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人魚の泉~海の魔法石~
秘密の魔法 **
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フールシアが身体を横たえていると、部屋の扉が開き、リーンがベッドの縁に近付いてきたので、腰を捕み、ベッドに引きずり込んだ。
「危ないって!」
フールシアはリーンをベッドに押し倒し、押さえ込むと、リーンに顔を近付けた。
「ご褒美をくれ!」
「ご褒美って、何でだよ!」
慣れない陸地で、おとなしく話し合いの場にいるのだ。
それがリーンの望みだから、耐えているのだ。
ご褒美ぐらい、貰っても良いだろう…。
「陸地で竜の姿にならず、人の姿を保っているんだぞ!どれだけ神経をすり減らす事か…」
フールシアはリーンの首筋に顔を埋め、舌を這わし、服を捲り上げていく。
「んっ…」
唇を重ね、舌を侵入させて、口内をかき回す。
それと同時に、胸の突起を指で捉え、捏ね回し、リーンの身体がピクリと反応する。
「はぁ…んっ…」
リーンが身体を捻り、ズボンを引きずり下ろし、まだ反応していない起立を掴み、上下に擦った。
「んんんっ…!」
唇を離し、胸の突起を甘噛みして、リーンの身体が跳ねるのを楽しみ、そのまま這うように唇を降ろして、手で育てた起立に舌を這わした。
「ああっ…」
ほんのり赤く染まったリーンの身体を堪能するように、ゆっくりと追い上げていく。
「この間は、アイツに譲って味わえ無かったんだ。たっぷり魔力を出してくれよ」
あの時は『魔力の交合』だけで、ゆっくりとリーンを味わい尽くせなかったのだ。
フールシアはニヤリと笑い、リーンの起立を咥えた。
「はあああぁっ…ああっ…んっ…っ…ああっ…」
リーンは身悶えて、震え出した。
リーンの体液の魔力を二度、飲み込み口を離すと、リーンはぐったりとベッドに沈み込んだ。
「まだ、出せるだろ…」
そう言って、リーンの後孔に太い指をズブリと射し込んだ。
「…んっ…ああっ…もう…出ないって…」
そう言いながらも、中に入れた指を締め付けてきて、フールシアは中をまさぐり、リーンの良いところを探す。
「んっ…つっっ……」
「この辺だろ…」
「ああああぁっ…!」
リーンの身体が跳ね、萎えていた起立が勃ち上がる。
「まだ、元気じゃないか…」
フールシアは勃ち上がった起立に口付け、一旦指を抜くと、小さな魔法で指先に、『海の真珠』と呼ばれる純白の小さい球体の核を作る。
それを二本の指先で掴むと、再び指を後孔に埋め、一番奥へ押し込み、押し付けた。
そして、リーンが反応した同じ場所を何度も往復して、擦り付け、指を締め付けさせ、体内吸着させて、魔力の受け皿を作った。
『海の真珠』が余分な魔力を吸収してくれる。
口から吸収した魔力は相手が吸えば、たいがい吐き出すことはできるが、後孔から注入された魔力は、体内に留まることが多い。
『海の真珠』は、多くなった魔力を吸収し、魔力不足になりかけると、補ってくれる。
そんな役割を持つ魔法石を体内に埋め込んだ。
この間みたいに、魔力の過剰摂取にならないよう、フールシアは保険をかけたのだ。
今後、同じことが起きても、リーンが苦しまないように…。
…それが、予想外の事が起こる、きっかけとなるとも知らずに…。
「ああ…っ…もう…止め…ああぁ…っ…んっ…ああああぁ…!」
「朝から、何するんだよ…」
ぐったりとベッドに沈んだリーンは恨めしそうに、フールシアを見上げる。
「…ご褒美だと言っただろ」
「…。」
しっかりと、甘いリーンの魔力を堪能できた。
「水中都市の名代って、どう言うこと」
…その話か…。
「…水人は地上に長時間いることが出来ない。だから俺の契約者であり加護を受けた、リーンが同行するのが良いからだ。お前なら、中立な立場で物事を見れるだろ」
水人族でもなく人族でもないから、一歩引いた視線から、状況を見ることが出来る…。
「…その言い訳に、乗ってあげる…」
リーンは珍しくあっさりと承諾した。
上手く丸め込めるように、断らないだろう言い訳を考えて良かった…。
「…海の魔法石…」
リーンは怠い身体を起こし、ベッドの上に、服と一緒に放り投げられたままの、巾着に入れた魔法石を取り出した。
「このままだと、持ちにくいから、身に付けれるくらい小さくして…」
「…ソレはリーンが、『構築』すれば良い」
フールシアは真剣な眼差してリーンを見る。
「…。」
「海の魔法石を、森の守護者であるリーンが『構築』する。ソレがどんな意味があるか分かるだろ?」
…水と木と大地と空の、最高の魔法具。
誰にでも作れないし、扱えない。
ただ…アイツなら、使いこなせるのではないかと思ったのだ。
あの時、魔力が無いのに、リーンが目覚めたことに気がついた…。
それが、何を意味するのか分からないが…。
だから、リーンが『構築』するのだ。
「…リーンが判断すれば良い。ソレを渡すのに相応しい人物か…」
リーンが決めれば良い…。
「保有魔力は有るが、魔法が使えないと言っていたから、それが有れば簡単なものくらい使えるだろう。練習次第だが…」
封じられた魔力が、溢れ始めているのこも知れない…。
「…どちらにしろ、ソレが『承認の証』だからな。一旦、渡すことになるだろう」
「…。」
そんな話をしていると、外がザワザワと騒がしくなったので、フールシアはベッドから降り、窓を開け外を覗いた。
「カザンナからの使者か?早い到着だな…」
リーンもベッドから降り、フールシアの横から外を覗く。
「そうみたいだね…」
外を見ていたリーンが、思い出したかのように声をあげた。
「あっ!」
リーンが青ざめ、不安そうな顔をする。
「見覚えが有るのか?」
「うん…」
ダレスが、連絡してきた。
やはり使者のようで、昼から集会所で、水中都市とカザンナ王国の協定を結ぶ事になりそうだ。
で、あの使者は、カザンナ王国の名代で、第一王子、ローレンス。
リーンはますます動揺していた。
フールシアは集会所に向かった。
これで、俺の陸地での仕事も終わる。
無事に協定を結び、お開きになった。
あの王子は、リーンの事に気付いたみたいだった。
リーンを傷付けはないよう、念を押しておかなくては…。
リーンは『構築』が終わり、神殿で眠っていた。
フールシアはリーンを抱き抱え、ベッドに寝かせると、リーンが重い目蓋を開けた。
「俺は水中都市に戻る。何かあったら呼べ」
「…うん…ありがとう…」
リーンは再び目を閉じた。
フールシアは、リーンの額に口付けると、おもむろに服を脱いで、竜体に姿を変え、湖に潜った。
フールシアが向かったのは、カザンナ王国の王子達が滞在している天幕の側だった。
水中から水を滴らせ、竜体をさらすと、人族が怯えながら水辺から離れるなか、王子達は冷静にこちらを見ていた。
「フールシア殿なのか?」
そう言って近付いてきたのは、ローレンス王子だった。
「竜体は美しいな…」
そんな感想を言ってきた。
恐れること無く、自分より倍近く大きい竜体を、羨望の眼差しで見上げてくる。
やはり、変わっているのかもしれない。
『リーンを傷付ける様なことが有れば、俺は黙ってはいない。ソレだけは忘れるな』
「…リーンは」
ルークが心配そうに尋ねてくる。
こいつがいれば、こいつなら…リーンに…。
『構築が、終わって眠っている。明日には目覚めるだろう』
ほっとした表情を見せる。
『協定により、集落のことをお願いする』
「ああ」
フールシアは、そう言って、水中都市へと戻っていった。
「危ないって!」
フールシアはリーンをベッドに押し倒し、押さえ込むと、リーンに顔を近付けた。
「ご褒美をくれ!」
「ご褒美って、何でだよ!」
慣れない陸地で、おとなしく話し合いの場にいるのだ。
それがリーンの望みだから、耐えているのだ。
ご褒美ぐらい、貰っても良いだろう…。
「陸地で竜の姿にならず、人の姿を保っているんだぞ!どれだけ神経をすり減らす事か…」
フールシアはリーンの首筋に顔を埋め、舌を這わし、服を捲り上げていく。
「んっ…」
唇を重ね、舌を侵入させて、口内をかき回す。
それと同時に、胸の突起を指で捉え、捏ね回し、リーンの身体がピクリと反応する。
「はぁ…んっ…」
リーンが身体を捻り、ズボンを引きずり下ろし、まだ反応していない起立を掴み、上下に擦った。
「んんんっ…!」
唇を離し、胸の突起を甘噛みして、リーンの身体が跳ねるのを楽しみ、そのまま這うように唇を降ろして、手で育てた起立に舌を這わした。
「ああっ…」
ほんのり赤く染まったリーンの身体を堪能するように、ゆっくりと追い上げていく。
「この間は、アイツに譲って味わえ無かったんだ。たっぷり魔力を出してくれよ」
あの時は『魔力の交合』だけで、ゆっくりとリーンを味わい尽くせなかったのだ。
フールシアはニヤリと笑い、リーンの起立を咥えた。
「はあああぁっ…ああっ…んっ…っ…ああっ…」
リーンは身悶えて、震え出した。
リーンの体液の魔力を二度、飲み込み口を離すと、リーンはぐったりとベッドに沈み込んだ。
「まだ、出せるだろ…」
そう言って、リーンの後孔に太い指をズブリと射し込んだ。
「…んっ…ああっ…もう…出ないって…」
そう言いながらも、中に入れた指を締め付けてきて、フールシアは中をまさぐり、リーンの良いところを探す。
「んっ…つっっ……」
「この辺だろ…」
「ああああぁっ…!」
リーンの身体が跳ね、萎えていた起立が勃ち上がる。
「まだ、元気じゃないか…」
フールシアは勃ち上がった起立に口付け、一旦指を抜くと、小さな魔法で指先に、『海の真珠』と呼ばれる純白の小さい球体の核を作る。
それを二本の指先で掴むと、再び指を後孔に埋め、一番奥へ押し込み、押し付けた。
そして、リーンが反応した同じ場所を何度も往復して、擦り付け、指を締め付けさせ、体内吸着させて、魔力の受け皿を作った。
『海の真珠』が余分な魔力を吸収してくれる。
口から吸収した魔力は相手が吸えば、たいがい吐き出すことはできるが、後孔から注入された魔力は、体内に留まることが多い。
『海の真珠』は、多くなった魔力を吸収し、魔力不足になりかけると、補ってくれる。
そんな役割を持つ魔法石を体内に埋め込んだ。
この間みたいに、魔力の過剰摂取にならないよう、フールシアは保険をかけたのだ。
今後、同じことが起きても、リーンが苦しまないように…。
…それが、予想外の事が起こる、きっかけとなるとも知らずに…。
「ああ…っ…もう…止め…ああぁ…っ…んっ…ああああぁ…!」
「朝から、何するんだよ…」
ぐったりとベッドに沈んだリーンは恨めしそうに、フールシアを見上げる。
「…ご褒美だと言っただろ」
「…。」
しっかりと、甘いリーンの魔力を堪能できた。
「水中都市の名代って、どう言うこと」
…その話か…。
「…水人は地上に長時間いることが出来ない。だから俺の契約者であり加護を受けた、リーンが同行するのが良いからだ。お前なら、中立な立場で物事を見れるだろ」
水人族でもなく人族でもないから、一歩引いた視線から、状況を見ることが出来る…。
