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5章 冬休み。
184.未来斗と海斗
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沢山食べて風呂に入って、戻ったら未来斗の部屋に布団が敷かれてた。
「俺は下で寝るからベッド使っていいぞ!」
「ごめん、ありがと………」
別に布団でもいいけど、未来斗はベッドで寝ろって言うだろうから。
「海斗は謝る癖直した方がいいぞー?」
「父さんが……、…あ、そうだ!」
父さんで思い出した。
「俺、父さんに初めて反抗したんだよ!」
さっきのこと。
「……!すごいじゃん!」
「そうだろそうだろ?!なんか反抗した時、一気にもやもやしてたのが消える感じがして…………」
あの時のことを鮮明に伝えていると、未来斗がふはっ、と笑った。
「え…なんか変な事言った?」
「ううん、ただ……海斗楽しそうだなって」
……?
「なあ海斗!今日もやる?膝枕」
「……っ!うん、うん!やる!」
ーーー
久しぶりの好きな人の膝枕。
すごく安心して、今にも眠ってしまいそうだった。
「このままずっと、一緒にいれたらいいんだけど」
俺がそう言うと、
「今はまだ頑張るときだからな!この選択で絶対後悔しないように頑張るよ」
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いろんなものを食べていろんなものを見て、沢山沢山、思い出作ろうよ。」
そんな難しい選択も、今の俺達なら出来る気がして。
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「………ね、好きだよ…!海斗!」
突然そんなこと言うから驚いたけど、
気が付けば、俺も微笑み返していた。
「うん……俺も。俺も好きだよ、未来斗。」
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