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名前を呼んで…。(番外編) その後のヒナキとユグの話
着替え **
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翌朝、ヒナキが目覚めると、隣にユグはいなかった。
ヒナキはぼんやりとしたまま、シャワールームに入り暖かいお湯を浴びて目を覚ました。
お湯に打たれながら思い出したのが、ヒナキの服は自分の体液で濡れて、汚れている事…。
思い出して頬が熱くなった。
着る服が無い…。
…さすがにユグが、洗濯まではしてくれていないだろう…。
この家の管理をしている木霊や土霊達も、そこまでしてくれる筈がなく、ヒナキは途方にくれた。
…どうやって、クルーラに帰ろう…。
シャワーを止め浴室から出ると、濡れた髪の毛を拭きながら廊下を歩き、リーンの部屋の前で立ち止まった。
…確か、予備の服があったはず…。
ヒナキはリーンの部屋に入り、物置になっている扉を開いた。
年に数回しか帰ってこないリーンだが、少し前に長期滞在をしていたので、多少服は置いてあるはず…。
物置の棚に、服が畳んで何着も置いてあり、ズボンとシャツを借りる事にした。
今までのヒナキだったら大きすぎて、ズボンの裾を曲げなくてはいけなかったが、身体に当ててみたら、着丈もズボンのサイズもヒナキにちょうど良かった。
ただ、問題は下着…だった。
確かリーンの下着って…アレ、だったよな…。
でも、直接ズボンを履くのも落ち着かないしな…。
ヒナキは畳まれた服の奥に、籠に入った小さな塊を見た。
…どうしよう…。
ソレと一緒に袋が置いてあり、ヒナキはソレを手に取り開けてみると、中に籠のなかのモノと同じものが何枚も入っていた。
…これは使用前のモノ…ってことだよな…。
ヒナキは勇気を持って一枚取り出した。
両手で持ち上げて、目の前にぶらと小さな布と紐だけの、リーンの下着を見て、顔を歪めた。
前だけ隠して、あとは紐でお尻を支えるジョックストラップ…。
初めてみた時は驚いた。
…でもリーンは慣れたらこっちの方が落ち着く、と言って愛用していた…これは、予備なのだろう…。
…キュイの時は、これを履いていなかったから、リーンになってからだろうが…。
…でもな…誰かに見せるわけても無し、クルーラに帰るまでだ。
ヒナキはそう思って、下着に足を通したが、履きかたがこれで合っているのか迷った。
…お尻がスースーする…。
仕方ない…。
ヒナキがリーンのズボンを持ち上げ、足をいれようとしたら、背後から腰をギュッと抱きつかれ、驚いた。
「…ユグ…」
ズボンを履こうとしていたヒナキは手を止める。
こんな風に抱きついてくるのはユグぐらいだからな…。
「…お尻…可愛い…」
ユグがそう言って、剥き出しの…一応、下着は付けているのだが…ヒナキの臀部を撫で始めた。
「…ユグ!」
「…これ、前は…どうなってるの…」
ユグはヒナキに抱きついたまま、ヒナキの肩から前を覗き、臀部を撫でていた手が太ももを撫でながら、かろうじて前を隠す布に触れる。
「…つっ…」
「…ぷにぷにしてる…」
「…触るな…着替えられないだろ!」
ヒナキがそう言うと、ユグはヒョイとヒナキを持ち上げ、リーンのベッドに下ろそうとしたので慌てて止める。
「まて!ここはリーンのベッドだ!」
ヒナキがそう言うと、ユグはヒナキを抱えてさっきまで眠っていた部屋へと連れてこうとする。
…おい、まて、何考えている!?
部屋に入ると、グシャグシャになっていたシーツは取り替えられていて、綺麗に整えられていた。
…ユグがやったはず無いよな…。
て、事は、木霊達か…。
いつもは、昨日みたいに激しく意識を飛ばさないので、行為の後、余裕もあり、ヒナキの体液で汚れたシーツを持って帰り洗濯していたのだが…。
…恥ずかしすぎ…。
ヒナキがそんなことを思っていると、ベッドの上に座らされ、ユグもベッドの上に乗ってきて、正面からヒナキの両膝を開いた。
「…これ、可愛い…」
そう言って布で隠された部分を触ってくる。
「…ユグ。今日はもうしないぞ!」
僕の体力が持たない…。
ユグは少しムッとして、布越しにキュッと力を入れて先端を強く擦ってきた。
「ひぁっ…んっ…くっ…」
ヒナキが膝を閉じようとしても、ユグが閉じさせてくれない。
「…可愛い姿を…しているからだよ…」
ユグがヒナキの耳元で囁き、首筋に舌を這わす。
「ああっ…んんっ…あっ…ぁん…」
ヒナキはビクビクと身体を震わし、熱く熱がたまって、ユグに触られて固くなってきたのがわかる…。
そしてヒナキが逃げようとしても、身体が言うことを聞いてくれず、次第にクチュクチュと音がし始め、下着の中で濡れてきたのを感じた…。
…僕…ダメ過ぎ…。
「…んっ…ああっ…」
ズキズキと固くなって痛くなったヒナキが腰を振ると、急にユグが身体を離し、ヒナキの腰を押さえた。
「…先っぽ…出てる…」
えっ…何を言って…?