「…その言い訳に、乗ってあげる…」
リーンは珍しくあっさりと承諾した。
上手く丸め込めるように、断らないだろう言い訳を考えて良かった…。
「…海の魔法石…」
リーンは怠い身体を起こし、ベッドの上に、服と一緒に放り投げられたままの、巾着に入れた魔法石を取り出した。
「このままだと、持ちにくいから、身に付けれるくらい小さくして…」
「…ソレはリーンが、『構築』すれば良い」
フールシアは真剣な眼差してリーンを見る。
「…。」
「海の魔法石を、森の守護者であるリーンが『構築』する。ソレがどんな意味があるか分かるだろ?」
…水と木と大地と空の、最高の魔法具。
誰にでも作れないし、扱えない。
ただ…アイツなら、使いこなせるのではないかと思ったのだ。
あの時、魔力が無いのに、リーンが目覚めたことに気がついた…。
それが、何を意味するのか分からないが…。
だから、リーンが『構築』するのだ。
「…リーンが判断すれば良い。ソレを渡すのに相応しい人物か…」
リーンが決めれば良い…。
「保有魔力は有るが、魔法が使えないと言っていたから、それが有れば簡単なものくらい使えるだろう。練習次第だが…」
封じられた魔力が、溢れ始めているのこも知れない…。
「…どちらにしろ、ソレが『承認の証』だからな。一旦、渡すことになるだろう」
「…。」
そんな話をしていると、外がザワザワと騒がしくなったので、フールシアはベッドから降り、窓を開け外を覗いた。
「カザンナからの使者か?早い到着だな…」
リーンもベッドから降り、フールシアの横から外を覗く。
「そうみたいだね…」
外を見ていたリーンが、思い出したかのように声をあげた。
「あっ!」
リーンが青ざめ、不安そうな顔をする。
「見覚えが有るのか?」
「うん…」
ダレスが、連絡してきた。
やはり使者のようで、昼から集会所で、水中都市とカザンナ王国の協定を結ぶ事になりそうだ。
で、あの使者は、カザンナ王国の名代で、第一王子、ローレンス。
リーンはますます動揺していた。
フールシアは集会所に向かった。
これで、俺の陸地での仕事も終わる。
無事に協定を結び、お開きになった。
あの王子は、リーンの事に気付いたみたいだった。
リーンを傷付けはないよう、念を押しておかなくては…。
リーンは『構築』が終わり、神殿で眠っていた。
フールシアはリーンを抱き抱え、ベッドに寝かせると、リーンが重い目蓋を開けた。
「俺は水中都市に戻る。何かあったら呼べ」
「…うん…ありがとう…」
リーンは再び目を閉じた。
フールシアは、リーンの額に口付けると、おもむろに服を脱いで、竜体に姿を変え、湖に潜った。
フールシアが向かったのは、カザンナ王国の王子達が滞在している天幕の側だった。
水中から水を滴らせ、竜体をさらすと、人族が怯えながら水辺から離れるなか、王子達は冷静にこちらを見ていた。
「フールシア殿なのか?」
そう言って近付いてきたのは、ローレンス王子だった。
「竜体は美しいな…」
そんな感想を言ってきた。
恐れること無く、自分より倍近く大きい竜体を、羨望の眼差しで見上げてくる。
やはり、変わっているのかもしれない。
『リーンを傷付ける様なことが有れば、俺は黙ってはいない。ソレだけは忘れるな』
「…リーンは」
ルークが心配そうに尋ねてくる。
こいつがいれば、こいつなら…リーンに…。
『構築が、終わって眠っている。明日には目覚めるだろう』
ほっとした表情を見せる。
『協定により、集落のことをお願いする』
「ああ」
フールシアは、そう言って、水中都市へと戻っていった。
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