この世界に唾を吐く

やまげん

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生理なんよ

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マユミとサユリの2人に言った。「今からちょっと出かける事になった。お前らどうする?」
「えーマジー?お風呂入りたいんじゃけど」マユミが言った。そして続ける。「しかもドレスも着替えんといけんし。店まで送ってや」そう言って、サユリを見る。アンタはどうすんのって顔だ。相変わらずサユリは座ったまま一点を見つめ、歯ぎしりを続けている。「ウチは・・・、地元に帰ってツレと遊ぼうかな。さっきラインきとったし」
「お前地元どこなん?」
「府中」
「お前府中か。俺と地元一緒じゃん」あんなクソみたいな場所が地元じゃ、こんなガキになるのも頷ける。「送ってやるよ」そういうと、サユリのギラついた目が、輝いた。「ほんま?ありがとっ」そう言うサユリを見て、股間がうずいた。
「ちょっと、ウチはお風呂入りたいんですけど」マユミが言った。好都合だ。
「おぅ、じゃ、風呂入ってこいや。別に急がんでえぇで」俺が言った言葉の真意を汲んだ様な目をして、マユミが言った。「そ、じゃ、ゆっくり入らせてもらうわ。そっちも楽しんでや」マユミはさっき隠した違法薬物摂取器具やシャブを取り出しテーブルに置き、風呂場へ向かった。
 俺とサユリは再びシャブの摂取にいそしんだ。俺は粉末のラインを鼻から吸い、背中に鉄が入った様な感覚に満足し、サユリは煙を肺に満たし、満足げに頷いていた。俺は座っているソファーの横にサユリを座らせた。黙って童顔な顔に似合わない大きな胸を揉む。サユリは抵抗しない。キスをする。サユリの舌は、火のついた槍の様に一直線に俺の口の中に入り込む。お互いに貪り合った。単純な言葉だけど、この時の俺達を表すのに、これ以外の言葉が見つからない。俺はサユリのスウェットを脱がしにかかった。現れた両胸は、素晴らしかった。形の良い乳房、適度な大きさの乳輪と乳首。何よりも、胸の大きさに圧倒された。スウェットの下を脱がしにかかると、手でそれを遮られた。は?
「生理なんよ」
「黙れ」
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