74 / 84
【純白よ、その深紅を黒に染めろ】
第三の部屋:精神面の検査開始
しおりを挟む
「俺からでいいよなぁ? セイジュを拾ってきたのは俺だしよぉ」
「タゴンさん、セイジュを最も愛していたのは俺ですよ」
「ストーカーは引っ込んでろ。俺が一番セイジュと遊んだぜ」
「年功序列じゃ。わしから——」
身体の自由はまだきいた。
セイジュは飛び起きて、他でもない我が家の出入り口への最短ルートを転がるように床を蹴った。
——が、あっけなく右の足首をタゴンに掴まれ、高々と吊し上げられていた。
「セイジュ、おまえ自分の立場、分かってねえな」
タゴンはそう言うと、部屋の中央にある丸テーブルにセイジュを寝かせ、
「いいぜ、一番手は譲る。俺のを最初に入れたら、つか入るわけねーからな」
「英断ですね、タゴンさん」
「ではわしは妖術でセイジュの身体を管理しようか」
「感謝します、ルーニー翁」
「ヴィネ、おまえさっきからなに自分が1発目、みてぇなツラしてんだよ」
「おや、フラムさん、初手をご希望ですか? でしたらどうぞお先に」
そんな会話の中、セイジュの身体はまたしても常軌を逸していった。
全身に微熱があるような、脳がとろけるように甘い感覚。
針の先が触れただけでも射精してしまいそうな感度の狂った身体になったような気がしていた。
——こ、これがルーニー翁の、妖術?
そして、冷たい手が、いきなりセイジュの性器をがっと握った。
「ひぁっ!」
射精した、と錯覚するほどの快感だった。
「へぇ、こりゃいい」
舌舐めずりしたのはフラムだった。
「ヴィネ、おまえ口でさせろよ。俺こっちやるからよ」
フラムがそう言った瞬間、衣服がビリビリと引き裂かれたその生地の擦れる感覚すら甘い快楽で、セイジュは身をよじり、嬌声をあげ続けた。
「セイジュ、してくれるか」
頭のネジが数本抜けてしまった、と感じながら、セイジュは茫洋とヴィネのものを眼に映していた。
「タゴンさん、セイジュを最も愛していたのは俺ですよ」
「ストーカーは引っ込んでろ。俺が一番セイジュと遊んだぜ」
「年功序列じゃ。わしから——」
身体の自由はまだきいた。
セイジュは飛び起きて、他でもない我が家の出入り口への最短ルートを転がるように床を蹴った。
——が、あっけなく右の足首をタゴンに掴まれ、高々と吊し上げられていた。
「セイジュ、おまえ自分の立場、分かってねえな」
タゴンはそう言うと、部屋の中央にある丸テーブルにセイジュを寝かせ、
「いいぜ、一番手は譲る。俺のを最初に入れたら、つか入るわけねーからな」
「英断ですね、タゴンさん」
「ではわしは妖術でセイジュの身体を管理しようか」
「感謝します、ルーニー翁」
「ヴィネ、おまえさっきからなに自分が1発目、みてぇなツラしてんだよ」
「おや、フラムさん、初手をご希望ですか? でしたらどうぞお先に」
そんな会話の中、セイジュの身体はまたしても常軌を逸していった。
全身に微熱があるような、脳がとろけるように甘い感覚。
針の先が触れただけでも射精してしまいそうな感度の狂った身体になったような気がしていた。
——こ、これがルーニー翁の、妖術?
そして、冷たい手が、いきなりセイジュの性器をがっと握った。
「ひぁっ!」
射精した、と錯覚するほどの快感だった。
「へぇ、こりゃいい」
舌舐めずりしたのはフラムだった。
「ヴィネ、おまえ口でさせろよ。俺こっちやるからよ」
フラムがそう言った瞬間、衣服がビリビリと引き裂かれたその生地の擦れる感覚すら甘い快楽で、セイジュは身をよじり、嬌声をあげ続けた。
「セイジュ、してくれるか」
頭のネジが数本抜けてしまった、と感じながら、セイジュは茫洋とヴィネのものを眼に映していた。
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】奴隷に堕ちた騎士
蒼い月
BL
気持ちはR25くらい。妖精族の騎士の美青年が①野盗に捕らえられて調教され②闇オークションにかけられて輪姦され③落札したご主人様に毎日めちゃくちゃに犯され④奴隷品評会で他の奴隷たちの特殊プレイを尻目に乱交し⑤縁あって一緒に自由の身になった両性具有の奴隷少年とよしよし百合セックスをしながらそっと暮らす話。9割は愛のないスケベですが、1割は救済用ラブ。サブヒロインは主人公とくっ付くまで大分可哀想な感じなので、地雷の気配を感じた方は読み飛ばしてください。
※主人公は9割突っ込まれてアンアン言わされる側ですが、終盤1割は突っ込む側なので、攻守逆転が苦手な方はご注意ください。
誤字報告は近況ボードにお願いします。無理やり何となくハピエンですが、不幸な方が抜けたり萌えたりする方は3章くらいまでをおススメします。
※無事に完結しました!
【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】
海林檎
BL
子宮はあるのに卵巣が存在しない。
発情期はあるのに妊娠ができない。
番を作ることさえ叶わない。
そんなΩとして生まれた少年の生活は
荒んだものでした。
親には疎まれ味方なんて居ない。
「子供できないとか発散にはちょうどいいじゃん」
少年達はそう言って玩具にしました。
誰も救えない
誰も救ってくれない
いっそ消えてしまった方が楽だ。
旧校舎の屋上に行った時に出会ったのは
「噂の玩具君だろ?」
陽キャの三年生でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる