神の宿り木~旅の途中~ルーク~ …旅の終わりの始まり…⦅完結⦆

ゆう

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新たなる命

体内の転移 **

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 昼間っから…と、思いながらも、リーンはルークに満たされていた。
 隣の部屋のテーブルには、いつの間にか食事も準備されていて、合間に食べては、二人はむさぼり有っている。
 
 満たされて、二人はクスクス笑いながら、余を感じて触れあっていると、ベッドの周囲に魔法陣が表れ、落ち着いていた高揚感が二人を包む。 
 月が昇って、『魔女の宴』が始まったのだ。
「んっ…ルーク…」
 リーンの身体の内側から火照りだし、もっと満たして欲しくなったリーンは、ルークにすり寄り口付ける。
「…リーン」
 ルークはさっきまで繋がっていて、とろとろになっているリーンの後孔を貫く。
「ああっ…」
 リーンは仰け反りながら、ルークを求めて艶っぽい眼差しを注ぐと、リーンの中の質量が増してくる。
「…ルーク…」

 
 どれだけイッたのか分からなくなった頃、部屋の扉が開いて寝室に、黒のレースの下着姿のソフィアが入ってきた。
 リーンは後ろからルークに抱き締められるように繋がっていて、ルークに胸の突起を摘ままれ、首筋に口付けされていた。
 部屋に入ってきたソフィアに気がついたルークが手を止める。
「そのままリーンを離さないで」
 ソフィアはそう言って、ベッドの上に乗ってきて、欲情して羞恥心も無くなって、全てをさらけ出すリーンの頬に口付けた。
「リーン可愛い」
 ソフィアは、ぼんやりとしているリーンの首筋から胸の突起に口付け、そして、リーンの両足を開いてち上がったモノを口に含む。
「んっ…」
 リーンは、ようやくソフィアの存在を認識して、股間に頭を埋めるソフィアの頭部を掴んだ。
「あああっ…ソフィア…」
 リーンの腰がびくびくと跳ねる。
 …ソコをルーク以外に触られるのは久しぶりだ。
「…んんっ…はあっ…あああっ…くっつ…ああっ…」
 無意識に下半身に力が入り、中のルークを締め付け、その熱さを感じて身体が震える。
「…んっああっ…もっ…ダメ…くっつ…」
 リーンは腰を振り回した。
「ひっ…あああああっ…!!」
 リーンはソフィアの口の中に放ち、ぐったりと、背中を支えるルークにもたれかかった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
 リーンが荒い息を整えていると、ソフィアはリーンの前に膝立になり、手をりの腹部にかざした。
「フィールド展開」
 ソフィアとリーンと、リーンを支えるルークを光が包む。
「『移植転移』!」
 むき出しのソフィアのお腹と、リーンの腹部に魔法陣が浮かぶ。
 ソフィアは自分のお腹を擦りながら言う。
「大丈夫よ。あなたを作る半分の所に行くだけだから。そこで育って、私に顔を見せに来て。待ってるから」
 ソフィアはそう言ってリーンの足の間からリーンに重なるように乗り上げ、首筋に手をかけ、二人の魔方陣が浮かぶ腹部を触れさせて口付けてくる。
「『移動』!」
 ソフィアがそう言うと、二人を包んでいた光がゆっくりと小さくなって、重なる二人の腹部に向かって消えていく…。
 そしてソフィアがリーンから離れ、リーンのお腹を擦る。
「しばらく違和感があるかもしれないけれど、着床しているはず。安静にしてね」
 そう言ってソフィアはベッドから降りる。
「あと一つ」
 ソフィアは悪戯するように振り向いて微笑んだ。
「実を結ぶわよ。『魔女の宴』ですもの。二卵性の双子ちゃんが産まれるかもね」
 ソフィアはそう言って部屋を出ていった。
「「…。」」
 呆然とそのやり取りを見ていたルークを、リーンが中でキュッと締め付けた。
 …ルークのモノが入ったままだ…。
 リーンはモゾモゾと動き出す。
「…動いて…」
 ソフィアに咥えられて、イッたけど奥に熱いのが欲しい…。
 中がジクジクと刺激を欲しがって、むず痒くてどうにかなってしまいそうだ。
「…はぁ…ぁんっ…」
 リーンは繋がったまま、うつ伏せにされ、腰を高く上げられて、背後から突き上げられた。
「あああっ…んっ…いい…」
 リーンはルークに中を突き上げられ、掻き回されて高みに昇っていった。
 
 リーンの中からルークがズルリと抜け、ルークの膝の上に抱き上げられた。
 後孔からトロトロと、こぼれ落ちるのが少し恥ずかしい…。
「…いいんじゃないか。賑やかになって」
 ルークはそう微笑んでリーンの腹部を撫でる。
 …さっきの答えだ。
 二卵性の双子を産むと…。
 ソフィアは少し先の未来を読む…。
「…産むのは私なんだが…」
「楽しみだな」
 ルークはそう言って微笑み、リーンに口付けた。
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