神の宿り木~旅の途中~ルーク~ …旅の終わりの始まり…⦅完結⦆

ゆう

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緑の館

森の湖 1 **

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 滞在三日目。
 今日は訓練がなく、午前中、宿り木のミーネのもとで過ごし、昼食を食べてから、近くにある湖に向かった。
 魔力が回復してきて、少し身体を動かしたかったのもある。
 敷地内の端にある湖の場所は、まるで森の中にいるように、人の声が聞こえず静かで、木々のさざ波に囲まれていた。
 しばらく湖周辺の森の中を探索し、薬草や木の実を見つけた。
 これって、採取して良いのか、後で聞いた方が良いよね…。
 大体の場所を把握して湖に戻って来ると、湖を覗き込んだ。
 湖は澄んだ色をしていて、浅瀬の水中が見えるほどだ。
「お屋敷のシャワーより、やっぱこっちの方が落ち着くよな…」
 リーンは靴を脱ぎ、上着を脱いで、ズボンと下着を脱ぎ、全裸になると湖に足を入れた。
 ほんの少し冷たいが、ゆっくり歩きながら湖の中に入ってしまうと気になら無くなる。
「ここには小さい子達ばかりだから、気が楽だな…」
 そう言って、湖の中央まで泳ぐと、手を空中に付きだし、小さな魔方陣を作り出す。
「『空の石』」
 空気がぐるぐるとうねり、手のひらに集まって収縮すると、透明な小さな石が現れ、リーンはそれを口に含み、湖の中へと潜っていった。
 湖の中は小魚や水草が揺れ、時折小さな『水霊すいれい』が近付いてくる。
 湖の透明度は抜群で、中からでも空の青さがぼんやりと木々の間から見える。
 水中を散策し、身体を広げ、漂っていると、『水霊すいれい』が近付いて来て、身体を触り出した。
 恐る恐る触り出し、害さないと分かったら、次から次へと集まりだし、触れてくる。
 …くすぐったい。
 初めは、こそば痒いぐらいだったが、触り方も大胆になってくる。
 どうも触れるだけで、微弱な魔力をもらえると分かってからは、身体中をまさぐられ始めた。
 この湖には微弱な魔素しか感じられないので、『水霊すいれい』達にとっては、魔力を供給する良い獲物だったのだろう。
 とは言え、小さな『水霊すいれい』に、これだけ触れられると、感じないわけにはいかない。
 ソコはダメだって…。
 こら、そんな所ばっかり触るなって…。
 …ダメ…だって…。
 んっ…あっ…だから…っちゃうだろっ…。
 はぁ…ダメ…湖…汚してしまう…。
 リーンはってしまった先端を握り、岸辺に向かった。
 これ以上、刺激されたら出ちゃうよ…。
 片手でほ、泳ぎ難くてなかなか岸辺にたどり着かない。
 その間にも、胸の突起や後ろのすぼまり、内股を触られ刺激してくる。
 一体どこで、こんなこと覚えるんだよ!
 リーンの葛藤をよそに、前がビクビクと震え出す。
 …あっ…ダメ…んんっ…! 
 岸辺にたどり着けず、湖の中に吐精とせいしてしまう。
 はぁ…はぁ…はぁ…
 押さえていた手の隙間から漏れ出す蜜に『水霊すいれい』達が、我先にと吸収するため濃密になる。
 その様を見て、魔素が少ない場所では、小さな子達も侮れない…。と、思いながら岸辺に向かう。
 しかし、味を占めた『水霊』が再び身体を触ってくる。
 あっ…ダメだって…んっ…。
 さっきより強く触られ、イッて過敏になっているから、早くも、もたげてくる。
 …もうダメ…だって…。
 リーンが浅瀬にたどり着き、上半身が水中から出ると、腰をぎゅっと捕まれた。
 驚いて振り向くと、魔力を多く吸収して変異し、大きくなった『水霊』が水中に身体を押し付けてきた。
 そして、魔力を絞りとそうと前をこすり始めた。
「あああぁ…!」
 リーンの胸から下が水中にあって、リーンが動く度に水面が揺れる。
 両手で身体を支え、水中に沈まないようするのがせいいっだ。
「んっ…あぁ…」
 勝手に腰が揺れる。
 水中に座ってしまった場所が水草の上で、その水草が下からサワサワと内股を刺激する。
「はぁ…んっ…」
 漏れ出てくる蜜を吸収しに来る水霊達に先端が刺激され、竿が震えた。
「…んっ…はぁあ…ああああぁ!」
 再び吐精とせいすると、取り合いになっていた。
 …もう、ダメだから…。
 気だるい身体を水中から脱出させ、岸辺に上がった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
 小さな水霊が集まると、さすがに強力だ…。 
 水浴びをするときは、小さな魔法石の欠片でも持ってきて、『水霊すいれい』達に魔素を供給できるようにしてからでないと、こっちの身体が持たない…。
 そんなことを思いながら息を整えて、気を取り直して再び湖に足をつけ、浅瀬に座る。
 腰まで浸かり、濡れた髪をかきあげた。
「イタズラしないなら、足に触って良いよ」
 そう言うと、水霊達が近付いて来て、足に触っていく。
「…くすぐったい」
 リーンはクスクス笑いながら水をすくい上げ、水上に飛沫を上げると、水霊達は楽しそうに、水面ではしゃぐ。
 魔素を吸収してお腹いっぱいになったのか、『水霊すいれい』達は、はしゃいでいる。
 そんな事をしながら遊んでいると、背後でガサリと足音が響き、リーンは振り向いて、水霊達は姿を消した。
 そこには、木の影から、じっとこちらを見るルークがいた。
「何?」
 リーンが声をかけると、ルークはハッとして、視線をさ迷わせた。
「あっ…その…そろそろ夕食の時間だから…迎えに来た…」
「もう、そんな時間?」
 水中で漂っていた時間が長かったのだろうか…。
 辺りはほんのり、夕日で赤く染まっている。
 リーンは湖から立ち上がり、風霊に水気を乾かしてもらい、濡れた髪がふわりと乾き、湖から岸辺に上がった。
 そして、脱いだ下着とズボンを履き、靴を履いて、シャツを着る。
 その間、じっとルークの視線を感じていた。
 ルークの方に顔を向けると、ふっと横を向いた。
「…?…どうかしたのか?」
 着替え終わったリーンがルークに近付くと、顔がほんのり赤くなっている。
「…別に…」
 そう言ってルークは歩き出した。
 リーンは首をかしげ、ルークの後を追って、屋敷へと向かった。
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