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新たなる命
魔力の無いリーン **
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ずっと眠っていたリーンが目を覚まし、少しづつ身体を動かせるようになり、ルークと一緒にお屋敷で生活を始めた。
やはりリーンには魔力が戻らず、グオルクの家に行こうとしても、魔力が無いから魔法陣を発動させる事も出来ず、誰かと一緒でなければどこにも行けないし、帰ることも出来なくなっていた。
森へ薬草や木の実を拾いに行って、周りに有る木の枝や、草の葉っぱで擦り傷や引っ掻き傷を作り、むき出しの腕を傷つけてしまったり、凸凹した地面でバランスが取れなくなって、つまずいたり、転んだり…。
リーンは、今までどれだけ魔力で身体能力を補ってきたのかを、ありありと目にすることになった。
『宿り木』ミーネの姿を見ることも、側を漂う『風霊』を見ることも出来なくなったリーンだが、ルークがリーンに魔力を注ぐと、その魔力がリーンの身体から消えるまで、見ることが出来ると言うことを、何度か試した結果わかった。
ほんの少しの時間だが…。
と、言うことで、リーンは毎日のようにルークのベッドで、魔力を注いでもらった。
「感度はそのままだが、体力が無くなっている」
森の小屋でリーンは、ルークとベッドで戯れながら、そう言われた。
「仕方ないだろ。回復能力まで無くなっているんだから…」
リーンは頬を染めながら、そっぽ向く。
今まで無意識に使っていた治癒魔法も、体力回復の魔法も、全て無くなっていた。
本当に何もかも、リーンの身体から消えていたのだ。
これが魔力の無い、人族…。
…今まで魔力が有ったからこそ、魔力が無い事の不安さが分かる…。
「転ぶし怪我するし…今まで、よく無事でいれたもんだ」
ルークはそう言って、リーンの身体に残った腕の傷口に口付ける。
「…つっ…」
今朝、薬草を取りに行って、つまずいて転んで、擦りむいて赤くなっている場所だ。
見つからないようにしていたのに、ルークは確かめるように、リーンの身体中を触って、傷の無い場所にも口付けてくる。
「んっ…」
ルークに触れられて気持ち良くなって、身体が震える。
下半身も一緒に震え出す。
「もしかして、俺に直してもらいたいから、怪我をするのか?」
「そんなわけ有るか!!」
ニヤニヤ笑いながら言うルークに、リーンは頬を染めて、そう叫んでいた。
ルークの手が内腿をなぞり、ゾクゾクしてくる。
「ココが張れてるぞ」
ルークは楽しそうにそう言って、勃ち上がり始めたリーンのモノを、指先で弾いて口付けてくる。
「…んっ…」
それは、そうだろう…。
身体中、傷を治すと言って、口付けられ触られ、煽られたのだから…。
リーンの身体が火照っているのが分かる。
「んんっ…あっ…」
リーンはルークの頭を掴んだ。
ルークの舌が、リーンの先端をくすぐる。
「…はぁっ…んっ…あああっ…もう…んっっ…」
リーンはもどかしくて腰を振る。
「…ルーク…」
ルークが口を離し、リーンをベッドに押し倒してきた。
リーンは、熱のこもった視線で見下ろされ、両足が抱えられると、ルークの熱い塊が中に入ってきた。
「えっ…ああああっ…!」
リーンはのけ反り、白濁を自分の腹部に放っていた。
一瞬頭が真っ白になる…。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「…たまらないな…」
ルークはそう言ってリーンに口付け、リーンの中で動き始めた。
「…頼むから加減してくれ…」
リーンはぐったりと、ベッドにうつ伏せになって、ルークを睨み付けた。
「…欲しそうに、可愛い顔をするリーンが悪い」
ルークはそう言って、リーンの髪を撫でる。
「…。」
体力回復魔法が無いのだ。
今までなら、ちょっと無茶して繋がっても、翌日には回復していて、何事も無かったかのように動けたのだが、今は、そうはいかない…。
長い眠りから目が覚めて、互いの存在を確かめるように繋がった時、昼を過ぎても起きれなかったのだ…。
腰が痛くて…手や足が震えて…力が入らずベッドから降りれなかったのだ。
今、思い出しても恥ずかしい…。
その日はルークに食べさせてもらい、ルークに抱えられてシャワーを浴びて、着替えさせてもらったのだ。
「…俺がリーンに触りたくて、リーンの面倒を見たいんだから…良いんだ」
ルークはそう言って微笑む。
…ルークが良いのならいいけど、子供達の前では止めてくれ…。
「そう言えば、いつの間にか、テーブルに手紙が来ていたぞ」
ルークはそう言って、シャツを羽織、寝室を出てリビングから手紙を持ってくる。
「手紙の主がな…」
ルークがリーンに差し出してきたので、リーンは身体を起こして手紙を受けとる。
誰からなのか、名前を見て驚いた。
森の魔女王、ソフィアからの手紙だった。
やはりリーンには魔力が戻らず、グオルクの家に行こうとしても、魔力が無いから魔法陣を発動させる事も出来ず、誰かと一緒でなければどこにも行けないし、帰ることも出来なくなっていた。
森へ薬草や木の実を拾いに行って、周りに有る木の枝や、草の葉っぱで擦り傷や引っ掻き傷を作り、むき出しの腕を傷つけてしまったり、凸凹した地面でバランスが取れなくなって、つまずいたり、転んだり…。
リーンは、今までどれだけ魔力で身体能力を補ってきたのかを、ありありと目にすることになった。
『宿り木』ミーネの姿を見ることも、側を漂う『風霊』を見ることも出来なくなったリーンだが、ルークがリーンに魔力を注ぐと、その魔力がリーンの身体から消えるまで、見ることが出来ると言うことを、何度か試した結果わかった。
ほんの少しの時間だが…。
と、言うことで、リーンは毎日のようにルークのベッドで、魔力を注いでもらった。
「感度はそのままだが、体力が無くなっている」
森の小屋でリーンは、ルークとベッドで戯れながら、そう言われた。
「仕方ないだろ。回復能力まで無くなっているんだから…」
リーンは頬を染めながら、そっぽ向く。
今まで無意識に使っていた治癒魔法も、体力回復の魔法も、全て無くなっていた。
本当に何もかも、リーンの身体から消えていたのだ。
これが魔力の無い、人族…。
…今まで魔力が有ったからこそ、魔力が無い事の不安さが分かる…。
「転ぶし怪我するし…今まで、よく無事でいれたもんだ」
ルークはそう言って、リーンの身体に残った腕の傷口に口付ける。
「…つっ…」
今朝、薬草を取りに行って、つまずいて転んで、擦りむいて赤くなっている場所だ。
見つからないようにしていたのに、ルークは確かめるように、リーンの身体中を触って、傷の無い場所にも口付けてくる。
「んっ…」
ルークに触れられて気持ち良くなって、身体が震える。
下半身も一緒に震え出す。
「もしかして、俺に直してもらいたいから、怪我をするのか?」
「そんなわけ有るか!!」
ニヤニヤ笑いながら言うルークに、リーンは頬を染めて、そう叫んでいた。
ルークの手が内腿をなぞり、ゾクゾクしてくる。
「ココが張れてるぞ」
ルークは楽しそうにそう言って、勃ち上がり始めたリーンのモノを、指先で弾いて口付けてくる。
「…んっ…」
それは、そうだろう…。
身体中、傷を治すと言って、口付けられ触られ、煽られたのだから…。
リーンの身体が火照っているのが分かる。
「んんっ…あっ…」
リーンはルークの頭を掴んだ。
ルークの舌が、リーンの先端をくすぐる。
「…はぁっ…んっ…あああっ…もう…んっっ…」
リーンはもどかしくて腰を振る。
「…ルーク…」
ルークが口を離し、リーンをベッドに押し倒してきた。
リーンは、熱のこもった視線で見下ろされ、両足が抱えられると、ルークの熱い塊が中に入ってきた。
「えっ…ああああっ…!」
リーンはのけ反り、白濁を自分の腹部に放っていた。
一瞬頭が真っ白になる…。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「…たまらないな…」
ルークはそう言ってリーンに口付け、リーンの中で動き始めた。
「…頼むから加減してくれ…」
リーンはぐったりと、ベッドにうつ伏せになって、ルークを睨み付けた。
「…欲しそうに、可愛い顔をするリーンが悪い」
ルークはそう言って、リーンの髪を撫でる。
「…。」
体力回復魔法が無いのだ。
今までなら、ちょっと無茶して繋がっても、翌日には回復していて、何事も無かったかのように動けたのだが、今は、そうはいかない…。
長い眠りから目が覚めて、互いの存在を確かめるように繋がった時、昼を過ぎても起きれなかったのだ…。
腰が痛くて…手や足が震えて…力が入らずベッドから降りれなかったのだ。
今、思い出しても恥ずかしい…。
その日はルークに食べさせてもらい、ルークに抱えられてシャワーを浴びて、着替えさせてもらったのだ。
「…俺がリーンに触りたくて、リーンの面倒を見たいんだから…良いんだ」
ルークはそう言って微笑む。
…ルークが良いのならいいけど、子供達の前では止めてくれ…。
「そう言えば、いつの間にか、テーブルに手紙が来ていたぞ」
ルークはそう言って、シャツを羽織、寝室を出てリビングから手紙を持ってくる。
「手紙の主がな…」
ルークがリーンに差し出してきたので、リーンは身体を起こして手紙を受けとる。
誰からなのか、名前を見て驚いた。
森の魔女王、ソフィアからの手紙だった。
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