121 / 462
ギザ王国
解毒 **
しおりを挟む
リーンは慌てて、ギザ王国とカザンナ王国の国境付近に向かっていた。
『風使い』が、ルークが毒の矢に倒れた事を教えてくれたからだ。
森の奥地にいたリーンは『風使い』の案内に、『移動』を駆使して急いだ。
毒は時間との勝負だ。
体内にどれだけの速度で浸透して、身体を壊していくのか…種類によって違うが、急がなくてはいけない。
驚異的な早さで、国境付近にまで到達していた。
使えるだけの魔法で『移動』を使い、カザンナ王国の天幕の近くでガーディをみつける。
「ガーディ!」
「リーン!?」
ガーディは驚いて、慌てて天幕へ案内する。
天幕の中にはベットに横たわるルークと、側で魔法を使い続けるアオがいた。
「ルーク!」
リーンが近付くと、ベットに横たわるルークは青い顔をして、冷や汗をかいて、弱い眼差しを向けてきた。
「…リーン。…俺達では…毒を体内に回せないよう…押さえるだけで、…精一杯だ…」
半泣き状態のアオが魔法で毒の周りを押さえていたらしい。
「毒の種類が分からなくて…」
ガーディがしょんぼりと、うなだれる。
「ハハ…ドジったぜ…」
ルークは力無く、弱い声で話しかける。
「…天幕から出てください。絶対に近付かないようにしてください」
アオとガーディが天幕を出ていくと、リーンはルークの身体を起こさせ、ベットの壁に寄りかからせる。
指先をナイフでちょっと切り、血を出し、ルークの矢を受けた傷口に指を乗せ、リーンの血をルークの体内へ流す。
「つっ…」
ルークは顔を歪め、痛みに耐えている。
「ちょっと痛いかも知れないが、毒消しになる」
リーンは腰に下げたポーチから、木の実を取り出し、大地に置く。
「『守護の実』」
天幕の周りを樹木と蔦が、覆い尽くし、誰にも入れず覗けないようにしてしまう。
リーンはマントを外し、靴を脱ぎ、ベルトに手を掛けると、ズボンを脱ぎ、シャツ一枚になって、ルークの身体を跨いだ。
「忘れたか。…私の体液は魔力の塊。消耗した魔力を取り戻させる」
そう言って、リーンは自らの中心を擦り始め、起立させ、ルークの口元にさしだす。
「…リーンが…そんな事を…してくれるとは…」
「うるさい。こっちは恥ずかしいんだ。おとなしく飲め!」
リーンは顔を赤くして、そう叫んだ。
ルークはリーン張り摘めたモノを咥えると、舌先が先端に触れ放っていた。
「はぁ…はぁ…んっ…」
ルークが吸い付くように溢れる蜜を飲み込んでいく。
「んっ…ああ…」
たどたどしく、ルークの舌が触れ、蜜が溢れて出てくるのを舐め取られているのを感じる。
「んっ…ふっ…」
ルークの手がゆっくりと太股を撫で上げてきて、身体がゾクゾクと震えて倒れそうになり、ルークの頭を掴んだ。
「んっ…あっんっ…あぁ…」
ルークの指が尻タブを掴み、後孔を探し当て、入口に触れてくる。
「はぁん…そこは…今…ダメ…」
最後まで欲しくなってしまう…。
ムズムズとして、腰を揺らしていると、ルークが舌先で先端をつつきだし、再び口の中に放っていた。
「あああああっ!」
ルークは口元からリーンのモノを離し、リーンのモノを掴み取って丁寧に舌を這わして、舐めとり始めた。
その目には、先程とは違う強い眼差しが戻ってきていた。
ルークが口を離し、リーンを見上げて口角を上げた。
「…良い…眺めだ…」
リーンは我に返り、ルークにまたがって、目の前に下半身をさらして、口に咥えられていた事を思いだし、真っ赤になる。
「…その…なんだ…。俺のも、…どうにか…してくれないか…」
ルークがまだ、ダルそうな声で、そう言ってきて、リーンがルークを見下ろすと、掛けられた毛布の下から、膨らみ上がっていた。
リーンは身体をずらし、毛布を捲り上げ、ルークのズボンを下げて屈み込むと、口に咥えた。
「つっ!」
ルークが顔を歪める。
ルークの中に入れられた毒を吸出して、私の中で浄化してやる!
リーンは、ルークの口から入った魔力に押され、逃げ場を無くした毒の魔力を、夢中になって吸取っていた。
ただの毒ではない。
魔法で複雑に組み合わされ、体内に入って毒となると魔法の一種だ。
ルークはリーンの口内で放ち、脱力感にベットに沈んだ。
「…これだけ元気ならもう、大丈夫だ」
リーンはルークのモノを拭い、ズボンを引き上げ毛布を掛け、自分のモノも拭い取り、ズボンを履いた。
「暫くは、安静にしてろよ。…さっさと終わらせて帰るぞ」
リーンはそう言って微笑んだ。
『風使い』が、ルークが毒の矢に倒れた事を教えてくれたからだ。
森の奥地にいたリーンは『風使い』の案内に、『移動』を駆使して急いだ。
毒は時間との勝負だ。
体内にどれだけの速度で浸透して、身体を壊していくのか…種類によって違うが、急がなくてはいけない。
驚異的な早さで、国境付近にまで到達していた。
使えるだけの魔法で『移動』を使い、カザンナ王国の天幕の近くでガーディをみつける。
「ガーディ!」
「リーン!?」
ガーディは驚いて、慌てて天幕へ案内する。
天幕の中にはベットに横たわるルークと、側で魔法を使い続けるアオがいた。
