325 / 462
森の聖域 1
積み木
しおりを挟む
三つ子達は積み木で遊んで、夕食を食べて、お風呂に入って、また積み木で遊んでいるうちに、うとうとと眠り始めた。
積み木詰みをしながら、ニーナは寝てしまい、積み上げた積み木の横でスヤスヤと眠っている。
ミーナも眠そうに身体を揺らしながら、積み木を持っている。
「…眠かったら、寝ようか…」
リーンがそう言ってもミーナは積み木を手離さない。
そして驚いたことに、キースが手で積み木を積んでいた。
こっそりルナに聞いたら、初めは風を使って積んでいたらしいが、ミーナとニーナに負けるのが嫌で、手で積み木を積み出したらしい。
…負けず嫌いだな。
リーンはクスりと笑った。
それも手で積み出した、キースが一番数多く積んでいるらしいから驚いた。
だから躍起になってミーナとニーナも、お風呂が終わってからも止めないのだ。
キースは一度だけ多く積んだが、その後はミーナとニーナに負けているので、キースも止められないみたいだ。
キースも、積み木を持って、うつらうつらと揺れ始めた。
「今日はもう終わり」
リーンがそう言っても、二人とも積み木を手離さない。
そんな状態で積もうとしても、崩れるだけなのだが…。
眠ってしまったニーナをベットに寝かせに行ったルークが戻ってきて、強制的に二人を両脇に抱えてベットに連れていく。
大丈夫かな…と、後をついて行ったリーンは、身体を横たえた瞬間に寝落ちしているミーナとキースに思わず笑ってしまった。
ギリギリまで眠いのに、耐えていたみたいだ。
それも積み木を手に持って離さないのが、可愛らしい…。
ベットに三人を寝かせて、上掛けをかけるとリーンとルークは部屋を出た。
リビングに戻ってくると、チイが積み木を箱の中に片付け始めていて、ヒイロがキッチンからお酒とグラスと、チイが作っておいた摘まみを持ってきて、テーブルの上に置いた所だった。
リーンはチイと一緒に片付け始め、ルークがソファーに座るとヒイロが、グラスにお酒を注ぎ始める。
「大人の時間だ」
ヒイロはそう言って笑い、ルークにグラスを渡していた。
ルナは宿題が有ると言って、部屋に入ったまま。
子供達と遊んでくれて、疲れて寝てしまっていなければ良いが…。
後でそっと覗いてみよう。
積み木を箱の中に片付け終わると、リーンはルークの隣に、チイはヒイロの隣に座ってグラスを傾けた。
積み木詰みをしながら、ニーナは寝てしまい、積み上げた積み木の横でスヤスヤと眠っている。
ミーナも眠そうに身体を揺らしながら、積み木を持っている。
「…眠かったら、寝ようか…」
リーンがそう言ってもミーナは積み木を手離さない。
そして驚いたことに、キースが手で積み木を積んでいた。
こっそりルナに聞いたら、初めは風を使って積んでいたらしいが、ミーナとニーナに負けるのが嫌で、手で積み木を積み出したらしい。
…負けず嫌いだな。
リーンはクスりと笑った。
それも手で積み出した、キースが一番数多く積んでいるらしいから驚いた。
だから躍起になってミーナとニーナも、お風呂が終わってからも止めないのだ。
キースは一度だけ多く積んだが、その後はミーナとニーナに負けているので、キースも止められないみたいだ。
キースも、積み木を持って、うつらうつらと揺れ始めた。
「今日はもう終わり」
リーンがそう言っても、二人とも積み木を手離さない。
そんな状態で積もうとしても、崩れるだけなのだが…。
眠ってしまったニーナをベットに寝かせに行ったルークが戻ってきて、強制的に二人を両脇に抱えてベットに連れていく。
大丈夫かな…と、後をついて行ったリーンは、身体を横たえた瞬間に寝落ちしているミーナとキースに思わず笑ってしまった。
ギリギリまで眠いのに、耐えていたみたいだ。
それも積み木を手に持って離さないのが、可愛らしい…。
ベットに三人を寝かせて、上掛けをかけるとリーンとルークは部屋を出た。
リビングに戻ってくると、チイが積み木を箱の中に片付け始めていて、ヒイロがキッチンからお酒とグラスと、チイが作っておいた摘まみを持ってきて、テーブルの上に置いた所だった。
リーンはチイと一緒に片付け始め、ルークがソファーに座るとヒイロが、グラスにお酒を注ぎ始める。
「大人の時間だ」
ヒイロはそう言って笑い、ルークにグラスを渡していた。
ルナは宿題が有ると言って、部屋に入ったまま。
子供達と遊んでくれて、疲れて寝てしまっていなければ良いが…。
後でそっと覗いてみよう。
積み木を箱の中に片付け終わると、リーンはルークの隣に、チイはヒイロの隣に座ってグラスを傾けた。
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
迷える子羊少年と自称王様少年
ユー
BL
「その素晴らしい力オレの側にふさわしい、オレの家来になれ!」
「いや絶対嫌だから!」
的なやり取りから始まる
超能力が存在するSF(すこしふしぎ)な世界で普通になりたいと願う平凡志望の卑屈少年と
自分大好き唯我独尊王様気質の美少年との
出会いから始まるボーイミーツボーイ的な青春BL小説になってればいいなって思って書きました。
この作品は後々そういう関係になっていくのを前提として書いてはいますが、なんというかブロマンス?的な少年達の青春ものみたいなノリで読んで頂けるとありがたいです。

皇帝に追放された騎士団長の試される忠義
大田ネクロマンサー
BL
若干24歳の若き皇帝が統治するベリニア帝国。『金獅子の双腕』の称号で騎士団長兼、宰相を務める皇帝の側近、レシオン・ド・ミゼル(レジー/ミゼル卿)が突如として国外追放を言い渡される。
帝国中に慕われていた金獅子の双腕に下された理不尽な断罪に、国民は様々な憶測を立てる。ーー金獅子の双腕の叔父に婚約破棄された皇紀リベリオが虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのではないか?
国民の憶測に無言で帝国を去るレシオン・ド・ミゼル。船で知り合った少年ミオに懐かれ、なんとか不毛の大地で生きていくレジーだったが……彼には誰にも知られたくない秘密があった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる