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森の聖域
風を司るもの 4
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『シュリケン』の飛ばし方は、青の館で練習することになったので、次の段階、身体を風魔法で浮かせて、高く飛び上がる練習をすることになった。
いわゆる、逃げる練習だ。
戦えない僕は、自分の身を自分で守るしかない。
上空から襲ってくるモノはほとんど無いので、高い木の上や、建物の屋根に瞬時に飛び上がって、避難するためだ。
戦う人達の邪魔にならないように、その場を離れるのも、戦えない僕に出来ることだ。
『クルーラ』に居るときは、必要ないが、ときどき熊族の村に行ったり、狼族の村に行ったりするので、その道中に何が起こるか分からないから、護身のための練習だ。
怪我をしたくないから、頑張って逃げます!
ヒナキさんに言われたのは、『クルーラ』の外には魔素を多く取り込みすぎて、魔獣変化してしまった獣が、たまに居るので、見かけたら、見つからないように逃げること。
それが一番だと言われた。
魔獣変化してしまった獣は、三つ目や四つ目が有ったり、脚が六つ有ったり、尻尾が多かったり…。
元の獣の姿を少し残しながら、異形の姿に変わっているらしい…。
『クルーラ』の周辺で見かけたときは、青の館の警備隊が討伐しているので、めったな事は無いが、移動の道中は警戒するに越したことはない。
他の獣人の村や町でも、各警備隊が討伐しているから、周辺は大丈夫だが、村の外に出るときは、絶対に一人では出ない事を約束された。
まだ、魔獣変化した獣は見た事はないけど、怖いので見つからないように逃げます!
一人で、外には出ません!
オルガは風魔法を『回廊』で何度も練習しているから、すぐに身体を浮かせれるようにはなった。
ただ、高さが問題…。
今は、頑張っても三十センチ…。
その高さのまま移動することは出きるけど、屋根の上や木の上に避難出きるだけの高さは無い…。
これも練習…。
魔力を込めすぎて、急に上空に上がったら、バランスを崩して落ちそうになったから、慎重に魔力量を調整中…。
風霊の鳥達も手伝ってくれるので、練習次第ではなんとかなりそうだ。
風霊の真っ白な鳥は、僕の肩に乗り、青い鳥が僕の頭の上に乗る。
どうも、僕の頭の上が気に入ったらしい…。
姿を現す度に、僕の頭の上に乗るので、ヒナキさんはその度に笑う…。
分からないではない…。
きっと、熊族の友人アレイの頭に、鳥が毎回乗っていたら、僕だって笑ってしまうだろう…。
とりあえず練習…。
魔力を調整して、木の上にまで飛び上がれ!
オルガがジャンプすると、今度は膝丈くらいまで飛び上がった。
よしよし、順調に高さを伸ばしていくぞ!
でも、今日は時間切れ。
当分『回廊』では、風魔法を使って身体を浮かす練習だな…。
頑張るぞ!
この時、後日、真面目に青の館の訓練場で『シュリケン』の練習して良かったと、風魔法を使って身体を浮かせる練習して良かったと、オルガがつくづく思う事が起こるとは思わなかった。
いわゆる、逃げる練習だ。
戦えない僕は、自分の身を自分で守るしかない。
上空から襲ってくるモノはほとんど無いので、高い木の上や、建物の屋根に瞬時に飛び上がって、避難するためだ。
戦う人達の邪魔にならないように、その場を離れるのも、戦えない僕に出来ることだ。
『クルーラ』に居るときは、必要ないが、ときどき熊族の村に行ったり、狼族の村に行ったりするので、その道中に何が起こるか分からないから、護身のための練習だ。
怪我をしたくないから、頑張って逃げます!
ヒナキさんに言われたのは、『クルーラ』の外には魔素を多く取り込みすぎて、魔獣変化してしまった獣が、たまに居るので、見かけたら、見つからないように逃げること。
それが一番だと言われた。
魔獣変化してしまった獣は、三つ目や四つ目が有ったり、脚が六つ有ったり、尻尾が多かったり…。
元の獣の姿を少し残しながら、異形の姿に変わっているらしい…。
『クルーラ』の周辺で見かけたときは、青の館の警備隊が討伐しているので、めったな事は無いが、移動の道中は警戒するに越したことはない。
他の獣人の村や町でも、各警備隊が討伐しているから、周辺は大丈夫だが、村の外に出るときは、絶対に一人では出ない事を約束された。
まだ、魔獣変化した獣は見た事はないけど、怖いので見つからないように逃げます!
一人で、外には出ません!
オルガは風魔法を『回廊』で何度も練習しているから、すぐに身体を浮かせれるようにはなった。
ただ、高さが問題…。
今は、頑張っても三十センチ…。
その高さのまま移動することは出きるけど、屋根の上や木の上に避難出きるだけの高さは無い…。
これも練習…。
魔力を込めすぎて、急に上空に上がったら、バランスを崩して落ちそうになったから、慎重に魔力量を調整中…。
風霊の鳥達も手伝ってくれるので、練習次第ではなんとかなりそうだ。
風霊の真っ白な鳥は、僕の肩に乗り、青い鳥が僕の頭の上に乗る。
どうも、僕の頭の上が気に入ったらしい…。
姿を現す度に、僕の頭の上に乗るので、ヒナキさんはその度に笑う…。
分からないではない…。
きっと、熊族の友人アレイの頭に、鳥が毎回乗っていたら、僕だって笑ってしまうだろう…。
とりあえず練習…。
魔力を調整して、木の上にまで飛び上がれ!
オルガがジャンプすると、今度は膝丈くらいまで飛び上がった。
よしよし、順調に高さを伸ばしていくぞ!
でも、今日は時間切れ。
当分『回廊』では、風魔法を使って身体を浮かす練習だな…。
頑張るぞ!
この時、後日、真面目に青の館の訓練場で『シュリケン』の練習して良かったと、風魔法を使って身体を浮かせる練習して良かったと、オルガがつくづく思う事が起こるとは思わなかった。
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