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番外編

昼寝 ***

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 その日はとても気持ちが良い、風が吹いていた。
 部屋の窓、食堂、調理場、すべての窓を全開にして、空気の入れ替えをしていた。
 昼の片付けも終り、夕食の準備まで時間は有る。
 疲れていたのか、本を読む気分でもなかったので、ベットにゴロリと横になり、アヤトはウトウトと昼寝をし始めた。
 今日は屋敷に誰も居ない…。
 だからとても静かだ。
 昼もアヤトとハズキだけだった。
 ハズキは部屋にこもり、仕事をしているはずだから、夕方まで降りてこない…。
 そんなことを思っているうちに、アヤトはベットで眠りについていた。


「アヤト、気分転換にお茶…」
 開けっ放しの部屋の入り口から、アヤトの寝室に入ってきたハズキは、無防備に身体を横に傾けて眠るアヤトにドキリとする。
 少し大きめのタンクトップに短パン。
 人目が無い時…、掃除をする時、動きやすいのか、アヤトはよく、その姿でいるのを見かける。
 暑い季節だけなのかも知れないが、ハズキには目の毒だった。
 この間の大浴場での事が有るので、二の舞にならないように、グッと堪えて触りたいのを我慢する。
「アヤト…」
「うん…」
 ハズキが声をかけると寝返りをうち、仰向けになり、タンクトップが少し捲れ上がり、アヤトのおへそがチラリと見えた。
「ぐっ…」
 ハズキは小さく呻き声を上げて、寝室の扉を閉めて、眠るアヤトの身体を跨ぐようにベットに乗り、タンクトップを捲り上げ、チラリと見えるチラリと見えるへこみに舌を這わした。
 ダメだとは分かっているのだが、己の欲望を止めることが出来ない。
 アヤトと関係を持って、自分だけのものだと確信して、制御が外れてしまったのかも知れない…。
「…う…うんっ…」
 アヤトが身じろぎする。
 ハズキは我慢出来なくなって、アヤトの短パンと下着をゆっくりと引き下ろし、両足を開いて膝を立て、ハズキの身体を挟むようにした。
 まだ、くったりと柔らかいソレを手に取り、口付ける。
 どこまでしたら、アヤトは起きるだろうか?
 ハズキはアヤトのモノをゆっくりと擦り、括れをなぞると、固さが少し増してきた。
 ハズキは楽しくなってきて、擦るスピードを増した。
「んっ…ああ…」
 アヤトが声を上げたので、そろそろ目覚めるかな…と、思いながらも手を止められないでいた。
 ソレと同時に自分のモノも張り積めてきて、ズボンの前を押し上げる。
 ハズキは自分のズボンを少し下ろし、前を寛げて自分のモノを取り出すと、アヤトの身体を引き寄せ、眠ったまま下半身だけを太股の上に乗せ、自分のモノとヒタリと重ねた。
「…んっ…うん?」
 アヤトが目を覚ました。
 のんびりと昼寝をしていたはずが、身体の異変に目を覚ましたのだろう。
 アヤトはぼんやりと辺りを見回し、視線を下半身に向けて、その先のハズキと目が合う。
「うわああっ!!」
 驚いて飛び退けようとするが、ハズキはガッチリとアヤトの足を掴んで離さない。
「一緒に気持ち良くなろうよ」
 そう言ってハズキは自分のモノとアヤトのモノを重ねて一緒に擦り出す。
「ああっ…んっ…あっあっ…やっ…ああああっ…!!」
 寝起きのアヤトは快楽に抗えず、身悶え、あっと言う間に軽くイってしまう。
 ハズキはぐったりとしたアヤトの身体を抱き起こし、自分の身体に寄りかからせると、アヤトの手を誘導して二人の間に有るモノに触れさせた。
「…アヤト…擦って…」
 ハズキはアヤトの耳元で囁き、アヤトの手を動かさせる。
「ああっ…」
 アヤトは言われるままに、ゆっくりと手を上下させていく。
「はぁ…良いよ…アヤト…」
「はぁ…はぁ…」
 アヤトの止まらない手はスピードを増し、アヤトが腰を揺らし始める。
 ハズキはアヤトの背後から手をスッと下に下ろし、アヤトの後孔の入り口を擦る。
「ああっ!!」
 アヤトの、身体が跳ねる。
 ハズキは楽しそうに笑って、前から溢れ出てくる蜜を救い取り、アヤトの後孔に擦り付ける。
「ダメ…」
 アヤトが頬を染め、ほんの少し抵抗したが、ハズキは蜜で濡れた指を後孔に沈めた。
「ああああっ!!」 
 中を擦り、アヤトの良い場所を突っついていくと、アヤトは激しく腰を揺らして身悶えた。
「…ああっ…もっと…奥…」
 アヤトが涙目になって、指を咥え込んで締め付けてくる。
「平日は入れない約束だからね…」
 ハズキは意地悪くそう言うと、一度抜いて、指の本数を増やしてアヤトの後孔にズブリと射し入れた。
「ああああっ!!」
 アヤトは弓なりに身体をそらし、白濁を放った。
 そして恨めしそうにハズキを見上げる。
「…このままじゃ…夕食、作れ…ない…から…」
 モジモジと腰を揺らし求めてくるアヤトに、暴走しそうだ。
 大浴場での失敗を繰り返さないために、必死に理性を押さえる。
「…ちょっとだけね」
 ハズキはそう言ってアヤトに口付け、アヤトの腰を上げさせ、ハズキの上に腰を下ろさせた。
「んっ…クッ…はぁん…あっ…」
 アヤトが身悶えながら必死に腰を下ろす姿に、質量が増す。
 我慢できない…。
 ハズキはアヤトの腰を掴み、一気に引き下ろした。
「ヒッ、ああああっ!!」
 アヤトは白濁を飛ばし、締め付けられたハズキもアヤトの中に放っていた。


「…続きは週末…な…」
 アヤトにはそう言ったが、僕は我慢出きるだろうか…。


 翌日の昼過ぎ、アヤトの部屋に行くと、入り口に鍵をかけられていた。
 どうも、アヤトが昼寝をするときは、鍵をかけるようになったみたい…。
 ハズキは、また失敗した…と、しょんぼりと部屋へ戻った。


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