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人魚の泉~海の魔法石~
渇望 ***
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ルークは湖の水際に有る巨体な石に腰を下ろして、物思いに耽っていた。
自分への不甲斐なさと、リーンがどこかへ行ってしまったのと、どう考えるべきか、思考がついていけなかった。
静かな湖の水が流れる音を聴きながら、ぼんやりと欠けた月を眺めていた。
どれだけの時間が経っていたのか、わからない。
突然、水中から透明な『水泡』が現れ、ルークを包み込んだ。
「なっ!」
驚く間もなく、水中に引きずり込まれ、意識を失った。
「ここは…?」
ルークが目覚めたとき、洞窟の水際に倒れていた。
ほんの少し、気を失っていたのだろう…。
身体を起こし、さっきの事を思い出す。
リーンを包んで連れ去った泡が、俺を包んで水中に入ったのだ。
その突然の衝撃と移動に、身体が付いていかなかったのだろう…。
耳を澄ますと、誰かが話している声が聞こえた。
ルークは立ち上がり、声のする方に向かって歩き、その情景を見て固まった。
洞窟の奥には、高さの低めな巨大なベットが有り、体格のいい紺色の髪の男が、膝の上に黒髪の青年を抱え込んで上下に動いていた。
そして、動くたび黒髪の青年から声が上がる。
「あっ…あっ…あんっ…んんんっ…」
誰の声で、何がおこなわれているか、明白だった。
「…リーン…?」
ルークは、呆然と呟いた。
彼らはこちらに気付いていない。
いや、体格いい男は気付いていた。
男は動きを止め、右手をリーンの前方に掲げる。
「『移動』」
そんな風に聞こえたかと思ったら、ルークはリーンの目の前にいた。
「「!?」」
驚いているルークとリーンを見て、男はニヤリと笑う。
「リーン。お前の可愛いところを見せてやれ」
そう言って、男はリーンの両ひざ裏を掴み、左右に開いた。
「嫌っ!見ないで!」
リーンはそう叫んで、蜜を溢しながら勃ち上がっているモノを両手で隠し、涙を溢した。
見ないでと言われても、目の前で上気した、艶っぽいリーンの姿に釘付けになっていた。
火照って赤く染まった肢体に、ぷっくりと赤くなった胸の突起…両手で隠しても隙間から見える、濡れて脈打つ茎。
間近で見てしまい、下半身がズクリと疼き、生唾を飲み込んでしまう。
「…抱かせてないのか?」
リーンを抱き上げている男が、不思議そうに笑う。
「…そんな…関係じゃ…ない…って…」
ああ、そんな関係ではない…。
だが、身体は正直なもので、ズボンの中で勃ち上がり始めたのがわかる。
「ふ~ん」
男は納得しかねない感じで、ルークを見てくる。
「リーンが苦しそうだから、お前が慰めてやれ」
「ちょっと!何を言って!」
慌てるリーンだが、ルークは言われた意味が最初分からず、茫然としていて、だんだんと意味が飲み込めてきて、顔を赤くし、ふらりとリーンに近付いて、顔を近づけた。
…リーンを気持ち良くさせろ。って、事だろ…。
「ちょっとルーク!んっ…っ…」
リーンに口付け、口内に舌を侵入させて、絡まり合う。
角度を変えられながら口内を蹂躙する。
…俺はこうやって、リーンを味わいたい…。
男の命令とかでなく、リーンに触れたい…。
「んっ…っ…んっ…つっ…んっっ…」
…気持ちがいい…思考が…溶ける…。
唇を離し、唾液が糸を作り、リーンは身体を背後のフールシアにもたれ掛けた。
荒い息を整えるリーンの熱っぽい眼差し…。
ルークはリーンが両手で隠している股間に顔を近付け、その隙間から見える濡れた茎に舌を這わす。
「あああっっ…!」
何度もイって敏感になっているソレは蜜を溢す。
「…ダメ…ルークが…ああっ…そんなことを…はぁ…んんっ…ダメ…」
そう言いながらも、リーンのモノはビクビクと震え、蜜を溢し、快楽から逃げようと腰が揺れている。
リーンの艶っぽい声に、ますます勃ち上がり、ズボンを押し上げて来る。
外からと中からの刺激にリーンの身体が揺れだし、ルークはリーンの手首を掴み、隠しているモノから、手を退けさせた。
目の前に曝された、濡れて勃ち上がるモノに熱い視線を向け、下半身がズクリと疼く。
ヤバい、完全に勃ち上がってしまう…。
「…あっ…」
リーンの艶っぽい声と共に、トロリと蜜が流れてきて、それをルークが舌で舐め取っていった。
「あああぁぁ…!」
ルークが前を咥え、舌先で刺激し、フールシアが後ろから突き上げ出した。
「あああっっ…あっ…あああっっ…あっ…あっ…あああっ…!」
快楽に溺れて乱れていくリーンは、ルークの男を刺激した。
自分への不甲斐なさと、リーンがどこかへ行ってしまったのと、どう考えるべきか、思考がついていけなかった。
静かな湖の水が流れる音を聴きながら、ぼんやりと欠けた月を眺めていた。
どれだけの時間が経っていたのか、わからない。
突然、水中から透明な『水泡』が現れ、ルークを包み込んだ。
「なっ!」
驚く間もなく、水中に引きずり込まれ、意識を失った。
「ここは…?」
ルークが目覚めたとき、洞窟の水際に倒れていた。
ほんの少し、気を失っていたのだろう…。
身体を起こし、さっきの事を思い出す。
リーンを包んで連れ去った泡が、俺を包んで水中に入ったのだ。
その突然の衝撃と移動に、身体が付いていかなかったのだろう…。
耳を澄ますと、誰かが話している声が聞こえた。
ルークは立ち上がり、声のする方に向かって歩き、その情景を見て固まった。
洞窟の奥には、高さの低めな巨大なベットが有り、体格のいい紺色の髪の男が、膝の上に黒髪の青年を抱え込んで上下に動いていた。
そして、動くたび黒髪の青年から声が上がる。
「あっ…あっ…あんっ…んんんっ…」
誰の声で、何がおこなわれているか、明白だった。
「…リーン…?」
ルークは、呆然と呟いた。
彼らはこちらに気付いていない。
いや、体格いい男は気付いていた。
男は動きを止め、右手をリーンの前方に掲げる。
「『移動』」
そんな風に聞こえたかと思ったら、ルークはリーンの目の前にいた。
「「!?」」
驚いているルークとリーンを見て、男はニヤリと笑う。
「リーン。お前の可愛いところを見せてやれ」
そう言って、男はリーンの両ひざ裏を掴み、左右に開いた。
「嫌っ!見ないで!」
リーンはそう叫んで、蜜を溢しながら勃ち上がっているモノを両手で隠し、涙を溢した。
見ないでと言われても、目の前で上気した、艶っぽいリーンの姿に釘付けになっていた。
火照って赤く染まった肢体に、ぷっくりと赤くなった胸の突起…両手で隠しても隙間から見える、濡れて脈打つ茎。
間近で見てしまい、下半身がズクリと疼き、生唾を飲み込んでしまう。
「…抱かせてないのか?」
リーンを抱き上げている男が、不思議そうに笑う。
「…そんな…関係じゃ…ない…って…」
ああ、そんな関係ではない…。
だが、身体は正直なもので、ズボンの中で勃ち上がり始めたのがわかる。
「ふ~ん」
男は納得しかねない感じで、ルークを見てくる。
「リーンが苦しそうだから、お前が慰めてやれ」
「ちょっと!何を言って!」
慌てるリーンだが、ルークは言われた意味が最初分からず、茫然としていて、だんだんと意味が飲み込めてきて、顔を赤くし、ふらりとリーンに近付いて、顔を近づけた。
…リーンを気持ち良くさせろ。って、事だろ…。
「ちょっとルーク!んっ…っ…」
リーンに口付け、口内に舌を侵入させて、絡まり合う。
角度を変えられながら口内を蹂躙する。
…俺はこうやって、リーンを味わいたい…。
男の命令とかでなく、リーンに触れたい…。
「んっ…っ…んっ…つっ…んっっ…」
…気持ちがいい…思考が…溶ける…。
唇を離し、唾液が糸を作り、リーンは身体を背後のフールシアにもたれ掛けた。
荒い息を整えるリーンの熱っぽい眼差し…。
ルークはリーンが両手で隠している股間に顔を近付け、その隙間から見える濡れた茎に舌を這わす。
「あああっっ…!」
何度もイって敏感になっているソレは蜜を溢す。
「…ダメ…ルークが…ああっ…そんなことを…はぁ…んんっ…ダメ…」
そう言いながらも、リーンのモノはビクビクと震え、蜜を溢し、快楽から逃げようと腰が揺れている。
リーンの艶っぽい声に、ますます勃ち上がり、ズボンを押し上げて来る。
外からと中からの刺激にリーンの身体が揺れだし、ルークはリーンの手首を掴み、隠しているモノから、手を退けさせた。
目の前に曝された、濡れて勃ち上がるモノに熱い視線を向け、下半身がズクリと疼く。
ヤバい、完全に勃ち上がってしまう…。
「…あっ…」
リーンの艶っぽい声と共に、トロリと蜜が流れてきて、それをルークが舌で舐め取っていった。
「あああぁぁ…!」
ルークが前を咥え、舌先で刺激し、フールシアが後ろから突き上げ出した。
「あああっっ…あっ…あああっっ…あっ…あっ…あああっ…!」
快楽に溺れて乱れていくリーンは、ルークの男を刺激した。
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