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黒龍(クロ)との出会い

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 昼過ぎに別れたばかりなのに、まだ、半日も経っていないのに、無性に会いたかった。
 程なくして、聖の家の前にたどり着くと、何と言って、訪ねれば良いのか迷い、玄関に立ち尽くした。
 玄関にはチャイムは無く、声を掛けるしかないのだが…。
 ふと、庭に出る柵に気付き、開けて中へ入った。
 広くて何となく見覚えの有る庭。
 …昨日、少し庭へ出ていたから見覚えがあるだけかも知れないが…。
 庭へ入ると、聖が庭に面した、長い廊下の戸に寄り掛かって、本を読んでいた。
 良く見ると、寝巻き浴衣のまますそがはだけて、き出しの足が膝までめくれ上がっていて、色白い足が見えていた。
 誰も来ないだろうから、気にせずそんな姿で本を読むのだろうが、こちらとしては、ドキドキしてしまう。
ひじり
 黒龍が声を掛けると、視線がこっちを向いた。
「クロ…」
「また、本を読んでいるんだな」
 黒龍は戸に寄りかかる聖に近付いた。
 昨日の夜には気付かなかったが、長い廊下から庭に出る為の、石で出来た階段の用な物があり、ソコに足を伸ばして、開けた戸に寄り掛かっている。
 視線を剥き出しの足から反らす。
「読み出したら、止まらなくなる」
 そう言うと、聖の視線が本に向く。
「…。」
 黒龍は、さっそく買ってきたしおり⚫⚫⚫を取り出し、本の間に挟んだ。 
 聖は驚いて、黒龍を見上げてくる。
「こうすれば、読むのを止めれるだろ?」
「…止めれないことは…無い…」
 黒龍は聖の膝裏を掴み、剥き出しになっている膝に口付けた。
「つっ…!」
「あんまり人前で、無防備な姿を見せるなよ」
 黒龍はそう言って、寝巻き浴衣の中に手を差し込み、太股を撫でる。
「あっ…」
 そのまま、寝巻き浴衣が捲れ上がり、足の付け根まではだけられ、聖の中心が姿を現し、思わず黒龍はじっとソレを見た。
「…下着を着けないんだな」
「寝巻き浴衣の時は…く習慣が無くって…。洋服の時は…くけど…」
 聖の頬が少し赤くなっている。
 黒龍は差し込んでいた手で、聖の中心をそっと撫でると、聖の身体がピクンと跳ねた。
「んんっ」
 その声に誘われて、黒龍は膝と腰を曲げ、聖の股間に顔を埋めた。
「んっ…クロ…」
 まだ柔らかい茎に舌を這わすと、ピクピクと震えて、固さを増していく。
「んっ…あぁ…」
 聖の甘い声が響いてきて、黒龍の下半身もビクンと、もたげてくる。
 聖の先端を口に咥えて、舌でなぞると聖の身体が身悶えし始めた。
「…んっ…あっあっあっ…はぁんっ…」
 聖の身体が薄く赤くなりだし、黒龍の頭が捕まれた。
 口の中でビクビクと跳ねている。
「ああああっ…んっ…あっあっ…」 
 聖の中心を咥えながら、チラリと聖を見上げると、潤んだ瞳で黒龍を見下ろしていた。
 たまらない…。
 黒龍は下半身がグッとち上がったのを感じた。
 舌先で先端をつつき、甘噛みすると聖は黒龍の口の中に放っていた。
「ひっあああああぁ…!!」
 聖は黒龍の頭を掴んだまま、弓反りになり、そのまま、後ろに倒れそうになって、黒龍は慌てて口を離し、聖の腰を支え、ゆっくりと床に寝かせた。
 危ない…床の上に頭をぶつける所だった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
 聖は赤い顔をして、黒龍を見上げてくる。
「俺みたいに、こんな事を考える奴がいるから、人前では気お付けて欲しい」
「…クロの前だったら…良い?」
 そんな可愛らしく問われるとな…。
「うっ。…えっと、そうだな…触って欲しかったら…良いぞ」
 黒龍は視線をさ迷わせた。
 今日みたいに、無防備に生足をさらしていたら、触って欲しいと、誘っていると言うことになる。
「…続き…するの?」
 上目遣いで見上げてくる聖は、身体が火照って、欲情を隠せないている。
 黒龍は靴を脱ぎ、廊下に上がると、聖を抱えあげ部屋の中に入った。
 戸が開かれたままの部屋に入って、左側にベッドのある部屋を見て、ここが聖の部屋なのだろうと思い、そのベッドに聖を横たえた。
 そして黒龍は上着を脱ぎ、聖におおかぶさって唇を奪った。
「聖…」

 廊下には、しおり⚫⚫⚫が挟まれた本が、置き去りになっていた。
 

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