5 / 57
お荷物からは脱したい
しおりを挟む
はぁ、と溜息を溢せば「暑いか? もう少し我慢してくれ」と言われてしまった。
(マントのお陰でそこまで暑くはないけど、そういうことじゃなくて……)
何か俺にも出来ることを増やさないとなぁと、遠い目をしてしまうのは仕方ないと思うんだ。
だって本当に、上げ膳据え膳? 至れり尽くせり? そういう状況だからね。
「明日中にはトゥリスに着く。そこで少し用事があるんだが……その前にケントの服を買おう」
「え?」
「その格好だと目立つ。足も、靴がないと辛いだろう」
「いやそれは……ありがたいですけど、申し訳ないというか……」
「なぜ?」
「えー……」
なぜ、と来たもんだ。セルトさんってなんなの? 聖人君子なの?? 迷子を保護して、その後の食事から寝床から世話をして、ついでに服?
「まぁ移動のたびに抱えて歩いてもらってますもんねぇ……」
靴は必要かもしれない。乗馬中はスリッパが落ちちゃうので、普段はバッグの中にビニール袋に入れた状態で仕舞ってある。コンビニのビニール袋って便利! じゃなくて……それでも森の中ってゴツゴツした根っこが出てたり、尖った石が落ちてたりで、安全なところまではセルトさんが抱っこしてくれるんだよね。
「いや、それは役得だから良いんだが……」
「はぁ…………役得?」
「……なんでもない。ここから中に入るぞ」
レティアちゃんの背から降りると同時に俺のこともヒョイッと持ち上げて、セルトさんはそのまま森の中を歩いて行く。あ、レティアちゃんは良い子なので自分で判断して歩けるルートをちゃんと歩いてるよ。むしろ四つ足で蹄なのに俺よりもしっかり歩くよ!
(お馬さんに負けている俺!!)
セルトさんは言わずもがなで、俺を抱っこしたまま悪路もなんのそので歩けるしね。殆ど揺れないし、この人の体幹ってどうなってるんだろう。
水辺(というか川がこのあたりだけ池のように広くなっていた)の近くに置かれた切り倒されたまんまの樹に座らされて、頭をポンと一撫で。そのまま川下に向かって歩き出しちゃった。
俺がフラフラ出歩かないようにレティアちゃんがぴったりと寄り添ってくれる。居なくなった理由がわかってるから追いかけることはしないんだけど、その間に乾いた小枝とか探したい。森の中は木々が生い茂っているから、街道沿いよりも暗くなるのが早いんだ。
「レティアちゃん、木の枝探しに付き合ってくれる?」
ゴソゴソとバックの中を漁ってスリッパを取り出していると、頭上で「ぶはぁあああ」って溜息が聞こえた。なんだろうね。レティアちゃんとは全く会話出来ないのに、言ってることはわかるよ。
「だってさ、今ってセルトさんが血抜きしてくれてるんだろ? 俺が出来れば良いけど無理だから……それなら直ぐに火をつけられるようにしておきたいんだ」
弓矢で取った獲物、多分捌いてらっしゃるんですよ。初日に手伝おうとして貧血を起こした俺……はい、邪魔以外の何者でもないですね。それからは、俺の目に触れないような場所で黙々と捌いてくれています。風向きも考えてくれてね!!
この世界は火打ち石式だから火はつけられないけど、学校の宿泊学習で飯ごう炊飯をしたことはある。松の枝と、小枝と、それより少し太い枝――全部ちゃんと乾いてるのを探せば、後は組むだけ。いや、ごめんなさい。あの時はもっと簡単にってことで〝牛乳パック〟を使いました。めっちゃ燃えるからオススメです。
「……じゃなくって!」
『6tL:|h:pYl?』
「あ! もう枝も持ってる!! セルトさん!!」
『?』
トントンと唇を叩いてキスを強請る。その勢いが鬼気迫っていたのか、セルトさんがササッとチューしてくれた。うん、誤動作も起きないくらいのちょうど良いやつ。……ちょうど良いってなんだ? まぁ良いや。
「俺だって枝を探すとかは出来るんですから、もうちょっと色々とやらせてください!! このままじゃ何も出来ない、ほんとのお荷物になってしまいます!!」
ふんす、と鼻の穴を広げて言い切った訳だけど、セルトさんからは本当に微妙な……なんでしょうね、この「うんうん、わかっているよ。でも危ないからね」って雰囲気は。無表情なのにわかるって、よっぽどじゃない??
「昨日まで足を痛めていただろう」
それを言われると辛い。いやあの、初日の右往左往なサバイバルが尾を引いて、ついでに慣れない乗馬で下半身が生まれたての子鹿だったんだよね。それこそ抱っこしてもらわないと移動出来ないくらい。なのでそれを言われると反論が出来ません。
「でも……」
「あぁ。ゆっくりな。ではこの枝を組んでもらって良いか?」
「はい!!」
そんなやり取りの後で枝を受け取ったんだけど、また異世界言語に戻ったセルトさんにイチからジュウまでジェスチャーで説明されながらでしたね……まぁうん、少しずつでも出来ることを増やしていくのが大事。毎日やることで、きっと覚えていくよ。ね?
(とはいっても、寝る順番は変わって貰えなかったんだけど……)
一昨日も昨日もセルトさんが不寝番をしてくれたんです。途中で代わるから起こしてねと言ったのに、朝まで爆睡でした。熟睡していたから起こさなかったと言われて、俺の役立たず。
だから今日こそは先にセルトさんを寝かせて、一応時間になったら声を掛けたフリでもして、朝まで寝て貰おうと思ったのに……
マントにくるまって横になった上からセルトさんのもふもふが! 尻尾が!! 魅惑の掛け布団です!!
尻尾もちょっとゴワゴワ系なんだけどね。でもこの重さがちょうど良い。耳、触るの嫌っぽかったから尻尾もかなと思ってたんだけどさ、初日からこの状態で……
(うぅ……抗えない睡魔……)
セルトさん自身は座ったままでも疲れが取れるらしいんだけど、そうはいっても少しでも横になって欲しい。けど、そうやってセルトさんがいてくれるから熟睡するくらい安心しちゃう矛盾。
(せめて、途中で起きる気概を……見せてみろ、俺…………)
子供の頃に聞いた「何時って念じながら枕を叩くと、その時間に起きられる」というジンクスのつもりで、セルトさんの尻尾をぽふぽふと叩きながら……寝た。
(マントのお陰でそこまで暑くはないけど、そういうことじゃなくて……)
何か俺にも出来ることを増やさないとなぁと、遠い目をしてしまうのは仕方ないと思うんだ。
だって本当に、上げ膳据え膳? 至れり尽くせり? そういう状況だからね。
「明日中にはトゥリスに着く。そこで少し用事があるんだが……その前にケントの服を買おう」
「え?」
「その格好だと目立つ。足も、靴がないと辛いだろう」
「いやそれは……ありがたいですけど、申し訳ないというか……」
「なぜ?」
「えー……」
なぜ、と来たもんだ。セルトさんってなんなの? 聖人君子なの?? 迷子を保護して、その後の食事から寝床から世話をして、ついでに服?
「まぁ移動のたびに抱えて歩いてもらってますもんねぇ……」
靴は必要かもしれない。乗馬中はスリッパが落ちちゃうので、普段はバッグの中にビニール袋に入れた状態で仕舞ってある。コンビニのビニール袋って便利! じゃなくて……それでも森の中ってゴツゴツした根っこが出てたり、尖った石が落ちてたりで、安全なところまではセルトさんが抱っこしてくれるんだよね。
「いや、それは役得だから良いんだが……」
「はぁ…………役得?」
「……なんでもない。ここから中に入るぞ」
レティアちゃんの背から降りると同時に俺のこともヒョイッと持ち上げて、セルトさんはそのまま森の中を歩いて行く。あ、レティアちゃんは良い子なので自分で判断して歩けるルートをちゃんと歩いてるよ。むしろ四つ足で蹄なのに俺よりもしっかり歩くよ!
(お馬さんに負けている俺!!)
セルトさんは言わずもがなで、俺を抱っこしたまま悪路もなんのそので歩けるしね。殆ど揺れないし、この人の体幹ってどうなってるんだろう。
水辺(というか川がこのあたりだけ池のように広くなっていた)の近くに置かれた切り倒されたまんまの樹に座らされて、頭をポンと一撫で。そのまま川下に向かって歩き出しちゃった。
俺がフラフラ出歩かないようにレティアちゃんがぴったりと寄り添ってくれる。居なくなった理由がわかってるから追いかけることはしないんだけど、その間に乾いた小枝とか探したい。森の中は木々が生い茂っているから、街道沿いよりも暗くなるのが早いんだ。
「レティアちゃん、木の枝探しに付き合ってくれる?」
ゴソゴソとバックの中を漁ってスリッパを取り出していると、頭上で「ぶはぁあああ」って溜息が聞こえた。なんだろうね。レティアちゃんとは全く会話出来ないのに、言ってることはわかるよ。
「だってさ、今ってセルトさんが血抜きしてくれてるんだろ? 俺が出来れば良いけど無理だから……それなら直ぐに火をつけられるようにしておきたいんだ」
弓矢で取った獲物、多分捌いてらっしゃるんですよ。初日に手伝おうとして貧血を起こした俺……はい、邪魔以外の何者でもないですね。それからは、俺の目に触れないような場所で黙々と捌いてくれています。風向きも考えてくれてね!!