「ルーク!」
リーンが近付くと、ベットに横たわるルークは青い顔をして、冷や汗をかいて、弱い眼差しを向けてきた。
「…リーン。…俺達では…毒を体内に回せないよう…押さえるだけで、…精一杯だ…」
半泣き状態のアオが魔法で毒の周りを押さえていたらしい。
「毒の種類が分からなくて…」
ガーディがしょんぼりと、うなだれる。
「ハハ…ドジったぜ…」
ルークは力無く、弱い声で話しかける。
「…天幕から出てください。絶対に近付かないようにしてください」
アオとガーディが天幕を出ていくと、リーンはルークの身体を起こさせ、ベットの壁に寄りかからせる。
指先をナイフでちょっと切り、血を出し、ルークの矢を受けた傷口に指を乗せ、リーンの血をルークの体内へ流す。
「つっ…」
ルークは顔を歪め、痛みに耐えている。
「ちょっと痛いかも知れないが、毒消しになる」
リーンは腰に下げたポーチから、木の実を取り出し、大地に置く。
「『守護の実』」
天幕の周りを樹木と蔦が、覆い尽くし、誰にも入れず覗けないようにしてしまう。
リーンはマントを外し、靴を脱ぎ、ベルトに手を掛けると、ズボンを脱ぎ、シャツ一枚になって、ルークの身体を跨いだ。
「忘れたか。…私の体液は魔力の塊。消耗した魔力を取り戻させる」
そう言って、リーンは自らの中心を擦り始め、起立させ、ルークの口元にさしだす。
「…リーンが…そんな事を…してくれるとは…」
「うるさい。こっちは恥ずかしいんだ。おとなしく飲め!」
リーンは顔を赤くして、そう叫んだ。
ルークはリーン張り摘めたモノを咥えると、舌先が先端に触れ放っていた。
「はぁ…はぁ…んっ…」
ルークが吸い付くように溢れる蜜を飲み込んでいく。
「んっ…ああ…」
たどたどしく、ルークの舌が触れ、蜜が溢れて出てくるのを舐め取られているのを感じる。
「んっ…ふっ…」
ルークの手がゆっくりと太股を撫で上げてきて、身体がゾクゾクと震えて倒れそうになり、ルークの頭を掴んだ。
「んっ…あっんっ…あぁ…」
ルークの指が尻タブを掴み、後孔を探し当て、入口に触れてくる。
「はぁん…そこは…今…ダメ…」
最後まで欲しくなってしまう…。
ムズムズとして、腰を揺らしていると、ルークが舌先で先端をつつきだし、再び口の中に放っていた。
「あああああっ!」
ルークは口元からリーンのモノを離し、リーンのモノを掴み取って丁寧に舌を這わして、舐めとり始めた。
その目には、先程とは違う強い眼差しが戻ってきていた。
ルークが口を離し、リーンを見上げて口角を上げた。
「…良い…眺めだ…」
リーンは我に返り、ルークにまたがって、目の前に下半身をさらして、口に咥えられていた事を思いだし、真っ赤になる。
「…その…なんだ…。俺のも、…どうにか…してくれないか…」
ルークがまだ、ダルそうな声で、そう言ってきて、リーンがルークを見下ろすと、掛けられた毛布の下から、膨らみ上がっていた。
リーンは身体をずらし、毛布を捲り上げ、ルークのズボンを下げて屈み込むと、口に咥えた。
「つっ!」
ルークが顔を歪める。
ルークの中に入れられた毒を吸出して、私の中で浄化してやる!
リーンは、ルークの口から入った魔力に押され、逃げ場を無くした毒の魔力を、夢中になって吸取っていた。
ただの毒ではない。
魔法で複雑に組み合わされ、体内に入って毒となると魔法の一種だ。
ルークはリーンの口内で放ち、脱力感にベットに沈んだ。
「…これだけ元気ならもう、大丈夫だ」
リーンはルークのモノを拭い、ズボンを引き上げ毛布を掛け、自分のモノも拭い取り、ズボンを履いた。
「暫くは、安静にしてろよ。…さっさと終わらせて帰るぞ」
リーンはそう言って微笑んだ。
0
お気に入りに追加
111
あなたにおすすめの小説

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…


【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

当て馬的ライバル役がメインヒーローに喰われる話
屑籠
BL
サルヴァラ王国の公爵家に生まれたギルバート・ロードウィーグ。
彼は、物語のそう、悪役というか、小悪党のような性格をしている。
そんな彼と、彼を溺愛する、物語のヒーローみたいにキラキラ輝いている平民、アルベルト・グラーツのお話。
さらっと読めるようなそんな感じの短編です。

けものとこいにおちまして
ゆきたな
BL
医者の父と大学教授の母と言うエリートの家に生まれつつも親の期待に応えられず、彼女にまでふられたカナタは目を覚ましたら洞窟の中で二匹の狼に挟まれていた。状況が全然わからないカナタに狼がただの狼ではなく人狼であると明かす。異世界で出会った人狼の兄弟。兄のガルフはカナタを自分のものにしたいと行動に出るが、カナタは近付くことに戸惑い…。ガルフと弟のルウと一緒にいたいと奔走する異種族ファミリー系BLストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる