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熊族の町ベイエル
買い物 2
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オルガとアレイ、フウ達は、町の中心部に有る商店街の地域にたどり着いた。
今回の買い物は、僕の欲しいモノと、お土産と、頼まれたモノ。
月に一度は来るから、場所は覚えているし、いつもの順番でお店を回る。
その方が、効率が良いからね。
でも、気になる商品が有ったら、寄り道はするけど…。
まずは、蜂蜜屋さん。
『クルーラ』でも蜂蜜は多少、採取できるが、それほど多くない。
僕の分と、白の館のヨウドさんが料理に使うので欲しいと言っていた分を購入する為だ。
いつもは帰省するアレクさんに頼んでいたようだが、今回は帰れないので、僕に頼んできた。
白の館の分のお金は、果樹園の屋敷に配達した時、アレクさんの奥さん、レイラさんが立て替えて支払ってくれるそうだ。
なので配達する時に、僕の分も一緒に持っていってもらう。
「蜂蜜のビン入り小を二つと、蜂蜜飴を三袋」
熊族の蜂蜜は濃厚で絶品なのだ。
蜂蜜はそのままでも美味しいけれど、紅茶にちょっと入れるのも好きなので、すぐに無くなってしまうから、いつも二個購入する。
蜂蜜飴は、いつも僕の服を作ってくれるリリスさんへのお土産だ。
僕は自分の分のお金を支払いして、ヨウドさんに頼まれた分と一緒に配達をお願いした。
次に向かったのは、アラレ屋さん。
今、ヒナキさんが好んで食べている『おやつ』なのだ。
二センチくらいの縦長のアラレは、摘まんで食べるのにちょうど良いらしい…。
アラレはいろんな味が有るので、いつも迷うが、何度か購入している内に、ヒナキさんの好みも分かってきた。
「ショウユと、ウメ、ワサビの中袋を十個づつ」
大袋の方がお得なのだが、小分けにしておかないと、すぐに無くなってしまう…。
中袋でもかなりの量が入っているのだが、以前、ヒナキさんは、お徳用の大袋を一日で食べきってしまった…。
食べ出すと止まらなくなるみたいで、一度に全部食べてしまうから、一日一袋までと、お願いはしてある…。
でも、たまに半分づつ…とか言って、二袋食べてしまう時も有るけれど…。
そしてふと、カウンター横に、見たことの無いアラレを見つけた。
白いのと黒い…。
僕の視線に気が付いたのか、店員さんがアラレにチョコレートをコーティングしたものだと教えてくれた。
「チョコレート…」
森の奥地では、なかなかチョコレートは手に入らない。
昔に比べたら、手に入りやすくなったそうだが、それでも少量だ。
聞けば、今回は安く手に入ったので、期間限定の試作品でもあるそうだ。
欲しい…。
値段は普通アラレの倍以上するが、ヒナキさんが好きそう…。
ちょっと奮発して、購入しようとしたら、数が少ないのと、多くの人に食べてもらいたいからと、お一人様、二個までだと言われた…。
う~ん、分かる…。
美味しいものは皆で分け合いたいもんね。
オルガはホワイトチョコとチョコレートを二個づつ追加してお金を支払い、果樹園の方へ配達をお願いした。
持ち歩くのも大変だし、いつも大量買いするから、配達してくれるので助かる…。
僕が購入し終わると、フウさんもホワイトチョコとチョコレートのアラレを二個づつ購入して、その内の一個づつ、アレイに手渡してきた。
もしかして…これって…。
「帰ったら、皆で分けて食べろよ」
そう言って…。
やった!
ヒナキさんにあげるのに、僕も味見をしてみたかったんだ。
「「ありがとう!」」
オルガとアレイは、ニコニコと微笑みフウにお礼を言った。
その後も、いくつものお菓子屋を巡り、フウさんも購入したお菓子をホクホクと鞄に入れ、間に古本屋を見つけて、ちょっと覗いてみたりして、僕達は買い物を堪能した。
そしてフウさんが調べてきた、甘いスイーツを食べれるお店で休憩することになった。
フウさんが調べてきたお店は、中心の商店街よりも少し正門より…。
外見は普通のお店のようだが、中に入ってビックリした。
店内の席に座っている人は、ほとんどが女の人だ!
