52 / 462
水中都市~フールシアの溺愛~ *リーンの過去編です*
好奇心の戯れ 1 ***
しおりを挟む
次に目覚めると、豪華な寝台の上だった。
巨大なベッドの四角に柱があり、周りが布で覆われている。
どこかの部屋に連れ込まれたのだろう。
身体は重いが動けない事はない。
リーンは身体をゆっくりと起こした。
服が薄い水色のローブに着替えさせられていて、腰の所で紐で結ばれている。
…ここは、どこだ?
そんなことを思っていると、布の向こう側に誰かの気配を感じた。
布を開けて覗き込んで来たのは、体格の良い美丈夫。
水底を思い出すような長い紺色の髪の、金色の目をした青年だった。
側にいた魚人の男が、垂れ下がる布を左右の柱に結び止め、部屋を出ていく。
青年はじっとリーンを眺め、ニヤリと笑う。
「漆黒の髪に、きつめの緑色の瞳に、白い肌。…俺の趣味をよく分かっているじゃないか」
何を言っているんだ?この男は?
青年はベッドの上に乗ってきて、ひんやりとした両手で頬に触れてきた。
リーンにゾクリと寒気が走った。
ひんやりとした、その手は、そのまま首筋をなぞり、ローブの中に手を入れられ、肩から一気に引きずり下ろされ、上半身が剥き出しになった。
「!?…なっ!」
「いい、肌触りだ」
「離せ!」
この男が何をしようとしているのか、分かって焦る。
そのまま、押し倒され、首筋を舌が這い、男の指が胸の突起に触れる。
「つっっ…!」
両手が脱がされたローブに引っ掛かって、動かせない…。
「人魚達にもさせたのだろう。…もう、赤くなって立ってるぞ」
男はそう言って、右側の突起をクニクニとなぶりだし、もう片方は舌先で転がし始めた。
「つっ…くっ…っ…」
「いい反応だ」
男はニヤニヤと笑いながら甘噛みする。
「ああっ…!」
じんじんと痺れて、身体が疼いてくる。
男は楽しそうに、摘まんでは爪を立てたり、舌を這わして、耐えているリーンの反応を楽しんでいる。
「くっ…」
リーンの胸の突起を散々なぶり、上半身の刺激で勃ち上がってきたモノに、男の固いモノが押し付けられ、布越しにゴリゴリと擦り付けてきた。
「ひぁっ!」
「久しぶりに滾るな」
男はリーンの両足を膝を立てて開かせ、ずり落ちるローブを捲り上げて、半勃のモノを視観する。
眺めるんじゃない!
「こっちも、いい形だ」
そう言って、冷たい手で掴み擦り始めた。
「うっ…くっ…」
なんとも言えない疼きが下半身を襲う。
先端を擦られ、とろりと蜜が滲み出てきて、次第にくちゅくちゅと音がし始め、リーンの腰が揺れた。
「あっ…はぁっ…」
リーンの甘い吐息が漏れる。
声が押さえられない…。
じわじわと追い詰められ、身体が火照りだす。
「いいね、その表情」
男はニヤニヤと笑いながら強弱を付け、時々爪を立ててきた。
「あっ…んっっ…ああっっ…!」
強い刺激に蜜が溢れだす。
「そう言えば、お前の体液に魔力が含まれていると人魚達が言っていたが、本当か?」
そう言って、流れ出る蜜で濡れた竿をペロリと舌で舐める。
「ああっ…もう…止め…」
出口のない甘い疼きが、下半身を襲う。
「甘い。魔力を含んでいる」
男は再び舌を使って流れ出る蜜を舐めとり、もっと出せとばかりに指先で先端を擦り舌を這わした。
「…もっ…っっ…止め…あっ…」
ひくひくと勃ち上がり、甘い刺激ばかりでイカせてもらえない状態に、苦しくて涙が出てきた。
もがいていた為か、脱がされたローブに絡まっていた右手がずるりと外れ、リーンはたまらず自らのモノに手を絡ませた。
茎を擦り、先端を指の腹で刺激して、男に見られていて恥ずかしい、などと思う感情どころではなかった。
「あぁ…ん…はぁ…はぁ…んっ…あっ…」
もう少しでイケる…。
「んっ…あっ…」
その直前で、男に腕を掴まれ、引き離された。
「あっ…なん…で……」
リーンは涙目になって男を見上げた。
男はニヤニヤしながら、リーンの乱れた姿を視観している。
開かれたままの股間は、勃ち上がってぷるぷると震え、溢す蜜は茎をつたい後孔をも濡らしていた。
その視線に耐え切れず、リーンの腰が揺れた。
「…イカ…せ…て…」
このままだと、おかしくなる…。
男はリーンの勃ち上がったモノを咥え、舌先絡めとり突っついてきた。
「ああああっっ…!」
リーンは腰を浮かし、白濁を男の口の中に放った。
強すぎた快感に、リーンの身体はぐったりとベッドに沈む。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
ねっとりとしつこい男の行為は、始まったばかりだった…。
…身体が…持たない…。
巨大なベッドの四角に柱があり、周りが布で覆われている。
どこかの部屋に連れ込まれたのだろう。
身体は重いが動けない事はない。
リーンは身体をゆっくりと起こした。
服が薄い水色のローブに着替えさせられていて、腰の所で紐で結ばれている。
…ここは、どこだ?
そんなことを思っていると、布の向こう側に誰かの気配を感じた。
布を開けて覗き込んで来たのは、体格の良い美丈夫。
水底を思い出すような長い紺色の髪の、金色の目をした青年だった。
側にいた魚人の男が、垂れ下がる布を左右の柱に結び止め、部屋を出ていく。
青年はじっとリーンを眺め、ニヤリと笑う。
「漆黒の髪に、きつめの緑色の瞳に、白い肌。…俺の趣味をよく分かっているじゃないか」
何を言っているんだ?この男は?
青年はベッドの上に乗ってきて、ひんやりとした両手で頬に触れてきた。
リーンにゾクリと寒気が走った。
ひんやりとした、その手は、そのまま首筋をなぞり、ローブの中に手を入れられ、肩から一気に引きずり下ろされ、上半身が剥き出しになった。
「!?…なっ!」
「いい、肌触りだ」
「離せ!」
この男が何をしようとしているのか、分かって焦る。
そのまま、押し倒され、首筋を舌が這い、男の指が胸の突起に触れる。
「つっっ…!」
両手が脱がされたローブに引っ掛かって、動かせない…。
「人魚達にもさせたのだろう。…もう、赤くなって立ってるぞ」
男はそう言って、右側の突起をクニクニとなぶりだし、もう片方は舌先で転がし始めた。
「つっ…くっ…っ…」
「いい反応だ」
男はニヤニヤと笑いながら甘噛みする。
「ああっ…!」
じんじんと痺れて、身体が疼いてくる。
男は楽しそうに、摘まんでは爪を立てたり、舌を這わして、耐えているリーンの反応を楽しんでいる。
「くっ…」
リーンの胸の突起を散々なぶり、上半身の刺激で勃ち上がってきたモノに、男の固いモノが押し付けられ、布越しにゴリゴリと擦り付けてきた。
「ひぁっ!」
「久しぶりに滾るな」
男はリーンの両足を膝を立てて開かせ、ずり落ちるローブを捲り上げて、半勃のモノを視観する。
眺めるんじゃない!
