神の宿り木~旅の途中~ルーク~ …旅の終わりの始まり…⦅完結⦆

ゆう

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滅び行く大地

帰還 ***

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「カザナの小屋へ」
 リーンがそう言って、魔方陣を繋げ、カザナのお屋敷の小屋に渡ると、魔方陣の有る寝室の隣のリビングから音がした。
 誰か、居るのか…?
 リーンが寝室の扉を開けると、リビングのテーブルの上に、なにやら荷物を置いているルークと目があった。
「…ルーク」
「やっと帰ってきたな…」
 ルークはテーブルに荷物を置き終わると、リーンに近付いて来た。
「何か、言うこと有るだろ?」
 …こういう時は…。
「…ただいま」
 なんか照れ臭くて、頬を染めながら言うと、ルークは微笑み抱き締めてきた。
「お帰り」
 …この温もり。
 …ルークの匂いに、戻ってきたのだと実感する。
 リーンもそっと手を伸ばし、ルークにしがみつく。
 チイが言っていた、癒しがココにもある…。
 しばらくその温もりを堪能すると、ルークがぼそりと言い出した。
「…帰って来なかったら、こっちから行くところだぞ」
 …やっぱり。
 ルークがリーンから身体を離し、顔を近付けてくる。
「昨日は疲れているだろうから、良いとして、今日辺り戻ってくるだろうと思っていたが、一向に来ない。…なのでチイに連絡した」
 ソレでか…。
 チイが、帰らないのかと言い出したのは、ルナがお昼寝を始めた昼からだ。
「夜になっても来なかった、グオルクに行く予定だった」
 そう言ってルークが軽く口付けてくる。
「…ルーク」
 再び唇が触れあうと、舌が侵入してきて絡まり、くちゅくちゅと音をたて始める。
「ん…っ…」
 …気持ちが…良い…。
 …久ぶりで、頭が真っ白になっていく。
 リーンは倒れないように、必死にルークにしがみついていたが、足に力が入らなくなって、ルークにすがり付いていた。
 ルークは、力の抜けたリーンを支え、抱え上げると、寝室に向かった。

 
「あっ…あっあっ…」
 リーンはベッドの上でうつ伏せになり、腰を高く上げ、背後からルークに貫かれていた。
 リーンの前からは蜜がポタポタと溢れ落ち、シーツに染みを作っている。
「…んんっ…動…いて…っ…」
 さっきから焦らされて、イきたくてもイかされないでいた。
 ルークがゆっくりと腰を動かし中を掻き回す。
「ああんっ…はぁん…ああっ…」
 中のルークを締め付け、もっと奥へと誘うが、一向に来てくれない。
 イけなくて、おかしくなりそう…。
 一回目は、狂おしいほど早急に繋がって、なんでこの熱を忘れていたのだろうと思うくらい、欲情を引き出された。
 その後は、服を脱がされながら、確かめるように、ジリジリと熱を上げさせられ、今に至る。
「…あっ…奥…来て…」
 リーンがそう懇願すると、中のルークが抜けていき、腰を捕まれ、勢いよく突かれた。
「ああああっ!!」
 リーンは白濁をシーツに飛ばした。
 だが、ルークの動きは止まらない。
 挿入を繰り返し、息が上がってくる。 
「あっ…あっあっ…んっっ…ああっ…」
 …もっと…奥…。
 そう望んだのは自分だが、狂おしいほど激しさに、身体が付いていかない。 
 繋がった場所からは、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響いてくる。 
「…はぁん…んっ…ああっ…」
 …また、イってしまう…。
 リーンの最奧にルークが何度も届く…。
 …もう…イく…!!
「リーン…つっ…!!」
「ああああっ…!!」
 中に熱いものが注ぎ込まれ、リーンも再びシーツの上に放っていた。
 
 
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