ヒナキがゆっくりと下を見ると、下着の中からヒナキのモノが、勃ち上がって先端だけ顔を覗かせ蜜を溢していた。
「うわぁっ…?!」
正気に戻ったヒナキが慌てて叫ぶのと同時に、ユグがその先端に口付ける。
「はあっ…ダメ…ああっ…あっあっ…」
ヒナキはユグの頭を押さえて、身もだえるしかなかった。
ヒナキはぼんやりとしたまま、シャワールームに入り暖かいお湯を浴びて目を覚ました。
お湯に打たれながら思い出したのが、ヒナキの服は自分の体液で濡れて、汚れている事…。
思い出して頬が熱くなった。
着る服が無い…。
…さすがにユグが、洗濯まではしてくれていないだろう…。
この家の管理をしている木霊や土霊達も、そこまでしてくれる筈がなく、ヒナキは途方にくれた。
…どうやって、クルーラに帰ろう…。
シャワーを止め浴室から出ると、濡れた髪の毛を拭きながら廊下を歩き、リーンの部屋の前で立ち止まった。
…確か、予備の服があったはず…。
ヒナキはリーンの部屋に入り、物置になっている扉を開いた。
年に数回しか帰ってこないリーンだが、少し前に長期滞在をしていたので、多少服は置いてあるはず…。
物置の棚に、服が畳んで何着も置いてあり、ズボンとシャツを借りる事にした。
今までのヒナキだったら大きすぎて、ズボンの裾を曲げなくてはいけなかったが、身体に当ててみたら、着丈もズボンのサイズもヒナキにちょうど良かった。
ただ、問題は下着…だった。
確かリーンの下着って…アレ、だったよな…。
でも、直接ズボンを履くのも落ち着かないしな…。
ヒナキは畳まれた服の奥に、籠に入った小さな塊を見た。
…どうしよう…。
ソレと一緒に袋が置いてあり、ヒナキはソレを手に取り開けてみると、中に籠のなかのモノと同じものが何枚も入っていた。
…これは使用前のモノ…ってことだよな…。
ヒナキは勇気を持って一枚取り出した。
両手で持ち上げて、目の前にぶらと小さな布と紐だけの、リーンの下着を見て、顔を歪めた。
前だけ隠して、あとは紐でお尻を支えるジョックストラップ…。
初めてみた時は驚いた。
…でもリーンは慣れたらこっちの方が落ち着く、と言って愛用していた…これは、予備なのだろう…。
…キュイの時は、これを履いていなかったから、リーンになってからだろうが…。
…でもな…誰かに見せるわけても無し、クルーラに帰るまでだ。
ヒナキはそう思って、下着に足を通したが、履きかたがこれで合っているのか迷った。
…お尻がスースーする…。
仕方ない…。
ヒナキがリーンのズボンを持ち上げ、足をいれようとしたら、背後から腰をギュッと抱きつかれ、驚いた。
「…ユグ…」
ズボンを履こうとしていたヒナキは手を止める。
こんな風に抱きついてくるのはユグぐらいだからな…。
「…お尻…可愛い…」
ユグがそう言って、剥き出しの…一応、下着は付けているのだが…ヒナキの臀部を撫で始めた。
「…ユグ!」
「…これ、前は…どうなってるの…」
ユグはヒナキに抱きついたまま、ヒナキの肩から前を覗き、臀部を撫でていた手が太ももを撫でながら、かろうじて前を隠す布に触れる。
「…つっ…」
「…ぷにぷにしてる…」
「…触るな…着替えられないだろ!」
ヒナキがそう言うと、ユグはヒョイとヒナキを持ち上げ、リーンのベッドに下ろそうとしたので慌てて止める。
「まて!ここはリーンのベッドだ!」
ヒナキがそう言うと、ユグはヒナキを抱えてさっきまで眠っていた部屋へと連れてこうとする。
…おい、まて、何考えている!?
部屋に入ると、グシャグシャになっていたシーツは取り替えられていて、綺麗に整えられていた。
…ユグがやったはず無いよな…。
て、事は、木霊達か…。
いつもは、昨日みたいに激しく意識を飛ばさないので、行為の後、余裕もあり、ヒナキの体液で汚れたシーツを持って帰り洗濯していたのだが…。
…恥ずかしすぎ…。
ヒナキがそんなことを思っていると、ベッドの上に座らされ、ユグもベッドの上に乗ってきて、正面からヒナキの両膝を開いた。
「…これ、可愛い…」
そう言って布で隠された部分を触ってくる。
「…ユグ。今日はもうしないぞ!」
僕の体力が持たない…。
ユグは少しムッとして、布越しにキュッと力を入れて先端を強く擦ってきた。
「ひぁっ…んっ…くっ…」
ヒナキが膝を閉じようとしても、ユグが閉じさせてくれない。
「…可愛い姿を…しているからだよ…」
ユグがヒナキの耳元で囁き、首筋に舌を這わす。
「ああっ…んんっ…あっ…ぁん…」
ヒナキはビクビクと身体を震わし、熱く熱がたまって、ユグに触られて固くなってきたのがわかる…。
そしてヒナキが逃げようとしても、身体が言うことを聞いてくれず、次第にクチュクチュと音がし始め、下着の中で濡れてきたのを感じた…。
…僕…ダメ過ぎ…。
「…んっ…ああっ…」
ズキズキと固くなって痛くなったヒナキが腰を振ると、急にユグが身体を離し、ヒナキの腰を押さえた。
「…先っぽ…出てる…」
えっ…何を言って…?
ヒナキがゆっくりと下を見ると、下着の中からヒナキのモノが、勃ち上がって先端だけ顔を覗かせ蜜を溢していた。
「うわぁっ…?!」
正気に戻ったヒナキが慌てて叫ぶのと同時に、ユグがその先端に口付ける。
「はあっ…ダメ…ああっ…あっあっ…」
ヒナキはユグの頭を押さえて、身もだえるしかなかった。
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