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3 狼の里
『記憶の図書館』
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『記憶の図書館』は、代々大地を守り、守護してきた者達の記憶と知識の集まった空間。
「御神木を復活させるもの」
「大地の魔力を守れるもの」
記憶は映像が本となって現れる。
目ぼしいモノを見るが違う。
…欲しい情報がない。
言葉、言い方が違うのだろうか?
「御神木について」は、…多すぎる。
この中から探すのは大変だ。
どうしたら、壊れ行く魔力を留めることができる?
「魔力を留める方法」
…これは「人の魔力を留める方法」で見た。
どう探せばいい。
時間が無いのに…。
急に下半身が熱を持ち出した。
「…なんで…?」
触ってもいないのに、熱く勃ち上がってくる。
「嘘っ…!あっ…ダメ…」
肉体は無いのに感じている。
濡れて茎を伝っているのまで分かる。
「あっ…つっ…!」
イクのと同時に現実に戻って来て、荒い息を吐く。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「起きたか」
そう言ってロキがリーンの下半身から顔を上げ、口を拭う。
「…。」
何をされたのか、分かった…。
どんな起こしかただ!
「何しても起きないから。…精神と繋がってる、こっちの方が起きるんじゃないかと思ってな」
そう言ってロキはベッドから下りる。
見れば上半身ははだけ、下半身は剥き出しに曝していた。
なっ何で!
「腹減っただろ。何か食うか?」
ロキは何事もなかったかのようにそう言う。
リーンは慌てて身繕いした。
「…。消化の良いものを…」
そう言うと、ロキは食事を取りに行った。
…ここに居て…大丈夫なのか…?
ロキが持ってきてくれた野菜スープを食べながら、見てきた事を話す。
「御神木については、あまりにも情報量が多すぎて、どれから見ればいいのか分からない。何か、具体的に見たい言葉を選ばないと…」
「…。不思議に思っていたんだが御神木って、どうやって出来てるんだ?魔力が宿ってるのは分かる。大地にも空にもエネルギーを供給しているのも分かる。だが、その元の木は?どうやって作られるのか分かれば、それをもう一度、補うとか補強するとか出来ないのか?」
「成り立ち…。再生、魔力のエネルギー補強。今度はその辺で問うてみる」
「こっちの様子は?」
「あれから地震が三回。少しづつ強くなってる。里の者達には話した。何かあった時の避難所に、食料をもって避難させる準備をしている。」
「そうか…」
村の方が心配だけど。
「また、行ってくる。何か方法が見つかると良いけど…」
リーンは再び横たわり目を閉じた。
「御神木を復活させるもの」
「大地の魔力を守れるもの」
記憶は映像が本となって現れる。
目ぼしいモノを見るが違う。
…欲しい情報がない。
言葉、言い方が違うのだろうか?
「御神木について」は、…多すぎる。
この中から探すのは大変だ。
どうしたら、壊れ行く魔力を留めることができる?
「魔力を留める方法」
…これは「人の魔力を留める方法」で見た。
どう探せばいい。
時間が無いのに…。
急に下半身が熱を持ち出した。
「…なんで…?」
触ってもいないのに、熱く勃ち上がってくる。
「嘘っ…!あっ…ダメ…」
肉体は無いのに感じている。
濡れて茎を伝っているのまで分かる。
「あっ…つっ…!」
イクのと同時に現実に戻って来て、荒い息を吐く。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「起きたか」
そう言ってロキがリーンの下半身から顔を上げ、口を拭う。
「…。」
何をされたのか、分かった…。
どんな起こしかただ!
「何しても起きないから。…精神と繋がってる、こっちの方が起きるんじゃないかと思ってな」
そう言ってロキはベッドから下りる。
見れば上半身ははだけ、下半身は剥き出しに曝していた。
なっ何で!
「腹減っただろ。何か食うか?」
ロキは何事もなかったかのようにそう言う。
リーンは慌てて身繕いした。
「…。消化の良いものを…」
そう言うと、ロキは食事を取りに行った。
…ここに居て…大丈夫なのか…?
ロキが持ってきてくれた野菜スープを食べながら、見てきた事を話す。
「御神木については、あまりにも情報量が多すぎて、どれから見ればいいのか分からない。何か、具体的に見たい言葉を選ばないと…」
「…。不思議に思っていたんだが御神木って、どうやって出来てるんだ?魔力が宿ってるのは分かる。大地にも空にもエネルギーを供給しているのも分かる。だが、その元の木は?どうやって作られるのか分かれば、それをもう一度、補うとか補強するとか出来ないのか?」
「成り立ち…。再生、魔力のエネルギー補強。今度はその辺で問うてみる」
「こっちの様子は?」
「あれから地震が三回。少しづつ強くなってる。里の者達には話した。何かあった時の避難所に、食料をもって避難させる準備をしている。」
「そうか…」
村の方が心配だけど。
「また、行ってくる。何か方法が見つかると良いけど…」
リーンは再び横たわり目を閉じた。
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