5 / 23
第5話:聖なる性獣アキラさん
しおりを挟む
——な、なに、これ……
「み、三津屋くん……、何を——」
俺が必死で言うと、三津屋アキラは、
「いや、リズム隊同士、親交を、深めようと」
と何でもない声音で言い、俺のTシャツをまくって左手を胸に差し込んできた。
「ちょ、ダメ! 何やってんだよ! やめてよ!!」
心の中では、全く別のことを考えていた。
——もっと、もっとさわって、もっと俺にふれて——
「ああっ!」
「なあ、結斗って呼んでいい? おまえここ弱いな」
三津屋アキラは俺の胸ばかり弄った。俺はもう限界に近いくらいだった。
もちろん、普段はそんなことはない。でも、今俺にふれているのはあの三津屋アキラだ。あんなに焦がれて、あんなに想い続けてきた男だ。
「はぁ、はぁ、み、三津屋くん、や、やめて……」
「はーい大嘘つきー」
胸の突起を両方きゅっとひねられると、俺は大声をあげてしまった。
「いいねぇ、感度良好さん、俺好きよ」
ダメだ、ダメだ!
いっそ抱かれるのは諦めても、『アレ』だけはバレないようにしなきゃ——
「み、つやくん、もう俺、無理……」
「ハァ?」
その声には若干の『萎え』が含まれていた。
「こちら、聖なる性獣アキラさんは、まだ前戯のステップ2、といった具合なのですが。ちなみにステップは10まであります。体勢変えるぞ~」
三津屋アキラは軽々と俺を抱き上げ、今度は俺を机に突っ伏す形で押し倒した。まずい、どうしよう、バレたら死ぬ、どうしよう、どうしよう!
「ひぁ!」
うなじを舐められて変な声が出た。そんな、舐めるとか、ちょっと、待って、ヤバい、ヤバいいいいいい!!
「かわいいのな。もっとこっちするか?」
三津屋アキラが俺の上半身を起こし、また胸の突起にふれた。俺は何度目か分からない声をあげた。
「声量あんね、結斗。そろそろこっちも行く?」
言いながら、彼は俺のデニムのベルトを手慣れた様子で抜き、あっさりとデニムを脱がせた。
——ダメだ、見られたらバレるかも、ダメだ! もう終わりだ!!
しかし三津屋アキラは下着はそのままに、ゆっくりと片手を俺の下着に差し込んできた。
「あっ、あ、あっ」
——あ、ヤバい、こ、腰、勝手に動く!!
「ここからは懇願哀願、ないしはギブアンドテイクで続けようと思うのだがいかがだろうか」
——はい?
「はぁ、え、なに……?」
「結斗は俺にどうして欲しいか言う。したら俺もそうする。俺も結斗にどうして欲しいか言う。したら結斗もそれをする」
……何だよそれ、もう、頭が、ついていけない……。
「たーとーえーばー」
三津屋アキラの手が下着の中で俺の秘部に近付きかけたので、俺は声を出さないよう奥歯を食いしばった。
「須賀結斗くんは俺のこの手を前と後ろ、どっちに持ってきて欲しいでしょうか」
「はぁっ?!」
「んー、それだけは判断材料にならないのでとりあえずこっちにしましょうかね」
手は前ではなく、後ろに進んだ。
「あああ、ダメ! やめて! お願い! お願いだからやめて!!」
「カウパーこんなに垂らして何言ってんの? 結斗くん、我慢はよくないですよ。じゃあ、次は、ここ」
「はぁ、ああっ!」
頭が熱い。三津屋アキラが指をあてがったのはまさに入り口だった。
「結斗、どうして欲しいか言ってみ」
俺は黙秘することにした。言ったら負けだ。俺は絶対墜ちてしまう。
全部バレて、ドン引きされて、セフレにすらなれずに終わってしまう。
あんなに、好きだったのに。
やっと話せたのに。
合意ではなかったとはいえ関係を持てたかもしれないのに。
俺があんなことしてたのがバレたら——
「ぅあああっ!!」
「悪ぃな、結斗。俺が我慢できなくなっちゃった。おまえかわいすぎ」
は、入ってる、三津屋アキラの指が、あ、動かされたら、俺も、腰が——
「ああぁ! うぅ、はぁん!」
「結斗おまえ、こっち初めてか? だったら才能あんぞ?」
「やぁ、やだぁ!」
「今更否定すんなよ、指だけでめっちゃ締めてくるし——、あれ?」
俺は半分快感で意識が飛んだ状態で、三津屋アキラが『アレ』に気づいたことを察した。
終わった。何もかも。
「み、三津屋くん……、何を——」
俺が必死で言うと、三津屋アキラは、
「いや、リズム隊同士、親交を、深めようと」
と何でもない声音で言い、俺のTシャツをまくって左手を胸に差し込んできた。
「ちょ、ダメ! 何やってんだよ! やめてよ!!」
心の中では、全く別のことを考えていた。
——もっと、もっとさわって、もっと俺にふれて——
「ああっ!」
「なあ、結斗って呼んでいい? おまえここ弱いな」
三津屋アキラは俺の胸ばかり弄った。俺はもう限界に近いくらいだった。
もちろん、普段はそんなことはない。でも、今俺にふれているのはあの三津屋アキラだ。あんなに焦がれて、あんなに想い続けてきた男だ。
「はぁ、はぁ、み、三津屋くん、や、やめて……」
「はーい大嘘つきー」
胸の突起を両方きゅっとひねられると、俺は大声をあげてしまった。
「いいねぇ、感度良好さん、俺好きよ」
ダメだ、ダメだ!
