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獣人の街グオルク ~創立祭~
片付け
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翌日、寝坊せずに起きて、『リマ商会』の応接室にやって来た。
今日は創立祭の片付けだ。
『折り魔紙』の『ツル』を入れた街灯は、いったん元の箱に戻して、役所の方に保管され、役所の方で、当選した人に街灯のランプを販売する手続きをずるそうだ。
全てに番号がつけられていて、盗難とか転売出来ないように、対策をとるためらしい…。
役所で住民登録をしているんだから、直ぐにわかっちゃうよね…。
今日は三人一緒に、広場に有る、外した街灯を箱に入れていく手伝いだ。
広場の屋台は昨日の内に半分くらい撤収されていて、屋台の骨組みだけが残っている店が多い。
貸し出し用の屋台の骨組みは、役所の方から人が来て、屋根を外して、商品を陳列させていた台を外して、両脇を内側に折り畳んで、平べったいものにすると、台の下に車輪が見えて、屋台だったものを両手で押して運んでいっている。
小さく折り畳んで、運んでいく…。
屋根と台は、同じものをいくつも重ねて、まとめて運んでいった。
そうなっていたんだ…。
あれなら簡単に設置できるし片付けも簡単だ。
それに同じ骨組みの店が並んでいると、綺麗に整列して見えるし、場所も均一になって、問題が起こりにくいそうだ。
なるほど…考えてある…。
同じ大きさだったら、片付けて収納するにも、場所を取らないしね…。
『リマ商会』のような大きなテントを使っている店は、昨日の内に、商品だけは店の方に運んだようだ。
中はガランとなっているが、まだいろんな物が置いてある。
机や椅子、棚などの什器類などが置いたままになっているので、順番に運んでいるようだ。
僕達は三ヵ所に別れて、外した街灯を、車輪付きの台の上に置いた収納用の箱の中に入れていく…。
箱の中がいっぱいになると、別の人が空の箱と交換して、役所の方に持っていってくれる。
ソレを何度も繰り返した。
あ…っ。
僕、こんなに『ツル』を折ったんだ…。
あの時は、黙々と折っては中に設置して、廊下に並べて…。
その繰り返しだったから、改めて見るとかなりの数が有る…。
『折り魔紙』は、専用のポーチからいくらでも取り出せるので、枚数まで数えていなかった。
『リマ商会』の方で、数は確認しているだろうから、後で『クルーラ』に連絡がいくのだろう…。
そんな事を考えながら箱詰めし終わると、昼になっていた。
『リマ商会』の食堂で昼食を食べると、明日からの宿はどうするのかとヤナックさんに聞かれた。
『リマ商会』の契約は、明日の朝まで。
そのまま滞在するなる、個人で延長料金を払っていかなくてはいけない。
ただ、部屋を移動せずに、そのまま使うなら、割引が利くそうだ。
ほとんどの人達は、次の町に場所に移動していくが、一部の人達は、そのまま滞在して、観光や仕入れをするのだと言う。
僕達はもうしばらく『グオルク』に滞在するので、最初の予定通り、延長することにした。
『リマ商会』の方から確認が取れた滞在組の事は、宿の方に伝えてくれるので、宿に戻ったら、再度滞在日数を伝えて支払いの方をするように言われた。
滞在日数の変更になった場合も対応してくれるので、目安の日数で良いそうだ。
『グオルク』に滞在する予定は、後、二十日くらい…。
『折り魔紙』を折ってくれる施設の子供達の所に行って、後、リーンさんがいたら、いろいろと話を聞きたいな…。
午後からは、広場の掃除。
ほとんど屋台やテントがなくなって、ガランとした状態になってきている。
本来、何もない広い場所なので、コレが普通の状態なのだけれど…。
ゴミは各お店が準備した箱に入れるか、お持ち帰りなので、ゴミが散乱していることはない。
けれど、不可抗力で落ちたリボンや髪止め、手拭き布などが、所々に落ちている。
ソレをくまなく拾って、屋台やテントの骨組みなどが統べてなくなると、創立祭の終わりを告げた。
創立祭を準備する人達にとっては、後片付けまでが、創立祭なのだ。
「夕方から『リマ商会』の食堂で、お疲れ様会をするから、来れたら来るように」
そう言われて、『リマ商会』での仕事は終了になった。
オルガ達は『リマ商会』の執務室で、ヤナックさんに今回の仕事の給料をもらった。
直接、給料を手渡されてもらうのは始めてだ。
『クルーラ』ではお小遣いとして、必要なだけのお金をもらっていたから、仕事をしていても、ソレが自分が働いた分のお金だと言う実感がなかった。
『働いてお金をもらう』と言うのは、袋に入った貨幣の重みでも有るんだな…と、も思った。
今回の創立祭での売り上げが良かったから、上乗せしてあると言われて、三人顔を見合わせて喜んだ。
夕食まで、まだ時間があるから、『リマ商会』のお店の中を見てこよう!と、もらったばかりの給料を持って、買い物に向かった。
初日に来たとき、チラッと見ただけで、ゆっくり見れなかったからね。
三人はニコニコと、『リマ商会』での買い物を楽しんだ。
今日は創立祭の片付けだ。
『折り魔紙』の『ツル』を入れた街灯は、いったん元の箱に戻して、役所の方に保管され、役所の方で、当選した人に街灯のランプを販売する手続きをずるそうだ。
全てに番号がつけられていて、盗難とか転売出来ないように、対策をとるためらしい…。
役所で住民登録をしているんだから、直ぐにわかっちゃうよね…。
今日は三人一緒に、広場に有る、外した街灯を箱に入れていく手伝いだ。
広場の屋台は昨日の内に半分くらい撤収されていて、屋台の骨組みだけが残っている店が多い。
貸し出し用の屋台の骨組みは、役所の方から人が来て、屋根を外して、商品を陳列させていた台を外して、両脇を内側に折り畳んで、平べったいものにすると、台の下に車輪が見えて、屋台だったものを両手で押して運んでいっている。
小さく折り畳んで、運んでいく…。
屋根と台は、同じものをいくつも重ねて、まとめて運んでいった。
そうなっていたんだ…。
あれなら簡単に設置できるし片付けも簡単だ。
それに同じ骨組みの店が並んでいると、綺麗に整列して見えるし、場所も均一になって、問題が起こりにくいそうだ。
なるほど…考えてある…。
同じ大きさだったら、片付けて収納するにも、場所を取らないしね…。
『リマ商会』のような大きなテントを使っている店は、昨日の内に、商品だけは店の方に運んだようだ。
中はガランとなっているが、まだいろんな物が置いてある。
机や椅子、棚などの什器類などが置いたままになっているので、順番に運んでいるようだ。
僕達は三ヵ所に別れて、外した街灯を、車輪付きの台の上に置いた収納用の箱の中に入れていく…。
箱の中がいっぱいになると、別の人が空の箱と交換して、役所の方に持っていってくれる。
ソレを何度も繰り返した。
あ…っ。
僕、こんなに『ツル』を折ったんだ…。
あの時は、黙々と折っては中に設置して、廊下に並べて…。
その繰り返しだったから、改めて見るとかなりの数が有る…。
『折り魔紙』は、専用のポーチからいくらでも取り出せるので、枚数まで数えていなかった。
『リマ商会』の方で、数は確認しているだろうから、後で『クルーラ』に連絡がいくのだろう…。
そんな事を考えながら箱詰めし終わると、昼になっていた。
『リマ商会』の食堂で昼食を食べると、明日からの宿はどうするのかとヤナックさんに聞かれた。
『リマ商会』の契約は、明日の朝まで。
そのまま滞在するなる、個人で延長料金を払っていかなくてはいけない。
ただ、部屋を移動せずに、そのまま使うなら、割引が利くそうだ。
ほとんどの人達は、次の町に場所に移動していくが、一部の人達は、そのまま滞在して、観光や仕入れをするのだと言う。
僕達はもうしばらく『グオルク』に滞在するので、最初の予定通り、延長することにした。
『リマ商会』の方から確認が取れた滞在組の事は、宿の方に伝えてくれるので、宿に戻ったら、再度滞在日数を伝えて支払いの方をするように言われた。
滞在日数の変更になった場合も対応してくれるので、目安の日数で良いそうだ。
『グオルク』に滞在する予定は、後、二十日くらい…。
『折り魔紙』を折ってくれる施設の子供達の所に行って、後、リーンさんがいたら、いろいろと話を聞きたいな…。
午後からは、広場の掃除。
ほとんど屋台やテントがなくなって、ガランとした状態になってきている。
本来、何もない広い場所なので、コレが普通の状態なのだけれど…。
ゴミは各お店が準備した箱に入れるか、お持ち帰りなので、ゴミが散乱していることはない。
けれど、不可抗力で落ちたリボンや髪止め、手拭き布などが、所々に落ちている。
ソレをくまなく拾って、屋台やテントの骨組みなどが統べてなくなると、創立祭の終わりを告げた。
創立祭を準備する人達にとっては、後片付けまでが、創立祭なのだ。
「夕方から『リマ商会』の食堂で、お疲れ様会をするから、来れたら来るように」
そう言われて、『リマ商会』での仕事は終了になった。
オルガ達は『リマ商会』の執務室で、ヤナックさんに今回の仕事の給料をもらった。
直接、給料を手渡されてもらうのは始めてだ。
『クルーラ』ではお小遣いとして、必要なだけのお金をもらっていたから、仕事をしていても、ソレが自分が働いた分のお金だと言う実感がなかった。
『働いてお金をもらう』と言うのは、袋に入った貨幣の重みでも有るんだな…と、も思った。
今回の創立祭での売り上げが良かったから、上乗せしてあると言われて、三人顔を見合わせて喜んだ。
夕食まで、まだ時間があるから、『リマ商会』のお店の中を見てこよう!と、もらったばかりの給料を持って、買い物に向かった。
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