「こっちも、いい形だ」
そう言って、冷たい手で掴み擦り始めた。
「うっ…くっ…」
なんとも言えない疼きが下半身を襲う。
先端を擦られ、とろりと蜜が滲み出てきて、次第にくちゅくちゅと音がし始め、リーンの腰が揺れた。
「あっ…はぁっ…」
リーンの甘い吐息が漏れる。
声が押さえられない…。
じわじわと追い詰められ、身体が火照りだす。
「いいね、その表情」
男はニヤニヤと笑いながら強弱を付け、時々爪を立ててきた。
「あっ…んっっ…ああっっ…!」
強い刺激に蜜が溢れだす。
「そう言えば、お前の体液に魔力が含まれていると人魚達が言っていたが、本当か?」
そう言って、流れ出る蜜で濡れた竿をペロリと舌で舐める。
「ああっ…もう…止め…」
出口のない甘い疼きが、下半身を襲う。
「甘い。魔力を含んでいる」
男は再び舌を使って流れ出る蜜を舐めとり、もっと出せとばかりに指先で先端を擦り舌を這わした。
「…もっ…っっ…止め…あっ…」
ひくひくと勃ち上がり、甘い刺激ばかりでイカせてもらえない状態に、苦しくて涙が出てきた。
もがいていた為か、脱がされたローブに絡まっていた右手がずるりと外れ、リーンはたまらず自らのモノに手を絡ませた。
茎を擦り、先端を指の腹で刺激して、男に見られていて恥ずかしい、などと思う感情どころではなかった。
「あぁ…ん…はぁ…はぁ…んっ…あっ…」
もう少しでイケる…。
「んっ…あっ…」
その直前で、男に腕を掴まれ、引き離された。
「あっ…なん…で……」
リーンは涙目になって男を見上げた。
男はニヤニヤしながら、リーンの乱れた姿を視観している。
開かれたままの股間は、勃ち上がってぷるぷると震え、溢す蜜は茎をつたい後孔をも濡らしていた。
その視線に耐え切れず、リーンの腰が揺れた。
「…イカ…せ…て…」
このままだと、おかしくなる…。
男はリーンの勃ち上がったモノを咥え、舌先絡めとり突っついてきた。
「ああああっっ…!」
リーンは腰を浮かし、白濁を男の口の中に放った。
強すぎた快感に、リーンの身体はぐったりとベッドに沈む。
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
ねっとりとしつこい男の行為は、始まったばかりだった…。
…身体が…持たない…。
0
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

素敵なおじさんと僕 〜少年とバーテンダーの出逢いから始まる優しい物語〜
紅夜チャンプル
BL
少年とバーテンダーの出逢いから始まる優しい物語(BL)
(1章)
雨に濡れる僕を見つけてくれたのは、一見怖そうに見える男の人だった。僕はその人のことが気になっていく。
6年後、20歳となった僕はバーに行く。あの人に会いたくて。
(2章)
僕の恋人は怜さん。結構年上だけど一緒にいると安心する。ある日突然、怜さんのことを「父さん」と呼ぶ人が現れた。
(3章)
昔から女性が苦手だった僕はあの日、貴方に恋をした。
ずっと親友だと思っていたお前のことを意識するようになった。
バーの常連客で大学生の翔(しょう)と拓海(たくみ)、そして凪(なぎ)のBLのお話。
そして既に恋人同士であるバーテンダーの怜(れい)と大学生の日向(ひなた)も仲良しさんです。
(4章)
社会人3年目となった僕には年の離れた恋人、怜さんがいる。ある日、怜さんの職場にシングルマザーがアルバイトで入って来た。その人の子どもを可愛いがる怜さんを見て僕は‥‥
あなたの隣で初めての恋を知る
ななもりあや
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
Switch!〜僕とイケメンな地獄の裁判官様の溺愛異世界冒険記〜
天咲 琴葉
BL
幼い頃から精霊や神々の姿が見えていた悠理。
彼は美しい神社で、家族や仲間達に愛され、幸せに暮らしていた。
しかし、ある日、『燃える様な真紅の瞳』をした男と出逢ったことで、彼の運命は大きく変化していく。
幾重にも襲い掛かる運命の荒波の果て、悠理は一度解けてしまった絆を結び直せるのか――。
運命に翻弄されても尚、出逢い続ける――宿命と絆の和風ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる