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独占欲

欲望 **

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 抑制剤が効かず、発情期が来てしまい、部屋にとじ込もっていたが、これ程までに身体に負担がかかり、キツいものだったかと思う。
 身体の熱は上がる一方で、シャワーで身体を冷やしても、一向に収まろうとはしない。
 荒い息は収まらず、思考がだんだんとボヤけてくる…。
 …旧館には近付かないように言ってあるから、どれだけ俺の体力が持つかだろう…。
 今までなら、お金を払って欲望を満たしてくれる店に行き、発情期を乗り越えるのだが、今はそんな気にもならない…。
 なぜだか、そんな気になれなかったのだ…。
 部屋の中をうろつきながら耐えていると、部屋の外から甘い匂いが漂ってきた。
 …なんだ?
 キリトが扉の方に向かうと、部屋の扉の前に、人の気配がした。
「…ユーリ…なのか…」
 押さえていた欲望が熱く滾ってくる…。
 ダメだ…。
 押さえろ…。
「…そうだよ…」
「…部屋から…離れろ…」
 自分の思考がいつ無くなるかわからない…。
 ユーリの甘い匂いに誘われて、ユーリを襲ってしまうかもしれない…。
 そんな不安を抱くキリトにユーリが言う。
「…私…キリトを助けたい」
 …何を言っているのか、わかっているのか?
「…私では…嫌…?」
 ユーリにそう言われて、身体が勝手に動き、扉を開け、ユーリの腕をつかんで、部屋の中に引きずり込み、ベッドの上に投げていた。
 ベッドの上で身体を起そうとするユーリに覆い被さって、ユーリの首筋に鼻を近付けクンクンと匂いを嗅ぎ、ペロリと首筋を舐めた。
 やはりユーリから甘い匂いが漂ってきた来ている…。
「ヒャッ!」
 ユーリが驚いて小さな悲鳴を上げたが、キリトはユーリの身体を押さえつけ、無意識に獣の様に舌を這わした。
「ん…ああっ…」
 ユーリの声に下半身が滾ってくる…。
 キリトは夢中になって、ユーリの服の上から胸を揉み回し、ユーリの身体をなぞる。
「…んああっ…はあぁ…」
 甘いユーリの声に酔い、ユーリを求めて身体が勝手に動く…。
 そして匂いの元を探して、ユーリのズボンを引き下ろし脱がした。
「あああっ…」
 ユーリの悲鳴が上がり、両手で顔を覆っていた。
 秘部を隠す小さな下着の奥から、甘い匂いが漂ってくる。
「…ああっ…」
 キリトはユーリの両足を開き、匂い嗅ぐため鼻を近付け、クンクンとしていると、さらに濃い匂いが漂ってきた。
「…あああっ…見ないで…」
 ユーリの甘い声が響き、下着のクラッチ部分が濡れて、ユーリの秘部の形が透けて見え、キリトは無意識に舌先でそこを突っつき始めた。
「あああっ!ああっ!ダメ!なんか来ちゃう!!」
 ユーリが身悶え、さらに蜜が零れ、小さな下着から溢れてユーリの臀部を濡らし始めた。
「あああっ…ああっ!!」
 ユーリが大量に蜜を溢すと、ユーリの身体の力が抜け、ベッドにぐったりと沈んだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
 ユーリの荒い息と、部屋には甘い匂いが充満していた。

 キリトはユーリの両足を抱え、滾って熱い固まりを、匂いがする場所に押し付けた。
「ああっ!!」 
 グリグリと下着越しに押し付けると、さらに蜜が零れ出し、ユーリが喘ぐ。
「ああっ…んんっ…」
 何度も擦り付けているうちに、ユーリの小さな下着は捲れ上がり、キリトのモノが、下着の下へ…直接ユーリの秘部に擦り付けていた。
「ああああああっ!!」 
 密着するのが気持ちいい…。
 ユーリの悲鳴が、遠くの方で聞こえていた。
「ヒッ…はぁん…そこ…ヒッ!!…ああっ…!!」
 ユーリは身体を捩りながら、キリトに押し付けてきて、さらに悲鳴を上げている。
「ヒッ!!…はぁん…ああっ…ああああんっ…ヒッ…はぁん…!!」
 ユーリのかろうじて付いている下着の中で、ユーリが溢した蜜と、キリトの先端から溢れる先走りで、グチュグチュと卑猥な音をたて、シーツをグッショリと濡らしていた。
「ああっ…ああっ…ああああああっ!!」
「クッ!!」
 ユーリが悲鳴を上げてのけ反り、キリトが放ったモノが、ユーリの腹部を濡らした。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
 ベッドに深く沈んだユーリは、キリトに両足を広げて抱え上げられてまま、トロンとして潤んだ瞳でキリトを見上げている。
「はぁ…はぁ…ユーリ…」
 …今、ユーリに何をしていた…。
「…はぁ…はぁ…俺は…」
 戸惑うキリトに、ユーリは潤んだ瞳でキリトを見上げて言って来た。
「…キリト…大丈夫だから…」
 何が、大丈夫なんだ…?
「…キリトの…モノにして…」
 ユーリは震える手でシャツのボタンをはずし始めた。
 俺の…モノに…。
 ユーリはソレを望んでいるのか…?
 そうだな、つがいになりたいと、言っていた…。
 俺は…。
 ズキリと下半身が疼く。
 …気持ちより、身体の方が、ユーリに反応しているのか…?
 キリトは内心苦笑いしていた。
 …鈍感にも程が有るよな…。
 …俺も、きっと、ユーリを望んでいる…。
「…ユーリ…」
 キリトが自分の気持ちを認めた瞬間、大きく滾り出した。
 …足りない…。
 …もっと、ユーリの甘い声を聞きたい…。
 …全てを…俺のモノに…。
 俺だけのモノに…。
「…優しく…出来ない…」
 欲望が高ぶりすぎて、暴走しそうだ…。
「…大丈夫。これでも鍛えてるから…」
 ユーリがキリトに微笑むと、キリトは全てを奪うように、ユーリに口付けた。
 
 

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