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2 タミネキ村
*捧げ物 2
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狼の獣人である、この群れのリーダーとの『魔力の交合』を三匹の狼達が見ている。
獣人族のリーダーに番が居なければ、群れの中での所有権を見せつける為、大概こうなってしまう。
群れの中で自由に動けるから有難いのだが、側で視られながらスル事には慣れない。
「んっ…あぁ…!」
後ろから突き上げられ、首筋に噛みつかれ、淡く光が放たれた。
『魔力の交合』が完了する。
荒い息を整えながら、獣人に寄りかかる。
「…はぁ…はぁ…」
火照りが収まらない。
繋がったまま両足を捕まれ、獣人の腰に抱え上げられた。
「つっ…!」
身体の重みで奥に突き刺さり、ピクリと起ち上がる。
そして、足を左右にぐっと開かされた。
「何を…」
「ドイガ」
獣人がそう言うと、一匹の狼が近付いてきて、リーンの放った体液を舐め始めた。
「…はぁ…よせ…」
後ろは入れられたまま。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音が響き、敏感になっているモノは次第に起ち上がり蜜が溢れだす。
リーダーが噛み後を舐めながら、胸の先端を弄りだし身悶えする。
「…あ、あぁ…もう…」
先端は張り詰め腰が揺れる。
胸の先端を強く引っ張られイってしまう。
「ああぁ…!」
放った体液を飲み干すと、狼は獣人の姿に変わる。
彼等も、魔力を使っていたのか…。
『呪いの魔法』を完成させる為に…。
そして、彼が離れていくと、
「エイブ」
別の狼が近付いてきて、同じ様に股間に顔を埋め、ざらついた舌で舐め始めた。
これが『呪いの魔法』を解いた代償…。
…元に戻す為の…。
「あぁぁ……。」
気が付くと、小屋の中でリーダーの獣人の身体の上に抱き上げられていた。
周りには、誰もいない。
三匹に口でイカされ、最後には後ろから突き上げられて意識を飛ばしたのだ。
「気が付いたか…」
「……。」
さすがに身体が怠い。
獣人が、汗で濡れた漆黒の髪に触れる。
「…お前は魔力の塊だな。…何処からか溢れてきて…お前を満たしている」
「……。」
ソレが分かるのなら、やはり上位クラスの魔力を持っている。
「『森の管理者』我らの里に来て欲しい。子供達の様子がおかしい。何かを感じ取っている。だが、我々にはソレが何か分からない」
そして『森の管理者』の事も知っている。
「…。…少し…待ってくれないか」
今は…行けない…。
「あの男の事があるからか…」
「……。」
「『魔力の交合』と『癒しの木』だけで、良く動ける方だな。命が尽き欠けている」
もともと中級クラスの魔力を持っているから、掛けれる魔法なのだから。
「分かってる」
獣人族のリーダーに番が居なければ、群れの中での所有権を見せつける為、大概こうなってしまう。
群れの中で自由に動けるから有難いのだが、側で視られながらスル事には慣れない。
「んっ…あぁ…!」
後ろから突き上げられ、首筋に噛みつかれ、淡く光が放たれた。
『魔力の交合』が完了する。
荒い息を整えながら、獣人に寄りかかる。
「…はぁ…はぁ…」
火照りが収まらない。
繋がったまま両足を捕まれ、獣人の腰に抱え上げられた。
「つっ…!」
身体の重みで奥に突き刺さり、ピクリと起ち上がる。
そして、足を左右にぐっと開かされた。
「何を…」
「ドイガ」
獣人がそう言うと、一匹の狼が近付いてきて、リーンの放った体液を舐め始めた。
「…はぁ…よせ…」
後ろは入れられたまま。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音が響き、敏感になっているモノは次第に起ち上がり蜜が溢れだす。
リーダーが噛み後を舐めながら、胸の先端を弄りだし身悶えする。
「…あ、あぁ…もう…」
先端は張り詰め腰が揺れる。
胸の先端を強く引っ張られイってしまう。
「ああぁ…!」
放った体液を飲み干すと、狼は獣人の姿に変わる。
彼等も、魔力を使っていたのか…。
『呪いの魔法』を完成させる為に…。
そして、彼が離れていくと、
「エイブ」
別の狼が近付いてきて、同じ様に股間に顔を埋め、ざらついた舌で舐め始めた。
これが『呪いの魔法』を解いた代償…。
…元に戻す為の…。
「あぁぁ……。」
気が付くと、小屋の中でリーダーの獣人の身体の上に抱き上げられていた。
周りには、誰もいない。
三匹に口でイカされ、最後には後ろから突き上げられて意識を飛ばしたのだ。
「気が付いたか…」
「……。」
さすがに身体が怠い。
獣人が、汗で濡れた漆黒の髪に触れる。
「…お前は魔力の塊だな。…何処からか溢れてきて…お前を満たしている」
「……。」
ソレが分かるのなら、やはり上位クラスの魔力を持っている。
「『森の管理者』我らの里に来て欲しい。子供達の様子がおかしい。何かを感じ取っている。だが、我々にはソレが何か分からない」
そして『森の管理者』の事も知っている。
「…。…少し…待ってくれないか」
今は…行けない…。
「あの男の事があるからか…」
「……。」
「『魔力の交合』と『癒しの木』だけで、良く動ける方だな。命が尽き欠けている」
もともと中級クラスの魔力を持っているから、掛けれる魔法なのだから。
「分かってる」
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