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脱・引きこもり姫
初めての乗馬
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先生から馬の指導を受け、私はあれからずっと言われたことをし続けていた。
今では私が檻の中に入っても怒らなくなったし、ちゃんと目を見て餌を食べてくれるようにまで成長した。
「それもこれも全部、俺のお陰だな!」
彼が自信たっぷりに言うも、事実なので何も言わない。
ああいう性格は少し鼻につくが、それ以外は全て素晴らしいものだった。
焦げ茶の髪に明るいオレンジの瞳。笑うと少年の様で、元気を貰える。まるで太陽だ。
彼は顔だけではなくスタイルも抜群によく、足は細い上に長いし、腰周りも細い。腕は程よく筋肉がついている。
こう見れば、攻略対象に負けないほどイケメンだと思う。
性格も俺様系という感じでやればキャラクターとして違和感も無いだろう。
まあ、これで攻略対象だったら私はもう死亡ルートに歩んでいる事だろうし、そもそも攻略対象は全員皇族なのだ。今までの彼に対する私の行動を考えれば、ゲームでなくても法律によって処される。
(こんな人、ゲームに居た記憶はないし多分大丈夫だろう。…私が忘れている線もあるが)
とにかく私は今、順調に暇を潰す事が出来ている。
そういえば、昨日考えたのだが、馬を乗りこなす事が出来れば、もしもの場合に馬に乗って逃走することが可能になると思ったのだ。
勿論、そうならない為に努力はするし、悪事にも手を出さない。しかし、何かしらの強制力が働いて私が死亡ルートの罠にかかってしまった時に、逃げる手段として用意しておくのは良い案だと思うのだ。
(だから、今以上にもっとエヴァと仲良くならねば…)
私はそう決意した。
先生と出会って二週間が経った頃、私は先生と共に馬小屋のテーブルカウンターで話をしていた。
「最近はエヴァとも大分仲良くなってきたんじゃないか?」
先生が嬉しそうに言って、私を見る。
私も笑顔で頷く。
「はい。お陰様で」
「──じゃ、次の段階だな」
「え?」
私が思っても無い言葉に首を傾げていると、先生は呆れた声を出した。
「おいおい、まさか馬の世話だけで完結するとか思って無いよな?お前がやりにきたのは乗馬だろ?」
「いや、それは分かってますけど……。でも、もう少し仲良くしてからの方が…」
すると、先生が『アホか』と言いながら私の額に軽くデコピンをする。痛くは無いが、なんか悔しい。
「俺が指導してあげたんだ。他の指導者よりも上達が早いに決まってるだろ」
「はあ……」
「って訳で、今から乗馬の練習をしに行くぞ!…と言いたい所だが──」
「?…えっ、ちょ、わっ!!何するんですか!」
先生は唐突に私の手を掴んで引っ張り、そのまま馬小屋の奥に進む。
向かった先のエヴァの元に辿り着くと、中に入り、乗馬の鞍などを着けてそのまま小屋から出す。
そして、先生は一度私から手を離し、エヴァに乗った。
素人目からでも分かる無駄のない、慣れた乗り方だった。
それから手綱を握ると再び先生は私に手を伸ばしてきた。
「ほら、乗れ。街へ出掛けるぞ」
「…………え?街?」
私が呆気に取られていると、先生は急かすように更に手を伸ばしてくる。
「ほら、早くしろ。乗れ」
「いやでも…!」
「ったく、しゃーねぇな。おらよっと!」
「うわぁっ!」
強引に手を捕まれた挙句、そのまま引っ張られ、私は先生の前に座る。
逞しい体つきだからか、背中から伝わる筋肉の安心感が凄い。流石スタイルも顔もイケメン。
次の瞬間、初めて馬に乗ったというのに、遠慮の無い先生は超スピードでエヴァを駆け出させる。
お陰でお尻が痛い。あと揺れも激しい。
男女で馬に乗るというのはもうちょっと緩やかに走るものでは無いのか。想像と現実が違い過ぎる。
ぐわんぐわんと、最早ジェットコースターに乗った気分で、私は先生と共に握っている手網を更に強く握りしめた。
エヴァはどうやら、とても速いスピードで駆けていたらしく、一瞬で街に着いた。
「ああー!気持ち良かったな!ははっ、久々にお前と走れて嬉しかったぞー?」
「ヒヒーン」
着いて早々、先生に手伝って貰いながら、私はフラフラの状態でようやく地面に着地した。
先生は私とは対称的に気持ち良さそうに伸びをしている。羨ましい限りだ。
「じゃ、お目当ての物を買うとしますかね」
「け、結局、何をしに街へ来たんですか…。買い物?」
「ああ、お前のサイズに合った鞍とかな」
「鞍…?そんなのレンタルすれば良いじゃないですか」
すると、また先生にデコピンされる。今度は先程よりも少し痛い。解せぬ。
「アホ。鞍は乗馬をするに値して重要なんだぞ。乗り心地が悪ければ、馬も人間も不便だろう」
「な、なるほど…」
「ってな訳で、ほら。さっさと行くぞ。エヴァはここで紐括っとくから待機な」
「ヒヒーン」
動物は人間の言葉を理解しないというのに、エヴァはまるで返事を返すかのように鳴き声をあげた。
本当に解せない。
「わぁ、種類が沢山……」
乗馬の専用具が売っている店に入ると、中には何十種類といった様々な鞍が置かれていた。
黒色は定番だと思うが、他にも赤や茶色なんかもあった。
「おい、店主。こいつの形に合った鞍を用意してくれ。試乗も試す」
「おや、これはこれは常連様。はい、分かりましたよ。すぐにお持ちします」
そう言って、先生は慣れたように店主に言い、また店主もいつものことの様に店の奥へと入っていった。
「ここの常連なんですね」
「あぁ、ここは良いものが沢山取り扱っているからな。それに、買う予定が無くとも見てるだけでわくわくするんだ」
先生は目を子供の様にキラキラさせて、店内を見回す。その行為につい可愛いと思ってしまった。
(こういう所は、素直で良いんだけどなぁ)
なんとも残念なイケメンである。
そんなしょうもない事を思っていると、程なくして店主が店の奥から再び顔を出す。そして、両手には沢山の鞍が。
「これが、貴方の形に合う鞍だと思いますよ」
「ありがとうございます…。あの、分かるんですか?まだ何も測って無いのに…」
すると店主は一度どさりと大量の鞍を机に置き、照れたように笑いながら言った。
「恥ずかしながら私は乗馬がそれはもう大好きでして…。こうやって店を出して色んなお客様の鞍のサイズをお測りしていたら、いつの間にか何も測らなくても見ただけで、大体の形が分かってしまうようになりまして…。ははは、お恥ずかしい限りです」
「す、すごいですね…」
私はその事に驚いて呆気に取られる。
先生もうんうんと、まるで自分のことのように嬉しそうに頷いている。憧れでもあるのだろうか。
「ふふふ、ありがとうございます。しかし、分かると言ってもあくまで大体なので、確定ではありませんよ。ですから、試乗は致しますね」
「はい。よろしくお願いします」
そして、私はそのまま鞍選びに専念したのだった。
その後、私の形にフィットした鞍を買い、再び皇宮へ帰宅した。
鞍のお金は全て先生が出してくれた為、今日一日、私は先生に頭が上がらないだろう。今日一日だけ。
「よし、鞍も買えたことだし、もう今日は遅いから明日から本格的な乗馬の練習をするぞ。ちゃんとした乗馬用の服を着てくること。いいな?」
「は、はい!」
「よし、ならば解散!じゃ、また明日な」
「はい、また明日もお願いします」
頭にぽんっと手を置かれ、まるで任せろとでも言いたげな顔で笑った。
私もつられて笑い、そのまま私達は別れた。
エマが去った後───。
「いかがでしたか。あのお方は」
「…悪くない。あそこまで早く懐かせる事が出来たんだ。信頼関係はすぐに出来るだろう」
馬小屋の飼育員が恭しく青年の前に佇み、ニコリと笑う。
「それはそれは。…しかし、本当に良いのですか。私には彼女に成し遂げられるとは思えません。いくら団長の課題だからと言って…」
「おいおい、お前は俺の指導が下手だと言うのか?」
青年の言葉に飼育員は首をゆるゆると振る。その顔は楽しそうに笑っている。
「ふふふ、いえいえそんな。滅相も無い。私はただ、貴方様の身を案じているだけです。チャンスは、一度きりしか無いのでしょう?」
「ああ。…でも、必ず成し遂げる。……俺はアイツを信じてる」
青年はエマが去った方向を真っ直ぐ見ながらそう告げる。
そんな青年の様子に飼育員はやれやれと溜息を吐いて、恭しく礼をした。
「左様でございますか。では、私は成り行きをこれからも見守るとしましょうかね」
「ああ、引き続き頼んだぞ」
「はい。お任せ下さい」
誰もいない馬小屋に二人の声だけが、その場に響いた。
今では私が檻の中に入っても怒らなくなったし、ちゃんと目を見て餌を食べてくれるようにまで成長した。
「それもこれも全部、俺のお陰だな!」
彼が自信たっぷりに言うも、事実なので何も言わない。
ああいう性格は少し鼻につくが、それ以外は全て素晴らしいものだった。
焦げ茶の髪に明るいオレンジの瞳。笑うと少年の様で、元気を貰える。まるで太陽だ。
彼は顔だけではなくスタイルも抜群によく、足は細い上に長いし、腰周りも細い。腕は程よく筋肉がついている。
こう見れば、攻略対象に負けないほどイケメンだと思う。
性格も俺様系という感じでやればキャラクターとして違和感も無いだろう。
まあ、これで攻略対象だったら私はもう死亡ルートに歩んでいる事だろうし、そもそも攻略対象は全員皇族なのだ。今までの彼に対する私の行動を考えれば、ゲームでなくても法律によって処される。
(こんな人、ゲームに居た記憶はないし多分大丈夫だろう。…私が忘れている線もあるが)
とにかく私は今、順調に暇を潰す事が出来ている。
そういえば、昨日考えたのだが、馬を乗りこなす事が出来れば、もしもの場合に馬に乗って逃走することが可能になると思ったのだ。
勿論、そうならない為に努力はするし、悪事にも手を出さない。しかし、何かしらの強制力が働いて私が死亡ルートの罠にかかってしまった時に、逃げる手段として用意しておくのは良い案だと思うのだ。
(だから、今以上にもっとエヴァと仲良くならねば…)
私はそう決意した。
先生と出会って二週間が経った頃、私は先生と共に馬小屋のテーブルカウンターで話をしていた。
「最近はエヴァとも大分仲良くなってきたんじゃないか?」
先生が嬉しそうに言って、私を見る。
私も笑顔で頷く。
「はい。お陰様で」
「──じゃ、次の段階だな」
「え?」
私が思っても無い言葉に首を傾げていると、先生は呆れた声を出した。
「おいおい、まさか馬の世話だけで完結するとか思って無いよな?お前がやりにきたのは乗馬だろ?」
「いや、それは分かってますけど……。でも、もう少し仲良くしてからの方が…」
すると、先生が『アホか』と言いながら私の額に軽くデコピンをする。痛くは無いが、なんか悔しい。
「俺が指導してあげたんだ。他の指導者よりも上達が早いに決まってるだろ」
「はあ……」
「って訳で、今から乗馬の練習をしに行くぞ!…と言いたい所だが──」
「?…えっ、ちょ、わっ!!何するんですか!」
先生は唐突に私の手を掴んで引っ張り、そのまま馬小屋の奥に進む。
向かった先のエヴァの元に辿り着くと、中に入り、乗馬の鞍などを着けてそのまま小屋から出す。
そして、先生は一度私から手を離し、エヴァに乗った。
素人目からでも分かる無駄のない、慣れた乗り方だった。
それから手綱を握ると再び先生は私に手を伸ばしてきた。
「ほら、乗れ。街へ出掛けるぞ」
「…………え?街?」
私が呆気に取られていると、先生は急かすように更に手を伸ばしてくる。
「ほら、早くしろ。乗れ」
「いやでも…!」
「ったく、しゃーねぇな。おらよっと!」
「うわぁっ!」
強引に手を捕まれた挙句、そのまま引っ張られ、私は先生の前に座る。
逞しい体つきだからか、背中から伝わる筋肉の安心感が凄い。流石スタイルも顔もイケメン。
次の瞬間、初めて馬に乗ったというのに、遠慮の無い先生は超スピードでエヴァを駆け出させる。
お陰でお尻が痛い。あと揺れも激しい。
男女で馬に乗るというのはもうちょっと緩やかに走るものでは無いのか。想像と現実が違い過ぎる。
ぐわんぐわんと、最早ジェットコースターに乗った気分で、私は先生と共に握っている手網を更に強く握りしめた。
エヴァはどうやら、とても速いスピードで駆けていたらしく、一瞬で街に着いた。
「ああー!気持ち良かったな!ははっ、久々にお前と走れて嬉しかったぞー?」
「ヒヒーン」
着いて早々、先生に手伝って貰いながら、私はフラフラの状態でようやく地面に着地した。
先生は私とは対称的に気持ち良さそうに伸びをしている。羨ましい限りだ。
「じゃ、お目当ての物を買うとしますかね」
「け、結局、何をしに街へ来たんですか…。買い物?」
「ああ、お前のサイズに合った鞍とかな」
「鞍…?そんなのレンタルすれば良いじゃないですか」
すると、また先生にデコピンされる。今度は先程よりも少し痛い。解せぬ。
「アホ。鞍は乗馬をするに値して重要なんだぞ。乗り心地が悪ければ、馬も人間も不便だろう」
「な、なるほど…」
「ってな訳で、ほら。さっさと行くぞ。エヴァはここで紐括っとくから待機な」
「ヒヒーン」
動物は人間の言葉を理解しないというのに、エヴァはまるで返事を返すかのように鳴き声をあげた。
本当に解せない。
「わぁ、種類が沢山……」
乗馬の専用具が売っている店に入ると、中には何十種類といった様々な鞍が置かれていた。
黒色は定番だと思うが、他にも赤や茶色なんかもあった。
「おい、店主。こいつの形に合った鞍を用意してくれ。試乗も試す」
「おや、これはこれは常連様。はい、分かりましたよ。すぐにお持ちします」
そう言って、先生は慣れたように店主に言い、また店主もいつものことの様に店の奥へと入っていった。
「ここの常連なんですね」
「あぁ、ここは良いものが沢山取り扱っているからな。それに、買う予定が無くとも見てるだけでわくわくするんだ」
先生は目を子供の様にキラキラさせて、店内を見回す。その行為につい可愛いと思ってしまった。
(こういう所は、素直で良いんだけどなぁ)
なんとも残念なイケメンである。
そんなしょうもない事を思っていると、程なくして店主が店の奥から再び顔を出す。そして、両手には沢山の鞍が。
「これが、貴方の形に合う鞍だと思いますよ」
「ありがとうございます…。あの、分かるんですか?まだ何も測って無いのに…」
すると店主は一度どさりと大量の鞍を机に置き、照れたように笑いながら言った。
「恥ずかしながら私は乗馬がそれはもう大好きでして…。こうやって店を出して色んなお客様の鞍のサイズをお測りしていたら、いつの間にか何も測らなくても見ただけで、大体の形が分かってしまうようになりまして…。ははは、お恥ずかしい限りです」
「す、すごいですね…」
私はその事に驚いて呆気に取られる。
先生もうんうんと、まるで自分のことのように嬉しそうに頷いている。憧れでもあるのだろうか。
「ふふふ、ありがとうございます。しかし、分かると言ってもあくまで大体なので、確定ではありませんよ。ですから、試乗は致しますね」
「はい。よろしくお願いします」
そして、私はそのまま鞍選びに専念したのだった。
その後、私の形にフィットした鞍を買い、再び皇宮へ帰宅した。
鞍のお金は全て先生が出してくれた為、今日一日、私は先生に頭が上がらないだろう。今日一日だけ。
「よし、鞍も買えたことだし、もう今日は遅いから明日から本格的な乗馬の練習をするぞ。ちゃんとした乗馬用の服を着てくること。いいな?」
「は、はい!」
「よし、ならば解散!じゃ、また明日な」
「はい、また明日もお願いします」
頭にぽんっと手を置かれ、まるで任せろとでも言いたげな顔で笑った。
私もつられて笑い、そのまま私達は別れた。
エマが去った後───。
「いかがでしたか。あのお方は」
「…悪くない。あそこまで早く懐かせる事が出来たんだ。信頼関係はすぐに出来るだろう」
馬小屋の飼育員が恭しく青年の前に佇み、ニコリと笑う。
「それはそれは。…しかし、本当に良いのですか。私には彼女に成し遂げられるとは思えません。いくら団長の課題だからと言って…」
「おいおい、お前は俺の指導が下手だと言うのか?」
青年の言葉に飼育員は首をゆるゆると振る。その顔は楽しそうに笑っている。
「ふふふ、いえいえそんな。滅相も無い。私はただ、貴方様の身を案じているだけです。チャンスは、一度きりしか無いのでしょう?」
「ああ。…でも、必ず成し遂げる。……俺はアイツを信じてる」
青年はエマが去った方向を真っ直ぐ見ながらそう告げる。
そんな青年の様子に飼育員はやれやれと溜息を吐いて、恭しく礼をした。
「左様でございますか。では、私は成り行きをこれからも見守るとしましょうかね」
「ああ、引き続き頼んだぞ」
「はい。お任せ下さい」
誰もいない馬小屋に二人の声だけが、その場に響いた。
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