ルントラント物語

1940年、ルントラントには鉤十字の旗が翻った。

ナチスに占領された欧州の小国ルントラント。
その小さな国土にねむる古代の秘宝へと、ナチスドイツ親衛隊はまさに手を伸ばさんとしていた。
秘宝の鍵と王国の命運を握るのは、ロマの少年と王国の幼い女王、そして親衛隊に潜入していた日本の密偵〈ちとせ〉。

はたして彼らは王国にいかなる未来をもたらすのか──?
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