いっそ抱かれるのは諦めても、『アレ』だけはバレないようにしなきゃ——
「み、つやくん、もう俺、無理……」
「ハァ?」
その声には若干の『萎え』が含まれていた。
「こちら、聖なる性獣アキラさんは、まだ前戯のステップ2、といった具合なのですが。ちなみにステップは10まであります。体勢変えるぞ~」
三津屋アキラは軽々と俺を抱き上げ、今度は俺を机に突っ伏す形で押し倒した。まずい、どうしよう、バレたら死ぬ、どうしよう、どうしよう!
「ひぁ!」
うなじを舐められて変な声が出た。そんな、舐めるとか、ちょっと、待って、ヤバい、ヤバいいいいいい!!
「かわいいのな。もっとこっちするか?」
三津屋アキラが俺の上半身を起こし、また胸の突起にふれた。俺は何度目か分からない声をあげた。
「声量あんね、結斗。そろそろこっちも行く?」
言いながら、彼は俺のデニムのベルトを手慣れた様子で抜き、あっさりとデニムを脱がせた。
——ダメだ、見られたらバレるかも、ダメだ! もう終わりだ!!
しかし三津屋アキラは下着はそのままに、ゆっくりと片手を俺の下着に差し込んできた。
「あっ、あ、あっ」
——あ、ヤバい、こ、腰、勝手に動く!!
「ここからは懇願哀願、ないしはギブアンドテイクで続けようと思うのだがいかがだろうか」
——はい?
「はぁ、え、なに……?」
「結斗は俺にどうして欲しいか言う。したら俺もそうする。俺も結斗にどうして欲しいか言う。したら結斗もそれをする」
……何だよそれ、もう、頭が、ついていけない……。
「たーとーえーばー」
三津屋アキラの手が下着の中で俺の秘部に近付きかけたので、俺は声を出さないよう奥歯を食いしばった。
「須賀結斗くんは俺のこの手を前と後ろ、どっちに持ってきて欲しいでしょうか」
「はぁっ?!」
「んー、それだけは判断材料にならないのでとりあえずこっちにしましょうかね」
手は前ではなく、後ろに進んだ。
「あああ、ダメ! やめて! お願い! お願いだからやめて!!」
「カウパーこんなに垂らして何言ってんの? 結斗くん、我慢はよくないですよ。じゃあ、次は、ここ」
「はぁ、ああっ!」
頭が熱い。三津屋アキラが指をあてがったのはまさに入り口だった。
「結斗、どうして欲しいか言ってみ」
俺は黙秘することにした。言ったら負けだ。俺は絶対墜ちてしまう。
全部バレて、ドン引きされて、セフレにすらなれずに終わってしまう。
あんなに、好きだったのに。
やっと話せたのに。
合意ではなかったとはいえ関係を持てたかもしれないのに。
俺があんなことしてたのがバレたら——
「ぅあああっ!!」
「悪ぃな、結斗。俺が我慢できなくなっちゃった。おまえかわいすぎ」
は、入ってる、三津屋アキラの指が、あ、動かされたら、俺も、腰が——
「ああぁ! うぅ、はぁん!」
「結斗おまえ、こっち初めてか? だったら才能あんぞ?」
「やぁ、やだぁ!」
「今更否定すんなよ、指だけでめっちゃ締めてくるし——、あれ?」
俺は半分快感で意識が飛んだ状態で、三津屋アキラが『アレ』に気づいたことを察した。
終わった。何もかも。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説


百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる