざ出迎えてくれているってことは歓迎してくれてるんだろう。ありがたいけど、もうちょっと心の準備をさせて欲しい。だってこんな規模のお屋敷だなんて知らなかったんだよ!!
「皆さまお待ちですので……アシャンさま、頑張ってください」
ウダウダとしている俺の心情を理解しているだろうルクウストさんが、ドアを開けてそう言った。はい。
馬車から降りたら俺と兄ちゃんをリューセントさんが紹介してくれて、俺たちにもご家族を紹介してくれる。でもなんというか、お三方の視線の熱量が俺と兄ちゃんとで違いすぎ。なんでだ。俺が息子の結婚相手だからって意味だけじゃない気がしてソワソワしていると、イグリットさんが俺の手を掴んでブンブンと振り上げた。
「はじめまして、アシャン! あなたに是非会って欲しい子たちがいるの!!」
そしてそのまま、俺はお屋敷の中へと通されてしまった。いや、誰か止めて? 頼みの綱のリューセントさんは「やっぱり」みたいな顔をしてるし、兄ちゃんは……駄目だ、俺以上にキャパオーバーしてる。
《ハキュン!》
「え?」
「うちで飼っているマクデーヴァよ。今は三匹いるの!」
少し遠くで聞こえた鳴き声。
そのままわらわらと集まってきたマクデーヴァは、イグリットさんを無視して俺に突撃してきた。大型犬サイズが三匹は結構怖い。しかも足にじゃれつくだけじゃなく、連携プレイで俺のことをどこかへ運ぼうとしているみたい。
避けようとしてもどこかを蹴ってしまいそうだしどうしよう。と思ってもどうにも出来ないまま、その三匹が俺を連れていった先はだだっ広い部屋だった。ソファーとか高さのあるものがなくて、床一面にカーペットやクッションが敷き詰められているのが目に入る。
「え? え?」
背後から軽く突進。よろけて前に手をつくとそこを今度は横から突進されて、クッションの海にダイブ……すかさず一匹が俺のお腹の上に乗りあげて左右をもう二匹に挟まれた。
「え??」
さっきから、俺「え」しか言ってないよ。そのくらい素早い流れに理解が追い付かない。周りで《キュンキュン》と聞こえるのは可愛いけど。
「あらぁ」
「ファート、リーア、ルルアがここまで懐くとはね……」
お父さんお母さんが俺の現状を見て微笑ましそうにしているけど、理由を教えてくれ。リューセントさんが俺を抱き起こそうとすると唸ってしまうし、どうしたら良いんだ。
三匹が重なるようにして寝転がってるせいで、俺はもう動くことが出来ない。そんな状態だから、兄ちゃん含めて全員がその部屋で思い思いに座って話すことになった。
まず、ここはマクデーヴァ専用の部屋。巣といっても良い。人懐こいとされるマクデーヴァだけど、その巣に入ることを許されるのは本人たちが〝良し〟と思った相手だけなんだって。だから俺が真っ先に連れて行かれたのは、飼い主であるベルトルドさんたちも驚いたらしい。あ、兄ちゃんは入ってこれたけど部屋の隅っこにいる。もうちょい近くに来ようとすると唸られてた。
「なんでここまで気に入られたんでしょう?」
「……顔、かな」
「顔かぁ」
生き別れの兄弟とまでは言わないけど、実際に会ってみたら「わぁそっくり」って感じなんだもんなぁ。一匹一匹、首輪の色が違ってそれが目印ってことで名前を教えてもらった。ちなみにファートだけ男の子で、一番の年上だそうだ。妹のリーアとルルアのほうがいろいろと強いなんて聞かされて、兄ちゃんが「お前も苦労してるんだな」と呟いてる。
兄ちゃん、苦労してるもんな。
「いくら顔が似ていても、悪い人だったらマクデーヴァだってここまで反応はしないよ。リュー、いい子と出会えたんだね」
「あれも治ったんでしょう? アシャンちゃんを大事にしないとね」
お父さんであるベルトルドさんはエルベルトさんを渋く大人にした感じだ。そしてリューセントさんはお母さん似なんだな。イグリットさんもお母さん似……これは将来大変だ。
ちなみに、イグリットさんは十四歳って話なんだけど俺と身長がそんなに変わらない不思議。
「アシャン、たぶんこの子たちしばらく動かないと思うんだ。ここでこのまま休んでいられるかい?」
「えーっと、寝ちゃいそうですけど大丈夫ですか?」
室内飼いだからか獣臭さもないし、しかもポカポカな体温だしで、ぶっちゃけ眠い。ゆっくりとはいえここまで旅行してきた疲れもある。遠くで「お前、図太いよな」って声が聞こえるけど、休める時には休まないとね。
「大丈夫だよ。私やルクウストはやることがあるから、何かあったらベルを鳴らしてね。――ラジェさん、少しいいですか?」
なぜか兄ちゃんはリューセントさんに連れられていってしまった。そして俺とマクデーヴァだけが部屋に残されて、近いところに呼び出し用のベルを置いてもらって……。
次の瞬間には俺のお腹に知らない男の子のかかと落としが炸裂していた。
リューセントさんの「うちなんて小さいですよ」って、謙遜とかじゃなく主観として〝貴族位の中では小さいほうです〟って意味だってこと。
「でかいね」
「でかいな」
「お城だね」
「お城だな」
到着と同時に俺と兄ちゃんは馬車の中で遠い目になっていた。
だってさ、「ほら、見えてきましたよ」なんて言われて見えたのが森だったんだよ。どこかの森林公園? その出入り口? と思っていたのがウォルズ家の門。しかもそこからゴトゴトと数分は馬車が走ったからね……そして森が途切れたところにドドンっと大きなおうちが建ってるとかさ、ちょっと俺も兄ちゃんもイメージしていなかった。
「二人とも、お城は王城のことですよ?」
リューセントさんのそんな指摘に反応することも出来ない。俺も兄ちゃんも同時にため息を吐いて、今からでも帰れないかなと現実逃避をしたけれど現実は無情だ。だって俺たちの到着に気付いて、おうちからゾロゾロと人が出て来ちゃったんだもん。
大きな玄関はおうちの真ん中。そこから左右に建物が伸びていて、正面から見た感じはコの字になっている。そこの凹んだところに馬車を停めることが出来るし、玄関まで続く屋根もついていた。日本風に言うなら迎賓館とかが建物として近いのかも。
仕事中のヒルダさんやカティさんのような格好の人は、きっとご実家で働いているメイドさんたちだろう。同じくパリッとした服を着ているのは執事さん? そんな人たちが十人以上並んで、そのさらに前に三人……たぶんあの三人がリューセントさんのご両親と妹さんだ。
えーっと、お父さんがベルトルドさん、お母さんがフレデリカさん、妹さんがイグリットさん。三人が三人とも、めっちゃ美男美女でめっちゃキラキラしている。そりゃリューセントさんやエルベルトさんのご家族だもんねって感じ。
わざわざ出迎えてくれているってことは歓迎してくれてるんだろう。ありがたいけど、もうちょっと心の準備をさせて欲しい。だってこんな規模のお屋敷だなんて知らなかったんだよ!!
「皆さまお待ちですので……アシャンさま、頑張ってください」
ウダウダとしている俺の心情を理解しているだろうルクウストさんが、ドアを開けてそう言った。はい。
馬車から降りたら俺と兄ちゃんをリューセントさんが紹介してくれて、俺たちにもご家族を紹介してくれる。でもなんというか、お三方の視線の熱量が俺と兄ちゃんとで違いすぎ。なんでだ。俺が息子の結婚相手だからって意味だけじゃない気がしてソワソワしていると、イグリットさんが俺の手を掴んでブンブンと振り上げた。
「はじめまして、アシャン! あなたに是非会って欲しい子たちがいるの!!」
そしてそのまま、俺はお屋敷の中へと通されてしまった。いや、誰か止めて? 頼みの綱のリューセントさんは「やっぱり」みたいな顔をしてるし、兄ちゃんは……駄目だ、俺以上にキャパオーバーしてる。
《ハキュン!》
「え?」
「うちで飼っているマクデーヴァよ。今は三匹いるの!」
少し遠くで聞こえた鳴き声。
そのままわらわらと集まってきたマクデーヴァは、イグリットさんを無視して俺に突撃してきた。大型犬サイズが三匹は結構怖い。しかも足にじゃれつくだけじゃなく、連携プレイで俺のことをどこかへ運ぼうとしているみたい。
避けようとしてもどこかを蹴ってしまいそうだしどうしよう。と思ってもどうにも出来ないまま、その三匹が俺を連れていった先はだだっ広い部屋だった。ソファーとか高さのあるものがなくて、床一面にカーペットやクッションが敷き詰められているのが目に入る。
「え? え?」
背後から軽く突進。よろけて前に手をつくとそこを今度は横から突進されて、クッションの海にダイブ……すかさず一匹が俺のお腹の上に乗りあげて左右をもう二匹に挟まれた。
「え??」
さっきから、俺「え」しか言ってないよ。そのくらい素早い流れに理解が追い付かない。周りで《キュンキュン》と聞こえるのは可愛いけど。
「あらぁ」
「ファート、リーア、ルルアがここまで懐くとはね……」
お父さんお母さんが俺の現状を見て微笑ましそうにしているけど、理由を教えてくれ。リューセントさんが俺を抱き起こそうとすると唸ってしまうし、どうしたら良いんだ。
三匹が重なるようにして寝転がってるせいで、俺はもう動くことが出来ない。そんな状態だから、兄ちゃん含めて全員がその部屋で思い思いに座って話すことになった。
まず、ここはマクデーヴァ専用の部屋。巣といっても良い。人懐こいとされるマクデーヴァだけど、その巣に入ることを許されるのは本人たちが〝良し〟と思った相手だけなんだって。だから俺が真っ先に連れて行かれたのは、飼い主であるベルトルドさんたちも驚いたらしい。あ、兄ちゃんは入ってこれたけど部屋の隅っこにいる。もうちょい近くに来ようとすると唸られてた。
「なんでここまで気に入られたんでしょう?」
「……顔、かな」
「顔かぁ」
生き別れの兄弟とまでは言わないけど、実際に会ってみたら「わぁそっくり」って感じなんだもんなぁ。一匹一匹、首輪の色が違ってそれが目印ってことで名前を教えてもらった。ちなみにファートだけ男の子で、一番の年上だそうだ。妹のリーアとルルアのほうがいろいろと強いなんて聞かされて、兄ちゃんが「お前も苦労してるんだな」と呟いてる。
兄ちゃん、苦労してるもんな。
「いくら顔が似ていても、悪い人だったらマクデーヴァだってここまで反応はしないよ。リュー、いい子と出会えたんだね」
「あれも治ったんでしょう? アシャンちゃんを大事にしないとね」
お父さんであるベルトルドさんはエルベルトさんを渋く大人にした感じだ。そしてリューセントさんはお母さん似なんだな。イグリットさんもお母さん似……これは将来大変だ。
ちなみに、イグリットさんは十四歳って話なんだけど俺と身長がそんなに変わらない不思議。
「アシャン、たぶんこの子たちしばらく動かないと思うんだ。ここでこのまま休んでいられるかい?」
「えーっと、寝ちゃいそうですけど大丈夫ですか?」
室内飼いだからか獣臭さもないし、しかもポカポカな体温だしで、ぶっちゃけ眠い。ゆっくりとはいえここまで旅行してきた疲れもある。遠くで「お前、図太いよな」って声が聞こえるけど、休める時には休まないとね。
「大丈夫だよ。私やルクウストはやることがあるから、何かあったらベルを鳴らしてね。――ラジェさん、少しいいですか?」
なぜか兄ちゃんはリューセントさんに連れられていってしまった。そして俺とマクデーヴァだけが部屋に残されて、近いところに呼び出し用のベルを置いてもらって……。
次の瞬間には俺のお腹に知らない男の子のかかと落としが炸裂していた。
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