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水中都市~フールシアの溺愛~ *リーンの過去編です*

竜人族のフールシア 1 **

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 久しぶりに献上品があると言われ、城の中の一室に向かった。
 城での執務に飽き飽きしていた所だったので、ちょうどいい。
 水中都市の管理など面倒臭く、誰か変わって欲しかった。
 代々、水竜の一族が管理していて、俺が担当になってからかなりの年月が過ぎている。
 誰も変わってくれない…。
 時折、一人になりたくて、通気孔の側に小屋を作った。
 本体の竜の姿に戻り、惰眠を貪るだけのための小屋。
 そして時折、魚人達がたわむれの献上品を持ってくる。
 だがそれは、もろく壊れやすい…。
 長い年月のなぐさめに…連れてこられるが、すぐに飽きてしまう。
 今回は「体液に魔力を含む」と、言っていた。
 そんな者は、今まで聞いたことが無かった。
 陸地では、まれにいるのだろうか。

 部屋に入り、ベットを囲む布を開けた。
 そこには色白い、漆黒の髪の細い青年がいて、驚いたようにこちらを見上げてきた。
 部屋係の魚人の男が、垂れ下がる布を左右の柱に結び止め、部屋を出ていく。
 フールシアはじっと青年を眺め、ニヤリと笑う。
「漆黒の髪に、きつめの緑色の瞳に、白い肌。…俺の趣味をよく分かっているじゃないか」
 細身だか、真のしっかりした少しきつめな感じが、快楽に溺れていくのを見るのが楽しみだ。
 フールシアはベッドの上に乗り、両手で青年の頬に触れた。
 見た目より、体温が高い。
 青年の首筋をなぞり、ローブの中に手を入れ、肩から一気に引きずり下ろし、上半身を剥き出しにした。
 ほどよく筋肉がついていて、弾力性が有りそうだ。
「!?…なっ!」
「いい、肌触りだ」
「離せ!」
 …良い声だ。
 青年を押し倒し、首筋に舌を這わせ、胸の突起に触れた。
「つっっ…!」
 青年の両手は脱がしたローブに引っ掛かって、動かせないから、眺めるのには、ちょうどいい。
「人魚達にもさせたのだろう。…もう、赤くなって立ってるぞ」
 右側の突起をクニクニとなぶり、もう片方は舌先で転がし始めた。
「つっ…くっ…っ…」
「いい反応だ」
 ニヤニヤと笑いながら甘噛みする。
「ああっ…!」
 腰に来る声を出され、下半身が反応してきている。
 フールシアはまんでは爪を立てたり、舌を這わして、耐えている反応を楽しんだ。
「くっ…」
 青年のち上がってきたモノに、自分の固いモノを押し付け、布越しにゴリゴリとこすり付けた。
「ひぁっ!」
「久しぶりにたぎるな」
 両足の膝を立てて開かせ、ずり落ちるローブをまくり上げて、半勃のモノを視観しかんする。
「こっちも、いい形だ」
 手を伸ばしつかこすり始めた。
「うっ…くっ…」
 耐える声が、下半身を熱くする。
 先端を擦り、とろりと蜜がにじみ出てきて、次第にくちゅくちゅと音がし始め、青年の腰が揺れ始めた。
「あっ…はぁっ…」
 甘い吐息が漏れる。
 たまらない…!
 白い肌が薄く赤く染まり始めた。
「いいね、その表情」
 もっと見たくて、ニヤニヤと笑いながら強弱を付け、時々爪を立てた。
「あっ…んっっ…ああっっ…!」
 強い刺激に蜜が溢れだす。
「そう言えば、お前の体液に魔力が含まれていると人魚達が言っていたが、本当か?」
 フールシアは、流れ出る蜜で濡れた竿を、ペロリと舌で舐めた。
「ああっ…もう…止め…」 
 青年が身悶えし、甘い声を出す。
「甘い。魔力を含んでいる」
 これは、辞められなくなりそうだ。
 フールシアは再び舌を使って流れ出る蜜を舐めとり、もっと出せとばかりに指先で先端を擦り舌を這わした。
「…もっ…っっ…止め…あっ…」
 青年の目から、苦しいのか涙が流れてきていた。
 もがいていた為か、ローブに絡まっていた右手がずるりと外れ、青年は自らのモノに手を絡ませた。
 茎を擦り、先端を指の腹で刺激して…。
 フールシアは青年の自慰を眺めていた。
 見ているだけで、たぎり、早く挿入したかったが、楽しみは取っておくことにした。
 もっと乱れる姿が見たい…。
「あぁ…ん…はぁ…はぁ…んっ…あっ…」
 青年がイキかけたので、その直前で腕を掴み、手を引き離した。
「あっ…なん…で……」
 青年は涙目になってフールシアを見上げてきた。
 …たまらない。
 この、乱れた姿を視観しかんする。
 開かれたままの股間は、勃ち上がってぷるぷると震え、溢す蜜は茎をつたい後孔をも濡らしていた。
 その視線に耐え切れなかったのか、青年の腰が揺れた。
「…イカ…せ…て…」
 甘くねだる姿に弾けそうになり、青年のち上がったモノをくわえ、舌先絡めとりっついた。
「ああああっっ…!」
 青年は腰を浮かし、白濁をフールシアの口の中に放った。
 …甘い。
 このまま、ココへ閉じ込めて、この甘い魔力を楽しもう。
 フールシアはぐったりとベッドに沈む青年を見下ろし、笑みを浮かべた。
 当分、楽しめそうだ。
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