今回の買い物は、僕の欲しいモノと、お土産と、頼まれたモノ。
月に一度は来るから、場所は覚えているし、いつもの順番でお店を回る。
その方が、効率が良いからね。
でも、気になる商品が有ったら、寄り道はするけど…。
まずは、蜂蜜屋さん。
『クルーラ』でも蜂蜜は多少、採取できるが、それほど多くない。
僕の分と、白の館のヨウドさんが料理に使うので欲しいと言っていた分を購入する為だ。
いつもは帰省するアレクさんに頼んでいたようだが、今回は帰れないので、僕に頼んできた。
白の館の分のお金は、果樹園の屋敷に配達した時、アレクさんの奥さん、レイラさんが立て替えて支払ってくれるそうだ。
なので配達する時に、僕の分も一緒に持っていってもらう。
「蜂蜜のビン入り小を二つと、蜂蜜飴を三袋」
熊族の蜂蜜は濃厚で絶品なのだ。
蜂蜜はそのままでも美味しいけれど、紅茶にちょっと入れるのも好きなので、すぐに無くなってしまうから、いつも二個購入する。
蜂蜜飴は、いつも僕の服を作ってくれるリリスさんへのお土産だ。
僕は自分の分のお金を支払いして、ヨウドさんに頼まれた分と一緒に配達をお願いした。
次に向かったのは、アラレ屋さん。
今、ヒナキさんが好んで食べている『おやつ』なのだ。
二センチくらいの縦長のアラレは、摘まんで食べるのにちょうど良いらしい…。
アラレはいろんな味が有るので、いつも迷うが、何度か購入している内に、ヒナキさんの好みも分かってきた。
「ショウユと、ウメ、ワサビの中袋を十個づつ」
大袋の方がお得なのだが、小分けにしておかないと、すぐに無くなってしまう…。
中袋でもかなりの量が入っているのだが、以前、ヒナキさんは、お徳用の大袋を一日で食べきってしまった…。
食べ出すと止まらなくなるみたいで、一度に全部食べてしまうから、一日一袋までと、お願いはしてある…。
でも、たまに半分づつ…とか言って、二袋食べてしまう時も有るけれど…。
そしてふと、カウンター横に、見たことの無いアラレを見つけた。
白いのと黒い…。
僕の視線に気が付いたのか、店員さんがアラレにチョコレートをコーティングしたものだと教えてくれた。
「チョコレート…」
森の奥地では、なかなかチョコレートは手に入らない。
昔に比べたら、手に入りやすくなったそうだが、それでも少量だ。
聞けば、今回は安く手に入ったので、期間限定の試作品でもあるそうだ。
欲しい…。
値段は普通アラレの倍以上するが、ヒナキさんが好きそう…。
ちょっと奮発して、購入しようとしたら、数が少ないのと、多くの人に食べてもらいたいからと、お一人様、二個までだと言われた…。
う~ん、分かる…。
美味しいものは皆で分け合いたいもんね。
オルガはホワイトチョコとチョコレートを二個づつ追加してお金を支払い、果樹園の方へ配達をお願いした。
持ち歩くのも大変だし、いつも大量買いするから、配達してくれるので助かる…。
僕が購入し終わると、フウさんもホワイトチョコとチョコレートのアラレを二個づつ購入して、その内の一個づつ、アレイに手渡してきた。
もしかして…これって…。
「帰ったら、皆で分けて食べろよ」
そう言って…。
やった!
ヒナキさんにあげるのに、僕も味見をしてみたかったんだ。
「「ありがとう!」」
オルガとアレイは、ニコニコと微笑みフウにお礼を言った。
その後も、いくつものお菓子屋を巡り、フウさんも購入したお菓子をホクホクと鞄に入れ、間に古本屋を見つけて、ちょっと覗いてみたりして、僕達は買い物を堪能した。
そしてフウさんが調べてきた、甘いスイーツを食べれるお店で休憩することになった。
フウさんが調べてきたお店は、中心の商店街よりも少し正門より…。
外見は普通のお店のようだが、中に入ってビックリした。
店内の席に座っている人は、ほとんどが女の人だ!
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