この世界は火打ち石式だから火はつけられないけど、学校の宿泊学習で飯ごう炊飯をしたことはある。松の枝と、小枝と、それより少し太い枝――全部ちゃんと乾いてるのを探せば、後は組むだけ。いや、ごめんなさい。あの時はもっと簡単にってことで〝牛乳パック〟を使いました。めっちゃ燃えるからオススメです。
「……じゃなくって!」
『6tL:|h:pYl?』
「あ! もう枝も持ってる!! セルトさん!!」
『?』
トントンと唇を叩いてキスを強請る。その勢いが鬼気迫っていたのか、セルトさんがササッとチューしてくれた。うん、誤動作も起きないくらいのちょうど良いやつ。……ちょうど良いってなんだ? まぁ良いや。
「俺だって枝を探すとかは出来るんですから、もうちょっと色々とやらせてください!! このままじゃ何も出来ない、ほんとのお荷物になってしまいます!!」
ふんす、と鼻の穴を広げて言い切った訳だけど、セルトさんからは本当に微妙な……なんでしょうね、この「うんうん、わかっているよ。でも危ないからね」って雰囲気は。無表情なのにわかるって、よっぽどじゃない??
「昨日まで足を痛めていただろう」
それを言われると辛い。いやあの、初日の右往左往なサバイバルが尾を引いて、ついでに慣れない乗馬で下半身が生まれたての子鹿だったんだよね。それこそ抱っこしてもらわないと移動出来ないくらい。なのでそれを言われると反論が出来ません。
「でも……」
「あぁ。ゆっくりな。ではこの枝を組んでもらって良いか?」
「はい!!」
そんなやり取りの後で枝を受け取ったんだけど、また異世界言語に戻ったセルトさんにイチからジュウまでジェスチャーで説明されながらでしたね……まぁうん、少しずつでも出来ることを増やしていくのが大事。毎日やることで、きっと覚えていくよ。ね?
(とはいっても、寝る順番は変わって貰えなかったんだけど……)
一昨日も昨日もセルトさんが不寝番をしてくれたんです。途中で代わるから起こしてねと言ったのに、朝まで爆睡でした。熟睡していたから起こさなかったと言われて、俺の役立たず。
だから今日こそは先にセルトさんを寝かせて、一応時間になったら声を掛けたフリでもして、朝まで寝て貰おうと思ったのに……
マントにくるまって横になった上からセルトさんのもふもふが! 尻尾が!! 魅惑の掛け布団です!!
尻尾もちょっとゴワゴワ系なんだけどね。でもこの重さがちょうど良い。耳、触るの嫌っぽかったから尻尾もかなと思ってたんだけどさ、初日からこの状態で……
(うぅ……抗えない睡魔……)
セルトさん自身は座ったままでも疲れが取れるらしいんだけど、そうはいっても少しでも横になって欲しい。けど、そうやってセルトさんがいてくれるから熟睡するくらい安心しちゃう矛盾。
(せめて、途中で起きる気概を……見せてみろ、俺…………)
子供の頃に聞いた「何時って念じながら枕を叩くと、その時間に起きられる」というジンクスのつもりで、セルトさんの尻尾をぽふぽふと叩きながら……寝た。
13
お気に入りに追加
658
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【完結】もふもふ獣人転生
*
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
ちっちゃなもふもふ獣人と、攻略対象の凛々しい少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。
本編完結しました!
おまけをちょこちょこ更新しています。
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
【完結】僕の大事な魔王様
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
BL
母竜と眠っていた幼いドラゴンは、なぜか人間が住む都市へ召喚された。意味が分からず本能のままに隠れたが発見され、引きずり出されて兵士に殺されそうになる。
「お母さん、お父さん、助けて! 魔王様!!」
魔族の守護者であった魔王様がいない世界で、神様に縋る人間のように叫ぶ。必死の嘆願は幼ドラゴンの魔力を得て、遠くまで響いた。そう、隣接する別の世界から魔王を召喚するほどに……。
俺様魔王×いたいけな幼ドラゴン――成長するまで見守ると決めた魔王は、徐々に真剣な想いを抱くようになる。彼の想いは幼過ぎる竜に届くのか。ハッピーエンド確定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/11……完結
2023/09/28……カクヨム、週間恋愛 57位
2023/09/23……エブリスタ、トレンドBL 5位
2023/09/23……小説家になろう、日間ファンタジー 39位
2023/09/21……連載開始
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる