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4 樹木再生
*ジンの答え
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「お帰り。リーン」
日が沈む頃、村の療養所の庭に、たどり着いていた。
ジンは笑顔で向かえてくれる。
これから、私はジンに辛い思いをさせるのに。
ジンを傷つけてしまうのに…。
夕食を食べ、部屋に入ると黙っているリーンの服をジンが脱がし出した。
「ジン?」
「何か、言いたいことが有るんだろ?狼の里で何に気付いて、迷って、ぐるぐるしているんだ?」
「…。」
ジンはリーンを抱えて、ベッドの上に押し倒し、ズボンを剥ぎ取った。
そして、指にたっぷり唾液を付けると、リーン後ろのすぼまりに指を入れた。
「つっ…」
指が中の良いところを擦り出す。
「ああっ、はぁ…」
「何があった?答えるまでイかさない」
「ジン!」
こう言う時、ジンは意地悪だ…。
ジンの指はゆるゆると、リーンの中を暴いていく。
「あぁ、もう…」
イきかけると止まり、また動かされる。
リーンの腰が揺れ、指を締め付ける。
「はぁ…足りない…」
「これが欲しいのか?」
ジンはズボンの前を緩め、勃起して蜜を溢し出したモノを、リーンの後ろにあてがい擦り付ける。
「…欲しい…」
グッと入り口に嵌まる。
「あぁ…。」
けれど、これ以上は入れてくれない。
「…ジン…」
ヒクヒクと震えながら、涙目で見上げる。
「狼の里で何を知った」
「…。」
グッと中に挿入される。が、途中で止まる。
「ああぁ……。……止めな…いで…」
リーンは咥え込み奥へ誘うように腰を揺らす。
「何に気付いた」
欲しければ…答えるしかない…。
「…地震の…原因…御神木の…魔力が…消え…かかっていて…」
「それで」
ジンは少しだけ腰を進める。
答えれば…欲しいものをくれる…。
「…あんっ…。結界石の…弱体化も…大地のエネルギーが…無くなって…小風も…来なくなって…再生させるしか…なくって…」
ジンが激しく腰を押し付けてくる。
「…あんっ…あっ…あっ…あっ…はぁん…」
が、動きが止まる。
「やっ!もう…お願い…動いて…」
身体の奥が疼いて仕方がない…。
火照り出した身体がジンの熱を欲しがる。
「質問に答えてからだ。再生はどうやる。分かったから帰って来たんだろ」
リーンの目から涙が溢れた。
答えたくない…。
「…新たな…核を…作って…木々を…成長させ、…魔力を…補う」
ジンが動き出す。
「あんっ…あっ…あっ…あ…っ…」
「その核は…俺…なんだな」
リーンは何も答えない。
それが答えだと言っているようなもの…。
「ジン。…ジン」
リーンはしがみつき、奥へと求める。
ジンはリーンの求めに答えて、身体を進める。
「つっ…ああぁ…!」
リーンの中でジンの熱を感じ取っていた。
二人は抱き合ったまま、ジンはリーンの髪を撫でる。
…涙が止まらない。
「なんとなく、そんな気はした。スバルには、言ってたんだ。ここに呼ばれた気がしたと。この時期、このタイミング、リーンが側にいる。何か有るんじゃないかってな…」
「…。…数日中に再生を始めないと、…御神木が枯れてしまう。…だから。御神木に魔力を注いでくれる人を…探さないといけない。…ロキ達には頼んである。」
「…そうか」
ジンは何かを感じ取っていたんだ…。
あの条件に合う者なんて、直ぐには見つかるはずがない…。
見つかる筈がないのに…側にいた…。
「…何で、ジンだったんだろ…」
「…あの御神木の側に誰も住んでいない家…まだ、残っているんじゃなあかな…。あの家に、俺は住んでたんだよ」
「!!」
リーンは目を見開いて驚く。
ジンは、淡々と思い出しながら話す。
「スバルと、話をしていて、思い出した。その木が斬り倒されるのを俺は泣き叫んで見てた。見てることしか出来なかった。」
ジンがリーンに口付け、微笑む。
「だから、それは元々、俺の役目なんだよ。リーンがこの地域の森を護るために、当たり前みたいに魔法を使うのと同じで…」
「…ジン」
リーンはジンにすがり付き、しがみついて身体を動かしていた。
日が沈む頃、村の療養所の庭に、たどり着いていた。
ジンは笑顔で向かえてくれる。
これから、私はジンに辛い思いをさせるのに。
ジンを傷つけてしまうのに…。
夕食を食べ、部屋に入ると黙っているリーンの服をジンが脱がし出した。
「ジン?」
「何か、言いたいことが有るんだろ?狼の里で何に気付いて、迷って、ぐるぐるしているんだ?」
「…。」
ジンはリーンを抱えて、ベッドの上に押し倒し、ズボンを剥ぎ取った。
そして、指にたっぷり唾液を付けると、リーン後ろのすぼまりに指を入れた。
「つっ…」
指が中の良いところを擦り出す。
「ああっ、はぁ…」
「何があった?答えるまでイかさない」
「ジン!」
こう言う時、ジンは意地悪だ…。
ジンの指はゆるゆると、リーンの中を暴いていく。
「あぁ、もう…」
イきかけると止まり、また動かされる。
リーンの腰が揺れ、指を締め付ける。
「はぁ…足りない…」
「これが欲しいのか?」
ジンはズボンの前を緩め、勃起して蜜を溢し出したモノを、リーンの後ろにあてがい擦り付ける。
「…欲しい…」
グッと入り口に嵌まる。
「あぁ…。」
けれど、これ以上は入れてくれない。
「…ジン…」
ヒクヒクと震えながら、涙目で見上げる。
「狼の里で何を知った」
「…。」
グッと中に挿入される。が、途中で止まる。
「ああぁ……。……止めな…いで…」
リーンは咥え込み奥へ誘うように腰を揺らす。
「何に気付いた」
欲しければ…答えるしかない…。
「…地震の…原因…御神木の…魔力が…消え…かかっていて…」
「それで」
ジンは少しだけ腰を進める。
答えれば…欲しいものをくれる…。
「…あんっ…。結界石の…弱体化も…大地のエネルギーが…無くなって…小風も…来なくなって…再生させるしか…なくって…」
ジンが激しく腰を押し付けてくる。
「…あんっ…あっ…あっ…あっ…はぁん…」
が、動きが止まる。
「やっ!もう…お願い…動いて…」
身体の奥が疼いて仕方がない…。
火照り出した身体がジンの熱を欲しがる。
「質問に答えてからだ。再生はどうやる。分かったから帰って来たんだろ」
リーンの目から涙が溢れた。
答えたくない…。
「…新たな…核を…作って…木々を…成長させ、…魔力を…補う」
ジンが動き出す。
「あんっ…あっ…あっ…あ…っ…」
「その核は…俺…なんだな」
リーンは何も答えない。
それが答えだと言っているようなもの…。
「ジン。…ジン」
リーンはしがみつき、奥へと求める。
ジンはリーンの求めに答えて、身体を進める。
「つっ…ああぁ…!」
リーンの中でジンの熱を感じ取っていた。
二人は抱き合ったまま、ジンはリーンの髪を撫でる。
…涙が止まらない。
「なんとなく、そんな気はした。スバルには、言ってたんだ。ここに呼ばれた気がしたと。この時期、このタイミング、リーンが側にいる。何か有るんじゃないかってな…」
「…。…数日中に再生を始めないと、…御神木が枯れてしまう。…だから。御神木に魔力を注いでくれる人を…探さないといけない。…ロキ達には頼んである。」
「…そうか」
ジンは何かを感じ取っていたんだ…。
あの条件に合う者なんて、直ぐには見つかるはずがない…。
見つかる筈がないのに…側にいた…。
「…何で、ジンだったんだろ…」
「…あの御神木の側に誰も住んでいない家…まだ、残っているんじゃなあかな…。あの家に、俺は住んでたんだよ」
「!!」
リーンは目を見開いて驚く。
ジンは、淡々と思い出しながら話す。
「スバルと、話をしていて、思い出した。その木が斬り倒されるのを俺は泣き叫んで見てた。見てることしか出来なかった。」
ジンがリーンに口付け、微笑む。
「だから、それは元々、俺の役目なんだよ。リーンがこの地域の森を護るために、当たり前みたいに魔法を使うのと同じで…」
「…ジン」
リーンはジンにすがり付き、しがみついて身体を動かしていた。
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